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Posted by ブクログ
いざという時のために取っておいた秘蔵の一冊。鈴鹿の山々を満たす清涼な空気、沢のせせらぎ、秋草の彩り。冬の間、長らく恋しく思っていた自然が目の前に広がった。
番犬ゴローが行方不明となり、わずかな手がかりをもとに最後に目撃された山へと分け入る綿貫。前作の『家守綺譚』では妖や霊、人がひっきりなしに彼のもとを訪れたのに対して、本作では彼自身が赴く。河童、天狗、赤竜に、イワナの夫婦。坊主に神主、村の人々。様々な存在とのささやかな邂逅がささくれだった心に沁みる…。最近寺社仏閣巡りにハマっているのもあり、あちこちと寄り道をする主人公に自分を重ねながら読んだ。辛い現実からしばし目を逸らさせてくれたかと思いきや、今後の顛末を思うと少しばかり苦い思いが残る。いずれにせよ一文一文に癒されたことは確か。辛いと思った時は何度でも読み返すだろう。
Posted by ブクログ
読み終わりたくなかったけど読み終わっちまった!2025年の100冊目に相応しい作品だった!!
家守奇譚からの村田エフェンディ滞土録からの…冬虫夏草!!!最高のシリーズだった。
夏目友人帳とか好きな人本当に読んでほしい…
この作品を紹介するならまず家守奇譚を読んでほしいのであえて紹介はしないんだけどとにかく最高だった、本当に心の底からずっとずっと読んでいたかった。
特に桔梗と寒菊が好きだったな、どっちも泣いたし、主人公である綿貫を私はすでにめちゃ信頼してるんだけどそれをさらに強固にさせてくれる感じ、非常に好きだわ〜。
あーー、最高だったなー。このシリーズの3冊はいつでも読めるように買う!!家にあってほしい!
今年の100冊目でした、ありがとう!!!!
Posted by ブクログ
大好きな家守綺譚の続編。相変わらず読んでいてずっとこの世界にいたい読み終わりたくないという気持ちになる。
明治時代が舞台のこの作品、ファンタジックとか幻想的という感じではなく、解説にもあったが科学的ではない出来事があくまで普通の世界として淡々と語られていくところが不思議と心地良い。これを読むと科学の常識で縛られた世界って安心するようで窮屈で居心地が悪かったんだなと思えてくる。
綿貫、高堂、南川、犬のゴロー、河童の少年、、、
綿貫と友人たちの会話がなんとも好き。みんなそれぞれいいキャラ。淡々とした中にそこはかとなく漂う綿貫の高堂へのなんとも言えない感情が良い。ゴローは相変わらず素晴らしい犬でたまにしか出てこないのに愛おしいし、河童の少年はすごい達観しててじわじわくる。生き物たちがその辺の人間よりしっかりしてるのが面白い。
マツムシソウの話も、主人公が戦国時代の武将に思いを馳せる滝の話もしみじみと良い。
これから何度読んでも楽しめる作品だと思った。
家族中に家守綺譚も含めて勧めまくっているけどまだ誰も読んでくれない。。。
私の中ではこれ読まないなんて人生損してると言っても過言ではないほど大好きな世界
ゴローみたいな犬飼いたい
他の方の感想を見ていたら、主人公が旅しいつの日か水の底に沈むことになると作中で言われたこの物語の舞台が今はダムになっていると知って、前作よりメッセージ性を強く感じたのは現実とリンクしているストーリーだったからなのだと衝撃でもあり切なくもあるし改めて尊い作品だと思った
梨木香歩さんの文章と世界観、ユーモアのセンスは本当に素晴らしくて読み進めるたびに感銘を受ける。何をとっても抜かりがない作品
アニメで例えるなら夏目友人帳よりも静かで雰囲気があり蟲師っぽくもあるけどあの作品みたいな暗さとか悲しみみたいのはない。
好きすぎて長くてまったく纏まりのない感想になった
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小説・文芸
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