冬虫夏草(新潮文庫)

冬虫夏草(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。姿を消した忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山中へ旅に出た彼は、道道で印象深い邂逅を経験する。河童の少年。秋の花実。異郷から来た老女。天狗。お産で命を落とした若妻。荘厳な滝。赤竜の化身。宿を営むイワナの夫婦。人間と精たちとがともに暮らす清澄な山で、果たして再びゴローに会えるのか。『家守綺譚』の主人公による、ささやかで豊饒な冒険譚。

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冬虫夏草(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『家守綺譚』続編。
    姉妹編の『村田エフェンディ滞土録』から思いがけずはじまった梨木香歩一気読みターン、最高の夏休みでした。

    今作の綿貫くんはゴローを探して旅をします。
    旅の過程でもやっぱりたくさん不思議なことに出会うんだけど、それをすんなり受け入れて進んでいく綿貫、本当に良い奴で気持ちが良い。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    大好きな家守綺譚の続編。相変わらず読んでいてずっとこの世界にいたい読み終わりたくないという気持ちになる。
    明治時代が舞台のこの作品、ファンタジックとか幻想的という感じではなく、解説にもあったが科学的ではない出来事があくまで普通の世界として淡々と語られていくところが不思議と心地良い。これを読むと科学の

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    人それぞれ、見えているものや見えている景色が違うのは当然のことなんだけど、それを改めて実感する。そういう作品だと感じました。

    どこか不思議な感覚になりました。

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    家守綺譚の主人公が犬を探しに旅に出る。
    怪異といえばそうだけどもっと優しい不思議な話。
    各話タイトルの植物も知らないものが多い。

    ゴローが尻尾振って駆けてくるだけで目頭が熱くなる(多分満面の笑み

    0
    2024年11月19日

    Posted by ブクログ

    前作『家守綺譚』を読んでからというもの、すっかりこの世界観の虜になってしまった。あっという間に読み終わってしまい、さみしい気持ちで本屋の梨木香歩のコーナーをふらふらと見ていたら、この『冬虫夏草』が続編だということが判明したので、嬉々として手に入れて読んだ。やっぱり好きだなあ。ふらっと現れる高堂と主人

    0
    2024年04月12日

    Posted by ブクログ

    『家守綺譚』を読み終えてから、だいぶ経ってしまった。
    それでも、この世界観にホッとする。
    何も起きないのだが…いや、起こるは起こるのだが、季節や動植物の精霊に関してはまるで起きて当たり前のような語り口。(前作も同様)
    たとえば狸が化けて法話を行ったり。
    ムジナが毘沙門祭りに現れたり。
    イワナの夫婦が

    0
    2023年11月08日

    Posted by ブクログ

    「家守綺譚」シリーズの2作目。前作では主人公綿貫の住む「家」が中心のお話だったが、本作では旅先での出来事が描かれる。

    愛犬ゴローと「イワナの宿」を探して、愛知川を上っていく歩き旅である。途中で出会う人々とその生活、自然、そして妖怪の類。前作にも増して不思議なことだらけだが、綿貫も地元の人も、さして

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    「家守奇譚」の続編。
    ページを開くと、相変わらずゆったりとした空気が流れていて、心が落ち着く。
    愛犬ゴローが失踪し、友人である菌類の研究者の南川に教えられ、綿貫は鈴鹿を探索することに。
    生駒、鈴鹿、若狭、敦賀など馴染みのある地名が出てきて、想像をかき立てられる。
    広々とのどかな風景や、山里の人々の生

    0
    2021年12月05日

    Posted by ブクログ

    「家守奇譚」の続編。
    今回は、ゴローを探す旅の物語。

    個人的には、
    身の回りの生活に「あるかもしれない」と思える
    風流が豊かに描かれた前編の方が好みだったかな。

    とはいっても、
    本編は、一冊の中での伏線回収が素晴らしく、
    期待を裏切らず面白かった!

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    ゆっくりと読めてよかった
    世界観が非常に良い
    私もこんな世界でのびのびと生活したいなぁ

    でも最後の方は飛ばし飛ばし読んで終わってしまったから、また再読したい

    0
    2025年03月13日

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