小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
0歳から99歳までの100年間。1歳につき1ページ。人それぞれ人生のスピードは違うけれど、自分の歩みと重なる瞬間があり、胸がいっぱいになってポロポロと涙がこぼれました。
歳を重ねる豊かさと同時に、避けては通れない「老い」を受け入れる切なさも描かれていて、胸に迫るものがあります。
終盤の「人生で何を学んだのだろう?」という問いかけに、今の私はまだ答えられません。でも、だからこそ「やりたいことをやって、精一杯生きよう」と強く思えました。
自分の現在地を確かめたくなった時、人生の節目など、時折答え合わせをするように読み返したい大切な一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「つまらない仕事」というのは世の中にごまんとあるなと思う。つまらないという感情は慣れから来ると思っている。仕事がつまらないなと感じるのは、私が慣れた仕事しかしてないからかもしれないが、その仕事に慣れた人でないと採用してもらえないし、そういう仕事に就かないと金銭的報酬も小さくなってしまうからしょうがない。
ということで、私はとてもタイタンに共感している。
話は変わって、1つの疑問が生まれた。こういう社会において、優越感とか、嫉妬とか、そういう感情はどこに行ってしまうのかと思う。完璧に平等な社会で、「人と比べて自分はどうなのか」という不安は解消されるのだろうか。
ちょっと考えていきたいと思う -
Posted by ブクログ
『サンダカン八番娼館』の山崎豊子にも大きな影響を与えた本。作者が谷川雁などと一緒に活動していたのは知らなかった。それはさておき、何故、からゆきさんは天草、島原に多かったのか。その理由を歴史的背景から、土地の貧困さ、農村・漁村の貧しさという経済的側面、また鎖国時代に唯一海外に窓を開いていた長崎の近くという地理的理由など、なるほどと思わせる考察が沢山あった。また、国から捨てられたからゆきさんの海外での行動範囲には舌を巻いた。幕末の頃から多数の芸妓が勤王の志士を支援するしたが、明治になって大陸浪人が活動するようになったら、今度はからゆきさん達が支援していたなど知らない歴史もあった。
しかしこの本の -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな湊先生なので絶対の自信を持って前情報もなく着手。やはり面白い。特に今作は「ノルウェイの森」が物語の大きな鍵になっていて、村上春樹も好きな私には二度美味しい作品。また、緑と赤の対比が随所で大きな役割を果たしていて脳内でのカラー再生が鮮やか。さらに装丁が憎い!「ノルウェイの森(下)」と並べて想いに耽りたくなります。全体的にノルウェイオマージュが強くて、霧掛かった森に誘われるようで…終始悶絶でした。
邦彦のことは好きになれないけど上下巻論は興味深かったな。そして温かいオムちらしをいつか食べてみたい。
追伸:読み終わって初めて今ふとあらすじを見たら、これ「介護ミステリ」なんですね!?そうは思わ
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