ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 死にがいを求めて生きているの

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    「きっと、生きる理由なんてなくても、世界は繋がってしまっているのだから、生きる理由をどこかで背負っている。だから無理に生きる目的を作る必要なんてない。」
    物語を通してこれが1番伝えたいことなんだろうなと私は思った。それと同時に、人間は有限という時間の中で他者よりも何かを成し遂げたいと思っていて、自分の人生に何かしらの意味があると思いたいがゆえに、生きる目的・意味という虚像を作り上げてしまう、否、作り上げずにはいられないのだろうなとも思った。

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    2026年09月20日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    恍惚の人のところでぼろぼろ泣いてしまった、家族の老いにとことん付き合う勇気がもてた。高橋源一郎も最後の最後まで書く人であるんだろうな

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    2026年09月20日
  • 人間失格

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    斜陽の方が僕にはしみた
    人は全員優勝ではないし同じ人間でもない
    あの立派な人も僕と同じ人間だなんて言うのは卑屈という考えが新鮮だった。優れた人を自分と同じ土俵に引きづり下ろしてるんだけだという理屈らしい
    しかし太宰治の帰郷を読んでからその考え方は醜いと感じた
    都会の喧騒が人を醜くする(人に寄るのかな?いや寄らないよな)、地元の家族はいつまでも上品な(穏やか、愛を持ってるという意味で)生き方をしていると思う

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    2026年09月20日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    初めて読んだ太宰治の作品
    人生に絶望している(二浪がかかっている)時期に読み、自己否定・生きながらえている自分への葛藤など、衝撃を受けた

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    2026年09月20日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    最初はちょっとずつ読んでた。
    ところが後半になるにつれ引き込まれ具合が加速度的に上がり一気読み。
    対談も色褪せずうんうん頷くことばかり。
    この本を読んだ先人の仲間入りできたことが嬉しくなった。

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    2026年09月20日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    大学2年生の時に読んだ
    中学卒業以来久しぶりの読書だった
    旅(好奇心のままに生きること、全くの他人と一期一会の出逢いを楽しむこと)を学んだ
    大学3年生になる春休みに青春18切符による一人旅でそれを実行できたのが良かった
    (同じ大学の文学部国文科の人と帰りの電車で隣同士になった、その人も青春18切符で1人旅してた)
    旅、ひいては人生に対する考え方の変遷(?)には深みを感じたが、共感もあればそうでない部分も
    作者の好奇心の摩耗ゆえかな?
    ただ、作者が旅を延長する部分などは確かに心が動いた記憶がある
    コラムの井上陽水との会談で、「欠落がありながら社会生活を営めている人は面白い、欠落を補う長所があるからだ」という言葉は目から鱗だった
    それを僕は何かを欠落しているかな?そしてそれを補う何かを僕は持ってるのかな?

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    2026年09月20日
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)

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    長編シリーズものだし、2週間ぐらいで上下巻読めたら良いかな〜と思っていたのもつかの間、気づけば2日で上下巻を読破していました。
    上巻で何度も心折られ、読み進めるのを諦めそうになったのが嘘みたいに、小気味よいテンポで話が進む。

    上巻で主人公も私も同じように抱えていた疑問がスルスルと紐解かれていくのがとても心地よく、あっという間に読み終えてしまいました。
    上巻では何も分からないまま異世界に放り込まれた陽子と一緒に途方に暮れ、下巻では陽子がこの世界を知っていくのと一緒に、読み手である私も少しずつ十二国の世界を理解していく。上下巻を通して、主人公と一緒にこの世界に馴染んでいくような読書体験だったように思います。

    「ネズミが出るまで諦めないで」と書かれた感想を信じて良かった。
    他人を信じることができなくなっていた陽子に、ごく当たり前のように善意を差し出してくれる楽俊があまりにも素敵で、彼のセリフに何度も泣かされました。

    上巻であんなにウジウジメソメソしていた主人公が、少しずつ自分で考え、自分で選び、どんどん格好よくなっていく姿もとても良かったです。

    「聞いたことのない単語を覚えることが困難」「文字情報から情景を思い浮かべることができない」という自分の特性上、ファンタジーはすごく苦手だったのですが、そんなことはどうでもいいと思えるほど、物語が素晴らしかったです。

    上巻を読んでいる間は、このシリーズをこの先も読めるのかと不安に思っていたはずなのに、読み終えた頃には、もっとこの世界を知りたいと思っていました。

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    2026年09月20日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    言葉の力を信じているひとが、最後は谷川俊太郎の「言葉は疑うに値する」のエピソードを書いて終わる。

    「ホスト万葉集」と「歌集 滑走路」を買うか。

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    2026年09月20日
  • 星を編む

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    儚くて綺麗でとても美しい物語。
    すごくいい作品と出会えてよかった。
    この人の作品はBLも含めいろいろ読んだけど
    星を編むが1番好きです!

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    2026年09月20日
  • 晴れの日の木馬たち

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    星20個つけたいぐらい。
    今年のベストかも?
    冒頭から惹き込まれ、2ページに1回くらいは激しく心が動かされた。
     瑞々しい描写。溢れるように浮かんでくる情景。
    素晴らしかったです!

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    2026年09月20日
  • 殺し屋の営業術

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    経験をもとに、更に進化していく姿に圧倒された。道中では躓きがいくつもあったが、それを超えていく力が凄い。それと同時に限りない黒に近いグレーだったものが綺麗な黒に染まっていくところに怖さを感じた。

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    2026年09月20日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    異なる考えや言葉をもつ他者と対話することの大切さ、想像することの大切さ、文学の大切さをあらためて学ぶことができた。
    書いてあることが素晴らしく、手元に置いておきたい一冊。
    ロシア文学を読みたくなり、ドストエフスキーの短編を古本で買った。

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    2026年09月20日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

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    1作目とは異なり、十二国の桃源郷である蓬山が舞台の中心。よりファンタジー色を強める世界観と、王と麒麟の関係性にさらに引き込まれる。

    主人公の泰麒は物語の中でほぼ成長しない。
    折伏と転変の場面を除きずっと自分に自信がなく、あるべき自分に悩み、誰かに甘え、最後までほぼそれは変わらない。スタート地点は同じでも物語の中で覚悟を決めていった前作の主人公・陽子とは異なる。
    ただ、こちらの泰麒の方がより現実的で共感できる主人公なはず。周りと馴染めない、自分の存在に悩む、そんな不甲斐なさを日常生活で感じることもある。彼の姿に自分を重ね、子供の設定も相まって、頑張れと応援したくなる。

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    2026年09月20日
  • 月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)

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    生まれた年よりも古いライトノベルを読むのは不思議な感覚。ファンタジー好きを自称しながらも、シリーズ長編ものということで敬遠してた十二国記シリーズ。
    シリーズ1作目の本作を上下巻を読み終わって、もっと早く読んでおけば!と後悔。高校生の頃に読んでいたらどハマりしていただろうなぁ。

    主人公の陽子が、普通の女子高生から一国の王として自立していく物語。序盤は物分かりが悪い平凡な女子高生の振る舞いにイライラするけども、裏切りや迷いを乗り越えて覚悟を決めていく。その成長と明るいを未来を予感させる結びで爽快な読後感が残る。

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    2026年09月20日
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)

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    全体の感想は上巻に。
    ファンタジーとしての設定、作り込みにとても引き込まれる。これからの展開が楽しみでならない。

    もう10年以上も読んでいない上橋菜穂子著の守り人シリーズも読み返したくなった。

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    2026年09月20日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    小学生の時に読んだ
    受け付けない人もいるように感じる。そもそもこの作品を受け付けない人は森見登美彦を受け付けないのかも。だけど実際、森見登美彦でも特にこの作品はどっぷりと感性の照準を森見登美彦に合わせてお風呂に潜り込むような(息が詰まる)感覚で読むべきだと思う。そして一気に読み切ってしまう。そしたらこの作品は甘酸っぱいお酒のように味わえると思う
    当時の僕も夢見心地で一心不乱に読んだ記憶がある。

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    2026年09月20日
  • ファーストラヴ

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    全ての出来事にはちゃんと理由があって、突き放さずに理解しようとしてもらえるのってありがたいな。
    でも生まれ育った環境が全員同じではないから理解できないことがあるのは当たり前で、理解できない自分をダメと思わず受け入れられるようになると生きやすくなるんだなと感じた。

    ほんで我聞さんの包容力たまらん。包まれて〜!

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    2026年09月20日
  • なんかいやな感じ

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    そういえば、そういう出来事があったな~とか、確かにそんな失言をした政治家もいたなとか、思い出されることもあり、自分はその時どう考えていたかな?今はどう感じるかな?と考えながら読み進めました。
    著者の解釈の仕方は、かなり斜め方向から見ている点もあり、同意しずらい点もそれなりにありましたが、まあそういう考え方もありますし、否定をする程のものでもなく。。。と、自分とは違う考え方ってことで。。。って感じですかね。人の視点はひとそれぞれなのでとしか言いようがないので、必要以上に追及はしない方が幸せかなぁとw

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    2026年09月20日
  • 本が読めない33歳が国語の教科書を読む やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子

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    オモコロの記事からきたので2回目の『山月記』ですが……やはり心に来ますね
    高校時代では味わえなかった感動を、かまみくのお二人と一緒に味わえるのが嬉しい

    また、「『枕草子』も読むの!?」とちょっとびっくり

    全体的に満足度の高い、楽しい読書体験になりました!

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    2026年09月20日
  • 命取りのエピソード

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    ここ最近の作品の中でも頭ひとつ抜けて面白い。

    謎多きホーソンの身元に迫る展開には終始ワクワクさせられた。さらに、ホーソンに対するアンソニーのどこか一方通行な想いや絶妙な距離感も魅力的で、二人の掛け合いに引き込まれる。

    著者お得意の映画界を舞台にした描写は臨場感たっぷりで、情景が鮮やかに浮かび上がる。『メインテーマは殺人』など過去作のモチーフも効果的に効いており、シリーズを追ってきた読者にはたまらないご褒美感がある。
    事件の真相は意外性に満ちていながらも納得感が高く、ミステリとしての完成度も抜群。

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    2026年09月20日