小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「誰か、先生にとって邪魔な人間はいませんか?」
「え?」
「ぼくに、その人を殺させてくれませんか?」
「答えは出た?」
「はい。『美しい』は、自分より上位のものに向けられる気持ちなんだと気づきました」
「上位?」
「そうです。芸術作品も、大自然も、動物も、ぼくたちより強いものだと思うんです。自分では届かないもの、かなわないもの。ひれ伏す感じ、というか」
「たしかに、神様に向かって『かわいい』とは言わないかもね」
「神は『美しい」ですよね。だって、ぼくらの生殺与奪を握っているから。だったら『かわいい』は、自分より下位なんじゃないかって思うんです。自分の支配下にあって、自分には害がなくて、その気 -
Posted by ブクログ
犯罪者か、そうでないか、は意外と紙一重な気がする。けれど、多くの人はそれに気づかず、自分とは違う人、違う世界の人、と見てしまう。車で事故を起こしたり、法を守ろうと思っていてもある日突然犯罪者となってしまうこともある。でも世間様は一緒くたに犯罪者として自分を見る。犯罪者は一生罪を犯そうとしている人種ではなく、理由なく、誰でも彼でも傷つけようとする人たちではない。でも自分とは違うと思っているから、何をされるかわからない、と怯えてしまう。ああならないように、という反面教師にはいいかもしれないが、一旦そっちに行ってしまった人が、また生活をしようとするのにはものすごいハードルになってしまう。この本の前に
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Posted by ブクログ
【ママ評価】★★★★★
水辺の生き物にとって水がどれほど大切かということがわかる。
「水は宝。命の元」という文が子どもでも読みやすいようにサラッと描かれているけど、その重みはちゃんとあるし、水がないと大変ということは子どもにちゃんと伝わると思う。
そして水辺の生き物の中でも弱肉強食があるけど、水がなくなってしまったら皆おなじ仲間というのも考えさせられる。
同じ敵ができたら仲間、みたいな。
でもそんな深いことは子どもにはわからなくても、ストーリー自体が面白く、展開をわくわくしながら読み進められる。
教育的すぎず大切なテーマを教えてくれる絵本。
【息子評価】★★★★
ストーリーを楽しめるようにな -
Posted by ブクログ
ネタバレ…いやあ〜、なるほど。
恐れ入った。w
ちょうど去年のこの時期、『火車/宮部みゆき著』を読んでいたと思うけど、なんかそれっぽい重めのミステリーかなあ、というのが最初の印象。
読み進めていくと、話が過去に行ったり現在に戻ったり、それに伴って登場人物が変わるし増えるし…、この人たちがどう繋がって来るのかと、途中から整理がつかなくなってきたが、終盤でそれが集約された時、アハ体験をしたような感覚を覚えた。w
いや、うまいこと読者の先入観を利用させられたなあw。
これは映像化は難しいだろうなあ。『文章』だからこそのトリックかも知れない。
序盤と終盤で、登場人物たち(主人公の将虎)が見ていた視点が自分た
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