ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    冒頭から買うジャンルを間違えたかと思って少し焦った恋愛系?ミステリ

    先入観からくる叙述トリックに綺麗にはまり、気持ちの良い読書体験だった。

    実際、ところどころ「古臭い思想だな」と違和感はあった。

    にも関わらず騙されたのは、発行から時間が経っての初読だったことと、男性作家の作品は自分からすると思想、とくに男女観がちょっとどうかしている...感じることが多いため、その類だと思い込んでいたから。

    少し前の作品だけど、今出会ったからこその良さがあったかもしれない。

    令和の今でも、昭和の価値観が残る小説は(減ったとはいえ)まだ新刊で出ているが、思想の自由や表現の自由は保障されるべきものだから、

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    2026年08月08日
  • 対岸の彼女

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    結婚して分かったことだが 妻と僕とはそれぞれ生まれ育った環境も生活習慣・様式、そして物の言い方=表現のしかた、捉え方も違う。言うなれば 文化・習俗習慣・言語、なにひとつ共有しない「異民族」なのだった。この数十年 僕ら夫婦の歩みはすなわち異民族どうしの邂逅と 民族紛争、そして融和=和解という激動の歴史であった。夫婦でさえもこんな有様だ。人は誰かと仲良くなるとうれしくて ついつい 自分たちは多くの価値観を共有していると思い込みがちだ。けれどある日ある時 その違いに気づいて 戸惑い傷つき悩み苦しむことにもなる。本当の人間関係はそこから始まるのだ。「あれ?なんかちがう」のその先をどう歩むか、どう生きる

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    2026年08月08日
  • TUGUMI 新版

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    夏になると読みたくなる一冊。
    始まり方も好き。
    これを読んでると海辺の街に小旅行へ来ている気持ちになれる特別な一冊。

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    2026年08月08日
  • 本所おけら長屋(二十)

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    硫黄島の上映会行く なんだこれ 栗林中将が害悪じゃないか あいつのせいで死んでいった日本人 自分は自殺 ふざけんじゃねえって、時間を引き延ばす為だけの為に 5ヶ月後敗戦なのに 何故降伏しないんだ。
    ゴール ハーランドみたいに豪快。山口恵以子さん畠山健二さんトークショウから読み始めて 万松面白かったって

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    2026年08月08日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    物語の中心にいるのは、未来を知り、人間の言葉を話すカカシの優午だ。未来が見えるはずの優午は、なぜ殺されなければならなかったのか。そして、未来を知っていながら、なぜそれを人々に伝えなかったのか。

    カカシの死の謎だけでなく、島に足りないもの、住民たちの不可解な行動など、一見するとばらばらに見える要素が、物語が進むにつれて一つの結末へと向かっていく。伊坂さん特有の気の利いた会話やテンポのいい語り口によって、伏線や物語のパーツが自然に散りばめられている。そして最後には、それらがぴたりとはまっていく。この感覚がとても気持ちよかった。

    特に印象に残ったのはラストシーンだ。優午が本当に聞きたかったものを

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    2026年08月08日
  • 夏を喪くす

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    さらっとした読み心地だが、どれもそれぞれの女性の、微妙な心の揺れから覚悟までの心理描写が素晴らしかったと思う
    そしておそらく次の一歩へ踏み出すであろう余韻のある終わり方が好みだった

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    2026年08月08日
  • 告白

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    ネタバレ

    正直、読後感スッキリでした。
    4歳の娘を亡くした理由がくだらなくて、森口先生の気持ちを考えるとやりきれないですが…。

    少年2人の動機がくだらなすぎて、読んでいて厨二病か?と恥ずかしい気持ちになる場面が多々ありました。
    少年2人が壊れていくにつれ、胸がすく思いで読んでしまいました。

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    2026年08月08日
  • ヘヴン

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    作中で 「なぜ傍観するのか?」という切実な問いかけに対して 淡々と そして非情に語られる「無関心の理由 無関心でいることの正当性」は 一見 荒唐無稽で支離滅裂であるように感じられ、不快感を煽られるが、よくよく考えてみれば そこで語られるのは 彼らを取り巻く大人の社会 =私たちの生きる現実社会において 有形無形の暴力がはびこる理由、そして それらの暴力が糾弾されず むしろ容認され続ける理由にも聞こえてくる。そこに おぞましさがある。ハッピーエンドとはならず決して 後味のいい小説と言えないが 心にずっしりと残る、そしてそのずっしりをいつまでも留めておきたいと感じる作品。

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    2026年08月08日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―(新潮文庫)

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    え~、そうなの!?って、読み終わった方は思うのでは。読み始め、登場人物が多く、おまけにカタカナの人が多い。これはちょっとと思いましたが、謎解きが多重になっていて、頭は使いましたが、面白かったです。はらわた、読み返したくなりました。

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    2026年08月08日
  • 処刑館殺人事件

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    しっかりと作られた構成が見事で、最後まで楽しんで読めた。
    小説家たちのキャラクターがしっかりしていて、それも魅力的だった。

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    2026年08月08日
  • 彼女は頭が悪いから

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    社会で起こるいろんな出来事に対して 僕は僕なりに 心を動かされ ときには 違和感や憤りや絶望を感じたりもするけれど、残念ながら僕にはそれを言葉で人に伝える力量っていうかスキルが絶対的に欠けている。だからこういう作品を読むと、まずは 「僕が もやもや思っていて言葉に出来ずにいたことを よくぞ書いて下さいました。ありがとうございました」と作者にお礼を言いたい気持ちになる。僕がこの小説に出てくる登場人物から感じるのは ある種の ほとんど物悲しいまでの 軽薄さ である。自分は 学歴もスキルもない人間で、社会の底辺をこれからも甘受しようと思うが 自分の頭でものを考え 自分の心で人と向き合っていきたい。

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    2026年08月08日
  • 怖い客

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    意味が分かると怖い話。
    何も分からないまま読み進めていくのもゾクゾクしますし、夏に持ってこいの怖さがあります。

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    2026年08月08日
  • 白夜行

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    未読の私へ
    人生でいちばんの本です。
    読んで後悔しません、スラスラ読めるので分厚いことにビビりすぎないでください!
    既読の私より

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    2026年08月08日
  • ハピネス

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    誰とでも 対等な関係で接し、誰に対しても先入観を持つことなくフェアに付き合いたい、と思っているけれど、どこへ行っても 派閥みたいなグループが存在し、その中で周りに合わせるように立ち回らないと 結局 浮き上がり、孤立する。「対等」だの「フェア」だのというのは ほどほどにしとかないと 大変なことになるのだ。さて。都市生活における息の詰まるような人間関係の困難さが描かれ、ゆえにある意味 怖い小説である。けれど、どうしてだろ?僕はこの小説に出てくる全ての タワマンママが 人として好きである。一方、共感できるかと言われると 登場人物で共感できる人物は一人もいない。共感はできないけれど 好き、という距離感

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    2026年08月08日
  • AX アックス

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    ネタバレ

    大学時代のゼミの教授を彷彿とさせる主人公。
    殺し屋であり、人の心に解像度が低いながらも、一般的な家庭を保とうと、妻や息子に取り繕おうとする一面に、不器用は健気さを感じた。
    妻や子供に憎まれ口を叩かれながらも、良い父であろうと奮闘する姿が面白かった。

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    2026年08月08日
  • 踊りつかれて

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    読み応えあった。
    SNSは見るだけで、一切自分発信はしていない。
    限られた文字数の中で、真実や伝えたいことが伝わらない、伝えられないとも思うし、責任も持てない。
    でもそれは普段自分が発する言葉も同じであって、言葉の与える影響は、SNSだけに限らないとも思う。

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    2026年08月08日
  • スター

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    映像を撮る上での考え方も、卒業後の進路も真逆な2人の主人公をはじめとして、様々な対比が出てくる作品だった。

    私も趣味ではあるが作品を生み出している。作り手として何を大切にしていくのか、時代の流れや変化にどう対応していくのか、反対に何を切り捨てていくのか…を常に考えさせられた。
    私の幼い頃は皆同じ番組を見ていて学校では前日の番組の内容でよく盛り上がったが、今はYouTubeなどの配信サービスも増え、地上波をそもそも見ない人も多い。好きな歌手や有名人を挙げても名前すら相手が知らないことも当たり前になった。どちらも20年前には考えられなかったが、そんな今だからこそ読みたい、深みのある1冊だった。

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    2026年08月08日
  • 旅の短篇集 秋冬

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    同名の『春夏』同様、見開き1ページで完結する、クスッと笑える短編集。今回も現実にはない不思議なモノや世界が登場し、気軽に楽しめました。

    お気に入りは「ドラキュラの性質」「思い出の木の実」「うみが真水になる日」「隣りあわせた男」「芸術の病」「二億円の定期預金」。

    夏の家族旅行で、新幹線の移動中に読んでいたこともあり、短い物語を楽しみながら旅をする感覚と相性がよく、より印象に残った一冊でした。

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    2026年08月08日
  • 空き家と移住

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    田舎への移住の理想と現実。とてもよく描かれていて一気読みしてしまいました。都会の良さと田舎の良さありますね。ここまで人の事を詮索して、他人がいろんな事を知っているというのは極端だと思うけど、田舎あるあるですよね。それでも移住して来た人が住み続ける理由もある。田舎の人もこれを読んで意識改革してくれたらもっとお互いに住みやすくなるなと思います。
    それから田舎がどういう所か知った上で住む選択した望美がとても頼もしかったです。こういうは人が街を変えて行くんだろうなと思います。

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    2026年08月08日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    ごはんや家族に関する描写が「まさに瀬尾まいこさん」と思う作品でした。
    何かを食べて「あ〜美味しい、幸せ」と思う瞬間、あります!こんな時間を持つことが日々を生きる上で大切だよなぁとこの本を読んで改めて実感です。

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    2026年08月08日