あらすじ
社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけを掃除する汚部屋主婦……。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら手助けをしていく。この本を読んだら、きっとあなたも部屋を片づけたくなる!
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Posted by ブクログ
面白かった!生活と今の心情と周りの状況が重なっているんだなぁと感じました。自分の家の整理だけでなく年老いた両親との片付けのやりとり。。「もしかしたら使うでしょ、みんなが集まったら。。。」とこの会話にイラッときていましたが、両親の思いを理解し人生の整理が必要なんだと、とても考えさせられたお話でした。
Posted by ブクログ
読み終わった後、家を無性に掃除したくなりました。
部屋の中に現れるその人の人生を、綺麗に整えてくれる作品で、主人公の気持ちに沿って読むことが出来ました。
とにかく自分の家に必要なものや不必要なものはなんだろうと考え、全くきていない服や、使っていない機器は、まとめて捨てました。
気持ちと部屋を整理したい方は、おすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
汚部屋だった時がある。
仕事が上手くいかない上、先輩に「いじめ」
そんなこともわからないの、やる気あるのなど後は無視された。
そんな時部屋は汚れる。
たまたま一緒だった上司が霊感が強くて、私の部屋が汚部屋じゃないかって指摘された。家に来た事ないのに!
その後、新しい部署に移動になっがハラスメントなどもあり、転職して今がある。
落ち着いて仕事ができるのは、心の安定になり、きれいにしようと思う心が生まれる。
そんなことを思い出しました。
Posted by ブクログ
「部屋の乱れは心の乱れ」ーこの言葉を思い出した。
私自身も、メンタルが落ち込んでいる時は部屋が乱れがち。そんなとき、一気に片付けると、心がスッと軽くなって、明るい気分になる。部屋と心は連動しているな、といつも実感する。
この本では、社内不倫に疲れた30代女性、妻に先立たれた老男、田舎の資産家女性、息子を事故で亡くした主婦...と様々な事情におかれた登場人物のもとに、片付け屋の十萬里さんが現れる。
「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」と考えている十萬里さんは、登場人物の部屋だけでなく、心まで片付けていく。
十萬里さんの良いところは、お客に言うべきとをきっちり言うところ。お客様だからとご機嫌取りはせず、その人のためになることは遠慮しない。
これこそ、本当の優しさではないだろうか。
「もしも明日が人生最後のゴミの日だとしたら、どうするか?」ーこの問い、忘れないようにしたい。
十萬里さんが実在していたら良いのになぁ!
Posted by ブクログ
年末に片付けも思うように進まない上に、日常にある焦燥感を抱えている時に、ふと思いつき手に取りました。
初読みの作家さん
連作短編集
片付け屋の十萬里さんが、部屋が散らかる原因を突き止めて、部屋だけでなく、その人の生き方も抱えている問題も解決していく。
十萬里さんの指摘が私自身が抱えていたモヤモヤしたものを吹き飛ばしてくれて、読んだ後、清々しくなりました。
ケース1の片付けが興味深かった
目を閉じて思い浮かんだ部屋が自分が望む部屋。
明日人生最後のゴミ捨ての日だったら?
人生最後のゴミ捨ての日だったら、私はどれだけ捨てるだろう
私も十萬里さんに片付けを指南してほしい。チェックシートが面白かった。私ならどう書くだろう。
一方で、ケース4は考えさせられる。
解決しない、一生ならない苦しみ
その感情を抱える人に向き合う十萬里さんの姿はカッコよかった。
どうしても慰めようとしたり、理解あるふりをしてしまう。そうではなく聞くこと、受け入れること。
日常でも相手に対し知ったかぶりやわかっているふりで話してしまう。
真摯に向き合う強さを見習いたい。
Posted by ブクログ
片づけられないのはなぜ?
部屋を片づけられない人間は、心に問題がある。
「片づけ屋」大庭十萬里の導きで、主人公たちは自分自身を取り戻していく。
最近気分が落ち込むこともあり、より内容が心に刺さった。
この小説を今このタイミングで読めて良かったです。
Posted by ブクログ
十萬里という中年女性が、それぞれ問題を抱えた家の片付けをアドバイスする短編集(全4話)。
ちょうど祖母の遺品整理の真っ最中なので、共感できることが多く、とても面白かった。
どれだけ値打ちのあるものでも、使わなければただのゴミだし、誰も要らないのであれば思い切って捨ててしまうのが正解。
頭ではわかっていても、いざ捨てるとなるとどうしても躊躇してしまうんですよね…。
でも、読んでいて「捨てる罪悪感」から少し解放された気がして、しっかり片付けようと思えました。
最後は泣いた
温かい小説です。偽善でも押し付けでもなく自然体なので心にスッと入ってきます。日常どこにでもある風景のように思えますが、そこに必死で生きている人の人生を垣間見た気がしました。読んでよかったです。
Posted by ブクログ
何でも解決してくれるトマリさんでも、手こずる問題もあるんだな。
難しい問題だったけど、トマリさんは解決に導く。
トマリさん、素敵♡トマリファンになってしまった。
心の乱れは、生活乱れ、部屋の乱れ…全て繋がってる。
Posted by ブクログ
確かに食生活と部屋の整頓され具合ってものすごくメンタル影響するなあと、、。
自分を見つめ直してきちんとした生活送りたいなと思えた本でした。いらないものは捨てよう!
Posted by ブクログ
一気読みしてしまった。
4ケースの物語で、それぞれに背景が違ったけれど最後は綺麗に部屋も人生も片付いていく。
自分も来年には引っ越しの予定があり、時間があると断捨離やミニマリストのInstagramが気になり見てしまうがなかなか自宅は片付かない。本書を読んでいたら、人生の色々があれば私もきちんと片付けられるかも、なんて逃げのような言い訳を思い浮かべながら楽しく読み切りました。
本当にそろそろ真剣に片付けないと、、、(^^;;
Posted by ブクログ
部屋の乱れは心の乱れという言葉が表されてる。
人との繋がりや心の健康があって初めてものを捨てる力がつく。
不倫するOL、妻に先立たれた木魚屋の爺さん、大豪邸で暮らす夫人、子を失った母、、。ラストの章は母親3人で話してるところ涙が出た。
読みやすい。ものを捨ててスッキリさせたくなる一冊。
Posted by ブクログ
単純な汚部屋の片付けの話ではなく、セルフネグレクトがテーマなのかなと思いました。セルフネグレクト(自己放任)とは、自分自身の基本的な生活管理や健康管理を十分におこなえなくなっている状態のことです。年齢問わず誰にでも、ストレスや社会的孤立等により起こりうるものです。
私も、部屋の現状が、精神状態の現状と一致していることがよくあります。うまくいっていないときは、変に物を買ってしまい、それを片付ける気は起こらず部屋の片隅に積まれたまま、なんてことがよくあります。私の場合は波があるので、それをならせば平均的な部屋の片付け具合に収まるはずです。
それが、波ではなく、自分ではどうにもならない状態に陥ってしまった場合が、今作です。現実では、こんなにスイスイと改善がみられることはほぼないと思いますが、大庭さんのような存在はいたらいいなと思います。ただ片付けるだけでは、すぐに元の木阿弥です。『なぜ』から共に見つめてくれる、そんな存在が必要ですね。
Posted by ブクログ
転職活動でなかなか決断できなくて
でもちゃんと自分の気持ちを
整理して決断したくて
迷いに迷っている今、この本を
読み返しています。
「清算」を読み終えたばかりですが
自分も主人公みたいに最後は自分で決断して
前に進みたいと強く思いました。
Posted by ブクログ
断捨離や片付けが好きで興味を惹かれた本。
部屋は自身を映す鏡であり、過去執着型・現在回避型・未来不安型と様々な心の問題も片付けられない理由として見えてきていて、片付けられないあるあるに共感でした。
Posted by ブクログ
全4話の短編集。
途中のおじいちゃんやおばあちゃんの話で読むのが滞っちゃってたけど、さいごの話が良すぎて泣いてしまった。久しぶりに本読んで泣いたと思う。途中で読むの止めないで良かった。
Posted by ブクログ
「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」と考えている十萬里。片付けられない人たちをいろいろな面から解決していく様は気持ちよかった!
最後の「きれいすぎる部屋」で息子を事故で亡くしずっと死んだかのように生きていた母親に対し、共に同じ事故で子供を亡くした2人の親と会う機会を設けたのは素晴らしい。子供が亡くなることは親にとって何より辛く、悲しみはずっと癒えないことを実感した。どんな状況でも子どもたちには長生きしてほしい。この三人が気持ちを分かり合いしょっちゅう会うようになり、安心した。私も片付けしたくなった!
Posted by ブクログ
片付け屋の十萬里さんが、さまざまな事情で部屋を片付けられない人のもとを訪れ、ただ物を捨てるだけでなく、その人の心の問題にも寄り添いながら向き合っていく物語。
部屋の状態と心の状態は比例する」とよく言うけれど、読んでいて本当にその通りだなと感じました。
特に印象に残ったのは「豪商の館」のお話。
いつか使うかもしれないと思って捨てられなかったり、困ったときのためにと買い置きをたくさんしていたり、買って満足してそのままになっている物があったり…。
自分にも当てはまることが多くて、ハッとさせられた。
どんなに良い物でも、使わなければ結局は“ただの物”になってしまう。
思い切って手放す勇気を持ちたいと思いました。
部屋を片付けることは、自分の人生と向き合うことでもあると感じました。
本当に必要なものだけを残して、いらないものは手放して、空間も心もすっきりさせていきたいです。
Posted by ブクログ
どきどき、ふらっと本からやってくる事がある。
本書は職場の同僚から借りたのをキッカケに、読むことになった。
誰もが経験するかもしれない「片づけ」の物語たちは、とても人ごととは思えない。
自分では気付けない「片づけ」を教えてくれる一冊。
Posted by ブクログ
読みやすい構成だった
短編集とまではいかなあけれど、4つからなる。もし明日〜の文章はドキッとした。解説にもあったように、私も主人公に会いたいな。実際にはいない空想の人物だけど。読み終えたあとすがすがしいとても爽快感を感じるものだった。最近の読書のなかで1番良かった(*^^*)
Posted by ブクログ
片づけがなかなかできない自分に、何か変化をもたらしてくれることを期待して読みました。
結果、とても片づけがしたくなった(笑)
負の遺産を蓄積しながら生きるのはやめようと決意を新たに、まずは小まめにちょこちょこ掃除することを習慣に!
良い一年になりますように。
Posted by ブクログ
「捨てられない」ことには持ち主の心の有り様が反映されている。
まぁまぁよく言われていることではありますが、小説として読むと実感があります。
私もそろそろ本格的に持ち物減らしたい!と思いました。
匿名
読みやすくて面白かったです
読んでいる途中から、自分の抽斗も使っていない物で溢れてる!と思い、ためらう事なくバンバン捨てることができました^_^
スッキリしました。
Posted by ブクログ
片付け屋さんが、
片付けられない心理も含めて
片づけに向き合う物語。
短編4話入っている。
3話までは、
散らかった部屋や家で暮らす
片付けられる側の視点で描かれている。
最後の話だけは、
片付け屋さん目線。
過去の記憶も一緒に描かれる。
大切な人の死とどう向き合って
のちの人生を生きるかという
かなり重いテーマだった。
単純に散らかっているレベルを超えた
汚部屋となる場合、
そこまでいってしまうには
心理的な問題が潜んでいて
そこに興味を持っている片付け屋さん。
読んでいる自分にも
捨てられてないもの、
もう手放してもいいもの、
いろいろ浮かんできて
片付けたくなってきた。
Posted by ブクログ
久しぶりに垣谷美雨の作品読んだけど結構面白かったな〜
ただ整理をしていくだけではなく物を通してその人の人生も紐解いていくその過程がすごい自分にも引き寄せられた。
確かに家の物ってその人の人生や人生観、価値観、現在の様子などの情報があるんだなって思った。
裏面の解説にもあったように自分も整理をして自分について改めて物という視点から見つめ直したいなって思った。
Posted by ブクログ
今、心が病んでいて掃除ができません。
部屋は片付かずホコリだらけ。
なんとか解決方法は無いものかとてにとりました。
最後の話だけ刺さりました。心が病んでいるうちは片付けられないのでしょう。
片付けなければ心は治らないでしょう。
1歩踏み出してみなければ。いつか。
でも、今は無理。
Posted by ブクログ
2025.12.13
札幌遠征のJRで読むにはぴったりの軽さ、内容だった。4話それぞれの長さもちょうど良いし、あー、わかるわかるという感じ。
ちょっとご都合主義だけど、それを見越して読んでいるので問題ない。
垣谷さんの本、たまに読みたくなるのはテーマの選び方とタイトルが上手いからなんだよねきっと。
Posted by ブクログ
超身近なところだけをもとにした、まったく個人的な見解だけれども、片付けが苦手な人は「なにかを諦める」判断が苦手な人だと思っている。
人生では消極的な選択もたくさんあるんだけど、それを自ら選択したと思っていないケースも多いんじゃないかと、勝手に思っている。
たとえば、「転職しようと思ったけどしなかった」のは、「今の会社に残る」という選択をしているはずなんだけど、「転職という選択をしなかった」とだけ思っている、みたいな。
不本意だろうがなんだろうが、全部自分で選んだんだと、飲み込んで生きていくしかないじゃん、腹くくってさ、と思うんだけど、ついそれを口に出すと、「強いねぇ」と言われて終わったりする。
強い、というより、私はただ、延々と保留を積み重ねている状態が苦手なだけなんだけど。
とはいえ、なにかを判断するというのは、結構負荷がかかるもので、最近、実家の母がランチをなににするかみたいな些細なこともこっちに判断を投げてくるのもきっと判断が疲れるからなんだろうと思う。だから優しくできるわけでもなく、こっちに判断の労力押し付けてくるなという気持ちも湧いて出る。
見て見ぬふりをしたいところ、自分であきらめがつかないところを、どうにか整理していくには、片付けコンサルタントみたいなまったく外部からざっくり介入するのがよいんだろうなと思う。
介護だって、外の手を借りろって言うしね。
片付けの物語だけれども、こじれまくった関係性をどう整理するかという話。
そして、だれもが「ちゃんと判断してない」結果が、家の問題として表れている、という話。
どの話にもも、自分で気づくしかないよね、という示唆が散りばめられている。
まぁ、気づかせるための片付け屋・大庭十萬里のあえて無神経な図々しさみたいなところはあるけれども、それもひとつの荒療治。
4編の物語のうち2つは実家の片付けの話。物語のなかとはいえ、(親が)めっちゃ言いそう!絶対こういうのある!という感じで、こう……自分の実家・義実家の片付につい思いを馳せてしまった。
Posted by ブクログ
片付けたい気持ちが疼く本。本書は片付けのできない人たちのもとに、片付けのプロが訪れて指導をしていく、連続短編小説。片付けができない人たちには、それができない人生上の問題があって、その問題自体を片付けていくところが、読んでいて実に気持ちが良かった。私自身も家に1点の不用品もない、人生に1点の迷いもない、などとは言い切れない。本書を読みながら、手持ちの服を見直し、少しながら手放す段取りがついた。
読了後は澄んだ気持ちになりまし
自分の部屋はある程度いつもきれいにしているけど、この本を読んでいると久しく触れてないクローゼットの奥のものを引っ張り出して、思い出だからととっておいてあるものを選別したくなりました。
最後のお子様を亡くされた遺族の話は、看護師として働いてる自分としてもとても深く考えさせられました。