小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
読み進めるにつれて何度も「あれっ」と思うところがあり、気になってページを戻ると新しい発見が見つかり、どんどんいろいろなことが繋がっていきました。
ワクワクしながら、とても楽しい時間を過ごせましたし、ある事実にもびっくりしました。
時間とともに変わっていくものはたくさんありますが、「人の縁は時間を超えて繋がっている」――そんな気持ちにさせてくれた一冊でした。
特に「ト音記号の巻」がお気に入りでした。
共感で心が苦しくなるところもありましたが、「自分らしく生きていいんだよ」と応援するような気持ちで読んでいました。
「困ったときのうずまきキャンディ」、私も一つ欲しいので、鎌倉の町を散策してみた -
Posted by ブクログ
ミステリー小説。小説を読んでいると登場人物に対して、この人は良い人そう、この人はなんか嫌な人とか、なんとなくの白黒の「色メガネ」をつけて読んでいるものだが、この作者はほんの些細な描写一つで、「えっ、、もしかしてあの人が犯人なの?」と、こちらが認識していた登場人物の色をガラッと変えてくる。その度にページを遡ってその人物のセリフや態度を、もう一度色メガネを変えて見てみると、まるで見え方が変わってくるゾクっとくる感覚が、この小説では、数回仕掛けられている。
小説を見終わった後には、物語の結末の切なさに加えて、この小説を読み終えてしまう寂しさを感じさせてくれる傑作小説だった。 -
Posted by ブクログ
踏切に現れるという“幽霊”の噂を追う中で、過去の出来事と人間関係が複雑に絡み合っていく。やがてその背後にある、思いもよらない真実が明らかになっていく。
ひとりの幽霊の想いを紐解いていくミステリーでありながら、描かれているのは「記憶」と「喪失」とどう向き合うかという物語でもある。丁寧な心理描写と地道な取材によって、断片だった事実が少しずつ繋がっていく過程に強く引き込まれる。
事故や報道によって形づくられる“事実”と、当事者の内面にある“真実”のズレが印象的で、何が本当に残され、何が忘れ去られていくのかを考えさせられる。幽霊という存在を感情ではなく“事実”として追っていく構造が、この作品に独特 -
Posted by ブクログ
読んでる時に、その本にとらわれて、頭から離れないことがある。
そんな本だった。
人工透析には血液透析と腹膜透析があることを知りながらも、多くの患者はその違いを十分に説明されず、選択肢を持てないまま苦しみの中で亡くなっていく。
その現実を突きつけられたとき、私は「知らされないこと」そのものが人を追い詰め、尊厳を奪うのだと痛感した。
著者の夫もまた透析の果てにとても辛い最期を迎え、その体験が記者としての冷静な視点と重なり、文章に圧倒的な力を与えている。
堀川さんの聡明で澄んだ言葉は、重く難しいテーマを驚くほどわかりやすく伝え、心に真っ直ぐ刺さってきた。
読み進めることは辛くもあったが、その -
-
Posted by ブクログ
【学びたいこと】
幼い頃からちびまる子ちゃんが好きで親しんできた。
今日は知識を得るための読書ではなく、純粋に「読む楽しさ」を味わいたい気分である。
本書を通じて、改めてさくらももこの独特なユーモアや世界観を堪能したい。
【本の概要】
本書は、さくらももこによる初のエッセイ集。
「ちびまる子ちゃん」の作者として知られる彼女の日常や感性が、ユーモラスに描かれている。
【感想】
・比喩表現が豊富で、一つひとつが印象的かつ面白い。情景や出来事が自然と頭に浮かび、読んでいて引き込まれる。
・比喩:「野口英世並みの熱意で研究」「ボーッとし具合ときたら、水族館の水槽の中をグルグル泳ぐマグロのよう」
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。