小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
おおおおおっ、ついについに小野不由美さんの十二国記が電子化!!!
これであの十二国記がスマホの中に保存できるという素晴らしい体験ができる、ということで早速購入。
十二国記はシリーズのどこから読むのか、というのが問題になるのだが、私のお勧めは(いやファンの多くがだと思うが)、エピソード0にあたる「魔性の子」はもっと話が進んでからが望ましいと思う。ちょっと特殊なので。十二国記を読み始めたいのであれば、まさに本作を最初に、と強く強くお勧めしたい。
しかし改めて読むと例によって忘れているエピソードばかり。冒頭、普通の女子高生中嶋陽子の人となりが出てくる。彼女は優等生で学級委員長。ただし真の人望があるでもなく、ノートのコピーを利用され、他のクラスメイトへのいじめに積極的でないまでも消極的に加担してしまう人格的弱さがあり、家庭では女の子らしく(一体いつの時代だと思ってしまう…)あれという教育方針で養育されたせいか、思い切ったことはまるでできない、人生に消極的な性格。そんな女の子が、突然異世界から来た麒麟(というのは話が進まないとわからないのだが)である景麒と突然の主従を教室で結ばされ、異世界に拉致されてしまう…何もかもわからない中で意図的な部分があるのかどうか。。彼女は魔法の力は宿すけれども使いこなすことのできない剣一太刀だけで、夜は妖魔が跋扈し、異世界から来た住人(十二国の中では確かにそういう存在が居るという設定)を生き抜いていく。
その中で、自立するだけの強さを彼女は体得していくのだが、こんなに長かったっけ?上巻はその行き先がわからないまま終わってしまう‥
とまあ紹介してもわからないと思うが‥とにかくダイナミックかつスピーディな話のテンポもありあっという間でに読んで(正確には読み上げで聞いて)しまった。
すぐに下巻に行きたいところだが、長く楽しむために今我慢している。何しろ読むべきノンフィクションが溜まっているのだ‥でももう連休だし我慢できないかも。
ちなみに十二国記はアニメ化もされている。原作が終わっていない(今も終わっていないですよね?新刊出たし)中で作られているから話も途中で終わるし、何より要らない新設定もあるのだが、それでもアニメも強烈お勧めではある。どうせ見るなら原作の後のほうが圧倒的に良いと思うが…
何はともあれ、今年の残りは十二国記でまた楽しめそうで、自分の読書ライフに取っては至福である。
あと、ファンタジー嫌いにもこのシリーズだけは違うと言いたい。
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Posted by ブクログ
愛する人を守るためならどんなことでもできてしまう。人間のリアルで恐ろしい一面が見えた。
愛する人のためなら人殺しも構わない。論理的なことならできてしまう、石神の冷酷な部分。だが反対に靖子に惚れて自分の生きる意味を与えてくれた彼女の力になりたいという温かみもある。
工藤が指輪を渡した場面がめちゃめちゃ切なかった。石神の思いや工藤のことを考えた時の靖子の気持ちを考えたらもう本当に切なかった… 湯川が大事な親友のしてしまったこと、彼の気持ちに気づいてしまったことを考えたら本当に苦しくなる。負の連鎖すぎて。。。誰も救いようがなくて本当に切なかった… -
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あ〜読み終わっちゃった。
全12作のうち、これが6作目。
6作目でついにアンソニー・ホロヴィッツがホーソーンへの友情を認めた!歴史的だな…
しかしホーソーンはまたイケズすんのよね…
ホロヴィッツ、いい人すぎんか?
しかし今回も入り組んでる。
そもそも『メインテーマは殺人』が映画化して、ホーソーン役の俳優が殺される…?
なぜこんな設定を思いつくことができるのか、不思議でならない。
脚本を自分で書けなくて(依頼されなくて)ホロヴィッツがモヤモヤしてるのも面白い。
事件は思いもよらない方面に展開していくけど、最終的な犯人当ての部分は当たり前にきちんとしている。さすが…。
このシリーズは、事件が起きる前段階が丁寧に描かれる。
今作も、それぞれの登場人物がじっくり描かれているが、とくに印象的なのが脚本家のシャニカ。
環境破壊への反対運動をしていて、大英博物館の床に20リットルのフェイクの血を撒いたというエピソード。その理由は、❝あそこには、ミツビシが資金を出してるから。❞というもの。
長崎にいるものとしてちょっとヒュッとしてしまった。めっちゃ三菱ある。
それ以外にも、出てくるナイフが日本製だったりして、ちょっと嬉しい。嬉しい…?
もう一つ!
最近読んだ別の作品にもハロルド2世が出てきていた。ヘイスティングスの戦いってやつですか。
イギリス人、ハロルド好き過ぎんか?たまたまか。
というか歴史好きだよな。
舞台がイギリスだという感じがしてとてもいいです。
あー次作も楽しみ。
カササギ殺人事件シリーズ?はシリーズ名あるのかな?
そちらのシリーズもとても好き。天才。 -
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ネタバレ純文学だが、内容が現代的で取っつきやすかった。
あらすじ: 主人公は息苦しい現実から逃避するためか、推しを解釈し、模倣した生活を送っていた。推し越しに生きていた。しかし、その生活は推しの炎上により段々と崩れていってしまう。
SNSの普及により個人間の生活は侵食しあい、やろうと思えば自分の好きな人だけ見て、その人の生活をコピーすることさえできるようになったと思う。しかし、そのような生き方は刹那的でいつかは立ち行かなくなってしまう。だからこそ、他人を知るのが簡単になった現代において、自分自身を確立して生きることが大事なのだと感じた。
また、主人公は推しを分析する上で、無自覚に推しは不変だという前提を作っていると思った。主人公が推しの過去の言葉と今の行動に矛盾を感じ、混乱することがあった。しかし、人は常に変わっていく。変わりゆく人を分かり切ろうとすることは不可能だ。ここにも他人のコピーではない自己を持つ必要があると感じた。 -
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これデビュー作なんや、しかもシドニーの情報誌に載ってたという、なんと言うレベルの高さ。見つかる人は見つかるんだなあ。
特段なんの変哲もないストーリーの繋がりなんだけど、なんというか心温まる良い感じ。。単純に読みやすいのも力量の凄さや。すごい才能や、、。
エスキースとか、リカバリーとかも良かったけど、デビュー作から連なってるんだなあ。。すごいなあ。。
P32結婚するまぎわになって、彼は「僕、絵を描きたいんだよ」と言い出して、「もしできるなら、会社を辞めて家事を受け持ちたい」と懇願した。
P55辞めちゃおうか、幼稚園。行ってみようか、オーストラリア。
P63私のやりたいことは、まだこの幼稚園にたくさんある。それが私の、ここにいる「理由」だ。
P91キリンの首が勢いよくしなった。こんなに長いと不便じゃないのかな。風邪をひいて喉が痛いときって、どこからどこまでつらいのかな。
P101「そういうんじゃ、ないんだなあ・・・、この人がわたしで、わたしがこの人になっていくんです」
P113「僕は恰好良くなりますよ。約束します。今は地味に思えるかもしれないけど、年をとった時に必ず、ロマンスグレーのいい男になりますから」
P172「うん。オーストラリアの修士号持ってるから」 -
Posted by ブクログ
もともと、YouTubeで深井さんの話を聞き、話が面白いなと思っていたので本を購入。
・歴史を学ぶことは、広い時間軸や空間軸で事実を見ること。自分だけでなく、自分がいる社会構造を俯瞰的に見るには、過去の事実と照らし合わせなければ比較できない。
・歴史で事象が起きた理由のほかに、それに人々がどんな反応を示したのかも重要。それが革命や宗教に繋がっている。それを如何に自分や自分の会社に落とし込み未来を考えられるか。
・AIなど技術が発展し過ぎている今、人間に必要なのはAIにできないアジェンダの設定と、仮説を立てること。
・読書は、ただ読むのではなく、著者の思考経路を辿る作業=何か起きた時に「あの著者なら、歴史の出来事だったら」という仮説たてに落とし込める。
だから、問いを立てて読み自分なりの答え探しに使う。
・規範は時代ごとに都合の良いように作り変えられる。
・横断的な学びによる多角視点の育成。
一つのジャンルに絞らず。
・未来は未知。今学んだことが、どの場面でどう活きるかわからないから、学ぶのは重要。
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