小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ先日ドラマ化されて話題になっていた作品。
テーマは「継承」
競馬のことは全然詳しくないので、馬主の世界や競走馬がどんな風にレースに出るまでになるのかなど知らない世界のことを知れて純粋に楽しかった。
そしてホープやファミリーの重要なレースでは手に汗握りながら一緒に応援しているような臨場感を味わえた。
それだけではなく、山王家をはじめとする色々な家族、血統を引き継ぐ馬たち、競馬という文化を繋ぐ馬主たち、色々なドラマがあり時には涙し物語に惹き込まれた。
トントン拍子に勝利させるのではなく、ドラマチックな負け方を重ね、戦績表でのみ語られるファミリーのドラマに思いをはせられる余韻まで楽しめて、最高 -
Posted by ブクログ
「宝石」が欲しいのか、それとも「アクセサリー」が欲しいのかは自分の中で明確にするべきだ。アクセサリーならガラス玉でもいいかもしれない。
宝石の定義は
・宝石は地球の尊いかけら
・潜在力のある原石を見つけ、人が美しさを引き出した存在
・人から人へ受け継がれ、価値を持ち続けるもの
である。
その定義から外れるもの、例えば「地球の尊いかけら」ではない人工ダイヤモンドなどは宝石ではなく、宝石としての価値もないと説明する。ただし、アクセサリーとしての人工ダイヤモンドを否定するものではない。
説明が一貫していて面白い。例えば、宝石は「価値を持ち続けるもの」だから、「安くてお得な宝石」というものは存在 -
Posted by ブクログ
息子と一緒に解いている国語の問題集に、本書の「初夏・沙羅 サワルナ、キケン」の章から抜粋された問題文が掲載されており、興味が湧いて読んでみることにしました。
表紙は完全に女性向けであり、思春期の少女が読んで、登場人物に共感するというのが想定された読み方なのでしょうが、初老に片足を突っ込んだ男が読んでも「思春期ってこういうこと思うよな」と共感できる部分がありました。
その意味では、社会環境が変わっても思春期の悩みは普遍的だということなのでしょう。
本書の主人公格は真帆ですが、やはり気になるのは、どこか鮎川まどかを彷彿とさせる美少女である沙羅。
そういえば、鮎川も芸能界にスカウトされるエピソードが -
Posted by ブクログ
2022/01/31
夜に歩くことに意味があるのか、長い時間を共にすることに意味があるのか、共に体力の消耗と励ましを共有することに意味があるのか、わからんけど、夜のピクニックにはすごい力があるように思った。
甲田貴子と西脇融は異母兄弟でお互いそれを知っていたけど、周りには言ってなくて、お互いがお互いに嫌われていると思っていたからずっと話すこともなかった。だけど、夜のピクニックで話すことができて一瞬にしてわだかまりみたいなのがなくなった。
印象としては、曇りから日がだんだん差してきて暖かい、みんなが好きな太陽に照らされた2人になった感じ。融は貴子の家に行くことになったし、2人の間に笑顔とたわい -
Posted by ブクログ
最高だった、、
こんな文章を書きたい、こんな本を出したいと切望した、、
思い出というには別にそんな輝かしい記憶でもないけど、
すごく記憶に残っている、そんな話とその街とを組み合わせて、そして今その街に再度訪問してみるという構成になっている。
ノスタルジーだとか、切なさとかそんなのではなく、
ただ、誰しもこういうその街に残した記憶ってあるよな、といった感じで。
それが何とも言えない。
今まで『好きな文体』って自分にはよく分からなくて、
この作家が好き、だとかはたくさんあるけど、
文体が!と語れるほど、文体に惚れ込むといったことが無かった気がするが、
なるほどこれがそういうことなのか、と思っ
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