小説・文芸の高評価レビュー
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とても大事な存在で愛しているけれど、憎らしい時もある。それが姉妹なのだろう。周りは無意識のうちに比較するし、自分達もお互いを比べながら成長する。容姿や能力だけでなく、どちらの方が親に愛されているか。
この小説はローズとファーン、それぞれの視点から違う事実が描かれる。片方が歪んだ記憶であっても、幼い子供にとって例えば母親が「悪いママ」だったということは、ある意味では真実なのだろう。親が平等に子供達を愛しているつもりでも、全く性格の違う子供からの見え方や感じ方は異なって当然だ。成長するにつれ、自分にとって都合のいい記憶や、こうあってほしかったという願望に取って代わることも、きっとある。
色々な問題 -
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わたくしが山下和美さんの大ファンになったのは、『天才 柳沢教授の生活』を読んだからでした。
〈道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者〉で、とにかく〈好奇心旺盛〉で身の回りのことも研究対象にしてしまう、〈融通の利かない〉柳沢教授がめっちゃおもしろくて魅力的なのですよ。その妻であるお母さん(正子さん)もすごく良いし、孫の華子ちゃんもおじいちゃん大好きで、教授の言動をマネしたりするのもかわゆい。彼らを見守る柳沢教授の眼差しはあたたかく、読んでいるとほっこりと優しい気持ちになれる作品です。
本書は、四女世津子が拾ってきた猫タマと柳沢教授との日常のすったもんだを集めて収録した文庫です。なので -
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ネタバレハンカチ・ティッシュを隣に置いて読むことをオススメします。
『いただきます』 このひとことにこんな深く考えたことがあったかな?色々な視点で発していただろうか?
「誰でもできる仕事が1番、誰がやるかで差が出るからさ」
「誰でもできる仕事だからいいんじゃない。そういうのが1番、君の財産になるんだよ。」 〜本文より〜
深いなぁ 響く〜
自分が、新人指導の中で伝えてきたこと、間違いじゃないな。と思った。受け取ってくれていたら、いいな。もうすぐ1年。先日、指導係として1年目面談しました。”1年頑張ったね“と1年一緒に働いてくれたことに感謝を述べ、また今後の目標 課題などについて話をしまし -
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ネタバレ表紙のイラストとタイトルに惹かれて読んでみたら、すごく好みな内容で読みやすく面白かった。
主人公のしずことその推しのカフェ店主五月くんとのやり取りがかわいすぎて、こちらも2人を推していた。もう付き合っちゃえよと思うぐらい。
五月くんの作るご飯やスイーツも美味しそう。ポーリッシュポタリーというポーランドの食器を使っていて、わたしは初めて知ったので調べてみたらすごくかわいい食器だったので欲しくなった。こんなカフェあったら行きたい…
しずこと五月くんのその後も気になるし、ライくんとの関係も気になる…ので続編を出して欲しい。
野村美月さんの作品を初めて読んだので、他の作品も読んでみようと思う。 -
購入済み
感動物語
コミックから読み出したんだけど、小説の方が物語の展開が細かく描写されていて
私には嵌まりました。
10年前の出会いから、様々な苦難と周りからの圧力にも負けずに幸せになった二人
本当に良かった。 -
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完全度、、高い!!
ミステリーをそんなにたくさん読んでる訳じゃないが、最後まで心地よく読めた!
特に、主人公日野とのセリフのやり取りがオシャレで良かった!
特にバーのマスターの会話と同期の羽幌との会話が良かった!中でも、
「前より美味い最高のギネスビールを入れてくれ」
「そいつは無理だな」
「なぜだ?」
「俺はいつでも最高のビールを出す様にしている。だから、前と同じビールしかだせない。お前さんだって、犯人逮捕には常に全力を尽くすだろう?」
「そうだといいがな、、、」
「ただし、そのビールを美味くする方法ならあるぞ」
「どうすればいいんだ?」
「金を払うんだ、それだけでその価値が上乗せされる」
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先日、ドス・パソス『U.S.A. 第二部 一九一九年』の感想に、《「奇妙な果実」は吊るされるというのがアメリカ社会なのだ。》と書いたが、その言葉がたちまち僕自身に返ってきた。
そうだとすれば、ひるがえって現代の日本社会はどうだろうか?
本書を読んで、僕はどうしてもこう言わざるを得ない。
欧米諸国と比較して異常に認定率の低い難民認定のあり方や、非正規滞在外国人には人権を認めようとしない現在の日本もまた、「奇妙な果実」は吊るされる社会なのだと。/
◯仮放免とは何か:
非正規滞在者で退去強制令書が出されても帰国しない場合、入管施設に収容され、最終的には強制送還される。
ただし、子どもやその保護者 -
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福井の高校生たちが作ったサバ缶が宇宙食になるまでの軌跡。
冒頭から涙腺緩みっぱなしであった。
生徒たちは、一気に宇宙食を作り上げたわけではない。まずは宇宙食に関わる認証資格の取得から始まる。いや最初は新人先生がとある高校に赴任するところから始めると、十数年の年月をかけて、奇跡のようなリレーで代々の生徒に宇宙食づくりが受け継がれていく。その過程の、登場する生徒たちの節目節目の気づきと達成の喜び、生徒たちを見守り支える周囲の大人たちの想いに、いちいち涙腺が刺激された。
この学校がある福井の街にも感銘を受けた。学校の統廃合や、生徒の活動を支えるための議論や会合が熱く繰り返されていて、地域を支える熱い
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