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Posted by ブクログ
さわやかな風が吹きぬけるオアシスのような作品。
たぶんこんな会話をする小学校5年生はいないだろうと思うけど、それだからこそ、本のなかでであってもそういう世界があるのは貴重。だからオアシス。
本を読むことを含めて、自分の居場所を見つけるというのがテーマのような気がした。体育館の裏の、金網とのあいだ、外の世界でもないし学校本体でもない、そのあわいのような場所。昔からいう「体育館裏」だけど、それをいじめの場所ではなく、ちょっとなじみきれない子たちの語らいの場所にしているのがいいな。
そしてルカは、本のなかにもそういう居場所を見つける。しかも親の本なのに親と感想を話しあうのはいやで、本好きの転校生カズサとまるで読書会のように語らっている。すごく幸せな展開。
いじめがあったり、親が死んだり、事件があったりという、児童書にありがちな展開のない物語。こういう本があってもいい……っていうか大歓迎なのであった。
Posted by ブクログ
ドラマチックな事件は起きないが、読んだ本の世界から、または転校生を含む友だちとのやりとりから、主人公ルカの発見や驚きが伝わってきて、本当に楽しかった。
私が子どもの頃読んだ二冊を、ルカがその時その時感じたことを呟きながら、読み進めていく。自分も通った道をルカも通っていく。けれど、大人になってしまったことでそのお話の道を忘れてしまったこともあって、ルカの発見や疑問も新鮮で、不思議でおもしろい感覚だった。
ご両親とルカとの会話もステキだ。
頭をなでられるのを嫌がるところ、我が家もただ今全く同じ。大人になっていくっていうことね〜
そういう細かな所も含めて、楽しかった。
子どもの頃に読んだ本を、再度読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
主人公の少年のように
小学4〜5年生の頃夢中になって読んだ本。
小公女もあしながおじさんも。
お母さんにゴッホのひまわりを見た時の
感想を聞かれて言語化するのが
難しい理由を考えてみたり
翻訳本の翻訳者が違う時のニュアンスの
違いを考えたり、大人の意見が
人それぞれ違う理由も
主人公は一生懸命考えている。
今自分を振り返っても
確かにその年齢は
色々考えていたかもしれない。
両親の本部屋で見つけた古い
少女文学から考えが広がる。
そんな部屋が自宅にあって
こっそり持ち出して本を読める
環境が羨ましい。
結局カバーがしてあった本は
誰の本なのか、なぜカバーしてあるのか
わからないけれど、そんな事はどうでも
いいんだな。
また児童文学、読んでみよう。
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