【感想・ネタバレ】ぼくは本を読んでいる。のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年10月09日

ぼくの気持ちになって、新しい本を読む体験が出来る。読書嫌いに勧めたい!
3冊目に手に取った本の題名に思わず笑った。
泥沼にはまりそうな予感。

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Posted by ブクログ 2021年09月09日

本のお部屋羨ましい。親子の会話も素敵でした。何かに興味をもって本を読んだり、調べ物したりする姿勢って自分を広げるのにすごく大切なこと。それが物語の中で自然に描かれててよかった。学校の図書室に置きたい。

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Posted by ブクログ 2021年04月26日

面白い書き方。主人公の五年生の男の子ルカの生活が書かれています。そしてルカが、ぼくは本を読んでいる。題名は『小公女』。ルカの感想と同時に読者も小公女を読める仕組になっている。それから〜

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Posted by ブクログ 2020年05月10日

さわやかな風が吹きぬけるオアシスのような作品。

たぶんこんな会話をする小学校5年生はいないだろうと思うけど、それだからこそ、本のなかでであってもそういう世界があるのは貴重。だからオアシス。

本を読むことを含めて、自分の居場所を見つけるというのがテーマのような気がした。体育館の裏の、金網とのあいだ...続きを読む、外の世界でもないし学校本体でもない、そのあわいのような場所。昔からいう「体育館裏」だけど、それをいじめの場所ではなく、ちょっとなじみきれない子たちの語らいの場所にしているのがいいな。

そしてルカは、本のなかにもそういう居場所を見つける。しかも親の本なのに親と感想を話しあうのはいやで、本好きの転校生カズサとまるで読書会のように語らっている。すごく幸せな展開。

いじめがあったり、親が死んだり、事件があったりという、児童書にありがちな展開のない物語。こういう本があってもいい……っていうか大歓迎なのであった。

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Posted by ブクログ 2020年01月19日

ドラマチックな事件は起きないが、読んだ本の世界から、または転校生を含む友だちとのやりとりから、主人公ルカの発見や驚きが伝わってきて、本当に楽しかった。
私が子どもの頃読んだ二冊を、ルカがその時その時感じたことを呟きながら、読み進めていく。自分も通った道をルカも通っていく。けれど、大人になってしまった...続きを読むことでそのお話の道を忘れてしまったこともあって、ルカの発見や疑問も新鮮で、不思議でおもしろい感覚だった。
ご両親とルカとの会話もステキだ。
頭をなでられるのを嫌がるところ、我が家もただ今全く同じ。大人になっていくっていうことね〜
そういう細かな所も含めて、楽しかった。

子どもの頃に読んだ本を、再度読んでみたくなった。

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Posted by ブクログ 2022年10月03日

『両親の本部屋にあったカバーのかかった文庫本。こっそりと読み始めた小5のぼく。
友達や両親との会話や本を読むことで拓かれていく意識。自分で考えて自分で調べることで構築される意識。自分と違うものに出会うことで知る自分の意識。
本を読む面白さを知ったばかりの楽しさがここにある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月19日

本部屋が羨ましい・・・。

小学校5年生の自分は、主人公のようにそんなに本読んでなかったなぁ~と。(ずっこけ三人組くらい?)どれも、一生に一度は読んでみようかな、と思った本がたくさんあった。

買い物に行くシーンでは
大阪から転校してきた女の子が、慣れたように買い物し、会計時に1万円つかい「おぉ~。...続きを読む」1万円からおつりもらっても「お~。」と反応する小学校5年生がかわいくてクスリと笑ってしまった。

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Posted by ブクログ 2021年04月10日

有名な海外古典作品。両親の本棚から未知のそれらを見つけ、自分の部屋へとこっそり持ち帰り、読み進めながら湧き出る感情に思いを巡らせ、調べたり話したり、周りへと広げ繋げて考える。なんと理想的な読書だろう。そう思いながら読んでいた。生まれた時からインターネットが当たり前の日常で育つ小学五年の子供たちと、そ...続きを読むれがなかった世代の人々。読み手の背景が異なり本の訳者が違えば受ける印象も変わる。だから楽しい。

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Posted by ブクログ 2020年07月02日

小学校5年生のルカくんが、両親の子供の頃に読んでいたであろう「小公女」「あしながおじさん」を「本部屋」から偶然みつけ出して読む話。
まず、家に本の部屋があることが、なんとも羨ましい。
大人になってから読むと「名作」と聞くだけで敷居が高くなりがちだけど、子ども目線からの二つの物語が、とても面白く感じら...続きを読むれて良かった。
本作品は児童書なので、子ども達がこれを読んでから「小公女」や「あしながおじさん」へも興味が出て読んでみる、というきっかけ本になっているのかな?という部分に引っ掛かりを感じたが。わざわざカバーをかけてあったという設定まで、両親の策なのでは?とか考えだしちゃって、星4。いや、そんな、斜めな読み方はしない方が楽しめるか。反省。

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Posted by ブクログ 2019年12月03日

小学校5年生。
会話は大人っぽいし、こんなことまで話すかってこともあるけど、
全体としてはおもしろい。
本を読みながらその時々の思いを書いていくっておもしろいと思ったし、世代によって、本の訳者によって書き方が全然違うってことに主人公が気づいていくのもよかった。
今の子たちは生まれた時からスマホやパソ...続きを読むコンがあるんだということを改めて考えさせられた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月09日

ぼくの家には「本部屋」と呼んでいる部屋がある。
その部屋で、ルカはカバーのかかった数冊の本を見つける。それは古い児童書だった。
ルカはこっそりとその本を読むことにした。

現代っ子のルカが淡々としながらも、揺れるお年頃を思わせる。
そこに読んでいる本が微妙に絡んで、本を読むこと、考えること、感想を伝...続きを読むえることがジンワリと染み込んでくる。
チビちゃん達に是非読ませたい。
けど、「小公女」「あしながおじさん」は先に読ませてからがいいのかなー。
最後のアンの本は手元にある本の方が古くて、ルカの両親は私より年下なのかも。
この本は何と言っても、会話がいい。
ちょっと、ハルキっぽいけど。

「部屋のあちこちに、ゴキブリがはいって毒の餌を食べるやつを置いた。食べたゴキブリが巣に戻ると、そこにいるゴキブリも死ぬらしい」
「なんか、人間ってすごいことをするね」
「ああ。人間には気をつけろよ」
ぼくは、父親も人間だから気をつけようと思った。

ぼくはネット検索で、大津絵と公衆電話のことをちょっとだけ知ることができた。でも、それは今のぼくには必要なことじゃない。ひょっとしたら、いつか必要なときが来るかもしれないけれど、今はいらない情報だと思う。というか、ネットがなかったら調べてなんかいなかったと思う。ネットがあるから調べたんだと思う。
それって、便利なんだろうか?不便なんだろうか?

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Posted by ブクログ 2019年05月24日

家の本棚の一番上の段に、カバーのかかった本が4冊あった。なぜここだけカバーがかかっているのかな?不思議に思って1冊中を見ると、『小公女』という本だった。読み始めると、古い本なのに面白い。これはお父さんの本?それともお母さんの?
「本を読む」から始まって、転校生と友だちになったり、スーパーマーケットを...続きを読む探検したり、少しずつ世界が広がっていく。本を読む楽しさが伝わってくる物語です。

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Posted by ブクログ 2019年03月10日

改めて本の素晴らしさを感じられたストーリーでした。
物語の構成も面白くて、読みながらワクワクしました。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

特に大きなことが起こるわけではない
読書が好きな女の子が転校してくる
主人公のお父さん、お母さんとても良い
こういう家庭が理想

小公女
あしながおじさん
について主人公と読み進めることができる

スーパーでたくさんの商品から一つを選んで家にある
他人と他人がお互いの好みを確認し合って一緒に暮らして...続きを読むいる

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Posted by ブクログ 2021年12月08日

両親が持つ「本部屋」の本棚の一番上にあるカバーのかかった五冊の小さな本。どんな内容のものなのか気になった小学五年生の主人公・成瀬ルカは、もともと本が好きなのだと思う。親の持ち物である『小公女』や『あしながおじさん』を分からない言葉を調べながら読みこなし、その内容について考えるという本の読み方は、大人...続きを読むでもなかなか出来ることではない。ここまで"深読み"ができれば一流の「読書人」じゃないかな、と思った。恐るべし小学生!

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Posted by ブクログ 2019年05月28日

小学5年生のルカ(男子)のクラスに大阪から女の子が転校してきた。本を読むのが好きだからそっとしておいて、とあいさつしたカズサ。ルカの後ろの席に座ったことから言葉を交わす。ルカの幼馴染のナナと仲の良い男子の安田。4人は時々一緒に行動するようになる。
カズサはなかなかの読書家だが、ルカもちょうど両親の本...続きを読む棚で見つけた児童文学の古典「小公女」を読み始めていたところ。父親か母親のどちらかが子どものころ読んでいたもののようだ。ルカは、どちらが読んでいたものなのかを想像しながら、こっそりと読んでいる。そうしてルカは3人の友人と知らず知らずのうちにネット社会についてや「知る」という行為についてを考えるようになる。

おもしろい発想から抽象的になりがちな「情報」というものを具体的に考えていく。出てくる子どもたちや両親が、皆ちょっと理知的(?)過ぎて現実味が薄れる感はある。そして、児童文学の古典とはいえ取り上げる本が古典的すぎないか?

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Posted by ブクログ 2019年04月06日

家の本部屋でカバーのかかった5冊の古い本を見つけたルカ。両親のどちらかが子どもの頃に読んだ本ではと考えたことから興味がわき、読み進めていく。一見関係なさそうなルカの日常と本の内容を絡ませるなど本への考察力は小5なのに半端ない。まさに常に考えてる小5。おかげで小公女をちゃんと読みたくなったよ。

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