ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 人間失格

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    自分のようだと思った。
    世間の人と感覚のズレがあって、色々迷惑をかけたりして最終的に廃人になる。
    こういう人は一定数やはりいるんだと知れてよかった。

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    2025年12月04日
  • リバー 下

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    いつも思うが、奥田英朗さんの小説は映画のスクリーンを見ているようだ。ちょっと粒子が粗く、薄暗い感じの・・・。とは言え、随所にユーモアが散りばめられて、思わず笑ってしまうのも良い。
    登場人物は犯人も含めて、なんだか嫌いになれない。今回はスナックのママ、明菜が素敵。

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    2025年12月04日
  • ねぼけ人生

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    境港の水木しげる記念館を訪問し、せっかくだからということで読んでみた。記念館で水木しげるの人生については一通り見ていたが、それでも幼い頃からの水木ファンとしては、長年の疑問が解けるうれしい本だった。

    まず何より、「ゲゲゲの鬼太郎」のルーツについて。戦前の紙芝居『ハカバキタロー』が元になったというのは何かで読んだことがあったが、どこまでそれを踏襲していて、どこからが水木御大のオリジナルなのかは定かでなかった。
    この本によれば、そもそも紙芝居というものは印刷をしない原本限り、そのため御大も「ハカバキタロー」を直接見たことはなく、話に聞いただけ。それも怪談の「飴屋の幽霊」のようなよくある話だったと

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    2025年12月04日
  • 空をこえて七星のかなた

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    時系列がバラバラな短編集が星座のように繋がり、壮大な宇宙に広がる長編を描く。
    1つ1つの作品をもっと深く読んでみたくなった。

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    2025年12月04日
  • エピクロスの処方箋

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    今回はマチ先生の診療と現代の医療機関が抱えている問題が書かれていました。

    今回心に残った文章は、
    「人間はとても無力なんだよ」との言葉に続き

    「我々には未来を変える力はない。変えられないということは、虚しいことのように思えるけれど、実はそうじゃない。目の前の哀しい出来事は、誰のせいでもないということだ。」

    「誰かの努力によって変えられるほど、世界は脆弱ではないんだ。だけどその理不尽で強固な世界の中でも、我々にできることはたくさんある。降り続く雨を止めることはできないが、傘をさすことはできる。暗くて危険な夜道に、灯をともすこともできる。」

    です。

    近しい人の死を経験したことのある方、ま

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    2025年12月04日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    なんて地道な研究を年数をかけてやったのだろう

    本当に鳥類、シジュウカラが好きなのだろう

    最初から 「キャベツ」のくだりが面白すぎて どんどん読んでしまった

    「ツツピーツツピー」と鳴いている声は聞いたことがあったが、シジュウカラだったのね

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    2025年12月04日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)

    匿名

    購入済み

    マツリカ様は、安楽椅子型探偵

    お馴染みの面々が登場したことによって、点と点が繋がり一気に物語が動き始めて、上巻からの謎が解決へと向かいます。
    ぜひ最後まで読み進めてください。

    #感動する #ドキドキハラハラ #スカッとする

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    2025年12月04日
  • アルハンブラ物語

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    19世紀初頭に、既に長らく歴史の表舞台から遠ざかり朽ちた遺跡になりかけていたスペイン南部グラナダのアルハンブラ宮殿に一時期滞在し、かつての栄華を偲ばせる宮殿の様子や当地に残る説話をまとめて出版した、作家ワシントン・アーヴィングの手による物語。

    イベリア半島最後のイスラム王朝・ナスル朝の滅亡はキリスト教勢力の国土回復運動(レコンキスタ)の象徴的な出来事として高校時代に世界史で習ったが、その授業で資料集に載っていたアルハンブラ宮殿の写真の美しさは今でも鮮明に脳裏に残っていて、この冬にスペインへ旅行へ行く大きな動機の1つになっている。

    そして、その旅行のいわば予習として本書を手に取ったのだが、1

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    2025年12月04日
  • マリアビートル

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    小説ですが、漫画です。何をいっているのか分からないと思いますが、小説なのに、漫画を読んでいる感覚です。これを読んでいる人がいたら、小説を読んでいるように見せて、バトル漫画を読んでいます。

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    2025年12月04日
  • ハサミ男

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    タイトルと絵でここまでそそられない作品も珍しく、作者は一体なのを考えているのだろうと思いました。内容は、このジャンルでは最高峰に面白いです。

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    2025年12月04日
  • 告白

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    面白かった。
    人気な理由がよくわかりました。

    最愛の娘を殺された教師の復讐の物語。
    AとBの罪を犯した際の心の対比がとてもまく表現されていて良かったです。
    特にAの少し人間離れした冷め切った考え方に怖さと不気味さを感じました。

    最後の終わり方もとても考えられていて、
    とても心に残る作品でした。

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    2025年12月04日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    【あらすじ】
     店舗から製菓工場に配属されて3年になるかなめ。
     異動当初はやる気満々だったのだが、製菓工場は元々が別会社であり、食中毒事件を起こしたことがきっかけでファミレスチェーンを運営するオオイヌに吸収された経緯を持つ。
     元社長である部長を筆頭に社員も最古参のパートも前会社から残っている人間で、かなめは完全にアウェイだった。
     そこに、本社からデザート部門の強化が伝えられるが ——— 。
    【感想】
     今回も仕事にやりがいを見出せない女性が主人公ですが、まんねりにならないところが素晴らしい。
     前回までの主人公や〈キッチン常夜灯〉のスタッフや常連さんたちの物語も少しずつ進行しながら、かな

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    2025年12月04日
  • 偽物語(上)

    購入済み

    ストーリーが素晴らしい

    ストーリーが素晴らしい

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    2025年12月04日
  • F 落第生

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    鷺沢さんの、絶望感の中に入り混じる人間への愛というか、信じる思いというのか、一滴の望みを捨てない姿勢みたいなものが詰まった1冊で大好きな本。

    これを読むと、また少しだけ前に進んでみる価値があるか、と背伸びせず等身大で前進し続けようと思える。

    こんなに繊細な感覚をお持ちの鷺沢さんの死が悔やまれるが生きにくかったろうなとも思う。

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    2025年12月04日
  • 潤日(ルンリィー)―日本へ大脱出する中国人富裕層を追う

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    悪化する経済、言論統制、知識人同士での集会禁止、暗号資産の禁止、高校/大学への進学率を下げる分流政策、「あの人」と呼ばれる習近平、監視、誘拐…

    習近平政権下の中国のディストピアたるや

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    2025年12月04日
  • 失われた貌

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    付け合わせが美味い!

    分かる?ハンバーグ頼んだら、付け合わせの人参とポテトがびっくりするぐらい美味しくて、何屋さんやねん!っていうことあるじゃない?
    いやサラダも美味いんかーい!っていうさ

    と言うわけで、櫻田智也さん初読なんですが、本筋に関係のない余計なひと言がめちゃくちゃ多いのね
    そしてそれがなんかこうわいの感性にビビッと来たんです

    そこに緊張を緩ませる効果だったったり、登場人物たちの隠された人間味であったりっていう旨味がしっかり詰まってるの

    うわー、わいこの人の文章好きだわー

    あ、もちろん本筋の方も面白かったです

    とにかく他のも読まなくっちゃだわさ

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    2025年12月04日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    パキスタン、アフガニスタンあたりは、こんな時代があったのか、と生まれてこのかた、この地域の平和を知らぬ自分としていたたまれない気持ちになりながら通過。ここでの人の暮らしや人々の様子が見えてあたたかい気持ちになった。

    この巻がいちばん好き。

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    2025年12月04日
  • 燃えるだけ燃えよ 本田宗一郎との100時間

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    世界のホンダ、創業者である本田宗一郎さんの生き様を綴った一冊。
    戦後の浜松の見習い工員から、叩き上げて、最初はオートバイから
    やがて、自動車の製造する企業を創り上げた。
    何回も読みなおしたい。

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    2025年12月04日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    この作品は本当に、とんでもない。
    次から次へと、そうくるか!そうだよな・・でもそうなるか!!の連続。
    そして、なによりSF的発想の自由さだ。
    今までの作品になかった新しいアイデアに、さらに胸熱なドラマ。

    未知の生命との出会いのリアリティや、今人類が現実で直面している危機の加速した時に何が起きるのか・・

    さらには生命の起源。偶然の出会いに見えるがそこにある必然性というか・・

    あとは科学レベルの進み方が一様なわけないよな・・という、言われてみればそうだよなってなる。。

    よく(界隈では)話題に上がる、隣人は友好的なのか、コミュニケーションをとれる次元の文明なのか。そもそも文明を持つのか・・

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    2025年12月04日
  • お探し物は図書室まで

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    食べ物で疲れた人の心を癒す物語は沢山ある。
    でもこれは「本」が迷える人の心に進む道を示してくれる。
    仕事や人生、誰もが一度は考えたり悩んだりした事を、コミュニティハウスの図書室の司書が、今の自分にピッタリの本を教えてくれる。
    「なんでこの本?」と、教えられた時は不思議に思うけど、後々自分の悩んでいた事の解決の糸口が見えてくる。
    四章ニートは泣きそうになっちゃった…

    私にはどんな本を選んでくれるのかな。
    ここの図書室に行ってみたい。

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    2025年12月04日