ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ぼくの短歌ノート

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    短歌を本気で詠むようになって一年が経つ。自分の才能と鍛錬を自負したり、巧い方の短歌を鑑賞して自信喪失したりと忙しい。本書を読んで、短歌とこれからも誠実に向き合っていこうと何度目かの決意表明をした。読めて良かった。

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    2026年07月09日
  • ロスト・ケア

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    いずれ来たる親の介護。
    “家族”という名の絆で結ばれた宿命。

    これまで育ててくれた恩返しとして、親が老いる時は子供が介護を行うことは自然の摂理とさえも感じる。しかし、子育て・仕事とライフステージが進む中で、認知症や寝たっきりの看病などで介護者も疲弊していく。そこには暴力や放棄などが伺え、資金力がない家庭は自分一人で全てをこなす必要がある。

    介護での財力の差。社会サービスでは埋めきれない大きな溝を考えさせられた一冊。

    犯罪を肯定するわけにはいかないが、犯罪に手を染めてしまう、背景や社会的障壁、葛藤など、自分に置き換えた時に、どうするかが問われる。

    これまで育ててくれた分、親には親孝行した

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    2026年07月09日
  • 海が見える家 それから

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    すごいよかった。
    一作目よりもかなり好きだった。

    時間の捉え方のところ、本当にその通りだなと思った。なんでもまず飛び込んでいける頼もしさに敬服。

    地域の中でつながりがどんどん広がっていく感じがなんだか温かくてよかった。

    続編も読んでみようかな

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    2026年07月09日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    思っていたよりもラフな感じ。
    正直な言葉って感じで好き。

    クソリプのところは面白かったな。

    子供の問いに答える章はめちゃ刺さった。
    本を読むことで得られる体験や感覚の豊かさを知り、ほんとにその通りだなと。

    AIに代替されない、心の種を織り交ぜた言葉。
    出来上がる歌はあくまでも副産物。
    なるほど。

    歌を詠むことは言葉を疑い、慈しみ、自らの心の機微に向き合うことなんだなぁ。
    すごく丁寧で綺麗な感じがしてかっこいい。
    歌は詠まないにしても、この姿勢は見習いたい。

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    2026年07月09日
  • アルケミスト 夢を旅した少年

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    喜多川泰さんのなんかの本でおすすめされていた本。彼の『賢者の書』の根幹にこの本があるだろうことがよく分かった。

    小説でありながら、圧倒的にメッセージが込められたすごいパワフルな本って印象。
    どこか宗教的でスピリチュアルな雰囲気もあるけど、傾倒しすぎなければ、根拠のないものにも頼っていい気がする。

    やるべき理由を探すと、だいたいやらない理由も一緒に見つけちゃったりする。だからただやればいい、でもそれが難しい。
    でもそうやって迷いながらなんとか進んでる人間もなかなかかっこいい。

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    2026年07月09日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    今までも何度か辻村深月さんの作品を読んでいるけれど、 圧倒的に心情の描写がリアル。ファンタジーのような空想世界ではなく、本当に日常に起こり得そうな状況で湧き上がりそうな心情を描くから、物語に引き込まれすぎて、たまに帰ってくるのに時間がかかることがある。

    今回の作品も、普段は詐欺になんて引っかからないと思って生きていたけれど、
    人間は本当に詐欺に引っかかっているのではなく、一種の身の委ね、現状の開放懇願から、あまりにもつじつまが合わない嘘や騙しに可能性を見出して、つい手を差し出してしまうのではないか。と感じた。

    それがたとえ嘘であっても、もはやいいとさえ感じてしまう、本来はそんな現状のほうに

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    2026年07月09日
  • 記銘師ディンの事件録 木に殺された男

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    #記銘師ディンの事件録 木に殺された男

    ファンタジー世界におけるミステリは、その世界観が矛盾なく確立していないと、謎解きに説得力がなくなる危険性がある。でも本作にその心配は杞憂。骨太のダークファンタジーの舞台が用意されている。
    そこに性格破綻した安楽椅子探偵と、完璧な記憶力を持ちながら、陰のある助手が活躍する王道のバディ小説の風格。
    SF・ファンタジー好き×ミステリ好き×バディものが好きな自分にとっては、この上ないご馳走様なのだ。

    本国では2作目が刊行済みでこの夏には3作目も発売予定。全5部作の予定とのことで、生きる楽しみが増えた。

    #読書好きな人と繋がりたい

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    2026年07月09日
  • バッテリーVI (角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

    いよいよ最終巻。巧と豪は、バッテリーとしても一人の人間同士としても、すれ違う気持ちをこじらせながらも、お互いに向き合って本音をぶつけ合うことを諦めない。
    一方で、頭が良すぎるがゆえに本音を素直に出せなくなった瑞垣と、彼を純粋に信じながらも巧との勝負にしか集中できない門脇。こちらは交わす言葉が噛み合っているようで、最後まで気持ちがぶつかり合わずにいた。

    新田東は、横手に勝てるだろうか?
    最終巻にして、その結末は描かれずに終わる。
    私は野球というスポーツにまるで興味がなく、用語もさっぱり分からない。それでも最後まで、続編のラストイニングも読みたくてしかたがなかったのは、このシリーズは勝敗にこだわ

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    2026年07月09日
  • かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となったIII

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    ネタバレ

    始末するための器にノイ(のカケラ)をカルディアが
    求めるかな?と疑問だったので、それが解消されて
    スッキリ。
    それに、器がノイと全く関係なくても、カルディアの
    性格を考えると、パンセリノスが言ってた事を実行す
    るカルディアは想像できなかった。
    いくつもの違和感がこれでなくなった。
    100年前の事は失敗ではなく、これこそが星読みの
    予言だったということも納得がいく。
    こじつけじゃないスムーズな嵌め方が良い。
    あんなキスをしておいて、気持ちを認めるのにカル
    ディアはどれだけ時間をかけてるのやら。
    変てこな師弟、夫婦だわ。微笑ましい。
    楽しめた。

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    2026年07月09日
  • 硝子のマンション

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    年齢も環境も違う3人の女性。共通点は同じマンションに住んでいて、男性に悩まされていること。読み始めからずっと怖い。迫り来る感じが読んでいて不安になる。なのに、止まらない、止められない。あっという間に読み終わりました。怖かった…

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    2026年07月09日
  • 思い出のマーニー 下

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    久しぶりに児童文学で泣く。
    ジブリでも私はマーニーが一番好きです。
    内側と外側のこと。
    アンナの心の中がたった1人であることと対照的に、その目に映るものの美しさが際立ちます。
    孤独と寂しさのリアリティにきゅっとなります。どんなことに出会ってもお腹が空いているような。
    それでもやっぱり儚くて美しい。
    善良な大人の一貫した愛情にも胸を打たれます。大人が読むべき児童書だと感じます。
    失われたものは、本当に失ったのではないのだろうな。

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    2026年07月09日
  • 受け手のいない祈り

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    傑作だと思います。めっちゃくちゃ面白かった。人はどのように壊れていくのか。医療はどのように崩壊していくのか。それが余すところなく書かれています。安部公房「砂の女」みたいに、「総体としての患者の恐ろしさ」を感じます。一粒の砂は砂なのに、無数に集まり壁となる。掘っても掘っても砂、みたいなかんじで、1人の患者は患者なんだけど、総体となって壁となり、治療しても治療しても患者、って感じです。

    制度批判や過重労働への怒りは作品の根底にある。しかし、それを直接主張するのではなく、公河という一人の身体を徹底的に壊していくことで読者に経験させる。その構成が見事だなと思います。その地獄の羅列は壮絶で、身体的苦痛

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    2026年07月09日
  • 小説

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    ネタバレ

    小説を読むのが好きな主人公・内海とその友人・外崎の話。全体を通して区切りがなく読みにくかったが、それが内海の言葉だとしたら腑に落ちる部分があった。

    後半はイェイツ作品の妖精が出てくる展開だった。人間界と時間の進み方が違うファンタジー要素を利用して、全体を通して髭先生が伏線だったことに気付いた時は純粋に驚いた。

    新しい感覚として、意味が「意識の味覚」で物事に内包されたものであるというのは考えたことがなかったので面白かった。
    また、エントロピーが低い方向に進んで世界が混ざる方向に進むというのは共感とか妥協とかによる合意としてなんとなくだが納得した。ディベートとかを見るとエントロピー高いなとか思

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    2026年07月09日
  • すこやかなひとりぼっちの守り方

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    自分にもその半径1mの周囲の人にも優しくありたいと思えるエッセイ集でした
    寝る前に少しずつ読むのが心地良かった

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    2026年07月09日
  • イクサガミ 地

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    イクサガミ2巻 地。
    嵯峨愁二郎の義兄弟妹たちとの因縁や、真実が分かる。
    それと蠱毒の黒幕も解っていく。

    その時々に、仏生寺弥助という謎の男目線の物語があり、10歳の実の息子、刀弥に斬り殺される。
    これが誰なのかはまだ不明やけどこっちも気になる。
    誰かの過去なのかな?

    地もまたハラハラする場面もありスピード感もよく面白いです。

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    2026年07月09日
  • ホルモー燦燦

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    ホルモーファンにはたまらない!最高でした。読み終えて、再度最初からかみしめて読みたくなる作品。これで完結なんて淋しすぎる。

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    2026年07月09日
  • 目には目を

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    殺人を犯したのに軽い刑に処される少年と、我が子を殺されて復讐する親。どちらも悪いとはわかっているが、どこか感情移入してしまう。少年法の存在意義について考えさせられるし、興味深い内容だった。

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    2026年07月09日
  • ノスタルジア

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    とてもとても好きな空気感の本だった
    幸せな人たちの話ではないのに、読んでる間この空気感の中にいられることが居心地良かった

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    2026年07月09日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    小さい頃からの母の教えや、家庭環境で知らず知らずに埋め込まれた考え方にいつの間にか捕らえられてしまう。振り払って一歩踏み出したり、反発してみたりしても、これでよかったのかと逃れられない何かがある。かわいそうなんかじゃない、みっともなくてもいい、自由に自分を解き放てたらいいのはわかってるけどそう簡単にはいかない。でも少しすつでも、うまく伝えられなくても周りの人に自分をだしていった主人公。そのことで恋人や家族と少し歩み寄れた気がする。

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    2026年07月09日
  • #台所のあるところ

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    台所のある所という一つのドラマを通じて色々な人の人生を垣間見ることのできる作品でした!
    この作品に触れなければ見れないような人生もあります。ぜひ手に取ってみてください。

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    2026年07月09日