ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 肉は美し

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    すごかった。問題作と言われるのがよく分かった。
    ちょっと違うかもしれないけど、ドラマ「ハンニバル」を連想した。
    あのシリーズは一部の人たちの嗜好だけど、この本の世界は肉といえば人肉。食べる肉がもれなく人なのだ。
    主人公の最後の行動がひどい。利己的で嫌で、人間くさい。

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    2025年12月27日
  • 木曜日にはココアを

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    『月の立つ林で』に続き、青山美智子さん2作目!
    2作読み終えて、既刊全て読みたい気持ちになったくらい青山美智子さんが好きな作家さんに!連作短編集、好きだな。

    どの話も読んでてホッコリ温かい気持ちになった中で、1番好きだったのは「きまじめな卵焼き」次に「半世紀ロマンス」
    この物語の登場人物たちみたいに、自分も知らないうちに誰かを救っているのかな…自分も誰かにとってそういう存在になってるのかな…と思うと、より優しい気持ちで生きていけそう。

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    2025年12月27日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    10年以上前に読んだ時は、歳をとってもそんなに大昔の弟のことをずっと思っているものなのか…と少し驚いて思ったけど、自分が歳をとってくると少しわかってきた。きっと90歳になっても、子どもの頃の記憶は昨日のことのように思うものなのだろうなあ、と。

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    2025年12月27日
  • 痴人の愛

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    主人公、河合譲治が語る夫婦の記録。妻はナオミ。

    29才の男性(譲治)が、15才の少女(ナオミ)と一緒に住んで、自分好みの女性に仕立てようとする。2人は一線を越えて夫婦となるが、その後が波瀾万丈の展開。

    この小説が映像化されたものは、見る気はしない。しかし、文章化されている世界が、品性を保っていることがすごい。決してイヤラしさだけの作品ではないということ。譲治とナオミの行く末を気にしながら、心理描写のうまさに、ついつい引き込まれて、するすると読み終わってしまった。

    親にお金をせびれば貰える、お坊ちゃんの譲治。
    ナオミの肉体美に取り憑かれ、社会性なんぞ放り出し、情欲丸出しの姿は目も当てられな

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    2025年12月27日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    倒叙ミステリー面白すぎる!
     物語は犯人である主人公目線で進むため、どんどん追い詰められていく様が目を離せず、読んでいて緊迫感が増していく。
     家族を守る主人公の姿。殺人を犯して、焦り苦しむ気持ちがひしひしと伝わってきて辛かった。
    倒叙ミステリーの真骨頂だと思う。

    ラストは本当に切なく悲しすぎる、、、
     悲しい選択なんだけど、犯行を知った家族や友人たちの寄り添い、何よりも彼女の最後の言葉には救われたのだと思う。だからこそ主人公は決意したのだろう。意表を突く結末には心が揺さぶられた…
     悲しすぎる選択だったけど、主人公の正義を受け入れよう!

    きっとみんなの中にも宿る。青の炎

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    2025年12月27日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    中学生の頃に出会ってそれまで読んでた本とは違ってどこか陰湿で暗い感じを本で感じ取れるのは乙一さんの執筆能力なんだなと感じすごいなと思った。
    ほんの最後の方に出てくる文でムンクの叫びについて言及されてる部分があり、オスロで実際に見るのがずっと夢です。

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    2025年12月27日
  • ネコと昼寝 れんげ荘物語

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    5歳の娘が欲しいというので、譲りました。ひらがなだけを追って読んでいます。絵本より、大人の真似がしたいみたいです。私がたくさん持っている群さんと、猫の装丁に惹かれたようです。私の大好きな群さんに興味を持ってくれて、ちょっと嬉しいです。れんげ荘物語は私のバイブル。将来、娘と本について語り合えたら楽しそうだな。ほっこりできるこの本は、小説の導入口にもぴったりかもしれません。って、さすがにまだ早いっ!

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    2025年12月27日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    暗黒森林。
    宇宙のリソースは一定。
    宇宙には多くの文明がある。
    お互い猜疑的で相手を信じられるかどうかわからない。
    ある文明の技術は突然進化しうる。

    これを前提とすると、他の文明を見つけたら、
    攻撃することが最善策。

    そうなのかもなあ、と考えさせられる。
    進化論を拡大解釈していくとそうなのかもしれない

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    2025年12月27日
  • いのちの車窓から 2

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    もやもやして眠れないときに読んでいた。不思議と気持ちが落ち着いてうとうとできる本。(退屈な本というわけではない!)

    好きなのはここ
    面白いことは自分で起こすものである
    大きなうねりに細胞の一つとして身を委ねるだけでいい
    この相反する感覚を同時に持つと、心は無に近い、ただただ静かなものになる。
    普段は頭の中がうるさい。
    そんな意思はないのに、勝手にいつも何かを考えていて、あーだこーだと答えの出ない議論が脳内で飛び交っている。うっるせい。


    たまに、奥様の話も出てきて、そうすると身を乗り出して読んでしまう。二人が素敵な関係でほっこりする。

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    2025年12月27日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    すごく読みやすく、寝る前の読書タイム、朝の読書タイムで読み切りました。
    ホテルのスタッフになった方のエピソード、娘家族と思い出づくりに来た老婦人、学生の仲良し3人組、みんな色々なものをかかえていて、それが手紙室のワークショップでそれぞれ前向きに歩き出せた姿を読んで勇気づけられ、感動する作品でした。
    手紙室のスタッフさんの過去が気になります。続編も読みたいです。

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    2025年12月27日
  • アイギス

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    ネタバレ

    天才が作った最高傑作『AIgis』、世界中の金融セキュリティに採用されている巨大AIがなんの前触れもなく停止してしまう。8時間の停止のあと、政府関係者に脅迫めいたメールが届く。再びアイギスが停止するまで10日、データ庁の深町はアイギスの制御を取り戻すためハッカーたちを集める。そのなかには元スパコン開発者の葵もいた。

    AIという身近で誰もが共感できるテーマを、分かりやすく上手くエンタメに落とし込んでいる。AIに詳しくない素人を登場させることにより、難しいコンピューターの世界を分かりやすく噛み砕いて説明されているので、まるで映画を見ているようにスッと内容が入ってくる。しかし特筆すべきはAIを擬人

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    2025年12月27日
  • ようやくカナダに行きまして

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    留学(カナダでの生活)の良い話だけでなく悪い話も書いてあり読者に「やっぱ日本より海外!海外行きたいなー!」と簡単に思わせないところが良いなぁと思いました。2年居ても全く英語は上達してない、留学舐めんなよ!という表現からも感じます。本当は確実に上達してると思うんですけどね。私は留学に憧れながらも短期語学研修留まりのまま40代に入ってしまったこともあり(しかも幼い子供たちもおり)今は難しいけどやっぱり留学行きたいなぁという気持ちになりました。擬似体験できている気持ちにもなれ、カレッジ編も読んでみたいなぁと思いました。

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    2025年12月27日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    後半にかけて伏線回収がどんどんあって読むスピードが上がっていった。あれはそういうことだったんだという連続で。
    公輝が環のことをずっと追いかけていたのは確かにストーカーとも言えるかもだけど、愛だなと思った。

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    2025年12月27日
  • その日のまえに

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    ここまで泣いた作品は初めてです。
    本当にこれ以上泣きたくなくて続き読むのが辛かったです。

    お話自体は人の命の尊さとか儚さというか、一人一人の人生最後を描く短編集なのです。
    本人目線だったり家族目線だったり、自分にも両親がいて子供がいて、小説と同じような状況になったこともあり、涙がぼろぼろこぼれました。

    死にたくないなぁと思ったり、後悔ないように生きたいと思ったり...。
    あったかい物語って言っちゃうとまた違う気もするんですが、読後感はほくほくした気持ちになれます。

    とても読みやすいですしおすすめです。

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    2025年12月27日
  • からさんの家 伽羅の章

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    まひろの章に続く伽羅の章。
    「いえ」というものについて、改めて考えた。
    住むところ、帰るところ、心落ち着くところ、集まるところ、移る、遺す、受け継ぐ...。
    いろんな「いえ」がある。形ある「家」だけじゃなく、心のよりどころとしての「いえ」もある。
    姿かたちは変わらずとも、時の流れとともにカタチは変わる。
    あたりまえは、いつかあたりまえじゃなくなる。あたりまえも姿を変える。
    変化が苦手な私は、あたりまえが変わってしまうことに戸惑うけれど、「いえ」が守ってくれているような気がする。
    本の感想とは、ちょっと離れてしまったけれど。

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    2025年12月27日
  • 1795

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    「おとしまえをつけろ」本国スウェーデンで「ベルマン・ノワール」とキャッチフレーズをつけられた暗黒3部作の完結編。しばらく邦訳の止まったままのエルロイの空席を埋めてくれる傑作だった。おみごと。

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    2025年12月27日
  • クロエとオオエ

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    さすが、有川ひろ。
    その膨大な知識に感服。
    でも読みにくさは全くなくて、すんなり入ってくる。
    ザ恋愛ものが苦手なわたしには丁度いい具合。
    そして、物欲が膨らみます。

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    2025年12月27日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    1960年代にプラハのソビエト学校で出会った友だちを、1990年代、チェコ、ルーマニア、セルビア(旧ユーゴスラビア)を訪れて、かつての思い出を頼りに、つながりをたどって、見事に再会する。
    激動の東欧での人間模様、とてもおもしろかった。著者の生きた歴史に胸が高鳴った。
    著者は冷静に客観的に自分をあまり出さずに出会う人々を描いているように見えて、芯の強い自分の依って立つ足場をしっかり持った人だと思うし、実は旧友をばっさり評価している。
    だからこそ抉り出される人間性がある。
    また、最近私自身が興味を引かれている、ルーマニアや旧ユーゴの社会を感じされてくれるのもワクワクした。

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    2025年12月27日
  • クロエとオオエ

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    出てくる宝石の自由奔放で魅力的なデザインをまずは想像して楽しむ。その後毎話の最後にあるQRコードで実物を見て確認するのがまた楽しかった。宝石にあまり興味のない私でも欲しくなるものばかり。
    そんな宝石があちこちに散りばめられて恋愛も焦ったい流れからのハッピーエンド、なかなか気分がいい。

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    2025年12月27日
  • 流

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    台湾出身の作家、東山彰良氏の直木賞受賞作。70年代から80年代の台湾を舞台とした青春小説であり、同時に家族小説でもある。中国語の人物名が多く、慣れるまでに少し時間はかかったが、いったん馴染んでくると、独特でありながら温かみのある主人公周辺の人間関係がすっと入ってきた。また、現代の先進的な台湾のイメージが強い身としては、民主化前の戒厳令下、国共内戦からさほど時間の経っていない台湾を追体験できた点も非常に興味深かった。

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    2025年12月27日