ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    犯人の手記という形をとることで、ラストにこれまで読んできた無味乾燥で冷めた文章が、殺人者の冷酷な目線という印象にガラリと変わり、アクロイド殺しという作品自体が、シェパードの人格の結晶になる。ゾッとする裏切り。それでいてキャロラインとシェパード姉弟の切なさまで感じさせる。
    何度読んでも面白い

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    2026年03月19日
  • 透明な夜の香り

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    香りを題材にした小説。
    読んでいない時も頭の中で続きを想像するほど物語にグッと引き込まれた。
    香りだけでなく、朔のレシピをもとに一香が作る料理や、季節や体調に合わせたお茶がとても魅力的。

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    2026年03月19日
  • 十戒

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    大興奮!最高!

    当然、2回読んだ。

    「2回読み必須」ってやつで本当に2回目を読み直したのは今回が初めて。

    素晴らしいなぁ。

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    2026年03月19日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    男への執着、友情への執着が別人物の視点から描かれているが男への執着にあまりにも共感してしまった。あまり目を向けたくなかった気持ちの描写が細かく言語化されており、自分の置かれた状況と気持ちに無理に向き合わされる感じがして良い意味で苦しい作品だった。

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    2026年03月19日
  • 神様のカルテ3

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    迷わない人はいない。だからこそ、存分に迷い、その都度立ち止まり、進むしかない。どの道もどこを通っても、自分が自分であることに変わりはない。そんな気持ちを奮い立たせてくれる作品。

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    2026年03月19日
  • 狼少年ABC

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    ネタバレ

    短編。美しい雪。ハワイ。真珠湾。日本人。コナスノー。
    映画撮影。映画過ぎ。雪。足跡。撮りたい映像。
    狼少年。狼の記憶。ローマ。シートン。親子。血液型。
    卒業式ジャック。燃え北。はせっち。支倉春美。
    ハト。私消えちゃうのかな。消えないさ。時効撤廃。

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    2026年03月19日
  • 本日は、お日柄もよく

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    作中に出てくるスピーチに何度も泣いてしまった
    なんで泣いているのかわからない、それでも文章から温かさや強い気持ちが伝わってくるように感じた
    最近はテレビや街中で見る政治家の演説を聞いて、スピーチライターが作ったものなのかな?と思いながら聞くことが多くなった
    言葉の選び方や声のトーン、目線などで相手の受け取り方が変わるというのは生きているうえで日々感じているが、本作を読んで言葉には人を突き動かす力があるとより深く実感した

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    2026年03月19日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    面白かった。
    ミステリーとしてはチーズケーキの話が1番好き。
    あげぱんの話もアニメで見た時から大好き。

    古城さんの家族周りの事や小山内さんとの距離感の話などから、あまり明るいオチにはならないんじゃないかと思っていたけどそんな事はなく、暗いものもありつつもかなりハッピー(主に小山内さん)な終わり方で清々しい。

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    2026年03月19日
  • 汝、星のごとく

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    なんて自責なふたりなのだろう。
    置かれた環境的に、
    あの人のせいでこの人のせいでって
    いくらでも他責にできただろうに。
    おそらく櫂くんのママの年齢に近い私は
    早く大人にならざるを得なかった/
    期待することを早々と諦めてしまったふたりに
    切なさを感じてしまった。

    でもどんなに他責にしたところで
    世界がやさしくなるわけじゃなく
    ますます孤立するだけなのだから
    (暁海ママはこのタイプ)
    腐らずにいられるふたりでいてよかった。
    お互いに、お互いがいてよかった。

    "過去は変えられないと言うけれど、
    未来によって上書きすることはできる。"

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    お話はとてもすきだったのだけ

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    2026年03月19日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    みんなから好かれる主人公ってやっぱり大事。
    単発の作品なのかと思ったら全18冊のシリーズものって知ってびっくり!
    キングみたいな仲間もいれば、あきれたボーイズみたいな仲間もいるのが良いところ。
    使う言葉もいいんだよね。サンシャイン通りシヴィルウォー。

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    2026年03月19日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    イギリスの作家、コリン・デクスターのモース警部シリーズ第一弾。ドラマ化もされており、あまりにも有名だけどなんとなく読んでなかったシリーズ。

    ある女性の惨殺された死体が発見される。その女性は、もう一人の女性と共にバスを乗ることを諦め、ヒッチハイクをしたそうだが、そこから先の足取りが掴めない…

    なるほど、こういう作品か。雰囲気としては、モース警部と一緒に推理をしていくような感じ。もちろん間違えもするし、回り道をするけど、その過程も面白い。なんというか、捨て推理も読ませる。
    真相も捻ってあって、最後の最後までどう転ぶかわからない。中々良いシリーズ。

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    2026年03月19日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    正直序盤は読み進められるか不安になるほど物語に入り込めなかったが、一度面白いと思ってからはもう怒涛の展開
    一見全く関係なさそうな、この話いる?と思うような部分もしっかり回収されてすごいとしか言いようがない
    最後のたいへんよくできましたで救われる

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    2026年03月19日
  • 何者

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    魅せられた点。それはズバリ、「自分の中の僅かな触れて欲しくない部分が炙り出されてしまうこと」だ。登場人物を俯瞰して観察させられてきた私たちを、最後の最後に舞台上に引きづり出す。時折高い位置から評価を下す観察者になっている自分に、そこで気付かされる。朝井リョウという作家の、他者の批判にとどまらない、鋭い'人間観察力'を感じた。

    「何者」を読んで知った。就活とは、こんなにも自分自身と真正面から対峙させられるイベントなのか、、と。あと数年で私も迎えることになるそのイベントに、身が震える。申し分ない経歴をもつ登場人物達がこんなにも苦戦する就活に自分は果たしてどのように挑むのだろう

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    2026年03月19日
  • エピクロスの処方箋

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    神様のカルテ、スピノザの診察室も好きだったけど今回もよかった〜

    難しい専門用語も多くて独特な語り口なのに
    なんかスイスイ読めちゃうのが不思議。

    人物がみんな魅力的だし。
    京都っていうのもやっぱり舞台としていいねえ。

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    2026年03月19日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    海外の知り合いに「Yellow House、僕の国で大人気だよ!」と言われ、逆輸入のような形で手に取った本。
    ー圧巻だった。
    今年はまだ始まったばかりだが、おそらく2026年ベスト3に入る。

    花は本当にどこにでもいる、責任感が強くて、少し自分に自信がない女の子。そんな子が、ただその時々で最善(のように見える)の選択肢を選びとり、向かった先は闇社会だった。
    花の育った環境が特殊だったとはいえ、おそらく他にもたくさん選択肢はあっただろう。きちんと教育を受け、持ち前の責任感を活かして、正しい方法でそれなりのお金を稼ぐこともできただろう。
    ただ、それを教えてくれる大人が、誰もいなかった。

    では、は

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    2026年03月19日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート作品。
    7人の作家が「有栖川ワールド」のキャラクターや世界観などを自由に使って短編を競作している。

    有栖川作品でお馴染みの火村や有栖といったキャラクターが、生みの親の手を離れてもイキイキ活躍していて、各作家のリスペクト具合が伝わる。
    それでいて、作家による文体・ニュアンスの違いも出ている。
    単なるお祭り作品の枠に収まらない、見事な1冊に仕上がっている。

    本作を読むことで、久々に有栖川有栖の作品(元ネタ)を読んでみたくなった。

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    2026年03月19日
  • 硝子の塔の殺人

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    面白かった!とても面白かった!

    犯人がわかった状態で、犯人目線で物語が進んでいくのに、
    何故か、ハラハラドキドキするしモヤモヤもする、
    それでいて犯人に感情移入しつつワクワクもしちゃいます。

    特に、物語中盤あたりから、
    物語が進むに連れて、引き込まれ方が凄い。

    もう最後まで止まらなかった。

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    2026年03月19日
  • ニューロマンサー〔新版〕

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    初めは、戸惑っていたスラングも、巻末に付属しているインデックスを参照して、何とか乗り越える事が出来ました⁉️
    世界観は、サイバーパンクの代名詞というだけあって、電脳世界の風景に満ち溢れていたと思います‼️
    主人公はヤバい事にも、手を染めるけど、やっぱり“良い子は真似しちゃダメ”だよね⁉️
    仲間同士の交流もあって、中々良い作品であったと思います‼️

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    2026年03月19日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    2021年4月、体調不良から病院に行ったところ膵臓がんのステージ4と診断された著者が5月から10月まで、亡くなる9日前までつけていた日記。はじめ抗がん剤治療を行なったが、あまりに副作用がつらいため断念し、緩和ケアに切り替えた。部外者が言うことではないがQOLの観点から見て英断だったと思う。

    突然の宣告による驚きから死の覚悟に至る心理が書かれている。闘病期間がコロナ禍と重なり人と会うのが難しい時期だったのはタイミングが悪かった。

    死の覚悟といっても診断からわずか半年間の短さ、50代という若さもあり、諦念に近かったように見受けられる。生きようとしている人を突然襲う病いは残酷だ。

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    2026年03月19日
  • 九月が永遠に続けば

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    やっぱり面白い。前に読んで映画も観て、圧倒的な描写と世界観に引き摺り込まれた二作目に負けない凄さ。
    何だろう、起こる出来事は地味だし、なかなか中盤までは動きも控えめなのに、読み進めるにつれて完全に本の中の世界に引き込まれていく感覚は。
    出版されてる冊数が少ないだけに、何年も読まずに寝かせてたから、あーあ、終わっちゃったなあと残念な気持ちでもあります。

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    2026年03月19日