ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • リカバリー・カバヒコ

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    新築マンションアドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くからカバのアニマルライドがある。
    自分の身体の治したいところと同じ箇所を触ると、そこが回復するという。
    人呼んで、リカバリー・カバヒコ。

    住民達はそれぞれの悩みを打ち明けながら、パートナーと共に前を向いていく。

    最終章で謎が解けて、やはり泣いた。
    青山ワールド全開の一冊。

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    2026年08月08日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    すごく久しぶりに読んだ。
    前回読んでから十年以上は経っていると思う。

    大学生のときに初めて読んで大号泣したあの日から、この小説は私にとって特別な存在になっている。
    『人間失格』の感想を語るには、私の人生も語らなければならなくなる。
    だから詳しい感想は書かないでおく。
    それほどこの作品に漂う精神的傾向は、私自身とよく似ている。
    自分に重なりすぎる。
    過去の自分に思いを馳せながら読んだ。



    世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きて来たのですが、しかし

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    2026年08月08日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    事件の内容とか、もしかするとシリーズの中でも地味な作品かもしれないが、終始引き込まれる。
    手に届くような日常ミステリの真髄とも言える。

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    2026年08月08日
  • スワン

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    ネタバレ

    恩田陸さんのQ &A、ドミノ…
    あと思いつかないけど笑 
    これって舞台と登場人物、行動と時間、そういうの頭に叩き込みつつ読まなければ真の面白さ(笑)はわからなくて…でも正直、途中で叩き込めなくなってそのまま読み進めることになっちゃうんだけれど笑
    これは大体把握しながら読めたぞ!笑

    いずみの周辺の物語、菊乃さんの真相(なんでそんなところで?ってすぐ思ったぞ!ドヤァ)、少しずつ解けて埋まっていくのがとても面白かった。
    いずみも何か隠してるだろうとはずっと思った。後ろめたいことをしたのか? 銃弾は全部使い切ったという一文を見てヒヤリとし、ただ生き残った小梢といずみのことを思った。どっちだ

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    2026年08月08日
  • 男ともだち

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    面白かった!!この作家さんの作品を読むのは初めてだったけど読みやすかった。
    自分の年齢的にマッチしたタイミングで読めたから、余計に面白かったのかも。
    主人公の友人関係に対する考え方が私と似ていたし、違和感なく読むことができた。
    私も昔は苦手だった人とでも、もしかしたら今なら仲良くできたり分かり合えるのかもしれない、そう思えた。
    『傲慢と善良』が好きな人はこの本も好きだと思う。
    千早さんの他の作品も読んでみたくなった。

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    2026年08月08日
  • 上と外(下)

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    これでもかと試練に遭いながらも、その時できることを考える。これってなかなかできないとこだと思う。
    レンは天井の蔓を切っておいて良かったな、みつこは(流されはしたものの)オセロを置いたりリュックを身につけて移動してよかったな、とかそんなことでその後の運命が大きく変わるならやるべきことはきっちりやらねばと。

    悪いことに遭っても人間の感情というのはそう続かないという表現が印象的だった。

    おじいちゃんが偉大

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    2026年08月08日
  • 家族

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    尼崎連続変死事件をモチーフとした作品ということで読み始めた。何ということもない普通の家族が洗脳によって壊されていく様がとても恐ろしかった。フィクションでこの恐さ…実際に起こったあの事件の悲惨さを改めて感じた。読み進むのがなんともしんどい物語だった…。

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    2026年08月08日
  • 竜の医師団1

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    科学と医学の目で、竜と共存する世界を描くファンタジー。
    竜の存在が森羅万象に影響を与える世界。竜の病気は世界の崩壊に通じる。だから竜の医師団。
    これは面白い。キャラクター設定と会話の妙によって、グイグイと読まされる。
    続き読まねば!

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    2026年08月08日
  • 予言のけもの

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     KADOKAWAの編集課に届いた一通のテキストデータ。それは顔が人間で、体が牛の予言する妖怪「くだん」に関する、手紙の色合いの強い大学ノートだった。第二次世界大戦中、岡山県の山間の村「守ノ関村」の地主の娘だという蔵橋塔子(トコちゃん)が、長良由布子に宛てたものだという。差出人の塔子は長良由布子が義理の姉であると書き、「ねえさん」と呼ぶが、一度も会ったことはないらしい。

     なぜか他の村と違って豊かな暮らしを送り、「人間じゃない」と噂される守ノ関村の話や死んで顔がなくなった家族の話、妖怪「くだん」の予言の話を綴った手紙は(作中人物にとって)真実めいていたり小説めいていたり虚実が曖昧なまま、どこ

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    2026年08月08日
  • 氷の仮面

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    最後に驚き。イバラの道を辿ってきた翔太郎の、でもその裏には親の愛が隠されていた。自分の禁断の淡い恋心が叶いはしないけれども報われた。終わり方がとても好き。
    ネトフリのthis is AIを思い出させた。

    自分の家族に性同一性障害に悩む兄弟や親がいたら、自分はすんなり受け入れてあげられるかな…と考たし、自分がもしそうだったらかつての友人にカミングアウトとかできる勇気があるのかな…とも考えたけど、どちらも正直躊躇が先になるなと思った。
    父が恋人ならいいのに、息子を受け入れられなかった気持ちもよく分かった。

    この本の登場人物はみんな温かい。その人をその人として受け入れることができる、そんな風にな

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    2026年08月08日
  • 恋愛中毒

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    恋愛小説初めて読んだけど面白かった
    人を愛しすぎないって難しい
    過去にもしもを求めてはいけないんだろうけど、もしも、もしもって縋ってしまうよ
    読んでいて辛くなる場面もあった

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    2026年08月08日
  • この嘘がばれないうちに

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    前作とは特段設定は変わらずなのに、登場人物が全員とても暖かく、悲しい過去があっても乗り越えていく感じが感動させられる。
    個人的には、第三話の男の言葉が考え方が素敵で好きになりました。

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    2026年08月08日
  • 転職の魔王様3.0

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    パワハラに関しての対話が凄みがありとても惹きつけられました。

    パワハラした側、された側の心理をどちらも丁寧に書いたエンタメ作品は初めて出会いました。

    人事の種井とのやりとりも良かったです。人と人とのコミュニケーションなのだから

    ルールを作ったから全て解決出来るわけではない。考え続けなければならないという答えに開放感を感じました。

    元々ドラマから入り原作を読ませていただいて、ドラマ制作側が原作の世界を壊さないようリスペクトして作られたんだなと感心していたのですが、

    逆に3.0では原作者からのドラマへのアンサーというか感謝が感じられて本当に幸運な実写化だったのだろうなと思いました。

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    2026年08月08日
  • ブレイクショットの軌跡

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    久々に読んだ「本格的エンタメ」って感じの作品ですごく面白かった。
    いろんな人の人生が交互に綴られ、でもそれぞれがバッチリ絡み合ってすごく重厚なストーリーになってる。
    内容的に、サッカーや自動車期間工、特殊詐欺といったことが舞台になっているので男性的な作品だから本屋大賞は取れなかったのかな?と思うぐらい大賞に匹敵する面白さでした。
    分厚いけど意を決して読み始めて良かった!
    #ブレイクショットの軌跡
    #逢坂冬馬
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2026年08月08日
  • かわいそうだね?

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    おもしろい。強くなりたい女の子は読むべき
    そもそも 元カノを住まわせることに同意できないなら別れるとか脅迫じみてるし、じゅりえは色んな人に相談して他国の文化の違いなのかな?とか、私がおかしいのかもと寄り添う努力をしたのに、隆大何様??
    イライラ感も最後のスカッと感も読んでて面白かったし、文章が秀逸すぎた

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    2026年08月08日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    ようやく読めた!成瀬の不器用だけど真っ直ぐなところかっこいい。西武池袋店の前で記念写真を撮ってもらってるところは可愛くて笑ってしまった。成瀬みたいな子が身近にいたらいいなあ。

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    2026年08月08日
  • 藪医 ふらここ堂

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    人情もの。

    ぶらんこのあるふらここ堂には三哲という医者がいる。その娘はおゆん。三哲はまじめではなくて、時々鬱陶しい患者から逃げてしまったりする。
    一応、専門は小児。だけどなんでもみる。
    四十肩に集団食中毒。

    実は三哲の父は紀州藩の藩医だった。御典医の候補に三哲が上がっているらしい。

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    2026年08月08日
  • エルマーのぼうけん

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    懐かしの本。
    もうすぐ6歳になる子供に読み聞かせ。

    少年エルマー・エレベーターが、拾った年取ったねこの話を聞き、かわいそうなりゅうを助けに冒険に出る話。
    途中で出てくる動物たち(ネズミ、イノシシ、トラ、サイ、ライオン、ゴリラなどなど)の口調や性格、エルマーとのやりとりにユーモラスがあり。ねこから聞いて準備をした持ち物を使いながら、次はどう動物に食べられないように逃げるか、ドキドキ、わくわくさせてくれる良書だと思う。

    つまらない部分がない、まさに名作。
    絵本から児童書への橋渡しにちょうど良い分量。
    こういう本を子供に触れさせていきたい。

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    2026年08月08日
  • 本の背骨が最後に残る

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    さあ語ろう。何を語ろう。その身に宿した物語を語ろう。例えば、それは現実が虚構だったと気がついた時に、崩れる「生」が奏でる旋律の物語。またそれは、多様性という装飾の裏で、結局は自分の信じるもの、理解できるものだけでしか、創造することしかできない世界の物語。そうだ見たいのだ。もっと、もっと、もっと。創造とは選別の暴力だ。語りは跳躍し、文字の地層を掘り起こす。跳躍は落下、掘削は出血。やがて見えた一本の背骨。その背骨を、己の脊髄へと接木する。震える。そうか、これが読書か。なんて美しいんだろう。

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    2026年08月08日
  • 小説

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    誰の物語だ。視点は内か、外か。その境界は直線ではなく、鋭利なジグザグを描いて反転し、気づけば「内側」だけが異常に肥大している。取り込み、溢れ、拡散し、散逸する宇宙。世界は嘘を孕んだ虚構の重奏だってことくらい知っている。ならば、私の中に澱むこの名付け得ぬ思考を、感情を、どう出力すればいいのか。ああ、そうか。だからこそ「小説」なのか。すべての錯綜、すべてのジグザグが、ここに収束していく。小説を読む意味が、世界が書き換えられる。おいおい、これは凄いな。

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    2026年08月08日