【感想・ネタバレ】令和反逆六法のレビュー

あらすじ

礼和四年、人権ならぬ“命権”擁護の時代。人気の配信猫が、雇用しているボノボを訴えた。ボノボの弁護を引き受けたぼくには、心の奥底に秘めたる欲望が・・・・・・(「動物裁判」)。例和三年、賭け麻雀が合法に。接待麻雀士の塔子は、高官との対局の大一番、思わぬ窮地に立たされて・・・・・・(「接待麻雀士」)。おかしいのは法律? それとも人間? 架空の法律が制定された六つのパラレル・レイワが、現行法と現実世界にサイドキック! この世の歪みを炙り出す!! 痛烈で愉快で洗練された、仕掛けだらけのリーガルSF短編集。 (『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』改題)

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Posted by ブクログ

動物が裁判にかけられる、酒は自家醸造するのが当たり前(酒を作れない女は肩身が狭い)、現金を所持してたら弾圧され取り締まられる、などなど、あり得ないけどありそうな世界線の話。法律のこととか設定とか、ホントによく練られていて読み応えがあった。面白かった!

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

架空の法律が制定された世界を舞台に繰り広げられる喜劇だが、問題の法律が制定されるに至るまでの世界観がもう少し作り込まれていたら、もっと面白かったかも。
でもそしたらSF感やファンタジー感出過ぎて、作者の書きたいものと違ってしまうのかもしれませんね。
「最後のYUKICHI」は筒井康隆氏の「最後の喫煙者」のオマージュみがあってよかった。
「接待麻雀士」の読後感もよいです。

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2025年12月01日

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