あらすじ
ツイッターで話題のイラストにインスパイアされた新シリーズ
満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術で、人生に迷える人々をおもてなしする。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても面白かった。
登場人物が小学校の登下校班で繋がっていたという伏線回収も見事だった。
私は明里に似ていると感じたし、真面目すぎるゆえ苦しくなることも多いから、少し肩の力を抜いてもいいかもしれないと思った。
満月珈琲店にぜひ行ってみたいし、美味しいスイーツを堪能したいなあと思わずにはいられなくなるようなお話しばかりだった。
Posted by ブクログ
素敵なイラストとともに綴られる望月麻衣さんの作品。
悩める人の前に現れる不思議な喫茶店の物語。
そこでは悩みを抱えるあなたにちょっとモフっとしたマスターと店員が占星術でのアドバイスと綺麗なデザートをくれるとか何とか...
静かな夜、眠る前にたったの10分読んでほしい本です。
続編もたくさんあるので、素敵な夜に私も読んでいこうと思ってます。
コラボカフェまたあれば行きましょう...
Posted by ブクログ
小学校の非常勤講師と、その小学校の分団、そして通学路のピアニストのおじいさんが関わるファンタジー物語。猫が経営する神出鬼没の珈琲店で、占星術と美味しいスイーツでもてなされる。
1話目 非常勤講師をやめてシナリオライターをしているが、今は売れていない。どうしたら運気が上向くか。
2話目 テレビ局プロデューサーと、不倫で叩かれている女優の物語
3話目 独立したばかりの理髪師と、なんだかトラブル続きのIT技術者の話。
Posted by ブクログ
エピローグの3のあたりでウルっと来てしまった。
フィクションと分かりつつも、人とのご縁は離れてもまたどこで繋がるのか分からない。そう思わせる話だった。
特にSNSが発展している現代では「縁が切れた」と思っても、どこでまたつながるか分からないから不思議だ。
この本は『カフェ』×『占星術』という組み合わせ。
入り口としては朝の情報番組の星占いランキングが有名だが、実は占星術って奥が深い。
知り合いに占星術の専門家がいるが難しい。
しかし、この本は分かりやすく説明してくれるから興味を持って読み進められる。
しまいには、読んでいる途中で「私のホロスコープはどんなかな?」と調べてしまうほど。
ともかく、星読みを意識したことで、ストーリーのメンバーに良い影響が与えられステキな一歩を進めたこと。
その結末にほっこりできて感謝!
Posted by ブクログ
疲れた時に読みたい一冊。
イラストもメニュー名も素敵すぎる。
あったらいいな行ってみたいな満月珈琲店。
満月珈琲店に来た人たち、老紳士、猫とのつながりを知れた瞬間、よかった。って心の底から思えた。
心から温まるお話。
イラストも占星術も続編も気になる
Posted by ブクログ
なんて心がほっこりする本なんだ。表紙のイラストからずっと読みたいと思っていて、期待通りの内容だった。
些細な事から上手く行かなくて人生に悩んでいる人たちが少しずつ自分の道を見つけて進んでいく。しかも彼らがある事で繋がっている、ラストで心が温かくなりました。
猫と音楽と、素敵なカフェメニューと。全部美味しそうだったなあ
占いの知識をほっこり学べます
京都寺町のホームズシリーズ作者の新しいジャンルに期待していましたが、期待を裏切らず、占いの知識をほっこり幸せな気分のなかて学ぶことができ、読後感もとても爽やかでした。
Posted by ブクログ
イラストといい、コンセプトが好み。
占星術の知識は全くないけど、昔の人が積み上げてきた一つの分野だということを感じられて、楽しく読んだ。こんな世界もあるのかと知ることができて面白かった。
ファンタジーが好きな人は刺さりそう。
さらっと読める。続編も読んでみよう!
Posted by ブクログ
今年の10月6日は旧暦8月15日の十五夜、そこから十六夜(いざよい)、立待月(たちまちづき)、居待月(いまちづき)、寝待月(ねまちづき)更待月(ふけまちづき)…
昔から月は人類にとって最も身近にある天体。
そんな満月の夜にだけどこかにふと現れる『満月珈琲店』
猫のマスターと猫の店員さんたちが繰り広げるファンタジーです。
メニューはなく、マスターがお客様にぴったりの一品を出してくれる…
出てくるスイーツが本当に素晴らしい!!
惑星アイスのアフォガード
満月アイスのフォンダンショコラ
星屑のアイスコーヒー
月光と金星のシャンパンフロート
挿し絵も可愛くてスイーツの絵もとても美しく…
満月の夜にこんな素敵な珈琲店に出逢えたら…
マスターは、私にどんなスイーツをセレクトしてくれるんだろう?
星詠みというだけあってホロスコープや、星占術も出てくる、素敵な物語です。
秋の夜長
あなたはどんな本と共に過ごしていますか…
Posted by ブクログ
心がふんわりと温かくなるような読後感を味わいました。
西洋占星術の世界観と、桜田千尋さんの幻想的なイラストで描かれる満月珈琲店がひとつに溶け合った小説で、まるで夢の中に迷い込んだような気持ちで読み進めることができました。
特に印象的だったのは、珈琲店の猫が占星術を使って、悩みを抱えていた人々を導いていく場面です。
猫という存在のやわらかさと、不思議な知恵を持った導き手のような役割が重なり合い、物語に独特の安心感を与えていました。
登場人物たちは偶然この珈琲店にたどり着いたのではなく、過去に猫を助けたことへの「お礼」として招かれていたという展開も素敵でした。
小さな善意が巡り巡って自分に返ってくるというストーリーに、心がじんわりと温かくなりました。
また、満月珈琲店で提供されるスイーツの描写も魅力的でした。
章ごとに違うスイーツが登場するのですが、桜田さんのイラストが添えられていることで、目の前に本当にあるかのように想像できました。
どれも美味しそうで、ページをめくるたびにちょっとテンションが上がり、思わず自分も食べてみたくなりました。
もし文章だけだったらここまでイメージが広がらなかったかもしれません。
物語の雰囲気を一層楽しませてくれる工夫だと思います。
全体を通して、ストーリーはほのぼのとしていて、最後にはハッピーエンドで終わります。
悩みを抱えた人が救われ、心が軽くなっていく姿に安心感を覚え、読み終えたあとにとても良い気持ちになれました。
占星術や幻想的な世界観が好きな人はもちろん、心が少し疲れたときに手に取ると、癒しを感じられる一冊だと思います。
Posted by ブクログ
星⭐️詠み、占いは色々あるけど、占星術は、学問的なので、真実味がある。 たまには夜空を見上げてみるのも良いものですね。 勉強してみようかな。☺
Posted by ブクログ
この本は、ふと迷い込んだ先で出会う「満月珈琲店」を舞台に、心に悩みや迷いを抱えた人々が、星や占いをきっかけに少しずつ前向きになっていく物語です。短編集のように一話一話が独立していて、気軽に読めるのに、読後はじんわりと温かさが残ります。
星座や星のイメージがストーリーに優しく織り込まれており、占いやスピリチュアルに詳しくなくても楽しめる内容です。文章はとても柔らかく、疲れたときや寝る前の読書にもぴったり。挿絵や雰囲気づくりも素敵で、まるで本当にその喫茶店にいるような気持ちになれます。
ややゆったりしたテンポなので、サクサク進む物語よりも、癒される雰囲気を味わいたい人におすすめ。読後はちょっと優しい気持ちになれます。
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シリーズ続編もあるので、気に入ったら他の巻も読むとさらに楽しめますよ。
Posted by ブクログ
短編連作で、ページ数も少ないからテンポよく読めた。満月の夜にだけ現れる満月珈琲店に悩みを抱えた登場人物たちが訪れ、猫のマスターと店員が星詠みで導いてくれる。最初は連続して女性がメインの話だったため、悩んでいる女性がターゲットなのかと思ったが、別の共通点がわかり、そうなると猫が登場しないといけないし、紳士も出てくるわなぁと納得した。深く考えずにサラッと読めて、ほっこりする物語を求める人にはおすすめできそう。
Posted by ブクログ
満月の夜にだけ現れる満月珈琲店。日常的な物語のなかに加わる非日常的な空間に癒され、登場するスイーツやドリンクはイラストも相まって心惹かれるものがある。だが、それ以上に星詠みの導きが興味深い。問題に直面したとき、すぐに解決できなくとも、占星術でいま現在の自分の状態を理解することで、良い方へ向かうように行動することがきる。いまの自分を知ることで、心に余裕もできるように感じた。また、作中にはいくつかクラシック音楽などが登場する。物語のBGMのように寄り添っており、実際に聴きながら満月珈琲店の世界に浸りたくなる。
Posted by ブクログ
店頭で見かけて素敵なタイトルとイラストに惹かれて購入。
とても良いお話でした。
美味しそうなスイーツにかわいい猫に星詠み。
好きなものが沢山詰まっていて読後感もよく癒されました。
続編も読んでいきたいです。
Posted by ブクログ
猫ちゃんたちの占星術と素敵なスイーツで前向きになっていく登場人物たちを見て、自分も少しずつ頑張っていこう〜と感じられた物語。
短編集だしそれぞれの登場人物に繋がりがあるし、とても読みやすかった。
なにより本当にスイーツが美味しそうすぎて…読んでいるだけでお腹が空いてくる。
しかもその店を構えているのが猫たちっていうのが、自分が小学生の頃本を好きになるきっかけになったファンタジー小説っぽさもあって、当時のビビッときた感覚を思い起こさせてくれた。
あっという間に読んでしまったなあ。
とても素敵な1冊でした。
Posted by ブクログ
短編集で、それぞれの登場人物が最後の章で繋がっていくのが良かった。満月の夜にだけ現れる『満月珈琲店』。そこのマスターと店員がなんと猫!?猫達が占星術を使って悩める人達にアドバイスと素敵なドリンクやスイーツでおもてなしをする。不思議な物語だけど、アドバイスを聞いて前向きになっていく人達がいいな。心暖まる物語だった。そして何よりイラストが綺麗でおいしそうで食べてみたい。
Posted by ブクログ
表紙と題名に惹かれて手に取った本。占星術をモチーフにした連作小説。ファンタジーは苦手だけれど、満月の夜にだけ現れる満月珈琲店という設定やロマンチックなスイーツやドリンクの数々に癒された。京都が舞台というのも、なんとなく神秘的な雰囲気を醸し出している。悩みを抱えた人たちの心を星の動きを詠むことでカウンセリングし、アドバイスしていく。シリーズ化されていると知って、納得。桜田千尋さんのイラストもぴったりで、物語の世界をさらに魅力的に広げている。イラスト集も見てみたい。
Posted by ブクログ
さらっと読める、気軽に読める。
占星術の話はちょっと分かりづらかったけど、全体的に難しくはなく、後味もいい。あまり頭を使いたくない時にオススメ。
そして何よりイラストが綺麗。カフェのメニュー、自分も食べてみたいな。
Posted by ブクログ
望月麻衣さんの京都を舞台にしたお話が好きで選んでみました。満月の夜にだけ現れる満月珈琲店では猫のマスターと店員が極上のスィーツとドリンクで客をもてなす。温かくて夢のような連作短編集でした。
Posted by ブクログ
星屑のアイスコーヒー(朝焼けのシロップ入り)、満月バターのホットケーキ。
うわーーー食べたい。
素敵なイラスト、心温まるお話。
猫たちと老紳士の正体がわかった時は、じんわり涙します。シリーズ物なので手元に置いて少しずつ読み進めたいものですね。
Posted by ブクログ
占星術とは何か全く知らなかったけど、とても興味が湧いてきました。
芹川先生も、明里さんもみんな前に進めて良かった。こうゆう物語のような珈琲店、出会いたいな。
ファンタジックな要素も含みつつ、現実の問題解決にも繋がるストーリー。ゆったりほっこり読めるお話です。巻頭のカラーイラストのキラキラしたメニューの宝石の様な美しさも魅力。
Posted by ブクログ
p.52 「年齢域は、そこに月と太陽も加わりまして、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星となります」そう言ってマスターは、惑星期と年齢域について説明を始めた。
11まず、月。
月は、生まれてから七歳までの期間を言うらしい。
この期間に、人は『感覚』『感性』『心』を育てるそうだ。
次に、水星。
水星期は、八歳から十五歳。
小さく窮屈ながらも初めて社会に入り、様々なことを学ぶ時期だ。
人間の世界では、学校がそれにあたるでしょう、と言った。
続いて、金星。
金星期は、十六歳から二十五歳。
水星期の学びに加えて、「自分を飾る」こと、『楽しみを見付け出す」こと、そして「恋をする」ことを覚える時期。
金星は、趣味、娯楽、恋愛を示すそうだ。
ちょうど、高校生あたりから「金星期』に入るそうで、なるほど、と思わされた。
そして、太陽。
太陽期は、二十六歳から三十五歳。水星の学び、金星の楽しみを経て、ようやく自分の足で人生を歩み出すことを意味するそうだ。
「今のあなたは、三十六歳から四十五歳までの「火星期」。様々な学びを自分のものとして、ようやく能力を発揮するという時期なんですよ」「確かに、その年齢は『働き盛り』なんて言われ方はしますね・・・・・・」
戸惑いながら、私は相槌をうつ。
続いてマスターは、木星期は四十六歳から五十五歳、土星期は、五十六歳から七十歳。
天王星期は、七十一歳から八十四歳。
海王星期は、八十五歳から死に至るまでであり、冥王星期は、死の瞬間を意味することを伝えてくれた。
「そんなわけで、『火星期』は、星的に言うと、ようやく『成人』として歩み始めたところなんです。ですから、まだまだお嬢さんなんですよ」あらためて、『お嬢さん』と言われて、私の頬が熱くなる。
マスターは、ですが、と続ける。
「月、水星、金星、太陽期をちゃんと経ていないと、次に進めなかったりすることもあるんです。
p.106 「かき集めた勇気は、『拒絶』という強風を前にすると、簡単に吹き飛ばされてしまうものなのよ。食い下がれるというのは、自言がある人だけができることなのよね」
《参考文献》
ルネ・ヴァン・ダール研究所『いちばんやさしい西洋占星術入門』(ナツメ社)
ケヴィン・バーク伊泉龍一訳『占星術完全ガイド古典的技法から現代的解釈まで』
(フォーテュナ)
ルル・ラブア『占星学 新装版』(実業之日本社)
鏡リュウジ『鏡リュウジの占星術の教科書I自分を知る編』(原書房)
松村潔『最新占星術入門』(学習研究社)
松村潔『完全マスター西洋占星術』(説話社)
松村潔『運命を導く東京星図』(ダイヤモンド社)
石井ゆかり『月で読むあしたの星占い』(すみれ書房)
永田久『暦と占いの科学』(新潮選書)
Keiko『宇宙とつながる!願う前に、願いがかなう本』(大和出版)
銭天牛『すぐに役立つ銭流易経』(棋苑図書)
占星術が分かりやすい
紙の本で購入。
読みやすい文章で癒し系なファンタジー。
満月になると悩んでいる貴方の側にひょっこり現れるトレーラー。
そこは猫ちゃんが営んでいる喫茶店。
猫ちゃんが喋ってるのに不思議と思わずにお話して、自分のホロスコープを見てくれて、何気に方向を示してくれる。
薄い本なので通勤時間に読むにはピッタリです。
Posted by ブクログ
さらっと読める。
お仕事に悩みを持ってる場合は勇気づけられそう。
猫ちゃんの種類が描かれるけど容姿がイマイチ分からない。
。がつくたびに改行されるので読みづらい。
出てくるスイーツは美味しそう。
占いは文章だとわかるし面白いけどせっかく載ってる図解が逆に頭に入らなかった…。
Posted by ブクログ
留意すること、何かを選択・決定すること、気を使うこと、でっかいことを言うなら生き方。
それらに明確な指針を持たないままヘラヘラと生活しているけれど、星を詠んで「今日はこれに気をつけよう」みたいなちょっとした今日のお守りとして持ってみたいなぁなんて、思う。
Posted by ブクログ
タイトルでなんとなく
読んでみたので
ファンタジーとは
知らなかったけど面白かった
星詠みやホロコーストとか
全く知らなかったので
新鮮な感じで
驚いたし
もちーふからの話の拡げ方
繋ぎ方もさすが作家さんだなーと
そして スイーツも
いちいち オシャレ
Posted by ブクログ
時代に星座が関わっていることを初めて知った
占星術に少し興味が湧いたし
出てくるスイーツやドリンクは素敵だと思ったけど
ストーリーは特に刺さらず流し読み
匿名
評価が高かったので
評価が高かったので購入しました。この方の作品初読み。
いや~…読みづらくてなかなか進めませんでした…
文章がわりとぶつ切りで読点が多すぎて息切れしそう。
せっかくのイラストスイーツ、どんなステキな文章の描写かと思ったけど全然表現できてなくてがっかり。
なんとか読み切ったけれど、読むの疲れてしまいモヤモヤが残る作品でした。
自分のホロスコープを詠みたくなったのでそこは星2。
猫が現れるところとか、スイーツの描写とか、不思議な空間とかそういった幻想的な描写が悲しいくらい
物足りなかった。
これが重版されているのが信じられない…
作家に対して相性はあるだろうけど、今後この方の作品を購入することはないだろうな。
もっとこなれて上手で面白い作家さんたくさんいるもの。
ストーリーはともかく、筆力のない作家さんのは読めないです。
桜田さんのきれいなカラーイラストだけの本が欲しいなあと思いました。