ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • あなたが僕の父

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    今回は、千葉、実家のある館山と東京。
    高齢の父の様子を心配し、館山に移り住む主人公。
    父とは不仲だったが、母に先立たれ、一人暮らしをする父親。
    会話もしなかった時期、親子でもお互いを知らずに過ごした時間を取り戻していくかのよう。

    自分の親ともこんな風に向き合いたいな、と思った。

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    2025年12月05日
  • やせいのロボット ~むじん島のロズ~

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    ロボットに芽生えた親心や友情。原作は児童書のようですが、絵本用に短くまとまってます。
    AI時代の今読むとまた違った感情も生まれます。

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    2025年12月05日
  • それいけ! 平安部

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    あはれなり!!
    私はこういう青春系の文学が好きだったのか気付かされた

    ほどよくどうなるか気になる感じ
    出てくるキャラクターも全員性格良くて、ほんわかした
    ひなちゃんが地味にやる気あるのとか、明石さんの先輩感も好き
    アニメ化と実写化して欲しいなあ
    いみじ!

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    2025年12月05日
  • 目には目を

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    すっごく面白かった。考えさせられた。ドキュメンタリータッチで描かれているフィクションだ。少年院で過ごした時のグループ5人のそれぞれの想いが描かれている。その中の1人が復讐で殺されたあとの、お話なのだ。子供の時って脳が発達してないから、どうしても自己中心的になって、不運は全部、人のせいにしてしまう。ようやく少し反省しても、いつもいつも白い目で見られるとやはり、後戻り、グルグルと悪い方向へ行っちゃうのかな。自分のしたこと、悪いこと、取り返しのつかないことに対して、どう向き合っていくのか。無邪気すぎて、単細胞?すぎて、少年たちが、とても、かわいそうに感じた。でも、彼らの反対側には、被害者の家族の悲し

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    2025年12月05日
  • 人間標本

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    おもしろいです。この本を面白いと口にする人とは友達になりたくないのですが、ページをめくる手が止まりませんでした。

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    2025年12月05日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    自分の声をきいてもらい、たすけてもらったキナコが、一度はその恩を返すことはできなくとも、同じように声が届かないと諦めてしまった52の声をきき、応え、52もまたキナコの声をきき助け合う姿に心が温まった。
    アンさんの遺書には涙が出た。苦しくて誰かを恨めればまだ楽かもしれないけれど、自分を責めてしまったから、死を選んでしまったのかな。自分を責めることか人を責めることかどっちが楽なんだろう。どっちが正しいことなんだろう。本とはぜんぜん関係ないことだけど、人を責めれば楽だけど自分ではどうしようもできない辛さがあるし、自分を責めればこれからを変えられる希望があるけどやってしまったことを後悔することしかでき

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    2025年12月05日
  • サッカク探偵団3 なぞの影ぼうし

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    正体も分かったしこれで終わりで良いのかもだけど、まだまだ彼らの冒険や謎解きを読んでいたかった。
    これを読んで科学館や展覧会に行く子どもたちが増えたら楽しいよね!

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    2025年12月05日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    「空騒ぎ」が猫町倶楽部の読書会の課題図書でした。
    ベアトリスのセリフが全部面白くて大好きになった。
    映像や舞台が見たくなった。

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    2025年12月05日
  • からさんの家 まひろの章

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    また一冊、素敵な本に出会えた。

    複雑な環境に育ったまひろ。「運が悪かったのかなって思ったことはあるけれども、不幸なんて思わなかった。」そんなふうに捉えられるなんて、素敵だなと思う。
    からさんも、裕子さんも、タロウも柊也もみんな優しくて温かい。

    からさんの言葉は心に残るものがたくさんあった。
    からさんだけでなく、最後の章に登場する人たちの言葉は重くて、でも温かくて、久しぶりに読みながら目頭が熱くなった。

    今を生きているということ、どう生きるかということ、人を想うこと、家族とは、いろんなことが詰まった本だった。

    続きの伽羅の章も、味わって読もう。

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    2025年12月05日
  • アフターブルー

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    無意識に頭の使うミステリ続きだったから、繊細な物語が読みたくて積読してたこちらを!
    とても読みやすくて、章タイトルの付け方にも惹かれた。

    損傷の激しい遺体の描写が生々しく想像すると辛くなるけれど、喪失を抱えた納棺師それぞれの過去、喪失への向き合い方、納棺師の仕事を通じて不器用ながら生きていく姿に、ふと「この物語とても綺麗」と感じた。最後は過去の自分と重なる部分があって涙堪えながら読んでた。

    読み終えてカバー外してタイトル見て、買ってよかった!ってついニコッとしちゃった!

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    2025年12月05日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    ネタバレ

    成瀬の高校3年生〜大学1回生の頃を描く成瀬シリーズ2作目。文庫化を待ちきれず3作目と購入。
    1作目と同様直情で正義感が強く独立独歩な成瀬は健在で、初対面で面食らい拒否反応を示す周囲の人々が、次第に成瀬の魅力に感化されていく様が生き生きと描かれている。登場人物の心情の描写がとにかくリアリティがあって共感を覚えたし、最終話で書き置きを残して消えた成瀬を、各話で登場した主人公が集って名古屋まで探しに行くのはさながらグーニーズのようで素晴らしい結末だった。何より読んでてほっこりする。訪問したことない大津の情景を浮かべているうちに大津が好きになっていくし、つい地元に住んでいた頃の自分も懐古していた。読む

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    2025年12月05日
  • 未来のミライ

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    主人公は3才の男の子くんちゃん。いっつもかわいがってもらってたのに、いきなりきた妹、未来ちゃんに……。
    色んな世界を旅してタイムスリップして「好きくない」みらいちゃんを好きくなれるのか!
    文章で映像が見えた!

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    2025年12月05日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    つまりは、この重さなんだな−
    とても共感できて面白かった。自分と感覚が似ていた。
    絵から入ったけど、違う作品も読みたい!!

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    2025年12月05日
  • リアルフェイス

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    最高の腕を持った「美容整形」外科医『柊貴之』そのもとで働くことになった麻酔医の朝霧明日香「4年前のあの事件」を匂わせる記者。本物の犯人は?!

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    2025年12月05日
  • 睦月童

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    ある日貧しそうな少女「イオ」が大切な客人として店に招かれる。普通の少女のようなイオだがその「目」は人の「良心」をうつす鏡だと言う。イオの力にイオの里の昔話がからんでくるようで……。
    さいごは結構怖かった。

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    2025年12月05日
  • 夜明けのすべて

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    私もPMSが酷くて、生理前になると感情がうまくコントロールできない。溢れる怒りや体の底まで沈んでいくような落ち込みの中で、毎回「どうして私はいつもこうなんだろう」と自分を責めて、自己嫌悪になっていた。でもこの小説を読んで、そんな自分でもいいのかもしれないと思えた。弱さを否定するんじゃなくて、ちゃんと受け止めてあげたいと思った。一気に嫌な部分を消そうとするんじゃなく、少しずつできるところから無理のないペースで前に進んでいけばいい。それは感情を完璧にコントロールすることを目指すんじゃなく、自分自身を認めてあげることなんだと思う。

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    2025年12月05日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ


    この本は、死が波みたいに少しずつ、確実に寄ってくる。それは悲しいことでもないし、嬉しいことでもない。


    小説でしか触れられない擬似体験だった。
    読み進めるのが勿体無いと感じるほどに、
    柔らかい文体と五感の表現が美しくて
    お気に入りの一節を見つけると何度も読み返しました。

    主人公が施設で過ごしたのはたった1ヶ月。
    私が本を読んだのは2時間くらい。
    でも、体感ではちゃんと“1ヶ月”だった。
    時間の長さって、心が決めるんだなって思った。

    そして、どれだけ死を受け入れる必要があっても
    私が誰かに“死なないでほしい”と思うのは
    生きることへの執着があるからで
    それが健全だと思った。


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    2025年12月05日
  • ミトンとふびん

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    日常の中の些細な出来事や風景に、なんだか意味を感じるようになって、身近な大切な人に連絡しようと思える一冊。

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    2025年12月05日
  • 君の膵臓をたべたい

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    共病文庫を通して、お互い相手のようになれたら、という想いが「君の膵臓をたべたい」という言葉に詰まっているのが分かったときには胸がいっぱいになった。
    お互いに真反対の人間が残された時間、大切にしてきた価値観を共有することで尊敬し憧れの対象になっていく様子が心温まると同時に残されている時間が少ないという事実が、2人の関係が深くなっていくにつれて切なくなる。 人それぞれ色んな生き方があるし、どの人生も難しくて面白い。 自分もいつ死ぬか分からないし残っている時間を大切にして強く生きたいと思った。

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    2025年12月05日
  • ひげよ、さらば 下

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     下巻(むすびの巻)です。いやいや堪能しました。やはり"児童文学の極北"、傑作でした。最終巻はもはやレビューは不可です(放棄?)。あぁしばらく引きずりそうです。ぜひとも再脚光を浴びてほしい作品でした。

     本当の闘いとは? 猫は共同体を作り得るのか? 猫の丘の結末は? ヨゴロウザの記憶は蘇るか? ひげが象徴するものは何? 全てが回収され、驚愕の終焉を迎えます。そしてエピローグの余韻と無情感…。

     ぜひ本作を読んでいただき、本作の"凄み"をご自身で確かめていただきたいと思います。きっと深く考えざるを得ない部分が多々あると思います。3冊計36章、1,100

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    2025年12月05日