ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ちょっと不運なほうが生活は楽しい(新潮文庫)

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    2026/06/10
    新潮文庫+芸人の書いたエッセイという時点ですでに面白い内容なのが安心して読めると思いながら楽しく読ませてもらいました。
    アンガールズの結成に至るまでのエピソードや、田中卓志さんが芸人になるまでの人生で何があったのかなどさまざまなエピソードが短く、読みやすく書かれていて、あっという間に読み終わってしまいました。
    一通り読んでみて、田中卓志さんは家族や周りの人をとても大切にする人なんだなあということと、何事にも本当に真面目に考えている人なんだなぁということが改めてこの本の隅々から伝わってくる内容でした。
    本当に何も着飾ってなくてあったこと、人生で起きたことをそのまま、等身大の

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    2026年06月11日
  • ヨーコさんの“言葉”

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    ネタバレ

    佐野さんの人生観を感じる一冊。
    スイミングで人生の縮図を見る。
    凡庸な子たちに心の中でエールを送る佐野さん。

    「生きているばかばかしいはずみってものがなくなっちゃって、寂しいのよ」
    いいかげんなヤツばっかでも、くそまじめだけでも世界は完璧にならない。

    何時間も嫁の悪口をまくしたてるおばさん。
    人間関係ぐちゃぐちゃより、私は人と戦いたくないので、ベルリンの孤独な老婆の人生を選びたい。
    この年になるといろいろ考えさせられます。

    叔母さんの話もグッときた。
    最期はプラマイゼロになったかな。

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    2026年06月11日
  • 氷河期のゴミ

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    ネットの仲間たちとの犯罪。氷河期世代の生きづらさを訴える犯人たち。しかし読後感は良かった。読み応えあり、オススメ。

    「白櫻企画」のコネ入社面接会場にジュースが置かれた。面接官に新製品アピールを自分の言葉でと言われてオレンジジュースをみんなが飲む。が、すごく変な味がした。次々と学生たちが倒れる。

    「東都電力エージェンシー」では、正社員のネックストラップは赤、派遣が青、委託がオレンジで、来客はグリーン。清水はトイレの洗面台に社員証を置くと、歯磨きして個室に入った。戻ると社員証がない。廊下に出てふと見ると、面接会場の控え室に社員証を下げた男が入っていくところだった。「それ、俺の社員証だろ!」と声

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    2026年06月11日
  • 向日葵の咲かない夏

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    いやー、最高
    3歳の割に饒舌だなぁくらいの軽い違和感の積み重ねからの、怒涛の伏線回収最高
    ラストのオチもとてもいい

    2026年 31冊目

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    2026年06月11日
  • うたかたモザイク

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    いろんな世界に入ったと思ったら出ての繰り返し。記憶が朧げで『うたかたモザイク』ってそういうことか、と。「人魚」「sofa&...」「前夜」「ムーンライダー」がお気に入り。spicyに属する3作品のぞわっと感は忘れられない。

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    2026年06月11日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    著者らしいと言えばらしいし、らしくないと言えばらしくないと思った一冊です。
    少年時代に強烈な虐待を受けて育った主人公が、里親の愛を知り、死を知り、そして殺人者となり、人生を振り返る話です。
    虐待シーンは読みたくなくなるほどのショッキングな描写でしたが、それでも読み続けなければという思い読み終えました。
    里親からの愛情や、弁護士からの厳しい言葉など、物語の中に散りばめられた言葉に、深く考えさせられました。

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    2026年06月11日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    帯にあった、神様のカルテ著者が贈る、21世紀版銀河鉄道の夜!
    その通り。そして整理しながら改めて気付かされる本の魅力、いつかまた読もう

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    2026年06月11日
  • 清浄島

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    救命救急センターの一員として、コロナ禍では自らも厳しく制限されたし、患者さんやご家族にも制限をお願いしてきた。学生時代に僅かながら貝の撲滅活動に従事したことなども思い出す。大きな仕事を覗かせてくれる作品であったが、それに従事した方々の苦労も、私たちが一つ一つ積み上げてきた苦労も、大小違わなかった。

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    2026年06月11日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    人はどうして足りない物を得ようとするんだろうと思った、何かを得ようとすれば何かを失うのということにも気付かされた。
    知れば知るほど何事も良くない側面が見えてくるから、完璧を求め人は何かを求め続けるのだと思った

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    2026年06月11日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    事件の真相が最後まで分からなくて、分かった時にアッとなったし、タイトルの献身っていう言葉がぴったりの作品だなって思った。
    登場人物がみんな幸せになれなそうで心がいたい。

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    2026年06月11日
  • カラフル

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    まさかの展開で、切なくも暖かい終わり方
    もういちど忘れた頃に読み直します

    自分自身を、家族を、そして本を大切にしたいと思える
    そんな1冊でした

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    2026年06月11日
  • ブティック

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    「倍返し」まではいかないけれど池井戸ワールド全開。銀行に幻滅しM&Aアドバイザー会社に転職した秋都が古巣に立ち向かう…。アクティビスト(モノ言う株主)と言えば聞こえはいいが、投資先企業の経営に介入し株価を吊り上げ売り抜ける、要するに乗っ取り屋は懲らしめられて当然、株主至上主義の負の側面が描かれる。

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    2026年06月11日
  • カフェどんぐりでのんびり朝ごはん

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    【あらすじ】
     「あなただけの朝食お作りします」と書かれた看板に誘われて、今日もカフェどんぐりには癒しを求めてお客がやって来る。
     朝食の大切さを再認識させてくれる1冊です。
    【感想】
     シリーズ2冊目も変わらず、ほのぼのとしていて、優しい時間の流れる物語ばかりです。
     私自身は朝をしっかりと食べないと1日頑張れない派なので、登場する美味しそうな朝ご飯たちにうきうきさせられながら楽しみました。

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    2026年06月11日
  • 虞美人草(新潮文庫)

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    ネタバレ

    漱石の作品とは

    猫みたいな例外はありますが三角関係である。その一つの完成された形です。
    三四郎、これはごく習作の域ですが、それから、門、ときて本作。
    ハムレットのオフェーリアばりのシーンから、
    あんなバカ女と一緒にされたら藤尾さんに失礼か、
    炸裂する漱石節。なんか学校の先生の説教ぽくも聞こえますが。
    これよこれが読めるのですから、未読の方は幸せ者です。
    お好みで

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    2026年06月11日
  • 羊は安らかに草を食み

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    初めての作家さん、話題になっていたので軽い気持ちで読み始めたが…内容に大分衝撃を受けた!心に残る一冊だったと思う。
    持田アイ、須田富士子、都築益恵の3人は出会って20数年の友人である。3人とも80歳ほどになっており、その中でも益恵通称まあさんは認知症が進んでいた。そんな中、まあさんの夫の三千男が、アイ、富士子にあるお願い事をする。それは3人でまあさんの記憶を辿る旅をしてほしいということだった。まあさんは満州で生まれ、戦争を経験し、その後日本に渡っている。まあさんは満州でのことを一切誰にも話さなかったが、時折り「カヨちゃん」と口にするようになる。まあさんの記憶のつかえを取り除き、安らかな老後を迎

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    2026年06月11日
  • 四つの署名

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    事件のトリックや犯人については早い段階で判明するのに、その犯人の足取りを追う捜査がなかなかに難航してて、その道中起こるアレコレが面白い。
    スミス婦人からオーロラの行方を聞き出すホームズの手腕があまりに鮮やかで驚嘆した。

    事件の犯人や宝石箱の真相がなんとも奇怪で血生臭くて、物語全体がドラマチックだった。
    警察船でオーロラを追いかける場面はアクション映画の1シーンのようだった。

    あとモースタン嬢の存在によって、より一層ロマンチックな文面が増えているのに気付いて思わず笑ってしまった。

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    2026年06月11日
  • フクシマ戦記 下 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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    「フクシマ戦記(下)」
    1.天皇の理解と行動
    3月15日午前 田中俊一前原子力委員会委員長代理がご進講
    ①炉心が溶融している「メルトダウン」
    ②事故はスリーマイル・アイランドのスケールをはるか超えている
    ③3月16日ビデオ収録・放映
    厳しい状況の認識と国民への激励 
    →「天皇が東京に残っている」との驚きと感嘆の声
    「自衛隊・警察・消防・海上保安庁らの努力に感謝」
    仙台松島航空基地で昼食 制服自衛官と初めて
     
    2.マイケル・マレン統合参謀本部議長
    ①日米間の情報共有が不十分
    ②日本政府は資源を活用できていない
    ③戦略的・長期的取組になっていない
    →日本側は反発 最後は自衛隊の覚悟ある

    3.米

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    2026年06月11日
  • フクシマ戦記 上 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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    2026/06/09「フクシマ戦記上」船橋洋一
    「カウントダウン・メルトダウン」の10年後に書き改めたモノ。
    1.福島第一原発の1,2,3号機が次々とメルトダウンを起こし、4号機が火災を起こした「並行連鎖原災」だが、本質は「人災」
    ①絶対安全神話の罠
    ②安全規制ガバナンスの不全
    ③安全規制のガラパゴス化
    ④国策民営化の曖昧さ
    ⑤国家的危機での危機管理とリーダーシップの欠如
    2.官僚機構の劣化こそが問題
    福島第一の危機管理は
    ①炉の冷却安定
    ②放射能封じ込め
    ③住民避難
    3.自衛隊の二正面作戦 「①地震・津波」「②原発事故」
    折木統合幕僚長へワシントンより電話17日07:00
    国家の存亡の危機に

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    2026年06月11日
  • 男ともだち

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    本屋のPOPをみて妙に気になり手に取ったらまぁ面白くて3日ほどで読み終えた。
    ハセオの存在って大きくて、ハセオと再会してから彼氏、愛人との関係が代わり、仕事に対する姿勢も変わってるなぁって感じた。
    ハセオは神名のこと好きだったんかな?神名はハセオが好きだったんかな?と言及されてないのがまたいい。ハセオみたいな男ともだち欲しくなった。

    千早茜さんにハマり、他のも読み漁ってる

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    2026年06月11日
  • 調律師

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    ネタバレ

    ピアノ音を聞くと匂いを感じるという共感覚を持つ調律師が主人公の連作短編集。同じく調律師だった亡き妻と思い出を時々織り交ぜながら、驚くべき結末に向かっていく。しっとりした筆致でとても良かった。これまで熊谷達也の本を手に取る機会がなかったことに驚く。

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    2026年06月11日