ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ほくほくおいも党

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    とある左翼政党に所属する父親と、
    その家族が向き合うひと夏の選挙戦の物語。

    父は勝ち目がないと分かっていながら知事選に出馬する。
    家ではまともな会話が成立せず、何か話そうとしても、すぐ政治の話にすり替わってしまう。そんな父を、主人公の千秋はずっと恥ずかしい存在だと思っている。

    序盤、この家族の関係は正直「もう救いようがないのでは」と感じるほどだった。互いに相手を見ているはずなのに、言葉は届かない。近くにいるのにすれ違ってばかりで、読んでいて息苦しささえあった。

    それでも物語が進むにつれて、少しずつ家族として向き合おうとする気配が見えてくる。終盤の出来事を経て、千秋と兄がそれぞれの形でぶつ

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    2026年02月07日
  • 世にも奇妙な君物語

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    ネタバレ

    さくっと読めてちょうどよかった!!!

    私も世にも奇妙な物語大好き勢。
    「そういうアンタもな。」みたいなオチ、「気付いてないのアンタだけですよ…」みたいな構造!まさにそれが本で読めたーーー!

    またシェアハウスか、昨日まで「パレード」で散々読んでたわ。&性癖異常者か、これ正欲で読んだな。の1話目はまあまあだったけど、
    2話目のリア充裁判は好みだった。
    コミュニケーション能力、自称だもんね、資格化(視覚化?)するという試み面白い。
    リア充のコミュニケーション能力はダテじゃ無い。主人公の女の子が「いまだにリクルートスーツを着ている」というのが切なすぎました。

    3話目の学校の話、生徒たちを

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    2026年02月07日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    凄く良かった!!
    めちゃくちゃ好みの短編集で、最後まで飽きることなく一気読み出来ました。
    タイトルと作者陣から即買いしましたが、期待を裏切ることのないものばかりでしたね!
    タイトルから多少グロいのかと予想してたけど、そんなことはなく、適度なゾワッと感と少しのミステリー要素がちゃんとあって、ホラーではないし、読みやすかったです。さすがでした✨

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    2026年02月07日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助が果たした見事な仇討。父の仇、作兵衛の首をとる。
    それから二年後、目撃者を訪ね歩くところから話ははじまる。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。
    「立派な仇討」と語られるあの夜の真実とは。

    それぞれの「目撃者」たちの話にものめり込んでしまうほどの生き様がある。

    仇討ちといえば忠臣蔵か蘇我物か。
    芝居の町だからこその人情劇。
    人との関わりが薄くなりつつある昨今、ラストの真実に辿り着くと胸が熱くなる。
    ラストを読み終えたら、また最初からもう一度読みたくなる。

    色の表現も美しく、読みながら場面が頭に浮かんでくる。
    映像化されるのも納得。
    ますます映画が楽しみになった

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    2026年02月07日
  • 人生を変えたコント

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    タイトルだけみて読んでみました。

    霜降り明星のせいやの自叙伝小説。
    という情報だったので、
    有名なM-1のコントのお話かな...
    と思って読んだら、
    そんなよくある話ではなくて。

    高校時代に学園祭で
    コントを考えて活躍した話ではあるのだけれども、そんな楽しいお話でもなくて。
    よくぞ人生を諦めずに生きてたな、
    と思うくらいの内容です。

    いじめの話がメインじゃないか
    と思うくらいではあるし、
    ここで加害者を責めてもいいと思うのだけれども
    決して、加害者を責めた発言もしてないし
    加害者の事情もきちんと書かれてある。

    そしていじめを受けた
    ひとりの人間としてのいじめに対する見解もある。

    けれ

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    2026年02月07日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    面白かった〜
    色々どうなっちゃうんだろうって思うことがたくさんあったけど、そうなるのか!と妙に納得したり。
    前作と前前作も面白かったけど今回のが1番好き。
    次作があるかわからないけど次作を読んでみたい。
    どうなっちゃうんでしょう。
    私も本好きだから、本を守るために何かできることはないかな〜と考えると、きっと読み続けることが自分なりの戦い方だと思うから、忙しさに負けずこれからもたくさん本を読んでいこうと思います。
    途中途中に入ってくる小ネタが面白かった。

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    2026年02月07日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    映画を観たあと、原作も読んだ。
    映画はやっぱり景色がきれいだったし、同世代のわたしにとって、家の中の様子や小道具が懐かしかった。
    役者さんの丁寧な演技や方言もよかったなあ。
    小説では、映画で省略された事情や考えていたことなどが細かいところまで分かったので、読んでよかった。

    家族であっても、愛せない、理解できないこともあって当たり前で、それでも、存在を認めてかかわる、そんな形でもいいんだと思うと気持ちが楽になりました。

    小説から抜粋
    「役に立たないものがごくあたりまえに存在をゆるされる世界は、なんと豊かなのだろう。」
    本が大好きなわたしにとって、強く心に響いた。
    この平和な世界がこれからも続

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    2026年02月07日
  • 愚か者の身分

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    心が揺さぶられた
    自分の生きてる世界には知らないだけのこんな世界が必ず存在していて
    この人達が必ず救われて欲しいと願った

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    2026年02月07日
  • 家族コント

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    うだいさんの家族愛が伝わりほっこり。また、親としても共感したり反省したり。あとがきにその何年か後の話もでてきてそれも面白かった。

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    2026年02月07日
  • 天国にたまねぎはない

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    死んだはずの従兄弟から天国へのたまねぎ密輸バイトを持ちかけられた主人公は、従兄弟のSNSアカウントが乗っ取られていることに気づき、彼に促されるまま犯人探しを始める。
    ストーリーが「神様」「たまねぎ」「天国」というどことなく面白味のある単語が立ち並ぶため、ユーモアファンタジーなのかと読み始めたが、中学生特有の自意識、葛藤、羨望、嫉妬に満ち溢れていて、読んでいて笑えるどころか痛々しさで一杯になった。普通に拘ることと特別であることへの憧れの間で揺れ動く主人公の行動一つ一つに、いつかの自分と重なり合うようで共感性羞恥をおぼえるようで。久しぶりにリアルに揺さぶられる小説を読んだように思う。
    本筋とは外れ

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    2026年02月07日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    幾つかの話が並行して進んでいき後半はその話がどんどん一筋に繋がっていく感じが読んでて面白かった。
    話のストーリー自体は読みやすかったかな。
    叙述トリックにはまんまとやられた!

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    2026年02月07日
  • まつらひ

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    祭りに関わる短編集6作。古来から村に伝えられる祭りの由来や祭りの日には、様々なことが起こるようで…。村山由佳らしい描写の散りばめられた短編集だった。

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    2026年02月07日
  • 世の中と足並みがそろわない(新潮文庫)

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    世の中を見るふかわさんの着眼点が、ところどころ自分と一致している箇所があり、親近感も湧いてとても読みやすかった。情報過多な世の中になり、深く考える事もせず流してしまう癖がつきつつあるが、その部分をふかわさんは立ち止まって見てくれていて、共有してくれる。フッと笑えるエッセイであり、芸能の世界や音楽の世界など、じっくり味わえて良かった。
    是非ともふかわさんの「隙」を探したいと思った。

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    2026年02月07日
  • けんちゃん

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    こんなに泣いたり、気持ちが声に出てしまうような文章は初めてでした。(48才adhd障害者手帳2級当事者)ワタシは文章を読むのが好きなので、このカタチが一番ですが、ワタシの母や友人たちはそうではない人が多いので映画化ドラマ化して欲しいです。そんな風に感じた文章も初めてです。ワタシが世の中に伝えたいことが、伝えたいカタチで書いてありました。内容については何も書きたくありません。うまく表現できません。紙とかインクとか運送とか…インフラとか法律とか歴史とか…全てに感謝してしまうほど、うれしい体験でした。ありがとうございます。

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    2026年02月07日
  • ポケットマスターピース01 カフカ

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    ひとまず変身を読んだ
    -どんな虫になったんだろう?たぶんかなり大きい?
    -家族の一見薄情にも見える態度がケアの現場で目にするような現実とリンクした。ケア対象の死が安堵と希望をもたらしてしまう。
    -人の価値が家族への貢献度になっているリアル
    -愛とはいったい

    流刑地にて
    -これ無理なやつ…
    -士官はアドルフ・アイヒマンですか

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    2026年02月07日
  • 赤い月の香り

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    透明な夜の香りに続き今回もすごく良かったです!
    今回少し小川朔のことが出ていたと思います。もし続きがあるなら少しずつ朔のことを読んでいきたいなと思いました。そして一香が出てきてて嬉しい!洋館での仕事を去ったあともみんなとの関係が続いていて良かったです。香りは記憶に残る、香れば記憶が戻るなら私も朔に作って欲しいです、

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    2026年02月07日
  • ひまわり

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    これは感動しかり。脊髄損傷してからだが動かなくなった人が司法試験受けて弁護士になる話。言葉を使って、それこそ障害に打ち勝っていく。言葉って、こんなにも強いんだなあ。頑張れば道は開くんだなあ。

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    2026年02月07日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    『審判か』

     金字塔 最強の1行
    孤島・角島で起こった大量殺人、それはミステリ好きにはたまらない最高の餌だった。

    無茶苦茶面白かった。まんまと僕らは殺されてた。
    ポウとエラリイ大好き。

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    2026年02月07日
  • この二次会をさっさと抜け出して家でパンをこねたい

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    ネタバレ

    新しい価値観を「教えられる」のではなく、
    隣で生活を覗かせてもらったような読後感。

    ユニットバスの話も、飛び箱を家具として使う感覚も、
    おすすめの本を聞かれるのが苦手だという理由も、
    どれも少し変で、とても正直で、心に残った。

    下北沢の空気を吸ってみたくなったし、
    行けなかった展示会のことまで想像してしまった。
    ブンさんの勤める古本屋にも、理由もなく行ってみたい。

    ページを閉じたあと、
    「自分もこの二次会、抜けてよかったのかもしれない」
    そんな気持ちが、静かに残る。

    出会えてよかった一冊。

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    2026年02月07日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    「名前のつかない関係」に惹かれる方に全力でおすすめしたい短編集。
    どの作品にも根底に「完全に重なり合えない寂しさ」のようなものがあり、でもそれを抱えたまま生きていくことへの肯定も感じられたのが良かった。
    どの話もとても良かったけど、「明日世界は終わらない」「家族の事情」が特に好き。

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    2026年02月07日