小説・文芸の高評価レビュー
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北野武好きはハマる気がする
主人公がブルドーザー級の肝っ玉女性といういかれ具合で極道に強制収容、ヤクザの令嬢を護衛することに。
その頃とある夫婦仲にある2人が事故現場から親子を救助。
一見何も関係が無い2つの出来事が重なる時、どんでん返しが巻き起こる。
実は命題で暴力や不条理についつい目が行きがちですが、私は今作において命題は「性差」だと思います。
それについて説明する前にそもそもババヤガってなんなのか?作中あまり語られることのない言葉の意味ですが、山姥的存在とされる老婆を意味しています。作中では山姥の話がキーポイントとして主人公の人生観に関わるのです。
ちなみに主人公の生い立ちはとても凄惨 -
Posted by ブクログ
「神のサイコロ遊びにイカサマを仕込む」
地球から十光年離れた未開の星で起こる殺人事件。
広い広い宇宙が舞台の壮大な物語なのに、逃げ場のない閉鎖感と緊張感がある。
この妙な閉塞感をうまく言い表しているのが、帯の「宇宙(広すぎるクローズドサークル)が舞台の本格ミステリ」という言葉。なるほど、と思った。
AIとのバディものは最近多い気がするが、どれを読んでもAIが魅力的なキャラクターだったり、AIならではの特性を生かしたプロットだったりして、全く飽きない。
本作も例に漏れず、AIディセンバーは好きにならずにはいられないキャラクターだった。
主人公の零司にいつも一言多いディセンバー。
皮肉っぽく -
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ネタバレ結婚しても森若さん!シリーズは続く!
「問題は、変えたあとで出るものです!」
新システム導入に関わるあれこれ。
そう、三木さん、多分いい人。
ちゃんとやれば仕事できる、はず。
「これは愚直な人の仕事です!」
千晶と結婚したいから仕事を頑張る立岡、とそれに巻き込まれて天天キャンペーンの担当になった村島実奈。
でも実奈は、なんだかんだポンコツながら仕事をした。
このシリーズは、基本女性はなんだかんだポンコツなりに頑張っているけど、男はそうじゃないのはなんなのか?
(立岡はいい人だとは思う)
立岡にとって不幸なのは、多分千晶は彼氏のスペックに満足していない。
そしてスペックでしか見てない。 -
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二篇ともめちゃくちゃよかった。
読みにくくて挫折とかは、私は感じなかった。
見えるものや聞こえる音、視点の移り変わりが全部書かれているので、圧倒的に主人公が「生きている」感じが表現されていて凄いと思った。
【ここはとても速い川】
心に残る場面はいくつもあるけれど、
32ページの『列に続いてないとおばあさんも気づいてまうやろう。屋根もないから太陽も雨も先に生えてるもんたちと分け合えるやろう。』
これは植え替えられた花についての一文として読んだけど、施設で生活している子とそうでない子の比喩なのかな?と感じた。
集もひじりもどうか幸せに暮らしていてほしいと思うラスト。
【膨張】
アドレスホッパー -
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高野さんの本を何冊か読んだ共通点は言語を学び文化を学びその土地に順応して文化、生活のレクチャーを受けるので読んでいくうちに現地の皆さんのキャラクターが浮き彫りになって読み終わる頃には名残惜しくなっている事。
冒頭にもあるけどイラクと聞いて「戦争、紛争、」「ヤバめのイスラム教」みたいなイメージしかなかったけど読んで思ったのはやばいのは政治(または宗教絡みの政治)でそこで過ごす人々は活気があってチャーミング、文化もあるが懐に入れば情が厚く手助けもしてくれる。
水路が複雑で地図も書けない湿地帯は古くから社会からあぶれたならず者達が逃げ込む場所にもなっている。中国の水滸伝になぞらえているけど水滸伝の -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎて…どこが面白いというのを全然言語化できてないんですけどとにかく面白くて一気読みでした。
展開の仕方と、主人公のちょっと突飛な思考や行動が天才で、本当に面白かったです。特に表題作の「私を庇わないで」が最高でした。
全体的に皮肉のきいた作品で、それぞれの主人公がブラック企業で働き続けて居たり、自分を不細工だと思っていたり、「デブ」と自分を思っているんですが、そのことに対して、吹っ切れているというか、悲観的じゃない。諦めとも違う、そこに至るまでに諦めもあるのかもしれないけど、あんまりマイナスを感じさせない、自分をそのまんま受け止めている感じがあるように私は思えて、そこもいいなと思いました
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