あらすじ
当たり前に見える日常は、誰にも真似できない舞台だった――
“うちもそうだ”がきっと見つかる、笑いと涙の家族エッセイ!
子どもたちから「うだい」と呼ばれ、自他共に認める「家族バカ」な創作の鬼才・岩崎う大。
15年以上にわたる子育ての日々と今しかない家族のかたちを残した、愛と笑いの記録。
父の目線から掬い上げた平凡の中にある奇跡の28篇。
<もくじ>
まずは長男が生まれる、その前に……
まずは長男が生まれる
父としての自覚
歯の妖精
あの日の点滅くん
岩崎家とサンタクロース
家族間の呼び方
最後のメンバー
勉強とはなんなのか?
妻の話
愛犬タコ
習い事
特別で日常な夜
ケンカ
しょぼい初めてのおつかい
新たな家族
次男とひいおばあちゃん
家族旅行
岩崎家、鬼怒川温泉に行く 前編
岩崎家、鬼怒川温泉に行く 後編
学芸会!!
岩崎家と賞レース
煽りの美学
子供を叱るということ
高校受験
高校受験2
記憶
その後の話
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
かもめんたる う大さんといえばバラエティでの変人っぷり&奇才っぷりが強く印象に残っている。家族のイメージは全くなかったが、本作を読むと家族が大好きでハートフルでめちゃくちゃ素敵なお父さんだった。そしてやはりおもしろい!
父親というと私はやはり自分の父を思い浮かべる。饒舌なタイプではなく毎日愚痴も言わず朝から晩まで仕事をしていた。家庭内では母の力のほうが圧倒的に強かったが、父が存在しているだけで安心感があった。
そんな父も、う大さんのように子どもとの接し方で迷うことや何と声を掛けるべきか分からないことがあったのかもしれないと感じて、自分も大人になったなぁと思った。子どもの頃はそんなこと露にも思わなかった…
う大さんはそういう子どもへの思いを丁寧に綴っている。自分のなかにある迷いや、本音と父親としてあるべき姿のあいだで揺れる思いを認めてエッセイとして表現するのは、一見簡単そうだけど難しいことで一つの才能だと思った。
(色々な本を読んでいて思うが、父親という役割に対する社会のプレッシャーも母親に負けず劣らず相当なものだろう。)
そして何より、岩崎家のメンバーはみんなめちゃくちゃかわいくておもしろい!岩崎家の恒例(!)だという「あのときどう思った?」という質問にすなおに答える子ども達がかわいい。
人に聞かれて初めて自分の気持ちを自覚することもある。そういうコミュニケーションは私の周りでは見られないものでとても新鮮だった。自分の家族にも聞いてみたい。
今後、3人の子ども達が巣立ったあとのう大さん夫婦の姿も気になる。ぜひ続編を書いてほしい。
独身の人にも既婚の人にも全力でおすすめしたい作品。