あらすじ
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌う――その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
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Posted by ブクログ
シリーズ最終巻(!?)!そう思うのが惜しく、勿体ないと思うほどとっても爽やかな終わり方だった!
大好きな本に囲まれ武蔵野書店で働き続けるか、女性として憧れの人生を歩むべきか、30代半ばを迎えた京子が新しい壁にぶつかる姿が1冊を通して印象的でした。自分なりに真っ直ぐ仕事を頑張っていて、そこに恋愛というある種のしがらみが訪れた時って凄く女性にとっては大きな壁になるんだよねえ。。そういった女性ならではのモヤモヤの描き方も凄く鮮明で上手いなと思った。
が、たとえ京子がどんな状況になっていようと
店長の相変わらずなぶれない勢いとテンションには幾度となく笑いっぱなしだったww最後まで謎が多すぎた店長ww
店長に対して負の感情を抱いていたのは京子だけだったのかもしれないけれど、店長と京子が人のいない武蔵野書店で、互いにいろんな話を語り合った場面は胸を熱くするものがあった。あれだけ店長に対してイライラしたり、辟易したりと負の感情ばかりだったのに、経験を経たぶんだけあって腹を割って話せる仲になれたんだなあと感動(T_T)♡
『店長がバカすぎて』シリーズを読むと、アナグラムとブルーハーツの『人にやさしく』は間違いなく頭から離れなくなるね!笑 最高のシリーズでした!!
Posted by ブクログ
店長に対する気持ちが京子とリンクしていた笑
書店の存在意義を聞いてハッとさせられたり、それ以外ではイライラさせられたり…笑
「問題。〜」という本とも繋がりあるのかな?読んでみよう〜
Posted by ブクログ
やっぱり面白い。
『問題。以下の文書を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』も面白く作中で驚かされたが、その時の驚きをそのままもう一度味わえました。読み終えた時の満足感が2作品分です。
武蔵野書店を巡る人間ドラマです。
店長の山本猛と、書店員の谷原京子。
喜劇のような物語に、荒んだ心が洗われます。
無邪気で純真な登場人物たちが大勢現れ
最初から最後まで、作品のもつ明るさが1番の魅力です。
あったらいいな、前日譚。
Posted by ブクログ
店長の、そして周りの人間のキテレツぶりに拍車がかかっていて、変な人が増えてる!
3作目が一番スラスラ読めて、久しぶりに読書中に声に出して笑いました( ◠‿◠ )
1人で読むことをおすすめします!
さらば!と言いながらもまた続きが出るのでは?と思わせる最後でした。
Posted by ブクログ
1寸意味不明 これは小説の中の小説なのか?そうじゃないのか?
が分からなくなる件があって。私の読み落としが原因なのか、読解力失ったのか謎
アナグラムネタまたここにも突っ込むのかと思いつつも、最後の原稿みて、えやっぱりもしや?と思ってしまう。アナグラムネタに嵌められたような気がしてならない。
カバーが面白すぎるでしょ。
Posted by ブクログ
完結?
2度あることは3度あるって感じ
面白いけど予想の範囲内で、1作目の面白さは上回らないなー
「問題。次の文章を〜」の十和も出てきたりしておもろい
Posted by ブクログ
店長シリーズ終わってしまったか。好きだったなぁこの話。強烈なキャラクターの店長と、店長と犬猿の仲の京子の掛け合いが面白かった。
今回は、京子が店長を意識する場面もあったりして、まさかこのまま店長とくっついてしまうのか...!?とかなりびっくりな展開だったが、そんな訳なかった(笑)そりゃあ、そうだよね、店長に「恋愛」とか「結婚」とかいう言葉は全く結びつかないもんな。
それでも、京子が選んだ人は店長と何だか似た人で...という展開も驚いた。なんとなくだが、京子はこのまま一人、店長と時に言い争いしたり意気投合したりしながら、武蔵野書店で働いていくのだと思っていたから。
店長に関してもこれまた予想を裏切られ、単身海外へ行ってしまうのだから。
ほんと、皆が夢を持っていて、その夢を叶えるために歩んでいってる...そういう登場人物が多いからこの「店長」シリーズは読んでいて気持ちが良いんだろうな。
Posted by ブクログ
いやー、久しぶりに「武蔵野書店の店長」に会いました。
最初の『店長がバカすぎて』を読んだのが4年前だったけど、いい意味で本書の中にあるように作品ごとに店長と谷原京子さんの印象がちょっと違うようにも感じた。キャラのいろいろな面が見えたことで、より印象の重みが増したからかもしれない。
本作では、今まで武蔵野書店での雰囲気がちょっと違って、少し心配になりながら読み続けたけど、やっぱり店長も谷原京子さんもそのままだ!
谷原京子さんの心の声は相変わらずいいツッコミと数々の愚痴で溢れていい味を出している。
もちろん本への純粋な真っ直ぐな愛も健在!
店長と谷原京子さんの今後も気になるなぁ。
あと、店長と谷原京子さん以外のメンバーのスピンオフを是非読んでみたい。
特に神楽坂の小料理屋「美晴」の日常なんか面白そうだ。
Posted by ブクログ
前を思い出しながら読みました。
面白いですね。
店長のキャラクターは何処から来たんだろう。
ロイヤルファミリーを書いた作家とは思えないですね。
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
相変わらずぶっ飛んだ店長だなぁと思いながら、最初からこんなふうだったけ⁈と、
一段とバカさ加減が増しているのでは、と感じなくもない。
店長が考えることは並はずれていて、だけど子どもたちのことはとても考えている。
休日に読み聞かせをしているだとか、雨の本屋さんピクニックや卒園イベントなど〈武蔵野書店〉で出来ることをやっているのは凄いことだと思う。
そんな店長が退職とは…
だけど書店員であることは辞めないという。
昨日までの自分が知らなかった世界と出会える唯一の場所が書店だと言う店長には、書店はなくてはならないものなのだろう。
谷原京子もまたそのひとりなんだろう。
『自分の生き方を揺さぶってきたのは、いかなるときでもふらりと立ち寄った本屋で見つけた、その瞬間まで知りもしなかった本だった』と言う彼女は、書店のイベントでも出会いを感じ、一冊の本がもたらす奇跡の瞬間に感動をする。
書店とは、人と物語とが出会う場所。
そこで出会った桃田さんとの未来…だけど書店は切り離すことなくずっとそこにあり続けるのだろう。
最後まで、名前のアナグラムに頭がついていかない…
Posted by ブクログ
今作もテンポの良いノリでとてもおもしろかったけど、ネタやイベントが詰め込まれすぎていてお腹いっぱいになったのと、店長と京子さんの関係も個人的には好きではない展開で、完結させるための無理くりな流れのように感じちゃいました。
Posted by ブクログ
鼻につく店長は健在。
今作は他の登場人物たちの共演は少なめで、谷原さんの内面と向き合っていく作品だったと思います。
彼女の毒毒しさも鳴りを潜めている気がしましたがそれがまた人生に悩んでいる35歳をリアルに感じるところでした。そして、おめでとう。
今作で終わりなのかまだ先があるのか。
最初ほどの度肝をぬかれた感はないですが、安定のオチという感じで好みでした。
シリーズテッパン
のやり取りと大まかなあらすじでした
著者の作品の入り口のシリーズなので
今回も拝読しましたが、物凄くシリアスなお話も
物凄泣けるお話もあるので、懐の深さを感じます。
Posted by ブクログ
過去2作を読んでいたので完結版も読まなければと思って手に取ってみた。シリーズ物ということである程度先が読めてしまうところがあったが登場人物が魅力的でサクサク読み進めることができた。
同作者の別作品とリンクする部分もあり読んでいて楽しかった。
Posted by ブクログ
桃田よくわからなかった、、!怪しい人じゃないんだよね?いきなりの展開で???となったが、式のしっちゃかめっちゃかに笑った。みんなに愛されてるな京子。
大型書店も便利だし見てるだけでワクワクするけれど、地元の本屋(少ないけれど)でもなるべく買おう。
Posted by ブクログ
普通に書店への熱い思いを読む分には良いのだが、お決まりの展開すぎて「なんだかな」となってしまう。幼少補頃からドラえもんとかちびまる子ちゃんとかのお決まり展開が苦手なのである。
Posted by ブクログ
モロに前作からの続きだが、振り返り等はほぼない。
そのため、前作を覚えていないと特に登場人物の多さに「誰だっけ?」というモヤモヤを抱いたまま読み進めることになる。
ギャグなのか真面目なのか、捉えづらい部分も多かったが、ちょくちょく現れる良い言葉や考え方には、なかなか刺さるものもあった。
しかし展開としては、結局、仕事と色恋(結婚)に葛藤するという、お仕事モノの安直感。
京子の自我を通す最終判断は良かったものの、そもそもで、ぽっと出の桃田は一体何者だったの…という消化不良感が最後まで残った。
働きながら運命の出会いに憧れる人向け。
Posted by ブクログ
久々に戻ってきました「店長がバカすぎて」シリーズ!
店長の奇天烈さは変わらずで、
きっと同じ職場に店長みたいな人がいたら
私も京子のようにイライラしちゃうのは間違いない。
でも、本を愛する心、書店を大切に想う気持ちは
きっと誰よりも強くて、誰にも負けない。
さらば!の今作は店長と京子、2人とも人生の岐路に立ち、
自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする。
店長と京子が夜の書店で語らうシーンが印象的だった。
意味不明な言動が多い店長が、
「街に書店が存在する意味」を京子に語った時、
私が「書店に足を運ぶ理由」がまさにそれだ!と思って
店長の言葉に感動すら覚えてしまった。
ある意味?カリスマ性があって、目が離せない存在。
本当に何者なんだ、店長は…
Posted by ブクログ
第3弾ついに完結かな。
最後までつかみどころのない店長でしたが熱は伝わりました。武蔵書房も次々と人が変わり京子さんにもついに。怒涛のエンディングで楽しむことができました。
Posted by ブクログ
シリーズ3冊、オーディブルで拝聴。
朗読のかたがお話とピッタリでおもしろかった。
文句はあるけど、一緒に働く皆んなが本が好き。自分が働いている書店に誇りをもっている。
好きなことを仕事にできるのはうらやましい。
Posted by ブクログ
2020年本屋大賞の続編
京子の孤独と葛藤:仲間が去り「頑張ってね」と託される言葉に苛立ちと寂しさを抱く。
シリーズ最終章にあたる本作は、書店員・谷原京子が35歳という年齢を迎え、仕事と人生の選択に真正面から向き合う物語だ。仲間の寿退社で反店長派は京子一人となり、孤立と焦りが深まる一方、型破りな店長の施策――児童向けイベントや売場改革――は意外な成果を上げ、京子の視線も少しずつ変化していく。
本作で印象的なのは、「バカな上司」として描かれてきた店長の人間味が浮かび上がる点と、「残ること」を選んだ者の孤独と誇りが丁寧に掘り下げられていることだ。書店小説でありながら、働くことそのものの痛みと希望を描いた普遍的な一冊。笑って、少し泣いて、最後に静かな余韻が残った。
店長の人間味:
これまで「バカな上司」として描かれてきた店長の弱さや迷いが見え、京子との関係に不思議な絆が生まれる。
書店員あるある:
子どもイベントや顧客対応など、現場ならではのリアルな描写。
普遍的テーマ:
理不尽な上司、仲間の離脱、残る自分への問いかけ――職場で働く人なら誰もが共感できる。
十和ちゃん再登場:
早見作品『問題。』のキャラクターが登場し、シリーズを越えた広がりを見せる。
京子の「怒り」と「寂しさ」が入り混じる心情は、30代半ばを迎える人なら誰もが共感できるリアルさ。
店長との関係は「嫌いだけど、いざ別れが来ると寂しい」という職場の人間模様を象徴。
「インフルエンサーがバカすぎて」では笑い、「マイダーリンがバカすぎて」では胸が締め付けられるなど、感情の振れ幅が大きい。
タイトルの「さらば!」が示すように、シリーズ完結の余韻を漂わせるが、まだ続いてほしいという気持ちも残る。
書店員小説でありながら「働く人すべての物語」として普遍性を持ち、シリーズの集大成にふさわしい一冊。
Posted by ブクログ
今どきはコンプライアンスの観点から、学校でも職場でも他人様(ひとさま)をバ〇呼ばわりするのがはばかられるご時世かと思うのですが、タイトルからバ〇と言い切り、しかも「すぎて」という「適切な程度や限度を超えている」という意味の表現を用いて殊更バ〇を強調して良いのかしら、と気になっていました。
パワハラは上司が部下に対して行われる行為と定義するとしたら、部下である書店員 谷原京子(たにはら きょうこ)さんが店長の山本 猛(やまもと たける)さんをバ〇呼ばわりするのは、何かのハラスメントに当たるのでしょうか?
でも、「バ〇」と言うにしても、「バ〇ねぇ、うふふ。。」のような愛着表現もあるでしょうし、「バ〇すぎて」の後にどういう言葉が続くかによって意味は大きく変わるでしょう。
「バ〇すぎて」、、愛らしい。
「バ〇すぎて」、、構わずにはいられない。
かもしれませんし、
「バ〇すぎて」、、、耐えられない。
「バ〇すぎて」、、、存在が許せない。
かもしれません。
で、読んでみました。。。
一言で言うと舞台の演劇を見ているようでした。
お話のノリに乗っていくのが最良の楽しみ方なのでしょう。
シリアスに書店員さんの矜持が書かれているところもありました。
わたしが好きだったのは、谷原さんが大作家と少女の対面を前にして感慨にふける次の場面です。
「彼女が生まれる何年も前に書かれた物語を間に置いて、その少女と、作家が対等に語り合っている。
奇跡の瞬間だと心から思った。
こういう場面に立ち会えるから、私はずっと書店員を続けてきたのだ。胸を張ってそう言いたい。」
「理不尽なお客様に、滅多に相容れない同僚たち、話の通じない本部の社員と、手に余る店長・・・。
あいかわらず不満も、不安も、憤りも、ムカつきも、苛立ちも、ネガティブな感情は胸の中でとぐろを巻いているけれど、さらにあいもかわらず一冊の本がもたらす奇跡の瞬間に、私はどうしようもなく感動してしまうのだ。」
いろいろなお仕事がありますが、こういう一瞬のために働いていると言っても良いのかもしれません。お仕事とはいえ、そういう瞬間はプライスレスなのです。
お仕事上のストレスは様々あるでしょうが、この作品で谷原さんとストレスを共有しつつ、あなたなりのお仕事の矜持を見つけることも、本書を読む醍醐味かもしれません。
そういえば、何かに熱中する人のことを「何々バ〇」と言います。谷原京子さんも随分な「仕事バ◯」のような気がします。
とすると、店長さんも谷原さんもバ◯同士ということになるのでしょうか?
お客の立場からすると頼もしい存在ですが、はたして、「仕事バ〇」とか「本バ〇」はコンプラ的にOKなのでしょうか?
わたしは何を言ってるのでしょうね、バ◯ねぇ、うふふ♡
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。今作の店長はさほどバカではなく、もしや有能なのではと思わせる人物として描かれている。幼稚園の子供たちとのエピソードはとても良い話だ。ただこのスタンスには理由があり、今作では店長は「作者」の推しなのである。その分京子の存在はやや薄め‥かも知れない。
今作では迷走気味の京子。かつての同僚や友人に対して、自分は好きなように幸せを享受しながら、私には勝手な未来を押し付けると腹を立てていることに思わず共感。そんな京子は自分の幸せを掴み取る。文章からは幸せいっぱい感をさほど感じられないが‥
あまり完結編という感じでもなく、そのうち、店長再びとか何とか、続きそうではある。アナグラムは著者自身飽きてきているらしい。
Posted by ブクログ
本が好きなので、本屋の裏側や本への想いを改めて感じることができるのはいつも良いなと思う。
店長と主人公のやり取りはちょっともうお腹いっぱいかも。
1作目が一番好き。
Posted by ブクログ
シリーズものとなれば読者がそれぞれ勝手な登場人物像を抱くもので、本作で描かれる店長と香子の関係性にはしっくりこなかった。そういう香子を読みたいわけではなかったという勝手な思いです。
Posted by ブクログ
相変わらず凄いのかただただぶっ飛んでいる
だけなのかわからずじまいの破天荒な店長。
そして好き勝手な事ばかり言う周りの人達や
書店内の出来事に振り回される谷原京子。
もうその流れはお腹いっぱいだよと思っていた
「アナグラム」にもまさかの展開。
登場人物たちが濃すぎて、展開も早くて
あっという間に読み終えてしまったけど
なんだかんだ言っても変わらない店長と
谷原京子、立場や私生活は変わったとしても
書店員と言う仕事が好きなんだという
気持ちがすごく伝わってきた。
作中に出てくる「昨日までの自分が
知らなかった世界と出会える唯一の
場所だからです。そんなところって
他にありますか?」って言葉はまさに
自分自身が本を読む理由なので
すごく共感出来ました。なかなか出版業界や
町の本屋さんは大変だろうけど頑張って
ほしいなとこの本を読んで改めて思いました。