あらすじ
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌う――その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
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Posted by ブクログ
完結編。バカすぎる店長、山本猛もカリスマ?書店員、谷原京子もすっかりいい人になってしまいました。
街の書店が潰れていく・・なんて現状を入れながら、街の本屋がどれだけ大切なのかということを店長や谷原京子に語らせるあたりは、著者の問題意識か? 物語のいろんなところで、実在する人や書店や現実の問題がシンクロしていくのは前2作と同じ。
流石に3作目となると最後のどんでん返し、ネタバラシも、なんとなくそーだよなぁという感じですが、相変わらずの疾走感はすごい。面白かった!
Posted by ブクログ
少しずつ成長を見せてきた谷原京子が、ついに一人の書店員として大きく前へ進んでいく姿に胸が熱くなった。
仕事に悩み、迷いながらも自分なりの答えを見つけていく姿は、シリーズを追いかけてきたからこその感動がある。
そして、相変わらず店長は「バカすぎる」。
何度も呆れさせられるのに、不思議と最後まで憎めないのは、この人なりの優しさや書店への愛情が垣間見えるからなのだろう。
笑いあり、共感あり、ときにはホロリとさせられながら、登場人物たちと一緒に歩んできた時間を振り返るような読書だった。
シリーズの締めくくりとしてこれ以上ないほど満足感があり、読み終えた今は「終わってしまった」という寂しさと、「この物語に出会えてよかった」という温かい気持ちでいっぱい。
本好き、書店好きならぜひ最後まで見届けてほしい作品だった。
Posted by ブクログ
クセの強い店長に振り回される書店員・谷原京子の奮闘を描いた人気シリーズの完結編である。
本シリーズは、日常の理不尽や「バカすぎる」上司への怒りと向き合いながらも、自身の仕事に誇りを持つプロフェッショナルの姿を描くお仕事小説だ。3作目となる本作では、従来のお仕事要素はやや薄まり、女性のキャリアや結婚、そして、店長との行く末?に…
さらに、「問題。」とリンクしていて、中学受験に挑む少女・十和の目線(『問題。』)と、現場で踏ん張る書店員・京子の目線(『さらば!』)が立体的に交錯し、互いの「答え合わせ」になっている。
「なぜ大人は理不尽に耐えて働くのか」「家族を支えるとはどういうことか」という問いが、2つの異なる視点から合流していく面白さもある。
Posted by ブクログ
「…言い換えるなら、昨日までの自分を更新できる場所です。そういう場所が街のいたるところにある社会を私は正常だと思うんです。逆さまに言うとですね、自分の必要なものしか求めない世界を私はディストピアであると思っています…」
(本文から)
街に書店が存在する意味について店長が熱く語るシーン、「バカ」ですかねぇ(笑)。
『店バカ』シリーズもいよいよ完結。『「新店長」がバカすぎて』とか見たいですね。
Posted by ブクログ
3.7
店長がバカすぎてシリーズ完結編
幼稚園の話がよかった!
本好きにさせるには、本好きの人が尊敬できる人ですあればいいって言うのは目からうろこ!確かになぁと思った!
最初から最後まで、店長がキャラの濃いようでなんか、掴めない人だったなぁ〜
なんだかんだで主人公と店長がいいコンビでした!
Posted by ブクログ
店長がバカすぎてシリーズ第3弾。
店長のノリについていけなくて辟易しながらも、京子さん視点の冷めた目線で読んでいたけれど、中毒性があるのか面白おかしくなってきて気がついたら没頭。3作ともこのパターンに陥ったような。
桃田カルタエってアナグラムを多用するとはいえ無理があるすぎる(笑)京子ちゃんにも春がきて嬉しかったなぁ。
これで本当に終わってしまうのかな、さみしいようなまだまだ続くのではと勝手に期待している。