小説・文芸の高評価レビュー
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カタゼリム(降魔士)の少年・ジェードは、神と魔物、光と闇が共に宿っているとされる、神聖でありながらも恐ろしい聖域<闇の大井戸>で、魔物から聖なる蝶を守る役目を負って暮らしていた。ある日、ジェードの相棒である少女・ルクランが、聖なる蝶が舞い上がって来る予兆の鬼火に触れる事件が起きる。他のカタゼリムたちと違い、なぜか、予兆の鬼火に激しく反応してしまうルクランは、聖域を守る者のなかで波紋を呼んでいた。自分がなぜ、そんな反応をするのかを知りたいと願うルクランと、ルクランを守りたいと思うジェード。それぞれの思いをよそに、ふたりは壮大で複雑な運命の糸に絡め取られていく。
「講談社」内容紹介より
キラキラ -
Posted by ブクログ
ネタバレシェトランド島シリーズの作者だったので。
冒頭で殺人事件が起きるが、
登場する人々はどこにいてもおかしくない普通の人々、に見える。
学習障害の息子と思春期を迎える娘を持つ母親。
その元夫と、現在の看護師の妻と幼い娘。
四人の子供を持つ初老の大学教授と専業主婦の妻と末息子。
教授のバードウォッチング仲間の男性たち。
若く美しい教育実習生と元恋人。
この中の学習障害の息子と教育実習生が、
それぞれ浴槽と海で死体でみつかる。
水に浮かんでいた花とともに。
二つの殺人の関りがつかめないまま、
隠し事や小さな嘘、不倫、偶然の出会いが積み重なり、
全ての人が怪しく見えてくる。
犯人と思しき人物が次々と -
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【ママ評価】★★★★★
版画の作品と知って驚いた。
美味しそうなクッキーそのもので、版画ってこんな表現ができるんだ…!と感動。
確かに、横線が入っているのはなんでかな〜と思ったけど、版画らしさも残しているところが素晴らしい。
白背景にクッキーというシンプルな構図もわかりやすく見やすく何より素敵。
文も短くてかなり幼い子でも読みやすい。
文字の大きさや配置や形も工夫されていて楽しい。
クッキーを食べたくなった。
とても好みの絵本だった。
【息子評価】★★★★
娘と読んでいたのを聞いていて、自分も読みたくなったらしい。
自主的に1人で読んでいた。
乗り物は大好きなので反応は良さそうだった。
4歳 -
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目に見えない世界とは人間の力が及ばない世界であり、それは個人レベルでいえば何を考えているか分かり得ずどうにもできない他者のことでもある。何もかも数字にして分かったつもりになっている現代人が個人としては疎外され、社会全体としても行き詰まりつつあるのも、意識の中にこの他者がなさすぎるせいなんじゃなかろうか。と本書を読みながら改めて思った。
本書はボルネオ、沖縄、インドネシアなどの地域で生き続ける「おばけ」と、その存在を信じる人たちを取材したルポだが、単なるおばけの羅列に終わっていないのが素晴らしい。この「他者」感がピチピチのまま読者に提供されているのが良い。おかげでおばけは恐ろしい存在であるのと -
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イギリスの貴族や執事、館が登場する舞台設定だったので、最初は少し身構えて読み始めた。しかし、予想に反して読み心地は軽やかで、「誰が犯人なのか?」「動機は何なのか?」と展開が気になり、どんどんページを繰ってしまった。とりわけ印象的だったのは動機だ。爵位が正式に決まることは、誰にとっても喜ばしいことだと思い込んでいた。その思い込みが鮮やかに覆された瞬間、「うわ、おもしろい」と強く感じた。
ただ、どうしてもエピローグの余韻が頭から離れない。探偵役であるアンティの両親、とりわけ「お母さん」にまつわるあの匂わせだ。裏社会にパイプを持ち、暗躍するアンティの母親は一体何者なのだろうか……。
アンティの -
Posted by ブクログ
『汝、星のごとく』に続いて再読。 やっぱりこの物語好きだな…。
一つ目は北原先生の物語。
北原先生から見た両親の姿は、世間から見れば人のために生きる尊敬されるような人たち。それでも、北原先生の「どうして自分より他人を?」と思ってしまう気持ちが伝わってきました。
「ぼくの父と母は、真実、善人でした。きっと息子でなかったら、ぼくはふたりのことを素晴らしい人たちだと、他人事として純粋に尊敬できたんだと思います。けれどその人たちと血で繋がれ、後回しにされ続けた子供がぼくだったんですよ」
両親の言うこと、することは言葉上では正しいかもしれませんが、北原先生のこの言葉に込めた想いに共感し
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