ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ライオンのおやつ

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    人生の終わりをどう迎えるか?昔ロス博士の死を許容するまでの移り変わりを読んだが、余り深刻には考えなかった。いずれ誰にでも訪れる死。最後まで人を大切に思う文体で優しく時間が流れていた。

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    2026年06月10日
  • リカバリー・カバヒコ

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    まるこさん本棚より手に取った本。
    アドヴァンス・ヒルというマンションの住民とカバヒコという公園に佇むアニマルライドを通じてのローカルな交流と再生の物語。
    大人としての自分は、世の中こんなきれいで心温まる話ばかりじゃないと卑下た考えをしたりする。でも、いや待てよ。ニュースになるのは悪い事ばかりだ。けれど、ニュースにならないような日々のささやかな善行は世の中にいっぱいあるよな、と考え直した。俯瞰して見れる眼差しを持っていたいな、と思う。

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    2026年06月10日
  • 僕は、死なない。 全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則

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    不安が全くない(入院時のアンケートで)、と答えた筆者。
    すでにもうここで悟りの境地に入っている。
    分子標的薬が効いたかどうかはわからない。
    ここまでくるならメンタルの持ち方が効いた可能性がある。
    必要な手放しをし、必要な経験を積んで、今世を謳歌している。
    これからもういちど、死神と対峙することになったとき。
    そのときは、こう言おう。
    「あー、面白かった。最高に楽しかった。もう満足だよ」

    +++

    他の本に書いてあったことを思い出す。
    人生でもっとも恐ろしこと。怖いこと。
    死ぬときに、
    「もっとああすればよかった、こうすれぼよかった」
    と思うことだ。

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    2026年06月10日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    初めて戦争小説を読んだが、独ソ戦の戦況や当時の情景が思い浮かぶことが一先ず知恵を得た気になる。
    女性スナイパーがいたとは…。

    生と死について考えさせられ、戦争の惨禍をひしひしと感じるが、そこには人間ドラマがあり、戦い方があり、その時の感情が様々だ。

    命と自分の信念を大切にしたいと思える作品であった。

    最後のシーンは痺れた。

    繰り返し読みたい名著である。

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    2026年06月10日
  • 新世界より(下)

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    この巻は一気に面白さが増しました。

    大人に成長した早季は町の保健所に就職し、異類管理(バケネズミ管理)課で勤務している。
    ある夏祭りの日にバケネズミの反逆が始まった。
    同時に悪鬼が現れ、人間たちを次々と殺戮していくという内容。
    途中、東京に向かった早季たちを襲う、進化した昆虫たちには気色悪いのに読むのが止まらない!
    作者さんの想像力に感服しました。

    ラストは正直、何か後味の悪い気持ちに。
    特にバケネズミの正体を知ると尚更、そう感じました。
    全体を通して、質も量共にお腹いっぱい状態。
    最初はグロテスクなバケネズミに引き気味でしたが中盤から後半は圧巻の内容でした。


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    2026年06月10日
  • 百年法 上

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    面白い
    最後の1ページまでドキドキさせられた
    早く下巻を…!

    歳を取らない社会になるとファミリーリセットされてしまう社会になっちゃうんだろうか
    一人一人の人が個々で生きるようになって友達も家族もいなくなる、本当にそうなるのかな
    何のために生きてるんだろう。

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    2026年06月10日
  • 禍(新潮文庫)

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    文庫化ありがとうございます。
    単行本で読んだが、手元に文庫本を置けて嬉しい
    なんだろう、中毒性が高くて、また読みたいなという気持ちがずっとあった。。文庫化を知らず、書店で見つけた時の感無量の思い

    最近ちょこちょこ発表されている短編集も書籍化されますように…

    唯一無二の不可思議ゴシックホラーな作家さん
    (最初に作家さんご本人の自分語り的な導入があることが多数)
    日常からぬるっと非日常に引き摺り込まれ、取り返しのつかないことになっていく
    ワードチョイスが知的で好み

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    2026年06月10日
  • こまどりたちが歌うなら

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    なんや、神経質で繊細な子やなぁと思った。

    小松茉子は今日から6-7歳年上の従兄の伸吾を社長と呼ばねばならない。亀田さんは特別なパートさんだから会話に気をつけるように言われる。伸吾の父が心臓を患って引退して、社長職を継ぐ。事務の子が辞めるからと伸吾に誘われた。

    家に帰ると満智花が両親と映画を見ていた。菜の花の辛子和えは満智花が作ったらしい。満智花は同じマンションに住む看護師。最近ちょっと茉子の家に入り込み過ぎているのではないかと思っている。

    二ヶ月たった。亀田とは親しくしていない。亀田は以前、こまどり庵で勤めていたが、結婚出産後復帰して事務のパートに回っているらしい。江島さんのパワハラチッ

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    2026年06月10日
  • 流浪の月

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    本屋大賞らしい作品でした。
    更紗と文を応援したくなり2人の成長が感じられました。
    事実と真実は異なるということは言葉では理解出来るけど現実の場面に遭遇しなければ理解出来ない面があります。
    この作品を読んで新聞やテレビで報道される事件についても被害者と加害者の関係 事が起こる直前までは被害者が加害者で加害者が被害者であった可能性もあると考えて読んだりみたりして行きたいと思った。
    面白い作品でした。

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    2026年06月10日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    いいテンションで言うのだが、この物語のなかで起きる出来事に、ドラマチックさはない、と思っていいと思う。メディアミックスされるような派手さもないと思う。主人公の心の内のスパーク、それを求める人が読み、そっとしまえば良いと思う。

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    2026年06月10日
  • カフェーの帰り道

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    関東大震災2年後の大正14年から終戦の昭和20年までを、5章にわたり女給の視点から描いた作品。カフェーで働く女たちの人生を通して、終戦までの社会の変化がよく伝わってくる。

    女性の職業選択肢が少なかった時代でありながら、美貌や接客の才覚を武器に高収入を得る女性たちの姿はたくましく魅力的だ。チップを多く得るために工夫を凝らし、竹久夢二の絵に似せた厚化粧で人目を引こうとする女給のエピソードなどは、自信に満ちた女性という感じで好きだ。読んでいて、「チップ制を復活させたら面白いのでは」と思うほど、職場で彼女たちは生き生きしてる。

    戦前の華やかなカフェー文化が日中戦争以降衰え始め、業態変更してくる。カ

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    2026年06月10日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    シリーズ第3弾。めちゃくちゃ先が気になる終わり方。こんなことって。1話はいつも明るく元気いっぱいの高橋くんの生まれや家庭事情の話で2話目は香乃の高校での文化祭の話、3話目は老舗旅館の若女将の話。どんな人でも何かしら抱えたものはある。いつも周りを優しく明るくしてくれてることに甘えてその人の本当を知らないことってたくさんあると思う。孤独を感じて誰もが羨ましくなり、自分には何もないと思ってしまうことだってある。たくさんの言葉で慰められて、だからこの作品が好きだって感じる。香乃が雪弥とずっといられるように願う。

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    2026年06月10日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    クリーニング屋さんの奥にあるお弁当屋さん日替わり弁当の他にその人たちの為だけに作られた特別なしふく弁当と呼ばれるものがある。依頼人から話を聞いてお届け先と依頼人の二人に同じ物を食べてもらう弁当だ。1.夫は単身赴任中で5歳の双子と8ヶ月の長男をワンオペで見ている果英。毎日ギリギリの日々なのに職場復帰のヒアリングの電話が来る。2.甲子園を目指していた野球少年は大学生になり地元を離れ野球も辞めた。3.保育士のゆりなは地区運動会の引率を頼まれる、その日は大好きなあめくんの誕生日でホテルも予約してあった。4.フランス人の彼と暮らす泰美は社内向け情報サイトの仕事をしているのだが、帰りが遅くなる度に彼に話す

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    2026年06月10日
  • いつもの木曜日

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    『木曜日にはココアを』の続編(スピンオフ?)。前作の登場人物にスポットを当て、優しい筆致で描かれています。本書を読んで、美味しいマーマレードを食べたくなりました。健康って本当に「資産」ですよね。

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    2026年06月10日
  • デルフィニア戦記外伝2 コーラル城の平穏な日々

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    デルフィニア戦記の外伝の2冊目です。面白かった!外伝1作目は本編の前日譚的な位置付けでしたが、こちらは本編の第四部が始まるかその辺の時間軸です。あの時こんなことも起きてた…的なお話です。

    中編くらいの話が2つと極々短いお話1本です。
    個人的には最後の「シェラの日常」が面白かったです。ちょうど今、新装版の第二部の1巻目を並行して読んでるんですが、シェラがはじめて登場した辺りで、まさかここまでの重要人物になると思って当時(そんな前の話ではないですが…)は読んでなかったなーと。一冊限定のゲストキャラだと思ってたんですよ。まさか本編最後まで出てくるのみならず外伝の主役を張るとは。。

    貴人の侍女にし

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    2026年06月10日
  • 夜間飛行(ムーンライト)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ネタバレ

    スケールがでかい!!

    十津川警部が香港に行っただけでも「国外に行っちゃったよ」と興奮したのに、そこからベトナム難民問題、ハイジャックと想像を遥かに超えてきた。
    最近の小説にはないスケール感が、すごくおもしろい。

    終わりが中途半端に投げ出された感がなくもないけれど、想像に任せるというのが一番いいのかもしれないなと思う。

    1979年の作品らしいけど、いつの時代も難民や移民の受け入れについて問題になっているんだなとも感じた。

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    2026年06月10日
  • 朝が来る

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    読み進めていくのが辛い気持ちになりながらも、手が止められない一冊。
    登場人物はみんな自分とは環境は違う、でも瞬間瞬間の人生の分かれ道を違う方向を選択した時の未来の自分かもしれない、と思うと怖い話でもあるな、と。
    最後、ヒカリにも朝が来るけれども、この朝をどうやって明るいままでいられるか、周りも含めてのことなんだろうな、と思った。

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    2026年06月10日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    藩邸差配役シリーズ大好き。一見派手ではないけどこういうのがいいんです…。
    読み始めて前作の設定が頭から抜けていたので読み直してからこちらへ。前作のあの衝撃の真相をすっかり忘れていて同じところで驚くという…自分の鳥頭ぶりにもびっくり。

    大工さんが言っていたとおり、五郎兵衛さんとの仕事は何も起こらないというのがほんとそれそれ!と思った。さりげない気の配りようが心地よい。いささか酔いが回った五郎兵衛さんをみんなでおうちに送り届けるエピソードに愛され具合が感じられてほほえましい。剣のたつ梔子姫の話が特に好き。
    続きが気になるので、オール讀物で追っかけます!

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    2026年06月10日
  • 阪急電車

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    宝塚駅から西宮北口駅まで、そして折り返し宝塚駅までの各駅ごとのお話でした。
    駅の数だけ人と人とのストーリーが紡がれていてとても面白かったです。また、1つの出会いがまた新しい出会いを生んだり、その人によって感じ方が違ったりしていて私の持っていない感性を知ることができました。

    私も電車をよく利用していますが、乗車中は読書かネットサーフィンばかりでした。しかし作中の登場人物は、電車の中だからこそみえる景色を眺めたり会話をしたりと、自分だけの世界に入りすぎていないからこそ新しい出会いが生まれているんだなと思いました。

    閉鎖的な自分を少し解放し、外の世界を感じてみたいです。また些細な人と人との繋がり

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    2026年06月10日
  • エッセイストのように生きる

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    手元に置いておいて読み返したくなる本。エッセイの書き方の本かと思って読んだら、人生についても考え、動きたくなる本だった。

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    2026年06月10日