ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 雷の季節の終わりに

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    ネタバレ

    何も残らないのに何かが残る感覚。
    恒川光太郎の作る他では感じられないざわざわしたワードが大好き。
    風わいわい、空棲生物、闇番、どれもがここでしか知らない気持ち悪さがある。

    トバムネキの心臓は今もどこかで廻っているのだろうか。最後にトバを笑った風わいわいの呪いが怖かった。

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    2025年12月04日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    ド文系の私には難しい話も沢山あるけれど気にならないくらいおもしろい。ワトニーのユーモアに救われる気持ち。

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    2025年12月04日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    映画爆弾だけ見て本作を読んだが
    映画そのままパート2で難なく読めた。
    ハラハラドキドキあまり好きではないけど
    類家キャラがいい。
    もうそれぞれの登場人物は、それぞれの俳優の顔しか思い描けず。
    映画化は絶対されるんだろうけど、自分で思い描いた
    通りの映像化になっているといいな。

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    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    叙述トリックを初めて体験した作品。エログロに気を取られがちだけど、散りばめられている伏線に気づけた人いるのかなー?とにかく好きです。

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    2025年12月04日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    1ヶ月ぐらいかけてゆっくり読む予定が、あまりにも面白すぎて、今年出会った本の中でぶっちぎりの一気読み!
    予備知識ゼロで読めてよかった!(オアシスのChampagne Supernovaが使われているという映画の予告映像を観たくてたまらないのも堪えた)
    本当にネタバレ何ひとつすべき本ではないので感想として残せないけれど一言一ー最高、最高、最高!!!

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    2025年12月04日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    生活保護の生活、決して楽になるわけではないから生きるのって大変だ。ドロップアウトした人のその後の話って、あるようでないからとても興味深かった。編集の仕事が合っているから復職できたのだろう。小林さんが今後は自殺未遂しないで生きていける、そんな余裕がある生活を送れていることを願った。

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    2025年12月03日
  • 三体

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    Netflixのドラマを観ていたので、かろうじて映像として想像できたけど、基本的には難しいと感じた。そしてドラマはだいぶ飛ばしているというのも分かった。
    そもそも本格的なSFはほぼ初めてなので、言葉とか、物理の問題とかよく分からなくても、何となくで読み進めている。
    それでも、面白かった。次巻が楽しみ。

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    2025年12月03日
  • 火星の女王

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    うわー!
    とんでもねー!!

    これね、わい思うにね
    「光遅くね?」ってところからスタートしてると思うんよ

    あ、あらかじめ言っておくけど、実際に正しいかどうかは割とどうでもいいの
    わいがそう思った時点でそれでいいの

    とにかく「光遅くね?」ってところからスタートした物語だと思うのよ
    凄くね?
    もうちょっと悔しいわw
    だってどうしたってわいみたいな凡人にはそんな発想出てこないもん

    だってこの宇宙で光が一番早いのよ
    物理学的にそれ以上は不可能なのよ
    光の速さは約30万km/秒で地球から火星まで180〜1,300秒なのよ(地球と火星の距離は一定ではないので幅がある)

    光と言えばとんでもなく速いも

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    2025年12月03日
  • 小説

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    読書が好きな少年・内海集司が外崎真と出会い、小説の魅力に引き込まれていくお話

    わたしたちが小説を読む意味
    そんなこと、考えたこともなかった
    そこに本があるから、としか答えようがない

    わたし自身が「小説を読む」という行為に漠然とイメージしてた「吸収する≒食べる」という感覚が腑に落ちた気がする

    後半の展開は「タイタン」同様「!?」となった

    わたし、小説、読んでていいんだ

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    2025年12月03日
  • スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ

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    まさかのスマホサイズの本初めて見た。
    画像やイラストが多く使われてるホラー物
    後半行くにつれて怖さが増す…

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    2025年12月03日
  • パーティーが終わって、中年が始まる

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    女性が書いた本を読むことが多いからか、男性目線の「老い」に対する飾らない言葉が新鮮だった。
    「昔はワルだった」みたいな自慢じゃなく、自虐するでもなく、淡々と自己分析をしているところがphaさんの人柄が現れていてすごく良い。
    縛られるものが無い身軽さを自分の長所であり魅力であると思っていたら、それは若さに依存するものだったと実感してアイデンティティが崩れかけているのかもしれないけど、
    自身の「衰退」を本に書き残すという第三者的な目線も、人生に現実感が無いまま練習のような気持ちで生きているphaさんらしくて味わい深い。
    phaさんらしい年の重ね方をこれからもぜひ追っていきたい。

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    2025年12月03日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    「生」と「死」がテーマだった。
    「「悩み」は仲が良い人ほど言えない」ってのが共感した。
    考えさせられたし、めっちゃ感動して号泣した。

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    2025年12月03日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    今までの辻褄が分かった時「なるほど!」となった。
    題名のままの内容かも。
    最後のあとがきは「作中のキャラに向けて」なのか、「読者に向けて」なのか…
    感動したなぁ…

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    2025年12月03日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    あらすじの言う通りで驚いた。
    登場人物が少し多くわかりにくかった部分もあるけど、考察するのが楽しかった

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    2025年12月03日
  • こころ

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    かなり久しぶりに読んでみた。
    前に読んだのは、学生時代だったはず。
    当時の私、ちゃんと読めていたのだろうか。

    「私」が憧れ、慕っている先生のイメージが、上中下と読み進めるうちにどんどん変化してしった。
    先生の弱さや淋しさが感じられてきた時、妙な親近感と虚無感を同時に覚えた。人のこころは難しい…

    読むタイミングによって、感じることもすごく変わりそうな作品。
    またいつか読んでみたいと思う。

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    2025年12月03日
  • ぼんくら(下)新装版

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    上巻のはじめを読んでる頃には江戸下町の人情ものなのかなぁという感想を抱いてましたが、途中から上巻は下巻に続く前振りでそれらが下巻で一気に繋がっていきます。そしてなかなかのミステリー度が増します。とはいえ、人情風味も消えません。上品な和食の定食屋さんに入ったはずなのに、本格的なスパイスカレーも出てきた……みたいな感じです。煮売家のお徳さんと、美少年 弓乃助がなかなか良き味を加味しています。あと今回、文庫の新装版ということで帯にある応募券を貼って投函すればぼんくらノートが当たるそうで、それにも応募してみました。ちょっと楽しみです。

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    2025年12月03日
  • 変な家 文庫版

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    ホラーミステリーで雨穴さんのデビュー作
    読み終わったあと、しばらく(º ロ º )ホエーってよみ終わった達成感あった。

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    2025年12月03日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    戦後の混乱期、日系2世の主人公がGHQの一員として、日本に民主主義を定着させるための実験で教師役を引き受けることになる。集められた4人の女性たち。育った背景も性格も違う。教師役の主人公でさえ、とらえどころがないと思っている民主主義を、6ヶ月の実験期間の中でどう教えるのか?実際問題として、戦後80年経った今の日本でさえ、民主主義を完全に消化できていないというのに。教師と生徒だけでなく、彼らを取り巻く人々もさまざまで、それぞれの思惑があってこの実験に関与してくる。単なる授業のはずが、予期せぬ方向に動いていくのが面白く、読んでいてワクワクさせられた。

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    2025年12月03日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    勧められてロマンス詐欺まがいの行為に手を出す羽目になった大学生、我が子のためを思った行為で詐欺の被害に巻き込まれた母親、憧れの作家になりすましてサロンを開いている女性。3つの短編集。

    1話目と2話目はほろ苦さの中にも希望が見いだせる一方、3話目の女性に私は感情移入できなかったので、ちゃんと罪を償ってよね!となりました。
    3話目の女性だけ明らかに自分のために周りに嘘をついて騙していたので……お金もとってるしね。なぜあんな偉そうなのだろう……もやもや。

    でも全体的に辻村深月のこういう作品は楽しくて好きです。

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    2025年12月03日
  • やさしい雪が降りますように

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    人それぞれ、悩みや人に言えないことを抱えていることがあると思う。森川六花の家族は一見仲の良い家族に見えるが、触れてはいけないなにかがある。森川家に昼夜を問わず通い詰めている女装家のケイティ。六花が出会った虐待されている少女。六花の惹かれている同級生の森沢。森沢との何気ないやりとりにも微妙な影が差す。みんなが何かを隠しながら明るく振り舞おうとする。頻繁に出てくる「蔓」を掘り下げてはいけない何かとは。六花と姉の風花、そしてケイティ、羊蹄山を前に止まっていた時が動きだす。心痛く、そして切ない青春物語でした。

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    2025年12月03日