小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
怖い。明日は我が身と、ただただ怖い。
ねっとりとした闇、鼻にこびりつく臭い、大変読み応えがありました。
平和に生きている人間にとって、身近にありふれているものが脅威に転じることほど怖いものはない。
明日は我が身かもしれない……それくらいに日常に溶け込んでいるものが、段々と牙を剥いてこちらを見据えてくるのが本当に心臓を鷲掴みにされたかのような心地で読まされました。
情景、人物像が容易に想像できて、読みやすく、とても怖い! 読んだのが子供のころでなくてよかった。
映画を勧められた際に、まずは原作からと読みましたが……たぶん自分の想像を飛び出したら恐怖に耐えられないかなと言う気がします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ探偵:レオ・カリングが披露するラストの公開推理パートが他のミステリーではあまり見ない、「犯人に嫌がらせをして、自白させる」とかいう容赦ない方法をとるのが、個人的に新鮮で面白かった。
物語の形式で犯人が察せてしまう部分はあるが、犯人の頭の良さ、異常性、途中の行動が錯綜する場面等は読んでいて、かなり楽しめるものだった。
少し残念なところは「とても読みにくい」こと。
言葉のリズム等は気にならなかいが、シンプルに平仮名が多く、読んでいて疲れる。
『アルジャーノンに花束を』のように、意味のある平仮名かと最初は思ったが、そんなことも無いため、個人的にその点だけ低評価という感じ。 -
Posted by ブクログ
すべて東北被災地の現実がリアルに描かれているのは、作家さんが岩手県の出身地であり、山形県在住だからなんでしょうか。
遺体が多すぎて二十四時間稼働している火葬場。
遺体安置所で身元確認により感情的になった人がいても、野次馬で人垣ができないくらいみんなも同じ状況。
毎日悪夢を繰り返す後遺症など。
それだけでもドキドキしながら読む中で、サスペンス的要素がフックで入り、だんだんと迫ってくる中、最後の落とし込み。参りました。
刑事、陣内の家族に対する愛。
その妻、理代子の家族愛。
殺人犯、真柴の足りない愛。
その父、日沼が息子に伝えたい愛。
津波によって失われた圭佑の家族愛。
その子ども直人の別な
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