小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
うわー!
とんでもねー!!
これね、わい思うにね
「光遅くね?」ってところからスタートしてると思うんよ
あ、あらかじめ言っておくけど、実際に正しいかどうかは割とどうでもいいの
わいがそう思った時点でそれでいいの
とにかく「光遅くね?」ってところからスタートした物語だと思うのよ
凄くね?
もうちょっと悔しいわw
だってどうしたってわいみたいな凡人にはそんな発想出てこないもん
だってこの宇宙で光が一番早いのよ
物理学的にそれ以上は不可能なのよ
光の速さは約30万km/秒で地球から火星まで180〜1,300秒なのよ(地球と火星の距離は一定ではないので幅がある)
光と言えばとんでもなく速いも -
Posted by ブクログ
女性が書いた本を読むことが多いからか、男性目線の「老い」に対する飾らない言葉が新鮮だった。
「昔はワルだった」みたいな自慢じゃなく、自虐するでもなく、淡々と自己分析をしているところがphaさんの人柄が現れていてすごく良い。
縛られるものが無い身軽さを自分の長所であり魅力であると思っていたら、それは若さに依存するものだったと実感してアイデンティティが崩れかけているのかもしれないけど、
自身の「衰退」を本に書き残すという第三者的な目線も、人生に現実感が無いまま練習のような気持ちで生きているphaさんらしくて味わい深い。
phaさんらしい年の重ね方をこれからもぜひ追っていきたい。 -
Posted by ブクログ
戦後の混乱期、日系2世の主人公がGHQの一員として、日本に民主主義を定着させるための実験で教師役を引き受けることになる。集められた4人の女性たち。育った背景も性格も違う。教師役の主人公でさえ、とらえどころがないと思っている民主主義を、6ヶ月の実験期間の中でどう教えるのか?実際問題として、戦後80年経った今の日本でさえ、民主主義を完全に消化できていないというのに。教師と生徒だけでなく、彼らを取り巻く人々もさまざまで、それぞれの思惑があってこの実験に関与してくる。単なる授業のはずが、予期せぬ方向に動いていくのが面白く、読んでいてワクワクさせられた。