あらすじ
ロンこと小柳龍一は悩んでいた。幼馴染みで自分と同じように、働く気も夢もなかったマツは料理人を目ざし、ヒナは大学生ながら起業に進もうとしているのに、自分は何も動いていない……そんな己を変えるため、ロンは裏社会にいると思われる母・南条不二子の捜索を決意する。だがそれは、これまでのトラブル解決とは桁が違う危険領域に踏み込んでいくことを意味していた……。現代を描き続ける大人気シリーズ、感動の第一シーズン完結!
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Posted by ブクログ
「横浜ネイバーズ」シリーズの第1シーズン完結巻。
ここまで語られてきたエピソードがすべて伏線になっているのがほんとにすごい。
6巻まで一気読みするのをおススメしたい。
1巻からずっと続いていたロンの両親に関わる事件についての顛末。
終盤で母親に対する気の持ちようが変わっていく様に、ロンの成長を感じて「大人になるってこういうことなんだ」って思った。子どもは親が育てるものではなく、環境の見守りの中で育つものなんだろうな。
作中で凪が闇バイトに応募するのはお金や人とのつながりや立ち直る気力のない弱い人で、そういう弱い人を叱責するような真似はできないって言ってて、この感覚はすごく強くて優しいなって胸にグッときた。
シーズンの終わりにロンのこれからとロンとヒナのこれからが希望に満ちたものであるのがとてもよかった。
第2シーズンがいまから楽しみ。
Posted by ブクログ
シーズン1が終わった。
最後まで“隣人たち”を大切にする仲間たちがかっこよかった。
あと清田先生の、もっと周りを頼っていいってとこ。
次はどんな横浜になっているんだろうなー?
Posted by ブクログ
今までの事件の裏にいた主人公ロンの母親との決着に着目したファーストシーズン完結の物語。
続きが気になって、最後までどんどん読めた。
身近な横浜中華街が舞台になっていて、以前好んで読んでいた池袋ウエストゲートパークのように、主人公の周辺で起きる問題を次々と解決していくストーリーが軽快に読めることから追ってきた小説。
セカンドシーズンの始まりも楽しみに待つまでいようと思う。
Posted by ブクログ
ロンこと小柳龍一は悩んでいた。
幼馴染みで自分と同じように、働く気も夢もなかったマツは料理人を目ざし、ヒナは大学生ながら起業に進もうとしているのに、自分は何も動いていない……そんな己を変えるため、ロンは裏社会にいると思われる母・南条不二子の捜索を決意する。
だがそれは、これまでのトラブル解決とは桁が違う危険領域に踏み込んでいくことを意味していた……。
現代を描き続ける大人気シリーズ、感動の第一シーズン完結!
Posted by ブクログ
はい、来ました!
感動のファーストシーズン堂々の完結です!
ということは、フルコーラスを歌わないといけないな( ー`дー´)キリッ
聴いてください
1Q84O1で「等身大のラブソング」です♪
百万回の「愛してる」なんかよりも
ずっとずっと大切にするものがある
俺は何も言わずに抱きしめるから
おまえは俺の腕の中で幸せな女になれ
Uh hold me tight. You make me happy shalala la la.
my honey
おまえは俺の腕を掴み
ついてこいや 俺の行く夢の中に
泣いたり笑ったりもあるだろうが
まじ 愛のない歌を俺は歌わない
今すぐに信じろなんて言わない
ただ もっとそばにおいで そう
stand by me
ラブソングなんてのはちょっと恥ずかしい
しかし歌わずにはいられない
(中略)
おまえが何かに傷ついたときに
お前が自分を責めてしまう時に
俺はギュッと強く抱きしめるだろう
そして耳元でこう言うだろう
「人間ってそんな立派なものかい
人生ってそんなかっこいいものかい」
誇れるものだけじゃないさ 人間だろう
全部抱きしめてほら顔上げなよ
百万回の愛してるなんかよりも
そばにいるだけで 温もりを感じられるか♪
いやいやいや、さすがにフルコーラスは歌えませんわ
けど、気持ちよく歌いきった( ´∀`)bグッ!
以上
なんやこのレビューは…^^;
Posted by ブクログ
シーズン1の完結編!いつもの短編集ではなく、がっつりロンとその母親に迫った長編で嬉しかったです。まさに集大成。ロンの成長が嬉しかった。とても楽しいシリーズとなりましたね。映像化されてもいいかも。岩井さん絶好調!
Posted by ブクログ
横浜ネイバーズシリーズの一旦は完結編。「山下町の名探偵」という二つ名とともに身近な隣人たちの問題を解決してきたロンと仲間たちであるが、ラスボスとなる母親との対峙が本作のテーマとなる。これまでも地面師や特殊詐欺など、様々な犯罪の首謀者としてロンの前に現れた母親・南条不二子が本作では主人公の一人としてその心情変化とともに、どうして犯罪に手を染めたのかが明らかとなる。
前述の母親の起こした犯罪以外にも、合成薬物や不正転売、闇バイト、マッチングアプリ、ディープフェイク、オンラインカジノといった最新の犯罪ネタを取り扱ってきた本シリーズ、横浜中華街を中心に普通に生きる人々がいきなり犯罪に巻き込まれるといったリアリティと、それらをロンの行動力やヒナの論理力といった武器で解決していく勧善懲悪パターンは小気味よいが、マンネリ感もあった。とくにメインキャストだけではなく欽ちゃんや上林といったサブキャラたちの問題解決ともなると、ちょっと冗長な印象は否めない。
本作ではそんな間延びした状況から一気にこれまでの伏線を回収していき、様々な事件での結び付きや経緯を踏まえた上で南条不二子を追い詰めていくわけであるが、結局のところどうして犯罪に手を染めたのかの動機の点ではあまり納得感がなかった。ロンとヒナの関係やマツや凪の人生が次のステージに行くといった面では大団円とも言えるが、それもこれまでグズグズとしていた部分が唐突に話が進んだ感も否めず、シリーズとしては終わり方が難しいのだと感じた。
Posted by ブクログ
今回のメインストーリーは、ロンと母親南条不二子の対決
同年代の幼馴染たちはそれぞれの道を歩み始めているが、今ひとつ足元の固まらないロンも変化し始めている
今作ではロンの視点の他、南条不二子の視点からも描かれている
同じ母親の視点としても理解しきれない部分はあるが、そこはファンタジーとしておく
相変わらず無鉄砲なロンと組織の中の南条不二子の親子対決が今作でピリオドかと思いきや、余韻を残す終わり方なので次回作はどうなんだろう?
期待せずに待つことにしよう