【感想・ネタバレ】正体のレビュー

あらすじ

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は? その逃避行の日々とは? 映像化で話題沸騰の注目作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を観ていたので、内容は知っていましたが結末も異なり最後まで楽しめました。鏑木慶一が亡くなってしまったのは残念だなと思いましたが、筆者があとがきでも記載してうたように、冤罪の残酷さを伝えるためには必要という話で納得しました。映画も面白くて、主題歌も素敵なのでぜひ読んで、観てください〜

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2026年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者の後書きまで含めて良かった。

私自身死刑判決や冤罪について政治的な意見も思うところもなかったが、考えさせられる本だった。
鏑木くんどこへ行っても好かれる良い人だった。能力が高いだけでなく、思いやりにあふれていた。読んでいくに進んで、捕まらないで!逃げ切って!と思った。最後は残念なんて言葉では言い表せないが、死後も鏑木くんのことを思って動いてくれる人たちがいることが暖かいし、彼の人柄が表されている感じで良かったな。

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2026年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説「正体」の鏑木慶一が各地で使った偽名は、冤罪で犯人として捕まった人、冤罪ではないかと遺族が再審請求している事件の犯人の名前をもじった名前になっています。



・桜井翔司 介護施設(グループホーム「アオバ」

布川事件(桜井 昌司 氏)
事件発生: 1967年(昭和42年)、茨城県利根町布川で男性が殺害された強盗殺人事件


・遠藤雄一 工事現場(牛久の工事現場)

遠藤事件(遠藤 祐一 氏) 
事件発生:1975年(昭和50年)
新潟ひき逃げ事件


・那須 隆士 WEBライター

弘前事件(那須 隆 氏)
事件発生: 1949年(昭和24年) 弘前大教授夫人殺し事件


・袴田勲 スキー場の旅館(山喜荘)

袴田事件(袴田 巖 氏)
1966年(昭和41年)、静岡県清水市(現在の静岡市清水区)で味噌製造会社の専務一家4人が殺害・放火された事件


・久間道慧 パン工場(カスガパン)/ 新興宗教施設

飯塚事件 (久間 三千年 氏)
関連事件: (1992年発生) 概要: 福岡県飯塚市で女児2名が殺害された事件

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2026年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったし、文章が頭に入ってきやすくて、するすると読めてしまった。

死刑囚鏑木と、工事現場の日雇い労働者、都会の編集者、スキー場の住み込みバイト、パン工場のパート、そして介護施設の職員。それぞれが鏑木との時間を共有するなかで彼への信頼や尊敬を抱き、皆がまさか彼に限って、と疑う。自分が関わった人間が殺人犯だなんて信じたくないだけかもしれないが、鏑木の人柄あってこそだったのだと私は思う。

きっと彼は本当に全良な人間で、ただあまりにも不幸な人間だったのだと思う。殺人犯だと間違えられたことも、唯一の目撃者がアルツハイマーだったことも、司法と政治の闇によって殺されてしまったことも。一応報われたとはいえ、悲しい結末だった。しかし、この作品はフィクションとはいえ、現実にもこのようなことはゼロではないのだろう。あまり詳しくはないし自分から調べたこともないが、これまでも冤罪で命を落とした人がいるというのは何度も聞いたことがある。

この本のどこかで「人間が判断するから間違いもある」とあったが、間違いなどあってよいのだろうか。人の命や尊厳がかかわるのに、ヒューマンエラーとして処理してしまっていいのだろうか。日本の司法は昔に比べたらきっと良くなってはいるものの、まだ完全なものだとは言えない。今もどこか遠くで冤罪に苦しむ人がいて、もしかしたら明日は我が身かもしれない。冤罪というものがなくなりますように、と思うことしかできないが、思い続けていたい。

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2026年10月15日

Posted by ブクログ

ある男が様々な職場で名を変えてその場の人達と交流する。彼の「正体」とは?
分厚いのでなかなか読む腰を上げられなかったけど中身は連作集のような読みやすさと、抜群の読み応えだった。

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2026年10月12日

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ネタバレ

いろんな人の利得や思惑に巻き込まれて、少年死刑囚にまで貶められながら、人としての尊厳を損なうことなく、必死に戦う主人公の姿がとても印象的でした。最後は、主人公が浮かばれない部分はありましたが、物語としては、より考えさせる内容となり、良かったと思います。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冤罪をテーマにした本は久しぶりだった。視点がいろんな人から書かれるので飽きずに読めた。スキップみたいに跳ねながらすれ違った真犯人のことももっと知りたい。

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2026年10月10日

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冤罪や死刑がテーマの作品。この手の作品は過去に読んだことがあるが、読後感が全く違う。ここまで救いがない結末は、初めてかもしれない。非常に悲しいが、より現実味がると思った。
冤罪と死刑は非常に重いテーマであり、立場や状況によって正義が変わるので難しいとされていると思う。
今作は冤罪者の目線で描かれているので、冤罪者に肩入れをして読んだが、自分と近い存在が殺された場合、遠い存在が殺された場合、警察組織の人間だった場合になって考えると180度感想が変わると思う。

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2026年10月04日

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ネタバレ

とにかく切なく、やるせなさを感じる読後感の作品でした。各章を通して分かる鏑木慶一の人間性の素晴らしさからの最後の2章は本当に素晴らしかったです。鏑木慶一目線でなく、関係を持った人物からの目線で描かれる物語だったのも良かったです。600ページ越えのボリュームも気にならないくらいの素晴らしい作品でした。

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2026年09月26日

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染井為人さんの『正体』は、ページをめくる手が止まらない極上のサスペンスでした。

逃亡犯を追う物語でありながら、本当に描かれているのは「人は肩書きや過去だけで判断できるのか」という問いです。主人公が出会う人々との交流を通して、ニュースや世間のイメージだけでは見えない人間の姿が少しずつ浮かび上がり、善悪の境界について何度も考えさせられました。

章ごとに異なる視点で物語が進む構成も秀逸で、真実が少しずつ明らかになるたびに緊張感が高まります。ただの逃亡劇では終わらず、社会の偏見や司法のあり方、人を信じることの難しさまで描き切った読み応えのある一冊でした。

ラストは切なさと希望が入り混じり、読後もしばらく余韻が残ります。エンターテインメントとして面白いだけでなく、「正義とは何か」「正体とは何か」を静かに問いかけてくる、心に深く残る作品でした。

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は彼が、本当に人殺しなのかと思っていた。
でも工事現場にいた時から人の良さや正義感を感じ、きっと何かどうしようもない事情があって罪を犯したのだろうと思っていた。
その後読み続けて、彼は姿や名前は変えるけども、根本の性格は一切変えていないことに気づく。正義感は発揮するし、なんなら「スノーボードを1度だけやった」「好きな人と一緒に住んでた」なんて自分の特定につながるようなことを言ってしまう。
もしかして、彼は殺してないんじゃないか?凶悪犯ならば性格ごと変えるんじゃないか?そんな気持ちがだんだんと大きくなってきた。
そして、ラスト。彼の目的は逃げることではなく、立ち向かうことだったのだ。立ち向かうためには、なんとかして井尾由子のもとへ辿り着かなくてはならなかった。

彼が亡くならなければ、自分の潔白を証明したあとに、これまで一緒に働いた和也や淳二、節枝に必ず会いに行っていた。そして今度はカップルとして沙耶香と一緒に暮らしていたはずだ。

本当に胸が張り裂ける思いだけど、彼の死とこの本の存在をもって、冤罪がこの世からなくなることを願います。

※追伸: 調べたら映画版では鏑木は死なずに、生きて無罪判決を聞けるというハッピーエンドらしい。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

星5

大好きな作品です。
殺人で捕まった主人公が脱獄して、色々な場所で色々な人に出会います。
物語は、その出会った人々の視点で進んで行きます。
果たして主人公は殺人犯なのか?
最後は、主人公が出会った人達が終結して、ある行動を起こします。
そこはセリフがないんですが、反って印象的で、目がウルウルしちゃいますよ。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

まず、読みながら一番に思ったのが、この物語の構成だった。
とても上手く組み立てられているなぁ、と。

鏑木慶一の脱獄からの逃亡生活の物語である。
たくさんの人と関わり、その中で絆が生まれていく。私も引き込まれてしまった。
どんどん読み進めることができるぐらい、描写に臨場感がある。
読んでいる私まで、鏑木慶一に感情が入ってしまって、心が辛くなる気持ちさえ持った。
雪山で死のうとした渡辺淳二とのシーンでは、本当に切ない気持ちになった。鏑木慶一はどんな気持ちで生きてきたのかが窺える場面、そして彼の優しさと強さ、温かさを一番感じられた。
警察に追われ、切迫した場面は私までドキドキした。

登場人物たちの葛藤も上手く描かれていた。

最後はなんか納得出来ない部分もあるが、著者の「あとがき」を読んで、流石!と思った。結末があれでなければならなかったのか、と。

人の人生、社会の問題、信じる強さ、温かさや優しさ、時には腹立たしさ…色んな気持ちにさせてもらえた一冊だった。

そして、現実問題として「冤罪」こそが罪であり、悪だと感じた。
人の人生まで理不尽に取り上げられる、恐ろしくて憎むべきもの。

つくづくそう感じた。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての600ページ越えの作品。読んで良かった。
鏑木慶一、死んでほしくなかった。
そう思ったけど、そうするしかなかった、冤罪の理不尽さを鏑木慶一という人物を通して伝えたかったという作者の意図を知って、納得した。
理不尽を前にして何ができるかなって考える。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

誰がどうすれば良かったのかわからない、正解のない問題のような物語でした。
他人のことを信じることが難しいのはもちろんのこと、時として自分すら信じられないこともあると。
とはいえ人は、知らないこと、わからないことを恐れて排除しようとし、分かりやすく納得しやすい手頃な理由があればそれを真実のように思ってしまうことも存分にあります。
気を付けて避けられるものでもないですが、加害者にも被害者にもなりたくないものです。

理不尽や不条理は当たり前のように転がっていて、それに見舞われたとき、自分ならどうするか。
どんな結末になろうとも自分だけは己のことを誇らしく思えるように生きたいです。

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2026年08月26日

Posted by ブクログ

めちゃ分厚いから読み切れるか!?って思ったけど、面白くてスイスイ読めちゃう
逃亡生活中にいろんな人に助けてもらってたのに泣

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2026年08月21日

匿名

購入済み

脱獄し、別人になりきって暮らしてゆく鏑木、幾度も周りに正体を知られ、さらに何度も逃走してまた別人になりきるを繰り返す。ほんとに凶悪犯人?と、何度も思いました。純情で優しさ溢れる人だから、途中から犯人であってほしくないと何度も思いました。

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2024年04月24日

m

購入済み

凄かった

一気に読みました 言葉にできない…

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

一家殺人事件の犯人は冤罪かのお話。

死刑囚となった犯人が逃亡する。
自身の冤罪は真実かどうか。
逃亡先での様子や目的が何かを表現されてます。
面白かった。
逃亡犯に関わる人達の目線での雰囲気が引き込まれました。

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2026年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後は飛ばし読みをしてしまった。あまりに辛くて一言一句読めなかった。これまで出会ってきた人たちが立ち上がってくれたことがこの本の救い。本人はいないけど。知らないだけで冤罪事件は多くあったんだろう。本人のこともそうだが、彼が出会った人たちの境遇にも読むのが辛かった。自分が今までいかに恵まれてるか。身分が保証されてる身の有り難さを改めて思った。
舞の家族いい家族だな。みんなでお散歩。愛犬の描写がリアルでそこも悲しかった。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後は、とても切なくて悲しかった…。
スキーのバイトの時に冤罪について「分かる」と言っていた時に、この人は誰も殺していないのかもと思うようになった。
ただ優しい人だったのに…ただ助けようとしただけだったのに…。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺人の描写がグロテスクだったら嫌だな、と思っていたけどそこはほとんど語られなかったのでホッとした。

構成がお見事で不自然な箇所がなく、上手な作家さんだなぁと思いました。

あとがきにもあったけれど、多くの読者と同じように、鏑木を死なせないで欲しかったと思った。
物語の流れとしてそうするのが1番自然だったと思うから、結末が残念と言うのとは違う。
舞と似た気持ちで、いなくなってさみしい、悲しいと言うような感情で、死なないでほしかったな…と。。そこまで引き込んでいく力のある作品でした。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の構成がよかった。
各章の視点(語り手)が脱獄犯の鏑木慶一ではなく、第三者であることによって鏑木慶一という人物を客観的に見れて、より人物像がわかりやすくなってると思った。

鏑木と関わった人の大多数が“親切でいい人“という印象を受けていて、“あんなにいい人が殺人をするはずがない“と感じている所が、鏑木の最期をより無惨に、やるせなさを引き立たせていると思った。

ラストは思ったよりあっさりと終わった印象。
ただ、心に残るものは大きくて、色々な感情を含んだモヤモヤが未だに抜けない…。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

*2026/9/13
鏑木慶一が「鏑木慶一」として物語に出てくることは少なかったが、
様々な場所での潜伏生活と彼を取り巻く人々との関わりを通して、彼の性格や人物像を理解することができた。

彼の生い立ちと性格だからこそ、冤罪を生んでしまったのかなと思う。

最後の章では、それまで動きを見せていなかった物語と点在していた情報が一気につながり、まるでパズルのピースが最後に埋まっていくように、それまで曖昧だったことが次々と明確になっていく展開が印象的だった。

あとがきがものすごく良かった

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

今までで1番分厚い本に挑戦しました!
最後まで読めるか不安でしたが、場所場所で出会った人々に助けられながら過ごしていた死刑囚の姿に引き込まれました。冤罪だと信じて、周りの人たちの力を借りながら真実に近づいていく展開はとても良かったです。冤罪が明らかになった時には、もう彼がいないという結末が悲しくて、なんとも言えない気持ちになりました。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

最後のたった数ページを読むだけで、背中から両腕にかけてさざめき立つ感覚を味わえた。600ページかけて培ってきた人との関わりがやはり必要だったと感じられるいい作品だった。

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は? その逃避行の日々とは?

友人からのオススメ本。

少し読んだだけで犯人が分かり600ページもあるのにどう繋げるのか気になって読み進めていました。結末は予想の範囲内だったので驚きはなかったけど、どうか助かって欲しいと感情移入してました。それだけ作者の筆力と臨場感があったと言うことなのでしょう。粗悪な職場環境、宗教問題、介護、冤罪など一冊の中に沢山の社会的なこと触れられているのが特徴的でした。

日本の警察、検察のメンツ、仕組みなんでしょうけど分かっていても軌道修正しないしねじ曲げるし謝らないよね…

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

親子を殺害し、死刑判決を受けた青年が脱走、その少年が介護施設で働くところから話は始まり、時系列を行き来しながら話は進む。
凶悪な犯罪者かと思うが、主人公の青年が場所を変え、生活している、働いている姿を読むと違和感が募り(こんな良さそうな子がどうして殺人を?)何か事情があるのではと興味が膨らみ、物語はその青年の「正体」迫って行く。

小説として、謎、正しい心、転換、日本のシステムへの疑問と学びもあり楽しく読めた。幅広い人が楽しめると思う、お勧めしたい一冊。

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2026年08月21日

購入済み

初めて

本とか特に趣味でもなく、暇すぎて読んでみようかなと思って購入してみたのですが、飽きることなく、展開が気になって読み切ることができました。

#深い

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

どんな小さいことでも疑われるとすごく嫌だ。
ましてたくさんの人に疑われるのはもっと嫌だろう。それが小さな罪でも。誰も信じてくれない怖さ。
孤独にそれでも最後まで負けずに大きな力と戦った彼はすごい。日本で冤罪事件があるのは悲しいが
まず疑わしきは罰せず。
裁判でも間違いがあるとしてもそれを認め訂正することができる潔さがないと冤罪を0にできない。
間違いを認めたり謝る事ができる素直な人になりたい。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

染井さん4作目。

作中の人たち以外、誰の助けも借りず、たった19か20の子供がお金を自力で稼ぎつつ、生存者がどこにいるのかを調べつつ、逃走されて面目丸潰れ、でホンキ出してる警察の目をかいくぐり、488日間も逃げられるものだろうか?
─という疑問は置いといて。

なぜ彼が脱獄したか?
行く先々で関わる人々が最後にどう繋がっていくのか?
最後の、比較的希望が見える終わり方はよかったが、良い結末ではない。
こういう、光と暗さがないまぜになっているような感覚はいつも染井さんの作品で感じることで、なんだろう、捨てたもんじゃないっていうか。世の中真っ暗ってわけでもないぞ、というか。

薬丸さんの作品にもあったが、秘密があるとどうしても人間関係は浅くなり、深入りするとそこからほころびて、バレてしまう。相手は「犯罪者」と「目の前の彼」との間で思い悩むことになる。だけど彼の「ほんとう」に触れた人たちは、自然と彼を信じる動きに出るのが良い。それこそ、世の中まだ捨てたもんじゃない。見ててくれてる人は、いる。

途中までは、彼の目的がどこにあるのかわからないせいで手に汗握ってた。実は何かの理由で殺し損ねたお母さん(生存者)を殺そうとしてるんだったら?
読者視点でさえいい人に見えて、その実、途中で誰か都合悪い人を殺してたり?しないだろうな?匿ってくれた人の生活を破壊しやしないかと、ヒヤヒヤしてた。

冒頭で出て来た子は東京で挫折して、戻って来て介護施設で働くのだけれど、その子の家族がすごくまともで、逃げ回る彼とは正反対に未来があって、泣けてきてしまった。
逃げてる彼は、自分も困ってるのに、目の前の困っている人を放っておけない。正直で、綺麗で真っ直ぐで・・真っ直ぐすぎて、ちょっと現実味があまりない、っちゃなかったな。
なんでか知らないけど途中から高橋文哉くんで再生してた。

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2026年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

彼のことを、守ってくれる人がそんなに居ないもの?
児童養護施設での彼も、きっといい子だったはず
そんなことする訳ないって声を上げてくれてた?それでも警察が揉み消した?
逃亡中の短い期間に出会った人たちが、あんなにも彼の無実を信じることができたのに、どうして?
普段から素行が悪い子、でもなかったのに?
こんな理不尽なことがある?
冤罪ってこんな事が重なるの?

もう、本当に許せない
人の人生が潰されていく、善良な人の
冤罪の酷さを、伝えたかったから、敢えての展開なんだろうけど…つらすぎる

最初は面白くて続きが気になってスラスラ読んでたけれど、最後に近づくに連れて、恐ろしい結末になりそうで怖かった。
きっとハッピーエンドにはならないんだろうと、ビクビクしながら読んだ。
昔の彼を知ってた訳じゃないのに、整形した彼と同じ人だってわかる?←まだ言ってる
そんな、気づくもの?

もう、本当にかなしい

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2026年11月01日

Posted by ブクログ

なんか、中途半端だな〜
という感想です。あとがき読んだら、尚更。
細かいところで色々としっくりこない点もあり、星は3つ。

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2026年08月13日

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