【感想・ネタバレ】正体のレビュー

あらすじ

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は? その逃避行の日々とは? 映像化で話題沸騰の注目作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どんな場面でも、その人の本質、本性は表れる。
無意識に本当の姿が表れる。
フィクションなのに、彼を助けたい、と思ったくらい、のめり込んだ作品でした。
最後のあとがきで作者が、鏑木慶一に彼の死を謝罪したことが1番衝撃な終わり方だった。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白くて、次が気になってしまい、読むペースははやかった。
脱獄班が脱走して、各地で出会う人たちとの話が脱獄から⚪︎⚪︎日と章ごとに分かれているのがおもしろい。
彼はいつも優しくて丁寧で賢い。
ハラハラドキドキしながら最後まで読んだ。
結末は予想してなくて、救いたい彼はもうこの世にいないっていうのを読んで、悲しかった。

正体を読む前に、映像化されてることがわかり、ずっと横浜流星が頭に浮かび、それもそれで良かった。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

脱獄犯だということがわかっていても、
鏑木慶一という人物に嫌悪感を感じなかった。
むしろ好印象を抱いていた。
ミステリアスで、秀才で、人が良くて義理深く、魅力がある。

脱獄してからの短いようで長い月日の中で、
友情、恋愛、仕事、、、自分を偽らずとも経験できたであろう人生を、彼は全うしていた。鏑木慶一という人の尊さは深く関わっていた人たちの様子からしっかりと伝わっていた。
姿は違えど彼のブレない生き様が、
結果として彼を守った。自分で自分を救った。

だからこそ、結末が悔しかった。
信じてもらいたかった人たちに信じてもらえず、
疑いの目を向けられて、悲しく辛かったろう。
読み手のエゴになってしまうけれど、
あとがきにもあったように、
生きていてほしかった。幸せになってほしかった。

もし自分が同じ立場の脱獄犯だったら?
理不尽な世の中で、他人に親切になれるだろうか。
危険を犯してまで、誰かを救おうと思えるだろうか。

あとがきまでしっかり見た本は初めてかも。
報われ無さすぎて本当に腹が立ったけど、
同じような思いをする人が世の中にはいるんだ。
自分が平日の朝目覚めて感じる憂鬱なんて、と
恥ずかしくもなった。


読書を趣味にしたいと読み始めた最初の本が
この本で良かった。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

WOWOWで放送されていた亀梨さん主演のドラマ版、横浜流星さん主演の映画版の両方を見てから原作を手に取りました。

まさか、原作版がこんなラストだとは思っていなかった....
鏑木を追い詰める刑事の又貫も、映像だと彼なりの正義や信念があるように見えたけど、原作だと正義や信念というより、個人的な意地にしか見えず最低な刑事という印象だけが残りました。

エンターテインメント作品として読み応えがあり、ページをめくる手が止められない1冊でしたが、読み終わったあとは心がズーンと重たくなりました。

死んでしまった鏑木はもちろん、自分の発言をなかったかのように扱われ、結局犯人ではなかった若者を死に追いやる結果に使われてしまった井尾由子さんは、どんな思いを抱えていかなければならないのだろう。

人の命や人生より重い面子や体面ってなんだろう?
しかも自分の命や人生ではなく、他者の命や人生。
それらを踏みにじってまで守るべきものだったのか?何と傲慢なことだろうという思いから離れられません。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺人犯として死刑を宣告された主人公が刑務所から脱走して、行く先々で出会った人たちとの繋がりの中で,真相を明らかにしていく話です。
ストーリーも面白かったし、構成もすごく良かったです。
読んでいると、途中からは主人公の応援しかなかったですが、その思った通りの結末に、もう一捻り欲しかったなと思いました。
ただ、全体的に面白かったので、一気に読み終えました。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Web積読消化月間2冊目(3年前登録)。
読みやすく、次々場面が変わるのでダレずに最後まで面白く読めた。しかし結末はこれじゃなくてもよかったんじゃないかなぁ…

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1人の脱獄犯が周りの人たちに与える気持ちの変化に感動した。
脱獄犯は誰かの身代わりになっているのかと思ったけどそういう訳ではなかった

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結末が悲しかったけど、作者のあとがきでモヤモヤが晴れた。本作を読む中で、鏑木を信じたり、信じなかったり、自分の信じるものが世論みたいに脆く揺れてしまうのを感じた。二次情報ではなく、自分できちんと情報を精査して判断しないといけない

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022年にWOWOWだったかで亀梨和也さん主演でドラマ化された時に原作を読んでから…と思っていたものの放送に間に合わず結局読まずにいて…昨年横浜流星さんで映画化された際に次こそは…と思ったのにこれまた劇場公開中に間に合わず…笑
遅ればせながらやっと読み終えました。
こちらは文庫版なので著者の染井さんの後書きがあり、「読者の方から"鏑木を殺さないでほしかった"という声をたくさんいただいた。自分としても殺さない結末も考えたけど、現実はそう簡単ではない」みたいなこと(うろ覚えですみません)を仰っていて…確かに現実には冤罪で何十年も塀の中で過ごさざるを得ず晩年にやっと罪が晴れた人もいるし、実際に冤罪のまま死刑が執行されたり無念のまま亡くなられた人もいるんだろうな、と思うと…この結末はすっきりはしないけど納得というか、納得もできないけど…とりあえず四方田にモヤモヤしました笑
映画版は結末が違うそうなので…希望を求めて遅ればせながら映画版を観ようと思います

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

酷い冤罪の話だった。特に警察と司法の動きに問題がありすぎて現実ではここまで酷くはないことを願わずにはいられない。
後書きで作者は冤罪がテーマである以上鏑木には死んでもらうしかなかったという旨の発言をしているが、個人的にはそれでもやはりこの結末には疑問が残る。彼が冤罪の為に既に多くのものを失ったことは読者も既に分かっている。おまけに再審の判決が何年後のことか記載されていないが、数年が費やされたことは間違いない。10年あるいはもっとかかっているかも知れない。彼が生きていたらその間拘留が続いていたのだろうか。脱獄の実績があるだけに完全な自由は決して与えられなかっただろうと思う。貴重な若い時期を奪われてしまったこと、人々が褒めそやす顔を整形せざるを得なかったこと、その間の心身の苦痛、これだけでも冤罪の重さは十二分に伝わるのだから彼の努力が報われ、それから先をどのように生きたいと願うのか見てみたかったと切に思う。
それに警察による銃殺というのが何とも…。この結末に持って行きたかったのなら、警察側の視点から鏑木がどれだけ危険に見えていたか描写して欲しかった。片側からの描写なので警察ヤバいとしか印象に残らない。それがちょっとフィクションに寄りすぎる印象を受けてしまった。
何にせよ死後に名誉を回復するというのも大事な儀式ではあるのだが、本人には遅すぎて報われないなとモヤモヤが残る。自分が救う会側にいたとしても喪われたものの尊さが改めて染み入って判決に快哉を叫ぶことは出来なかっただろうな。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

逃亡犯視点ではなく、彼に関わった人間視点で物語が進んでいくのですが、毎回、謎の多き人間ながら魅力的な、そして心を動かされるほどの善人、でも、正体は殺人の罪から逃れる逃亡犯。の繰り返しで、私の中ではこの展開が読みながらマンネリ化してしまってました。毎回繰り広げられる人間模様を楽しめたら興味深い作品となったのですが、そこには心が動かされず。決して薄っぺらい作品ではないと思うのですが、合う合わないの問題ですね。構成と終わり方が好みではなかったという感じで、、、

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2026年04月10日

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