ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 神都の証人

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    ネタバレ

    大門さん初読み。法務を仕事にしているので興味はあったが、これまで手を出せてなかった。死刑囚死亡後の相続人による再審請求に隠された真実の物語。再審請求まで大変な時間を有する中で、取り組む弁護士や検事が奮闘する物語で、多くのエピソードが胸を打つ。推理部分の落としどころも冴えてて、やられたと思うが、ラストに至って真実までの展開が、なるほど山田風太郎賞か納得してしまう。直木賞候補になって出会うきっかけとなって嬉しい。このウルトラ技へのプロセスへの評価次第では十分受賞範囲内と感じた。

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    2025年12月26日
  • イクサガミ 人

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    面白くて感想も書く間も無く第3巻まで一気に読んできました。
    ほぼほぼ戦闘シーンが続き、読む者を離さない展開。各キャラクターがそれぞれ立っていて漫画にも通ずる設定は面白いです。
    あと1巻しか無いので勿体無くて第4巻に入るのを躊躇し、一旦お休みしてネットフリックスのドラマをシーズン1通して見ました。ドラマは原作と大分展開が違いましたが、まあまあ面白かったです。

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    2025年12月26日
  • 平場の月

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    『平場の月』かぁ。
    タイトルが秀逸だなぁ。
    大人の恋愛小説という意識で読んだのですが、それだけでは言い切れないものが多く盛り込まれていたように思います。
    中学生の時に出会った青砥(君)と須藤(さん)。
    自分自身のことを振り返ると、中学生の頃から頭の中はあまり変わっていないように思います。今現在の中学生を見ると、随分と幼いように見えたりするのですが、結局、自分もその幼い感じを基礎に持ちつつ年齢を重ねてきたんだろうな、人格や人間関係などこのくらいの時にある程度出来上がっているのだろうなと。
    本書でも年齢を重ねて地元に戻ってきた青砥と須藤と、周りの元同級生たちが、基本的に変わらない人格と人間関係をも

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    2025年12月26日
  • 神さまのビオトープ

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    久しぶりに読書をしてみたいなと思って、積んであった本の中から手に取った一冊。

    事故死した夫の「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている、うる波の物語。うる波と鹿野くんの関係性の唯一無二感が好きで、一晩で読み切ってしまいました。

    ふたりはこの先も、きっとこのまま暮らしていくんだろうな…。

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    2025年12月26日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    大橋賢三はニューシネマのヒーローだ!!!!!
    俺かてまだ始まってもいねえ!!!!!
    2歩でもいいから進むぞ、進み続けるぞ!!!!!

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    2025年12月26日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    私のバイブルのような一冊。
    丁寧に暮らしたくなる憧れの世界。
    亡くなられたベネシアを思い出す。
    おばあちゃんの食事、寝室、庭仕事、家事、おうち全てが私の憧れ。
    春夏秋冬それぞれの手仕事がなににも逆らわず当たり前のようにあるが、それは決して当たり前ではなくただただ優しい。

    iKnow

    その一言に全てが詰まってる。

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    2025年12月26日
  • カフェーの帰り道

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    2025.直木賞、芥川賞の候補作品が
    発表され、前回受賞作品がなかったことから
    気になっていて候補作品をいくつか
    読みたくなりました。

    1番初めに目についたのがこの作品で
    直木賞、芥川賞の候補作は読み進めにくい
    物が多いような気がして躊躇したのですが
    題材がカフェー(カフェではなく敢えてのカフェー)
    だった事もあり読んでみました。

    明治〜大正〜昭和と移りゆく時の中で
    カフェーの女給として生きた数名の女性達の
    物語。気を衒う派手さはないけれど
    こんなにも静かに揺るぎなく本を読めたのは
    久しぶりでした。
    後半は戦中、戦後の女性達の大切な息子達が
    出征し胸が詰まるようなシーンもあるのですが
    決し

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    2025年12月26日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    白米だけの3つのレシピは天才的だった。その後のキャベツのくだりも正直わからなすぎて面白い。
    研究者として「好きに没頭する姿」はすごくかっこいいし、研究成果が出て認められていくのは自分が褒められたくらい嬉しかった。そこと抜けている部分の落差がすごくてめちゃくちゃ面白い本だった。周りにおすすめしよう。

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    2025年12月26日
  • 風に恋う

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    現実と理想のギャップを実感し悩む人は決して少なくないけれど理想を目指したという事実は自分の人生の財産となるそして音楽の美しさ、文字や表現の細かさ秀麗さを感じた。
    追記、音楽は耳でしか感じられないからこそ言語なんてものはなくそこにおいて魂が魂に語りかけると言われているし私もそあって欲しいと思っているがこの本からは音がなり強烈な風が吹き音の圧を感じながら自分の理想を探し続ける高校生の眩しさを感じたそして例えがとても秀逸で美しい演奏を多角的な面から例えて文字なのに実際に演奏が聞こえてくるように感じた
    そして本はつまるところ空想であり想像でしかないがその中の登場人物は確かに私達のように呼吸をし感情を持

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    2025年12月26日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を見て、祖母につれられて歌舞伎座に行っていたことを思い出し、再び歌舞伎にはまり、小説も読んでみました。
    映画も最高に良かったですが、小説もよかった。
    今回はオーディブルで音声を聞きながら、小説を読むという方法にしました。
    映画後の小説なので、読みながらの喜久ちゃんとしゅん坊はやはり、頭の中で映像を見る時は、吉沢亮さんと横浜流星さんになってしまう。
    小説はまた映画とは違うものの、細かく色々書いてあるので、違う楽しみ方をしました。
    オーディブルの読みは歌舞伎役者の尾上菊之助さんで、これもよかった。
    小説では、歌舞伎の演目の説明が詳しくしてあり、子供の時に見た藤娘や土蜘蛛、曽根崎心中をまた歌舞伎

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    2025年12月26日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    この本の本質は何か考えると私は文明の発達は手放しで誇るべき事なのか知能数値が変わることで多角的な視点から見る幸せとはなにかのようなものだと思う。
    文明の発達は凄まじく文化や流行りも目まぐるしく変わっていくその時に健常者にあるものをない人も得られるようになっていく
    盲目の人が目が見えるようになるような事だ
    本当にそれは人類の進歩だと簡単に誇れるのか
    目が見えるようになることは感覚が1つ増えると言うことそれは慣れるまで沢山の時間を要するのではないか、目に見えなかった頃の悪意を知ってしまうのではないか
    今回は知能が人工的に与えられる
    知的障害を持つが心優しく全て自分が劣っていると考えるチャーリー

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    2025年12月26日
  • 人間みたいに生きている

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    生きたくないんじゃない。
    食べなくても、生きられる体がほしい。

    この帯に惹かれて手に取ってました。

    食べるという行為に酷く嫌悪感を感じ、それを誰にも打ち明けられず苦しむ高校生のお話なんですが、
    この頃のあるある、学生の世界での輪から外れないように過ごす、色んなしがらみにがんじがらめになって優等生としている子が、食べるという事が苦手と初めて打ち明けられた人と出会い、その人も食べることでの病気を抱えてて、そこから落ち着ける2人の空気感、でも変わって行こうと前に進む主人公。

    食に関して(それ以外もですけど)、人それぞれ抱えてるものがあったりするから、自分の普通を押し付けるのってよくないですよね

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    2025年12月26日
  • 青い城

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    序盤は、親族に抑圧され鬱屈した日々を過ごす主人公に嫌気が差しましたが、医師からの手紙を境に、強い意思と勇気を持ち他人の顔色を気にせず言いたいことを言いやりたいことをやり始める主人公に共感し、痛快な読書感を味わえました。さらにそこからまたストーリーが進展し、重厚で幸せな物語が味わえました。

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    2025年12月26日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    シリーズ2作目にして一風変わった展開に驚いた。
    本作にて感じたのは3点。
    ・刑事の捜査はチームプレイの連携、積み上げにて完成すること
    ・一般市民の協力なくして解決は絶対できないということは
    ・夫婦の絆にはいろいろある、まして1998年当時の形と今の形には大きな違いがあるかも?
    隠蔽捜査シリーズが大好きだが、ますます樋口顕シリーズが楽しみになった。

    気になっているのは樋口夫妻が城島さんに詫びに行ったか?ということ。

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    2025年12月26日
  • 博士の愛した数式

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    心が温かくなる不思議な読後感。
    大きな盛り上がりや緊迫感はない。
    大きな感動?とも言えない。
    ただただ優しい言葉が並び、心が癒される。
    そんな小説。

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    2025年12月26日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    2025年12月4日のアイドル歌会の現場で、俵万智さんのサイン入りを見て、思わず買った一冊。

    60歳を超えられていて、これだけの活動量やいろんな人との関わり合いをみて、凄まじい知的好奇心と体力だなぁ…と言葉以外の部分にも俵さんの凄さを感じた一冊でした。

    想いや考えを言葉に出して相手に伝える言語化能力。
    シンプルだが、大事なこの能力が飛び抜けた方だなと感じた。

    「ゲームはおやつ。(一部、略。)
    ケーキやチョコレートと同じ。おいしいからって、朝はケーキ、昼はポテチ、夜はチョコレートだったらおおきくなれないし、病気になってしまうよ。誰らゲームも、おやつみたいに分量と時間を決めて、楽しくやろう」

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    2025年12月26日
  • 雨夜の星たち

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    実際に三葉みたいな子がいたら『なんか面倒くさいなぁ』と思ってしまうかもしれない。友達にはなれないかもしれない。でも作品の中の三葉に共感出来たり出来なかったりしながらも気になってサクサク読めてしまい一気読み。
    物語が面白いだけではなく、気づかされることがたくさんあって最終的には三葉がとても愛おしく感じられた。彼女は自分自身ができること、出来ないことをよく知っていてそれを受け入れている。ある意味とても強い女性だと思った。
    私自身の経験から思うに、常識や暗黙の了解というのは自分の周りの環境によって都合よく変化する。それを私たちは気づいていないことが多く、自分は常識やマナーを守って行動しているような気

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    2025年12月26日
  • ぼくらにできないことはない

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    ネタバレ

    宇宙船でついた場所で暮らす僕らのお話。
    不思議でよくわからない。でも、イラストと文章から難民の子どもなのかなと感じた。宇宙船は飛行機?
    たき火は……たき火も出来ないような安全な都会に来たということなのかな。他にも都会的なシーンがチラホラある。
    母親が隠れるのは不安を抱えているから。父親が来ていないのは、すでに死んでしまっているのか。お金の問題だったのか。

    子どもだけの視点で描かれているから不思議だけど、言葉の端々からは不穏な空気が漂っている。

    子どもはそのまま『不思議な話』として読めそうだし、大人は世界情勢と絡めると『そういうことなのかな』と思いながら読む絵本……かな。

    ごちそうさまでし

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    2025年12月26日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    遂に完結してしまった...。
    リョザの戦争の歴史に巻き込まれていくエリンの不遇な人生譚。
    人々と獣たちの歴史の物語でありながら、過去から現代へ、そして未来へ滔々と紡がれていく学問の姿についての物語でもあったと思う。
    繰り返される諍いの中にあっても、ジョウンおじさんからエリンへ、エリンからジェシ、そしてその子供たちへ、知識という道標が渡り行くさまを希望と形容するのは軽薄か。
    上橋さんの創り出す繊細で壮大な世界にどっぷりと浸かることができて幸せな年末でした。

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    2025年12月26日
  • おにたろかっぱ

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    ネタバレ

    題名、装丁のイラストからするともろ児童書子供向の物語かと思いきや読んでみて面白さ満載の親子家族物語でした。時々出てくるオニ、カッパ、上田ウシノスケのキャラクターが何とも言えない味を出していました。ミュージッシャンの父ちゃんの作る曲の面白さギャグ満載の歌詞、読んでいて笑ってしまいました。タロと父ちゃんのドサまわりツアーの珍道中は波瀾万丈の面白さあり大傑作間違いなしの物語でした。あなたも読んで笑って下さい。感動して下さい。

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    2025年12月26日