ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • やさしいダンテ<神曲>

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    ネタバレ

    教科書でも紹介される『神曲』。しかし読んだこともなく……と言うより読もうとしなかった物語。著者の「知っていますか」シリーズに代表される、古典を簡にして要を得た解説本を数冊読んだが、それに加え『神曲』を味わえたことは幸いだ。地獄篇、煉獄篇、天国篇で構成される物語は、キリスト神学、ギリシャ・ローマ神話など西洋の常識的な知識がなければ、たとえ日本語訳を読んでも理解が難しいということが理解できた。ダンテがベアトリーチェに寄せた純粋な初恋だけは、自分事のように感じられた。

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    2026年05月20日
  • コミュ力不要の社交術(新潮新書)

    購入済み

    すごい、えらい、ありがとう!

    あるラジオの深夜放送で、この人の悪口を聞いたため、ずっと距離をおいていたが、この人の書いた本を読んでその印象が180度変わりました。

    この人本当にすごい、えらい、ありがとう!

    人生の恩人です。

    #感動する #共感する #深い

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    2026年05月20日
  • 深海潜航

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    本邦初訳の「石器時代の物語」が収録されているし、「陸の甲鉄艦」が文庫で読めるのもうれしい。いわゆる傑作ではなく大衆小説家としてのウェルズが感じられる作品集だった。「深海潜航」はクトゥルフものとの同時代性も語れそう。

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    2026年05月20日
  • 歌われなかった海賊へ

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    「同士少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬さんが描いた戦争小説。
    ナチス政権下で密告により父を処刑されたヴェルナーは、体制に反感を抱き、ヒトラーユーゲントに異を唱えるエーデルヴァイス海賊団の仲間になる。そしてレールの先に強制収容所を見つけ、手前のトンネルと橋を爆破する計画を立てる。

    喧嘩や戦闘の描写はもちろん、思惑や保身が見え隠れするドイツ人同士の心理戦が印象的。
    戦時中という特殊な極限状態のなか、「喜んで騙された」人たち。見て見ぬふりや迎合主義について考えさせられる物語だった。

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    2026年05月20日
  • カンザキさん

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    人間、認めてもらい褒められるのは喜び。一番辛いのは無視。そこを逆手にとって洗脳的に行われるパワハラ。ヒヤヒヤしながら、読みました。令和の時代、こんな企業がなくなっている事を祈りたい。

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    2026年05月20日
  • エピクロスの処方箋

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    今年一番の素晴らしい本でした。
    小説よりも哲学書に近いような気付きを与えてくれる本でした。以前従兄弟が癌で亡くなる前に、その子供はバスケの試合に行っていて死に目には会えませんでした。その事を親戚は非難していました。この小説の中で同じようなことが書かれていて、普段通りすることが患者も喜ぶという言葉にはっとさせられました。そのときその時を一生懸命生きることが大切だと思いました。

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    2026年05月20日
  • 異常に非ず

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    読み終わったあとでこれが実際に起こった事件をモチーフにしていると知った。
    事件自体よりも、清史の生きにくさがすごく痛々しかった。遅くに生み目の中に入れても痛くないほど可愛がった母親の苦悩や、8年一緒に過ごした亜紀の追い詰められた感じが、読後もどんよりと頭の中に残る。

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    2026年05月20日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ネタバレ

    ピアノのことは詳しくないけど、気になった曲を聴いてみたりしながら読むのが楽しかった。恩田さんの人の描写が改めて好きだと思った。人の営みに対するあたたかい眼差しを感じる。

    「世界が、自分の知らない-いや、もしかすると誰も知らない、とてつもなく美しいものに満ちていると気付いた瞬間、あまりにも自分がちっぽけなことに驚いたのと同時に感じた畏れ。...ああ、本当に、この世界は音楽に満ちている。」

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    2026年05月20日
  • 赤めだか

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    ★★★★★★★★★★

    表現者クライテリオンのYouTubeチャンネルで浜崎洋介先生がオススメしいてたので読んでみたら、これがなんとまぁ面白い!ときに声を出して笑うほど面白い!噺家のあのノリを活字でも楽しめるとは新たな発見。
    動画のなかで「度肝を抜かれた」「まず文章が圧倒的!」「文章の強度がある」「これはタダモノじゃない」「気づいたら夢中になってる」と言っていたけど、まさにそんな感じ。読めばわかる。

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    2026年05月20日
  • 生殖記

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    よくわからないけどモヤモヤすることの正体が、本書のそこここに明確に言語化されており面白く、また驚いた。LGBTQ+を題材にしているものの、一般に当てはまることも多数。
    内容とは関係ないが朝井さんのポッドキャストを聞いていると、本書が朝井さんの声で再生される。「ほんと、稀有〜。」は名言。

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    2026年05月20日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    人生のぜんぶが詰まってる本!!!!
    ゲームを作る3人のお話。あらすじではサムとセイディの話って書かれると思うけど、これはマークスも含めた3人の話。

    人生はゲームみたいに結末が決まっていて、そこに至るまでの選択の繰り返しなのか?それとも何も決まっていないかな?

    起きてしまったこと、どうやったら起こらなかっただろう?って、頭の中で過去に戻って、どの岐路でどの違う選択をしていたら防げただろう?って考えても、行き着く結果は変わらないと思ったことがあるから、前者なのかもしれないな。

    別離してしまった誰かを思うとき、私の中には枯れそうで枯れない雑草がある、といつも思う。この本の中に書かれてあった「愛

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    2026年05月20日
  • 川のほとりに立つ者は

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    忙しい仕事中にはなかなか難しい。ただ、家庭での接し方には、著しく、一過性にかもしれませんが、良い影響を与えてくれました。ちょうど苦しくて窒息しそうな時に読んだからか。

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    2026年05月20日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    書店員さんたちがどんな思いで、日々本と向き合っているのかがひしひしと伝わってきた。人と本との出会いを生み出すために、努力されているんだろうなと感じられた。

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    2026年05月20日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    読みやすく、素敵な物語たちでした。
    私はタイトルにもなっている、「星がひとつほしいとの祈り」が好きでした。

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    2026年05月20日
  • むらさきのスカートの女

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    キモおもろい主人公の一挙手一投足が妙にクセになって一瞬で読み終えた。ずっと正気じゃない感じが実際の状況描写だけじゃなく、あまりにもカラッとした文体からも滲み出てた。
    もしかしたらむらさきのスカートの女が巷で名物になってるのも、この主人公が語るから嘘なのかもしれない。
    むらさきのスカートの女視点の、『きいろいカーディガンの女』があってもおかしくなさそう。

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    2026年05月20日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    初夏の今読んでよかった
    先輩の奥さんや大田くんの気持ちになってみたりしたら、登場人物それぞれの優しさがあったかくて良かった
    大田くんの人間らしさ、若々しさが沁みました
    1ヶ月でのそれぞれの成長を見守った一冊。最後あったかい切なさを感じて涙ながら読み終わり、表紙が鈴香ちゃんだったのかと気づいて愛しくなりました

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    2026年05月20日
  • レヴォリューション No.3

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    ギョウザ大好き! ──ザ・ゾンビーズ

    馬鹿な男子高校生の刹那の輝きが詰まったゾンビーズシリーズの一作目。
    時系列はバラバラに高三の夏~冬までが三篇収録されている。くだらないし滅茶苦茶だけど、キラキラしててずうっと切なくて最後は思わずホロリとした。
    癖の強い登場人物を彩るモノたちも癖が強くてお洒落。
    こんな高校生活送りたかったな~と羨ましくなる。

    私は舜臣がドンズバ好みで終始かっこいい~!!!となっておりました。

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    2026年05月20日
  • 空母入門

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     航空母艦の成り立ちから海戦の主役に躍り出る流れ、日本航空母艦の発達と終焉などが主な内容。英国の航空母艦に学びつつ、日本独自の発展を遂げていたことが読み取れた。開戦期に至るまで日米空母勢力は拮抗しており、そうした状況が山本五十六に新しい艦種である航空母艦に一戦をかける動機に繋がったのは面白い。

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    2026年05月20日
  • 火星の人〔新版〕 下

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    大きな問題にぶつかったときに、試行錯誤・トライ&エラーを積み重ねて、一つ一つ着実にクリアしていくっていうこの態度こそ主人公であるマーク・ワトニーの素晴らしさだよなと思う。
    基本的にマークのビデオログに残されたメッセージを見ていく形で話が進むので、とても読みやすくてサクサク進む。

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    2026年05月20日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    前作のスピノザの診察室に続き、とても考えさせられた。死と向き合う考え方やケア的な関わりについて、マチ先生の言葉や仕事ぶりから学ぶことが多かった。

    また、物語としても医療現場の政治的な構造や研究と臨床の二面生、人手不足や世代間の価値観の違いなどにも踏み込んだ内容だったと感じた。

    特に印象的だったのは、まち先生が研修医である南先生に話した言葉である。

    「誰かの努力によって変えられるほど世界は脆弱ではないんだ。だけどその理不尽で強固な世界の中でも我々にできることはたくさんある。降り続く雨を止めることはできないが、傘をさすことはできる。暗くて危険な夜道に灯を灯すこともできる。私が目指しているのは

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    2026年05月20日