小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
芥川賞受賞作『コンビニ人間』の
プロトタイプ的な要素を感じた
マウスにはスラング的には
臆病・小心者という意味がある
一方で、可愛らしい・魅力的なという
ポジティブな意味あいが含まれる
登場人物の心の機微や、成長も経て
次第に魅力的になっていく
ダブルミーニング的な側面も感じた
更に言えば、
実験動物のように、
与えられたもので変わっていく様を
見受けられる読者目線としての
トリプルミーニングともとれる
非常に奥深い話に思えた
久々に村田沙耶香さんの本を読んだが、
今まで最も温かみを感じた
これは、ジャンルとしては
シスターフッドものになるのかな?
世界観、衝撃度、大作という点では
世界 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『となりのナースエイド』の続編。
さすが知念実希人さん、今回も本当に素晴らしい一冊でした。
この作品は改めて「医者という職業」の本質を考えさせてくれます。
目の前の患者を救うという使命、そのために立ちはだかる試練。
医療の現実: お金との両立、そして医師の技量。これらすべてが、人の命を支えているのだと感じました。
世界中で日々多くの研究が行われ、成功もあれば失敗もある。
医療とは常にリスクとベネフィットを天秤にかけ、患者さんにきちんと説明した上で進められるもの。
『サーペントの凱旋』は、その重みと覚悟をリアルに描き出していて、深く胸に響きました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレほっこり感動ストーリーの王道!
構成:たまゆらの家+短編3編、各ストーリーの相互作用がじわじわ効いてくる。
感想:
・たまゆらの家
山の情景描写が夏目友人帳の世
界観をうまく捉えていてお見事!
貴志が過去に冷遇されていた描写が出てくるが、断片的な描写にも関わらず胸を抉ってくる。
この描写があるおかげで過去の心残りと対話するシーンの貴志の決意がより悲壮なものに思えて感動する。
自分の気持ちを言葉にして表現すれば良かった、これからは言葉での対話を諦めないようにしたい、と貴志が過去に折り合いをつけて居場所に戻る終わり方が綺麗だった。
・レイコの肖像、子狐のたび、エピローグ
3つの短編の繋がり方 -
Posted by ブクログ
大好きな恒川さん作品!!こ、こわーー!!!!こわい!!!!ちょっとメタバース的な?緩やかに繋がっている世界線の人たちの話で、それぞれ短編なんだけど、さまよえる絵描きが、森へっていう話がこわすぎた。『…かもしれませんね』みたいな余韻あると、読み手がどう捉えるかで幽霊系ともサスペンス系ともとれて恐怖のジャンルが変わるのがやばい(語彙力)し、どれだとしても結局怖い。夜に読むな、トイレ行けなくなる。それと、見たらいけないものがそこにありそうな予感とか緊張感を描くのがうますぎる。まじで。でもこういうこわさを表現する作家がわたしはほんとうに好きです!!!!
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Posted by ブクログ
すごい興味深い作品だった。
作品の中の、つばさをはじめとする東大生が自分たちを1番として東大以外の学生は嗤ってもいいと、心の底から思ってることを、私は彼らは自分たちの持っている立場に驕りすぎだと考えていた。
しかし、私たちも日常生活で状況は違えど彼らと同じような気持ちになったことはないだろうか?。
仕事ができる人はできない人を侮蔑の対象にするし、それを悪いとは思わない。
運動ができる人はできない人を、顔が整っている人は顔が整っていない人を。
誰もがきっと自分の秀でた部分を免罪符に、人に対して上記のようなことを思ったり、実際に行動や言動に表したりした人もいるはずだ。
逆に誰もが美咲同様に、自分よ -
Posted by ブクログ
"聖女になる日”が良くも悪くも印象深くて
余韻が数日間続いている。
簡単に言ってしまえば
よくあるストーリーなのかもしれない。
ただそのよくあるストーリーに
唯川恵の世界観が組み込まれることにより
美しさや切なさ、時には猟奇的さえも
気持ち良く融合した作品になっているものだから
ただただ引き込まれていく。
聖女になる日に限らず
女性の本質、人としての本質、そういったものを
読者の想像を引き立たせながら
時に良い意味で斜め上の裏切ったような描き方に
長けているのは勿論のこと
言葉の選び方も大胆且つ繊細で本当に好き。
そして現実味のある生々しさが
奥底に眠っている衝動や欲望を刺激してきて
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