小説・文芸の高評価レビュー
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スピノザの診察室の続編で循環器内科医マチ先生事、雄町哲郎の医療に対する姿勢を綴る内容でマチ先生の医療に対する言霊が刺さる。有能な医師である一方で万能で無い医療を心に留めて患者第一主義で置かれた状況、環境により患者に寄り添う医療の大切さも説く内容。生死を預かる医師は哲学的な考え方も非常に大事で今回は哲学者エピクロス(苦痛を避けて穏やかな快楽を追求)を題材とし語りかける。
哲郎は、亡くなった姉の息子龍之介と暮らしながら京都の原田病院で日直/当直ならび訪問診療を通して患者に寄り添い暮らす。そんな中、洛都大学附属病院を辞めた事で確執が生まれた飛良泉教授の父が膵臓の病で数度の手術で完治出来ず、哲郎の先 -
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このタイトルなら、絶対前に読んでる!
でも、猫と、猫好きな飼い主と妻と元妻が猫を巡って一騒動~という、ざっくりした記憶しかなかったので、再読してみました。
これがめちゃ面白い!
笑える心理コメディになってます。
離婚して再婚したばかりの庄造。
元妻の品子から、今の妻の福子の所へ、「猫のリリーをくれ、それだけしか望まないから」という手紙が来る。
庄造の猫バカっぷりにイライラし始めていた福子は、猫を品子に渡すように迫ります。
福子も可愛がっているようだったのに?態度の急変に戸惑い、あたふたと逃げ腰の庄造。
人当たりは良いが、気が弱くて、怠け者な庄造です。
品子はしっかり者だけど、姑と折り合いが悪 -
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ネタバレ前作に引き続き面白かったー!
個人的には、前作で大活躍だった犬井さんのキャラが好きなので物足りなさもありつつ、楓ちゃんのキャラクターが浮き彫りになったのは嬉しかったです。
前作はじょじょに正体がわかっていくミステリーのような要素もありつつホラー、って感じだったので真相がわかった気持ち良さとラストの爽快感がありました。
今作はミステリー要素に近いあの章の部分にめちゃくちゃ興奮し、でも犯人…といったらミステリーになっちゃうか、怪異の原因ですね、それとの対峙がメインでアクション多めかもと思いました。映像にしたら映えそう。これは実写映画化待ったなしか?!笑
ホラーはあまり読まなくてもかなり読みや -
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ネタバレ◼️小説を飲むときのアプローチ「四つの質問」
①メカニズム:なぜ面白いのか?話を動かしている仕組み
②発達:作家の人生の中のタイミングや変化の過程
③機能:作者と読者の間で持つ意味⇒単純化したものがジャンル分け
④進化:社会や時代の雰囲気から受けた影響(文学史的アプローチ)
◼️小説は小さな矢印(主語+述語)の集合で、大きな矢印(プロット)がどちらに向かっているかを確認すると全体像を掴みやすい
- プロット前進型述語→:話を展開させる
- 主語充填型述語←:主語の情報を増やす
何作かの小説を解説する実践編がどれも面白くて、特にミルチャ・エリアーデの「若さなき若さ」の、なりたかった自分となり得 -
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ネタバレドラマが面白すぎて、ノベライズ版も一気読み。めちゃくちゃ面白いし、あっという間に展開が進んでいって、常にハラハラドキドキ。満足感でお腹いっぱい。本当にこんなことあるんちゃうか?っていう世界の裏での暗躍ドラマと、天才どうしの騙し合いに最高に興奮した。『VIVANT 2』も公開予定との事で、復習にも役立った。
あらすじ。
「いいか。どんな手を使ってもいい。一か月以内に九千万ドルを取り返せ」
主人公の丸菱商事の商社マン・乃木憂助はバルカ共和国(モンゴル西部に建国されている架空国家)のGFL社へ、プラント事業の着手金1,000万ドル(約14億円)を送金する。しかし原因不明のシステム改ざんにより、0が -
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喧嘩した友達の美央が親の信仰する新興宗教の施設に入れられ学校を辞めた。美央に会って話したい一心で凛音はその宗教施設を訪ねていくのだったが警備員に阻止されて中に入れなかった。その頃町では十代二十代の若い男女が次々と変死する怪事件が起きていた。その不可思議な事件には両目が失われるという共通点があった。
この事件と美央の入れられた宗教団体NI求会にはどうやら関連があるらしい。その謎を追うホラーミステリー。凛音は無事美央を救い出せるのか?気になって夢中になって読んでしまいました。強欲な権力者のために若い命が弄ばれる構図は、まさに現実世界にあるあるではないか…!と、このごろの世相を振り返りつつ思ってしま -
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ネタバレ本当にくだらなくて(※誉め言葉です)笑える説話集。
町田さんの現代語訳を読むのは「古事記」に続いて二作目ですが、古事記同様、訳がかなりぶっ飛んでて笑ける。
宇治拾遺物語は説話集とはいえ、教訓じみた内容がメインというわけではなく、庶民的な俗っぽい話や下ネタが多いところに、町田ワールド炸裂の現代語訳ですから、面白くないわけがありません。
こぶとりじいさん、雀の恩返しなどの有名な話や、鼻、芋粥など芥川龍之介の短編小説の題材になった説話も収録されており、鮮やかな現代語訳で物語が蘇ります。
ということで、いくつか町田訳を抜粋して紹介しておきます。
・踊りまくったお爺さんがフィニッシュのポーズを決めて一
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