小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ3巻ではNo.6を去ったネズミが何をしていたか、が語られる。
ネズミがNo.6に戻ってきたのは、旅の途中に紫苑の父親と出会い、不穏な様子を心配したからだと思っていたが、もっと大変なことが起こっていた。
やっと再建の目処が立ってきたところに、No.6がまた地獄のような状況になりかねない事態になっていた。
その状況を作り出している一人が紫苑の父親なのだ。
その事実を知ったネズミはこのことを紫苑に伝えるか迷い、それを知った紫苑はネズミに対して怒る。
紫苑はネズミと並んで立っていたいと願い、ネズミは自分の全てを紫苑に知られることを怖いと思っている。
紫苑とネズミの気持ちのぶつかり合いが読み応えがあった。
紫苑とネズミが砂漠に咲く白い花を二人で見ることができる日が来ることを願う。
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Posted by ブクログ
テンポ良く読める。スピード感がまるでアクション映画を劇場で見ている様だ。マリアビートルとそうだったし是非、映画見てないから動画も見てみようと思う。一人息子を持つ私、伊坂幸太郎先生作品で出てくる主人公の親父が大好き。本作の青柳父も報道陣と真っ正面から戦い一歩も引かない。「正義の味方のお前たち、雅春が犯人だと思うなら賭けてみろ」のくだり痺れた。「バスの運転手も料理人も最善の注意を払ってやってるんだ。何故なら他人の人生背負ってるんだからな覚悟を持てよー」でもう脳に全て血液上がったんじゃないかな。重力ピエロの泉水、春の父、マリアビートルの木村父、あー素晴らしい、俺もこんな親父が欲しかった。こんな親父になりたい。
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Posted by ブクログ
積読チャンネルで紹介されてて興味を持った。
本を予約するなんて初めて。
ショート動画のようにコロコロとテーマや文体が変わっていく初めての読書体験。
気になった文章を出典一覧で確認すると「未発表原稿」のオンパレードで、すぐ原典が読めず悔しい気持ちになると同時に、今後の作品に興味が湧いた。
本当に良い宣伝!
反対に、テーマが難しそうな本もあり、切り取ることでこうも興味が持てるのかと驚いた。
未発表原稿のなかには、前後の文章に合わせて書いた文章もあるのかな?と思ったが、選定に著者が関与してないので本当に存在してる原稿なんだろうな。
あとがきに、「読書で感動できるのは、読者が歩んできた豊かな人生があり、それに投影するからだ」という趣旨の内容があった。
読書と、人生で豊かな経験を積み重ねることは、車の両輪のようなものだと感じた。
印象に残ったもの
・運動神経と対になる「メンタル神経」
メンタルをコントロールする能力は生まれ持ったもので、本来は個人差があるのに努力のせいにされるという主張
気になった言葉が多かったのは
「君が手にするはずだった黄金について」
「ゲームの王国 下」
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Posted by ブクログ
ネタバレ悲しいよ〜〜〜〜( i _ i )
最後の終わり方は読者に託されてるけど、どんな終わり方でも傷つく人がいるのが悲しい。
果遠ちゃん、結珠ちゃんのふたりがなんでもない毎日を送るのが本望だけどそうなると藤野は傷つく。
そうでなくとも瀬々ちゃんはもう傷つくことが決まっていて。
決着がついていない両片思いが長引くとこうしてがんじがらめになるんだろうな。
全体としては小学校、高校、大人に分けてそれぞれの視点で描かれて進んでいくから、片方しか見えてないからわからない、なんてことがなくてとてもいい。
誰もが一回は感じたことがある他人への淡い喜びとか、自分でもびっくりする悪い気持ちとか、その描写も読んでいて共感できた。
もう一回読み返そうと思うけど、小学校の時の二人の感じがあまりにも子供すぎて、今後どんな苦労が起きようかこの子らは知らないのかと思うと切なくて悲しくなるかも( i _ i ) -
Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳ミステリの戦後から近代までの歴史を知りたいのならこの一冊。
とんでもない名著。そりゃ推理作家協会賞取るでしょうと。
実は発売日に入手して、少しずつ、一年以上かけて読んだ(サイン本はすぐになくなってしまい…悔しい)。内容もだけど、1人の書評家の人生を辿るようで。素晴らしかった。
一点だけ残念なのは、絶版の作品が多く、紹介されていて面白そうだなぁと思っても入手困難な場合が多いこと。その中でも入手できたのは、割と最近の「ハマースミスのうじ虫」。この一冊がなければ出会えなかった傑作。
他にも読みたい作品が多く、せっかくだから、受賞記念に著者のベストを復刊してほしいなぁ… -
Posted by ブクログ
ふがいなさを抱えながら生きていく、5人の視点で語られる物語。
動揺、平穏、再び訪れる憂鬱。その繰り返しを、受け入れるでも、拒絶するでもなく、なんとかやりこながら過ごしている。
ジェットコースターのようなアップダウンで幸せと不幸がやってくる訳ではなく、それらはマーブル模様のように渦巻いて暮らしの中に共存している。
その渦の中に、一緒に漂ってくれる存在が5人それぞれにいることで、心救われる思いがする。一方で、救う側の人間にも渦巻く過去や思いがあることが明かされていく。(リウ先生の過去は仄めかされていた程度で続編が気になるところ)
視点が変わることで、立体感をもって描かれる登場人物の姿や、安易な結末に陥らないストーリーのリアルさが、新しいタイプの読後満足感をもたらしてくれた。
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