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Posted by ブクログ 2018年06月25日
巻頭に昭和45年当時の鄙びた山村、漁村、温泉宿の写真が載せられるが、もはや探しても見られなくなった絶滅風景か。ここ写る子どもたちは、そうか、ちょうど自分と同じくらいの年齢なわけだ。かつて、未舗装路に並ぶ掘っ立ては我がまちにもあったが、ここまで寂れて侘しい風景は記憶にあるような、ないような。わずかばか...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月19日
全編、何ともまったりとした侘びしさ。いや、でも暗くはないのだ。
それは著者が、自分で自分を面白がってしまうようなユーモア性を隠し持ち、淡々としながらもどこか魅力的な文章を書くせいなのかもしれない。
知る人ぞ知る山奥の鉱泉で出会う不便で粗末な作りの宿屋や、陰々滅々として絶望的な景色の中にこそ、著者は心...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月31日
つげ義春の漫画を読み、何故評価されているのかがよくわからなかった。(多分当時としては表現が画期的だったのだろう) 小説もきっと妄想的な事が書かれていて暗いのだろうと思っていた。
つげ氏が日本各地の温泉場や宿場を訪れた時の旅行記。旅エッセイ。
派手な旅館よりも寂れた民宿を好む氏。最初の章は、著者が蒸...続きを読む
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