立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

748円 (税込)

3pt

「葉月十二日、巳の刻。湯島天神内宮地芝居の舞台に、瀬川菊之丞を連れてきて欲しいのです」――濱村屋の年若い主人・吉次からこう切り出された平九郎は、驚きのあまり絶句した。希代の女形であった菊之丞は、吉次の義父で、五年前すでに亡くなっていた。そして実は、吉次は赤也の義弟であったのだ……。赤也の隠されたもうひとつの人生に渦まく陰謀。平九郎たちが仲間のため命を賭して闘う天下無敵の時代エンターテインメント。三十万部突破の書き下ろし大人気シリーズ、第七弾。

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くらまし屋稼業 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • くらまし屋稼業
    704円 (税込)
    万次と喜八は、浅草界隈を牛耳っている香具師・丑蔵の子分。親分の信頼も篤いふたりが、理由あって、やくざ稼業から足抜けをすべく、集金した銭を持って江戸から逃げることに。だが、丑蔵が放った刺客たちに追い詰められ、ふたりは高輪の大親分・禄兵衛の元に決死の思いで逃げ込んだ。禄兵衛は、銭さえ払えば必ず逃がしてくれる男を紹介すると言うが──涙あり、笑いあり、手に汗を握るシーンあり、大きく深い感動ありのノンストップエンターテインメント時代小説、ここに開幕!(解説 吉田伸子)
  • 春はまだか くらまし屋稼業
    704円 (税込)
    日本橋「菖蒲屋」に奉公しているお春は、お店の土蔵にひとり閉じ込められていた。武州多摩にいる重篤の母に一目会いたいとお店を飛び出したのだが、飯田町で男たちに捕まり、連れ戻されたのだ。逃げている途中で風太という飛脚に出会い、追手に捕まる前に「田安稲荷」に、この紙を埋めれば必ず逃がしてくれる、と告げられるが……ニューヒーロー・くらまし屋が依頼人のために命を懸ける、疾風怒濤のエンターテインメント時代小説、第二弾!
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業
    704円 (税込)
    「皐月十五日に、船で陸奥に晦ましていただきたい」──かつて採薬使の役目に就いていた阿部将翁は、幕府の監視下に置かれていた。しかし、己の余命が僅かだと悟っている彼には、最後にどうしても果たしたい遠い日の約束があった。平九郎に仕事を依頼した将翁だが、幕府の隠し薬園がある高尾山へ秘密裏に連れて行かれる。山に集結した薬園奉行、道中奉行、御庭番、謎の者……平九郎たち「くらまし屋」は、将翁の切なる想いを叶えられるのか!?続々重版中の大人気時代エンターテインメント、堂々のシリーズ第三弾。
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業
    704円 (税込)
    八朔の日、亥の刻。芝湊町の土蔵に、見知らぬ者の文で呼び出された男たちが、密かに集まってきた。骨董商の仁吉、役者の銀蔵、寄木細工職人の和太郎、浪人の右近、板前の壱助。文の差出人は果たして誰なのか?五人が呼び出された真の理由とは?一方、虚の一味、初谷男吏と榊惣一郎は仕事をしくじり、高尾山から江戸市中に戻ってきた。めくるめく展開に一瞬も目が離せない。まさかのラストに、驚愕すること間違いなし。最強の決闘あり、ミステリーあり、人情あり……無敵のエンターテインメント時代小説、熱望の書き下ろし第四弾。
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業
    726円 (税込)
    「一日だけ、儂を晦まして欲しい」――飴売りの仕事を終え、日本橋の波積屋で鮃の昆布締めと肝を肴に一杯やっていた平九郎の元に、口入れ屋の坊次郎が訪ねてきた。幕府御庭番の曽和一鉄という男が、くらまし屋に仕事を依頼したいと話を持ちこんできたという。なんと依頼主は、老中松平武元――。虚、御庭番、道中奉行……次々とすご腕の遣い手が現れる中、くらまし屋は、殿さまの命をかけた想いをかなえることができるのか!?続々重版の大人気シリーズ第五弾、益々絶好調。
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業
    726円 (税込)
    三郎太、蘭次郎、幸四郎、林右衛門の四人は大旗本の次男、いわゆる部屋住みの身分で、半分無頼の悪仲間であった。ある晩、酒場で盛り上がった帰り道、三郎太が何者かに腹部を深々と刺され、首を掻き切られて殺された。彼は、一刀流の皆伝で剣の達人。いったい誰が、何の目的で!? 自らも狙われるかもしれないと怯えた蘭次郎たちは、各々身を守るために、裏の道を頼るが……。裏稼業の必殺仕事人たちが、己の掟に従い、命を賭けて戦う。続々重版の大人気シリーズ、熱望の第六弾。
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業
    748円 (税込)
    「葉月十二日、巳の刻。湯島天神内宮地芝居の舞台に、瀬川菊之丞を連れてきて欲しいのです」――濱村屋の年若い主人・吉次からこう切り出された平九郎は、驚きのあまり絶句した。希代の女形であった菊之丞は、吉次の義父で、五年前すでに亡くなっていた。そして実は、吉次は赤也の義弟であったのだ……。赤也の隠されたもうひとつの人生に渦まく陰謀。平九郎たちが仲間のため命を賭して闘う天下無敵の時代エンターテインメント。三十万部突破の書き下ろし大人気シリーズ、第七弾。
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業
    880円 (税込)
    霙ふる師走のころ、夜討ちの陣吾と呼ばれ、裏の世界で畏れられている男が、平九郎の露店にやって来た。呉服問屋の大店「越後屋」に勤める比奈という女性を晦まして欲しいという。一方、極寒の「夢の国」に送られた「虚」の一員・惣一郎は、敵の襲来を待ちわびていた──。江戸と「夢の国」で繰り広げられる平九郎・迅十郎・惣一郎、そして今一人……、暗黒街の凄腕たちの人智を超えた超弩級の戦い。興奮と感動必至。直木賞作家の本領、天下無敵の大人気エンターテインメントシリーズ。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

立つ鳥の舞 くらまし屋稼業 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    赤也がどのようにして "くらまし屋" となったのか、過去に何があったのかが明らかになる今作。
    立つ鳥=赤也 の舞いにうるうるでした

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    今回の主役は赤也で、赤也の過去など、なぜくらましや一味になったか諸々が明かされる。おもしろくて一気に読んだしまった。ますます赤也推しになった。

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    いわゆる「エピソードゼロ」で、くらまし屋の「技」担当、赤也の過去が明かされる。
    とは言え、完全な前日譚ではなく、現在と過去が関連づけて描かれており、本編のストーリーも進むので、一粒で二度と美味しい構成になっている。
    だらしない面が描かれがちで、さほど好きではなかった赤也が漢を見せてくれたので、次巻以

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    完璧な時代エンターテイメント!
    シリーズ7作目はいくつもの思惑が入り乱れ、それが今作の主役「赤也」一点に集まる。
    とても複雑な構図だけれどもスッと、それもサクサク読めるのだから今村翔吾さんの腕の凄さをこれでもかと見せつけられた感じでした。

    読後は、スッキリ爽やか、そして青春のような甘酸っぱさや切な

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    赤也のストーリー。くらまし屋、御庭番、篠崎瀬兵衛、虚と、だんだんと登場人物が増えて絡みも増えてきたし、それぞれの関係性も毎回変化を見せる。阿久多が仕事を断り、舞台を観て涙していたというエピソードがじんときた。

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    7作目、いやあどんどん面白くなってゆく。今回は赤也だね。かっこええわ。そして篠崎や阿久多も魅力的なんだよな。さて、どうやって九鬼を倒すのだろうか。先が楽しみ

    0
    2023年10月15日

    Posted by ブクログ

    裏表紙のあらすじで本作を天下無敵の時代エンターテイメントとめちゃくちゃハードルを上げてきよるが大丈夫か、と思っていたら余裕で越えてきたのがすごい。
    くらまし屋一味の絆の強さが見れたのも良かった。

    0
    2022年04月15日

    Posted by ブクログ

     くらまし屋の仲間・赤也の秘められた過去に渦巻く陰謀。平九郎たちは、仲間のために命を賭して戦う。くらまし屋稼業シリーズ第7弾。

     今回は、仲間の赤也の過去を軸に敵味方が入り乱れての物語が展開し、ページをめくる手が止まりませんでした。

     敵には、凄腕の奉行とともに、新たな最強の刺客も登場し、クライ

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    くらまし屋シリーズ第七弾は湯島天神芝居小屋が舞台。なんと赤也が役者として育った濱村屋の若き主人二代目吉次(赤也の義弟)が依頼主で平九郎は悩む。
    天王寺屋と濱村屋が娘道成寺対決をすることになったことが発端だがその裏には老中の政治的思惑も働いていてなかなか複雑。
    赤也は最後の舞台に立つのだが、その時の一

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    くらまし屋への新しい依頼は「あの世から故人をくらましてくること。赤也の隠されたもうひとつの人生に渦まく陰謀と、幕閣が絡む芝居合戦など、様々な立場の思惑が絡み合っていく展開が面白かった。平九郎たちが仲間のため命を賭して闘う人情も良かったし、赤也が”立つ鳥跡を濁さず"の言葉通りに自分の過去と有

    0
    2025年09月03日

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