ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    シャーロック・ホームズのシリーズ第二弾。どの物語も面白いが、特に「海軍条約文書事件」は少しホラー要素めいた幕開けもありぞっとして、読み進めるといつものホームズと違った様子も見られてワクワクした。さらに本短編集「最後の事件」でまさかホームズが死ぬとは・・・と寂しくなったが、あとがき「解説」であ、ファンから相当の注文があって書き続けたんだ!生きてたんだということがわかり、これからまだまだホームズ物語を読めることに期待が高まった。延原謙氏の訳のされかたも丁寧で、非常に読みやすく、文庫として持ち歩き、さっと開けばホームズの世界に誘われるのがたまらなく心地良い。そして、解説にあるように、C・ドイルの探偵小説が殺人の現場の描写や、グロ・エロを必要な条件とせず注意を払って描かれている点が美しく読んでいて後味の良いものだと理解できる。

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    2026年09月19日
  • カラフル

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    世の中見えているものはほんの一部で、良いところも悪いところも1人1人違う。そしてそれは一つ一つ捉え方や見方を変えれば、明るいと思っていた色が暗かったり、暗いと思っていた色が明るかったりと色んな見え方をする。人間の感情に対する良い面悪い面や人に対する見方、自身の在り方を考えさせられるような本だった。身近な人をより大事にしようと思える一冊。

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    2026年09月19日
  • 十戒

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    ネタバレ

    方舟に続き十戒を読んで見て個人的に思った事は方舟より十戒の方が好きだったなと思った。正直読んでいくうちに犯人の目星が着いていたけど選択の時何回か騙されたってなった。十戒とは人生を懸けて守り抜くというのがタイトル回収?みたいなので良かった。

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    2026年09月19日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    母を殺害した娘についてのノンフィクションだが、娘の学力が高い故か、母と娘のLINEのやり取りや、娘が書いた手記などの文章力が高く、かつリアルで、非常に読み応えがあり、面白い。
    娘を産んだばかりだったので、もしかしたら読んで暗い気持ちになるかなと思ってたけど、この母がかなり酷くて私にとってはリアリティがなく、ドン引きしながら逆に軽い気持ちで読めた。
    自分も若い時は実母に色々思うことがあったりしたが、本物の毒親というのは凄まじいなと、娘のあかりさんにかなり同情した。
    あかりさんは、罪を犯したことは良くないけれども、雑居房では周囲の受刑者に読み書きや翻訳を手助けしていたところからも、優秀で真面目な方なのだなと思うし、そういう方が罪を犯してしまうくらい9年の母との浪人生活が苦しいものだったのだろうと思う。
    終盤の、娘が自白を決めたあたりでの父とのやり取り、関係の変化や、弁護士や周囲の人を信じられるように少しずつなっていく過程は、描写はシンプルだったが感動した。

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    2026年09月19日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    読みやすくていいお話でした。
    高齢者の医療の中で外せない死。
    私の考えは谷崎先生の考え方に近いけど、
    家族のことを考えると臨機応変になると思う。
    日本の抱える医療の問題は、いずれは私も
    お世話になるかもしれないがなるべく健康を
    目指して行きたい。

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    2026年09月19日
  • きょうの枕草子

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    清少納言はとても愛らしくて、一瞬一瞬を逃さないように生きてるみたい。
    愛おしいものとか、遠くて近いものとか、夜に魅力的なものとかを、人、関係性、気持ち、自然、モノ、概念、宇宙をフラットに並べて、こんなにも素敵でしょって見せてくれるアリエルみたい。

    私も愛おしいものとか、落とし物とか、甘酸っぱいものとか、いろんなものをあつめて束ねがちだけど、清少納言先生が束ねの先輩だった〜〜うるる
    彼女は、私とは、MBTIがほぼ真逆の同じ星の人な気がする。

    あなたはこの景色にどう思うんだろう?愛おしい人が、同じ景色を見てどう感じるのか、しりたいしりたい、だけどもちろん私には見えない。それでも、こうやって想いを馳せるだけで、私はあなたをより愛おしく思って、私の世界は少しずつ推し広がっていく。

    私もこれを読んで、誠実で真摯に、心の中が透き通って光が届く、そんな心の持ち主でありたい、と思った。

    まだまだ理解できてないところ・見えきれてない景色が多い気がするけど、読めてよかった。タヒさん、つないでくれて、タヒさんともつながれてよかった、ありがとう。

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    2026年09月19日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメ!のスピンオフ的な作品。
    ハケンアニメ!の映画はすごく良かったです!パッション!!

    第1話 五條はアニメ制作の音声プロデューサーだ。王子が入社2年目の新人監督として連れてこられた。44話は王子の監督作だ。彼は無音にこだわった演出をしたが、結局、予備で声優さんの音声部分を作っておく提案を蹴る。

    第2話 太陽は人気アニメを見ていない。何になりたいかの作文で盗賊になりたいと書いた同級生を笑ってしまって孤立する。

    第3話 逢里はフィギュアメーカーで働いているが、情報解禁前の写真をブログに載せてしまった。

    第4話 和山は幼児向けアニメ「ニイ太」のプロデューサーだ。30周年記念でオープニングを外部に委託することになる。

    第5話 迫水さんの結婚式。

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    2026年09月19日
  • 苺飴には毒がある

    匿名

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    インスタの本のおすすめで見て、気になり読んでみました。幼馴染の毒友のれいちゃんと主人公の話し。後半栞という本当の友達が出来て流れが一気に変わり終わりも含めて良かった。

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    2026年09月19日
  • 夏の体温

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    人との繋がりを描いた短編集。特に「夏の体温」では、入院している少年の心情が細かに描かれており
    、孤独から希望へと変わっていく様子がよくわかる。友達になるのになんの垣根もないのだと感じさせてくれた一冊。

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    2026年09月19日
  • 容疑者Xの献身

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    傑作でした。天才同士の頭脳戦・湯川の苦悩・石神の愛情・靖子の葛藤・驚愕のトリックなど、幾層にも重なる物語が調和してラストにつながる、圧倒的な完成度です。

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    2026年09月19日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    ミステリーは割と読むけれど、バラバラ死体の理由ってこれだけバリエーションがあったんだと驚かされる作品。
    淡々と事件解決していくのが、バラバラ事件の陰惨な感じを軽減してくれていて読みやすい。
    次作も探偵バージョンがありそうで楽しみ。

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    2026年09月19日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    半身の世界、生活という言葉に一番心を惹かれた。確かに難しいことと思うし、世の中ほとんどそうはなってないことに危機感は感じるけど、その思いは大事にしたい

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    2026年09月19日
  • 闇医者おゑん秘録帖 花冷えて

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    姿形は クォーターだし 肌の色も白い 目と髪の色も黒じゃない おゑん
    先生は子供を産める身体なんですか?
    と聞かれ
    私は ふたなり なんですよ。
    と答える。
    あーふたなり なんて言葉あったなあ!
    いい言葉の使い方です。

    竹が鳴く
    お竹という女の 腹の子をおろしてくれ
    とお江代という女将が やってくる。
    お江代の亭主が孕ませたという。 
    お竹は 生まれて初めて おゑんから 自分の気持ちを聞かれる。
    あんたは どうしたいんだい!
    私は産みたいです。

    そのお江代という女将は 家付き娘で 女だから跡をつげなかった。
    亭主があちこちに女を作るのは 許せても
    こんなやつが男だというだけで 家督を継いだのが 許せない
    ときれる。婿を刺して 江戸から離れる前に なぜか
    おゑんのところに 血の匂いをさせて やってくる。

    そのお竹は 無事に男の子を産み
    前に おゑんがお江代から脅し取った30両で
    自立していく。

    花冷えて
    これも恵まれた薬種問屋の娘が
    死んだ姉と比べて器量が悪い
    と言われたトラウマで
    娘コレラという ありもしない病気を作り出し
    殺していく話し

    世のお母さんがた
    娘にブサイクだ!なんて口が裂けても言っちゃいけませんよ!下手に頭のいい子が こう言われて育つと
    恐ろしい物語りがやってくる。

    うちは娘が2人いるけど 私も毎朝 鏡は見るので
    そんな恐ろしいことは言わなかった!

    恵まれている環境で育つと 逆に足りないものが 気になるのかもしれませんね。

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    2026年09月19日
  • 捜し物屋まやま3

    匿名

    購入済み

    最初は三井さんの引きこもりから始まり、キャラの濃い優しい人達と、酷い人間とのドタバタが何度もあり、楽しいだけではなく怖かったり悲しかったりもした。こんな優しい人達ばかりだと毎日が楽しいだろうな。もう最後なんかな?まだまだ見ていたかったです。

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    2026年09月19日
  • クリムトの盗まれた女

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    グスタフ・クリムトの実際の絵画も塗り直しがされていたという謎や盗まれて20年以上たった時に無傷で見つかったという事実を元に創作されたアートミステリー。時代や視点が目まぐるしくかわるので、初めは面食らい、何度も確認しながら読みすすみましたが、海外作品ながら絶妙な自然な訳でもあり、いつの間にかストレスなく読み進みかなり楽しめました。

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    2026年09月19日
  • さんかく

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    読み終わるのが惜しいと思えるほど、良い本でした。

    料理名を冠した全18章。各章のタイトルの下には小さなアイコンが添えられていて、それを見ると、3人のうち誰が主人公の章なのかが分かるようになっています。たとえば、鞄のアイコンは正和を示します。
    夕香:30代後半。会社を辞めて独立し、現在は京都の町家でデザイナーとして暮らしている。手際よく出汁を引いて美味しい料理をつくり、きちんとした生活を送っている。
    正和:30歳過ぎ。かつて夕香の職場でアルバイトをしていた。現在は営業職に就いており、夕香とは生活スタイルや食の好みが合うことから、彼女の暮らす京町家で同居することになる。
    華:28歳。正和の恋人。生物の研究一筋の大学院生で、突然入る解剖のため、しょっちゅうデートをキャンセルしている。生活面は少しだらしなく、あまり自分を表に出さない性格。
    夕香と正和には、互いに少しばかり下心があるものの、あくまで同居人という関係です。ところが、2人が同居していることを知った華は、激しく心を乱されていきます……。

    タイトルの『さんかく』は三角関係の事でしょうが、物語中にたびたび登場するおむすびのようでもあります。なにしろ、最初の章のタイトルが「塩むすび」ですからね。
    私はもともと恋愛ものがあまり得意ではありませんし、意識高げな食べ物談義も苦手です。でも、千早さんの手にかかると、なぜか良いのです。理由は良く分かりませんが、なんだか波長が合うのです。

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    2026年09月19日
  • デモクラシー

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    政治と民主主義を題材にしながら、堅苦しさを感じさせない抜群の面白さ。読み終えて、「民主主義とは何だろう」と自然に考えさせられた。

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    2026年09月19日
  • 噂

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    ネタバレ

    初めて私怨や復讐以外のシンプル変態犯罪者の犯人が出てくる小説を読んだ。ページ数は多かったが、会話のテンポがよく読んでてストレスは
    無かったかな。星5の理由はそうはならないだろ
    ってツッコみたくなるところが無かった所と主人公のオッサン刑事の元に渋谷のギャルが集まって話をする所。ああいうギャルとかが名島さんのアシストでみんな協力して場がまとまっていく感じが
    熱くて好き。なんかみんなカッコよく見えてくる。
    話自体は全部腑に落ちるし、
    全部理解できる。のに最後まで犯人が
    分かんないって所が面白かった。
    最後の一行が衝撃って書いてあったけど、
    これは本当に衝撃。鳥肌たった。
    「キモサブ」ってお前かよ…。

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    2026年09月19日
  • 見えるか保己一

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    事実の裏を想像して面白い展開 目の不自由な主人公がそとからの情報を耳や鼻や皮膚で感じる様子を見事な筆で表現されている

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    2026年09月19日
  • 海

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    小川洋子さんの書く物語を読まないとなれない感情がある気がする。今回もそれをたくさん味わうことができた。

    『ひよこトラック』が特に好きでした。言葉を発さない少女とドアマンの男の、なんだか不思議な交流がかわいかったです。

    解説に、吉田篤弘さんやウラジーミル・ナボコフなど好きな小説家の名前が出てきてなんだか嬉しかったです。
    『バタフライ和文タイプ事務所』を読んで『薬指の標本』を思い出したのは間違いではなかったらしい。『密やかな結晶』『薬指の標本』に並んで挙げられていた『沈黙博物館』も読んでみたいです。

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    2026年09月19日