小説・文芸の高評価レビュー
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「いなか、の、すとーかー」は、綿矢りささん特有のオチが読めるのに奇妙で、あり得ないだろっていう描写がたっぷりなのに人間の"あるある"が詰め込まれてる感じ。
表題作である「ウォーク・イン・クローゼット」は、特に28歳の私自身の"あるある"が詰まっていてちょっと苦しくなった。
主人公の早希は自意識過剰で自己肯定感が低くて生きづらくて人に期待しては傷ついていく弱くて強い女の子。
親友のだりあは反骨精神で生きてて強いけど純粋で実は柔らかい女の子。
そんな2人の幼馴染のシスターフッドが描かれている。
「死んだら皆が泣いて惜しむような人間になろうって」と気高く生 -
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ガールズバンドの青春
泣けた
青春って一瞬の出来事で、その当時は、懸命に打ち込んだり、壁にぶつかったりする
歳を重ね、振り向いた時にあの瞬間が、その時だったんだって思う
正に、それが、この本で、その素晴らしさを読ませてもらい、泣けました
バンドを握りしめていた瑞葉と、それを離した瑞葉が交差して、瑞葉の苦しさ、痛み、自分の存在、比較、すべてが青春の苦しさ、苦さなんだなと
好きなものを手放す勇気、手放さなければならない葛藤
最後のページに近づくにつれて、心が震えました。一緒に苦しくなりました。
瑞葉が、私が選んだ未来は〜 の言葉に涙が流れました
青春はすべきものですよ
ありがとう、 -
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そろそろ夏を感じますねっ!ということで
秋冬の間積んでいた本作
『空、はてしない青』。
フランス人作家メリッサ・ダ・コスタ作、山本知子さん訳。
山本さん、タイトル素敵です。
フランスの空、高く澄んでいるイメージです。
アナタの好きな青はどんな青ですか?
上下巻800ページは強敵です。
まずは上巻。
26歳の若さで若年性アルツハイマーを患い、余命2年のエミルが、最後の旅を共にしてくれる人を探すところから物語がはじまります。
いや、かなりな設定ですが、これから冒険が始まるワクワクも描かれていきます。
ただ旅を共にするジョアンヌが不思議っ子すぎて
ストレスじゃないか?ってくらいな二人の旅が
静 -
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Mリーグが発足したこともあって、少しずつ「麻雀」というゲームが「オジサンたちの博打」というイメージから変わってきたのかな、という気がします。
中高生もオンラインの対戦アプリで麻雀をしている生徒がちらほらいるようです。
麻雀小説というと阿佐田哲也の『麻雀放浪記』のようなド昭和・ヤクザな渡世モノのような作品が思い浮かびますが、この作品はMリーグやプロ麻雀選手の「クリーン」な世界が舞台で、著者(あるいは主人公)の純粋な麻雀への愛が感じられる作品でした。
主人公の言う通り、打牌一つひとつが選択の連続である麻雀は人生にも似ているような気がします。目先の勝ち負けにとらわれたり、過去の失敗を引きずったりし -
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読むのがキツすぎる、辛すぎると思うところもあったけど、全体としてはぐいぐい引き込まれた最後までとてもよかった。
有名人に対するネット上の誹謗中傷は目に余るものがあるし、現実でもそれが原因で失われた命がある。「枯葉」のしたことは過剰で罪にも問われることだけど心情的にはすごく理解できる。
作中のアイドルはあの人っぽいなとかイメージを重ねたり、昭和のテレビ業界をリアルに想像したりしながら読むのもおもしろかった。笑えると言う意味でのおもしろさではなく。
たくさんの登場人物が出てくるけど、それぞれの人たちのドラマが読み応えがありおもしろかった。現代的なテーマだけでなく、ほかにもいろいろ中身の濃い小