ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    最初からアクセル全開の面白さ。
    アイドリングなしに、先が気になって仕方ない没入感を味わえました。
    箱根駅伝好きならどハマりします。

    学生連合(どうしても学連選抜と言ってしまう)を描いているのがとても新鮮で、毎年中継を見ていても学生連合にはほとんど興味が向かなかったのですが、そこを題材にした池井戸潤さんは流石です。

    なお、テレビ局パートの描き方は、文春文庫の「箱根駅伝を伝える テレビ初の挑戦」の中身をそのまま引用している感じがして(悪い意味ではありません)、さらに奥深さを感じました。

    早く下巻を読みたい。

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    2025年12月27日
  • あの子の殺人計画

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    ネタバレ

    辛〜〜い!!!!!!!
    きさらちゃんと翔太の関係性がとても好きだった故に、苦しいものがあります。どうして虐待の連鎖は途切れないのか、どうして虐待を受けた子供が大人になってからも苦しまなくてはならないのか。
    かつてお笑い芸人のぐんぴぃさんが「暴力を受けて育った子供は選択肢の中に殴るが出てしまう」と仰っていたと思うのですが、それを思い出し本作を読みながらずっと頭にぐんぴぃさんの言葉と顔がチラチラしていました。
    きさらちゃんがラストに叫んだ言葉はきっと、あの頃のきさらちゃんがずっと今も心の中にいて苦しんでいる証なんだろうなと思うとやり切れません。
    やっぱり天祢涼先生大好き、めちゃくちゃ良かったです。

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    2025年12月26日
  • やらなくてもいい宿題 算数バトル編 謎の転校生

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    新聞の書評を見て読んだ。

    問題の難易度も適切で、算数が好きな児童にぜひおすすめしたい。徐々にナイトウさんのひっかけ問題に慣れてきて、解けるようになったけれど、④列車とボートの流水算はすっかりだまされてしまった。

    作中でキーとなる算数問題は、中学受験の勉強をしている子には簡単かな。そうでなくても主人公の解説を読めば、だいたい理解できると思う。
    案外、受験向けの勉強をたくさんしている子の方がナイトウさんのひっかけに、はめられてしまうかも。次回作も楽しみです。

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    2025年12月26日
  • 家族

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    ネタバレ

    タイトルからは想像できない恐怖、人によってはトラウマ級の衝撃的な内容。映像化はしない方が良さそう。しかもこれが現実に起きた事件をモチーフにしている。地獄という表現が相応しい。辻村深月さんの『闇祓』を思い出したがそれ系の方が救いがあっただろう。スリリングな体験は本の中だけにして、現実では危険な匂いがするところには近寄らず生きたいと願うばかり。落ちたら這い上がれない沼、生贄、躾という暴力、支配、殺人。義妹の朱鷺子こそがピンクババアをも操るラスボス説を推す。

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    2025年12月26日
  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    すっごく面白かった。
    90年代の初めに書かれたエッセイ。

    読んだ本の内容について話すことはあっても、読む感覚や本への認識について話すことはほぼない。だから、「それ、自分だけじゃなかった!」「こういう感じわかる…」みたいな感想がどんどん湧いてきた。
    本って自由に好きなように楽しんでいいんだ、と思えた。
    本を読むってどういうことなのか。きっと、本好きにも、いろんな人がいていろんな読み方がある、そのことを改めて実感。

    挿絵がとっても素敵。
    エッセイを読んだり、挿絵だけぱらぱら眺めたり、好きな文章に付箋をつけて再読したり。
    この本を読んだことは、わたしの中に残っていくと思う。

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    2025年12月26日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    良かった。
    戦後80年という今年、この作品を通じて戦争に従事した人間の視点から改めて戦争について考えることができた。
    この日本にもあらゆる戦争に関する書物がある。
    戦争を経験した生の声をまとめた本であったり、果ては『はだしのゲン』のような漫画であったり。
    しかし、それらのようなものに触れる機会が月日を経る度に失われていっているような気がする。
    そんな時代に、この小説を読めて良かったと思うし、もっと多くの人に読んでもらいたいと思った。
    もちろんこれが全てだと思わないが、考える入り口となる一冊であると思う。

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    2025年12月26日
  • Pの密室

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    ネタバレ

    鈴蘭事件
    園児の御手洗潔

    Pの密室
    小二の御手洗潔


    御手洗の生い立ちが明かされる
    親に見捨てられ、女子大敷地内の理事長宅で育つ

    幼い御手洗が、事件の真相を語ることに葛藤している

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    2025年12月26日
  • 平場の月

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    アラフィフの私にとっては、とても考えさせられたり、突き刺さるところが多い小説でした。

    私のパートナーとのこれからのあり方について、とっても考えることが多いものでした。とてもありがたかったです。

    映画を映画館で見たかったなぁ…

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    2025年12月26日
  • 人生を変えたコント

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    何がなんだかわからないけど、自分がこのような状況に陥ったら、こんなにも強く這い上がれないかも知れない。でもこの本を読むことで、すごく勇気づけられ、自分なりの考えや行動を今より少しでも前に、歩みを進められるかも知れない、そんな本だなと、励まされました。
    せいやさん、書いてくれて、ありがとうございます。

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    2025年12月26日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    科学読み物好きな私にはぴったりはまった。

    驚きの研究内容、創意工夫された実験の数々。
    論文を書き上げるまでには反論の余地がないよう実験を重ねる地道な努力がある。

    子どもたち(中2、6年、4年)もすぐに読んで楽しかったとのこと。

    著者は、ドキュメンタリー(情熱大陸学校にて、子ども時代に図鑑に、自分の見たものとの相違点を書き込んでいたと話していた。やはり研究者になる人は、本ではなく、いつも自分の目で実際に観察したことを信じるのだなと。

    冒頭の卒業研究でのエピソード
    ノーマルごはん、お湯ごはん、水ごはんの三大ごはんレシピで1ヶ月乗り切った話から、やはり突き抜ける人は違う!と感じた。

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    2025年12月26日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
    こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。

    個人的に好きだった作品↓↓

    【ふたえ:高瀬隼子】
    →「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
    この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
    もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
    支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
    代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
    わかんないけどそん

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    2025年12月26日
  • ライオンのおやつ

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    余命を告げられた主人公のホスピスで過ごす最後の日々のお話。ずっと”いい子”を演じていた彼女が、少しずつ自分の軛を解き放っていくのが印象的だったな。着てみたかったお洋服、もう記憶の中にしかないお菓子、そういうものがあたたかく物語を彩っている。

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    2025年12月26日
  • AX アックス

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    三部作の中でも一番おすすめと聞いていて、読む前からワクワク!結果、私もAXが一番好きでした!主人公が家族思いすぎて、切なくてあたたかくて、、、全力で守る姿を見守ってきた一員として、最後の息子メインのところは感情移入しすぎて苦しいくらいでした…!また読み返したいくらい、面白かった!

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    2025年12月26日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    おもしろかった。
    誰もが考えたこと、やったことがあるけど浅ましすぎて、恥ずかしくて他人には言わないようななんてことないことをいっぱい読めてにっこりした。

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    2025年12月26日
  • 鍵のない夢を見る

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    なかなかビターな辻村深月。

    その鋭さはいつも通りだが、『かがみの孤城』や『冷たい校舎の時は止まる』とは異なる雰囲気だ。

    当初、本作に書かれたエピソードの大半がやりすぎでわざとらしく感じ、いまいちピンとこなかった。彼女にはもっと素敵な物語があるのになぜ本作が直木賞受賞作なのかと。

    「これは時代のせいだ!」と思っていたが、読み終えてみると、どうやら本作は少し軸のズレた女性たちの物語であって、それを許容できなかったからかもしれない。

    つまり、これらを理解する鍵を持っていなかったのではないか。まさに「鍵のない夢」を見せられたのではないか。

    自分はそれなりに良識があり、多様性を受け入れる価値観

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    2025年12月26日
  • 向日葵の咲かない夏

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     タイトルに惹かれて手に取った作品。

     自然と不自然が入り交じる独特な世界観。ラストはかなり衝撃の大大どんでん返し!再読が面白いだろう作品でした。

     人によっては、体調悪い時には読めないかも?と思わせる内容がちょっとある。

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    2025年12月26日
  • 義父母の介護(新潮新書)

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    まさに義母の介護が始まった私にとって、介護との向き合い方などを学べる1冊でした。正直、義父母の介護はしたくないです。

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    2025年12月26日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    最初の20ページでもう面倒事に巻き込まれていて、葉村晶おかえりなさいというかんじ。
    自分と歳が近く、体の不調も共感できるのでますます応援したくなる。
    盗聴してたアンドロイドを追っていたのは当麻警部の部下ね、特徴思い出すのに時間がかかった。

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    2025年12月26日
  • 注文の多い料理店

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    新潮文庫の100冊でプレミアムカバーになっていたので買った
    読むのは何度目かわからない
    いつ読んでも、宮沢賢治の物語は良い

    新潮文庫の100冊2025

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    2025年12月26日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    圧倒的な熱量で描かれる「芸」の物語だが、読み終えて心に残ったのは、華やかさよりも「哀しさ」や「人間の弱さ」だった。

    ​1. 「美」からの解放(万菊の死)
    大役者・万菊が最期に選んだのは、美しいものが何一つない山谷のドヤ街だった。「ここにゃ美しいもんが一つもないだろ。(中略)もういいんだよって、誰かに、やっと言ってもらえたみたいでさ」という言葉が胸に刺さる。
    生涯をかけて美を追求し、演じ続けることの凄まじい緊張感。そこから離れ、汚れた天井を見上げることでようやく自分自身を取り戻せたのだとしたら、これほど切なく、また人間らしい最期はないと感じた。

    ​2. 成功の影にある「屍」(喜久雄の業)

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    2025年12月26日