あらすじ
あらゆる悩み相談に乗る不思議な雑貨店。そこに集う、人生最大の岐路に立った人たち。過去と現在を超えて温かな手紙交換がはじまる……張り巡らされた伏線が奇跡のように繋がり合う、心ふるわす物語。
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Posted by ブクログ
なんて胸の温まる物語なんだ…こういうの、もっとちょうだいッ!!
あたい、やっぱ人の“善性”が好き。
なんか、ひねくれたキャラばっか出てくる小説イヤ…ひねくれてるからって別に深いこと言ってるとは限らんし。
最近アレとかコレとか読んだばっかりで、なんか心が胃もたれしてたから、特に沁みたわ。なにとは言わんけど。
まずナミヤのおじちゃんがめっちゃ好き。
人の悩みを聞いてあげようって善行が、ペイホワード方式で広がってく展開が気持ち良いのなんのって。
強盗に入った三人も「こいつら根っからの悪人ではないんだな」ってすぐにわかるし。この安心感よ。
あとやっぱ東野圭吾の文体すげぇ好き。本っ当に無駄がない。物語は高密度だけど、余計な装飾がなくサックサック進むの快感~♥のど越し超爽やか。食べ物で例えると「天ぷらそば」だな、うん。いくらでも食えるやつ。
本当…ミステリー好きじゃないからって嫌煙してて損した…ジャンルとか関係ないよ。特に小説は、文体が自分の好みかどうかがいっちゃん大事な気がする。あと道徳感覚というか、世の中に対してどんな視点を持っているか?みたいなのもすっごく大事よね。
悲惨な事件が起こっても、基本どこかに希望がある感じがする。なんというか、あったかいんだよなぁ…(まぁ、読んだことないヤツでえげつないのもあるかもだけど)
この作品も、全部が全部ハッピーエンドってわけじゃない。
例えば「黙祷はビートルズで」とか。
タイトルのオシャレさとは裏腹に、かなり重たい話ではあった…果たして浩介が両親についていかなかったのは、良い判断だったのか?
これは読み手によって答えが分かれるところだと思う。ついていけば両親の死を防げたかも知れないけれど、それは結果論でしかないし…。
こういう話を中盤にぶっこんでくるあたり、凄くセンスを感じる。
重い話なのに、夜逃げ計画の緊張感と、ビートルズ解散や万博などのレトロな時代感、バーで流れる音楽が程良いスパイスになって、暗くなり過ぎない。
私は音楽には疎いけど、さすがに有名すぎる曲名が出てくるので、頭の中で曲が再生されてすご~くオシャレな気分に浸れた。
実は恥ずかしながら…私がミステリーが苦手な理由の一つが「登場人物を覚えられないから」なんだけど、東野圭吾はキャラに覚えやすい特徴を付与してくれる親切作家なので、きっとミステリーも面白いんだろうなぁ、と感じた。
ので、今後は同作家のミステリーも挑戦してみようと思う!
食わず嫌いは損だからね!ウフフ!
Posted by ブクログ
時代を超えて手紙で繋がる人の想いに、心が温まりました。
AIが発展してるこの時代からみると、直筆かつ自分の言葉で書く手紙は、書く人読む人の背景を読み解き、相手を想い合う気持ちが伝わる「手紙ならでは」の良さが改めての発見です。
小学校の頃、よくお友達と手紙交換したな〜懐かしい思い出です。
不思議な世界に入り込み、温かな気持ちになれる素敵なストーリーでした。
Posted by ブクログ
すごい…壮大!!!!!!
入りはミステリーだった
東野圭吾といえばミステリーでしょ
この本もそうなんだ
そう思いながら読み進めた
しかし急にファンタジーになる
タイムスリップ、ワープ、この手の話は苦手だ
現実離れした話はのめり込めないからだ
だけど今回は 読んでみよう そう思えた
だって東野圭吾だ 単純なファンタジー話ではないでしょう
最後まで完走したいま 本当にその通りだと思った
時系列ぐっちゃぐちゃで
どういう順番で何が起きたのか
読み終わってもうまく組み立てられない
でもよくできている
こんなにぐっちゃぐちゃなのに成立してる
全部が繋がっている
月のウサギさん
魚屋アーティストさん
ポール・レノンさん
迷える子犬さん
皆さんの手紙の内容を読みながら
自分の人生を振り返ることができたのも良かった
いまわたしだったらなにを相談するのだろう?
既婚推しにリアコ気味なこと
肥満で我慢ができない性格のこと
貯金も苦手で計画的な生活ができないこと
でも最後に思った
どれも大した悩みではない
生きている限りなんにでもなれるなと
明日からの未来が少し明るくなった気がした
Posted by ブクログ
誰かに相談してみることが重要であること、人は与えて与えられてを繰り返すこと、悔いの無いよう自分を信じて生きていくことの大切さを読んで感じた。
人生でもっと早く読んでおきたかったと思う1冊だった。
Posted by ブクログ
初めてミステリーではない東野圭吾さんの作品を読みました
タイトル通り、「奇蹟」の連続
物語の登場人物が過去と現在を通して
繋がっていること
生かし合っていること
全てが奇蹟のようだった
最後の「白紙にならどんな地図も書ける」
大切にしたいです素敵な言葉にも出会えました
Posted by ブクログ
本当に面白かった。
昔読んだけどもう1回読もうと思って読んだ。
最近本を日常的に読み始めて、改めて東野圭吾の作品が好きだということに気づいた。もう1回読みたいし、東野圭吾でミステリー系じゃないのオススメしてって言われたら絶対これを進める
Posted by ブクログ
一章一章が違う人の物語になっていて、それが全て繋がっていて面白かった。
ナミヤ雑貨店のおじいさん目線の物語があったのも良かった。
ミステリーって感じじゃないし、ごちゃごちゃしてないから気軽に読みやすいと思う。
Posted by ブクログ
第1話 コソ泥3人組の敦也、翔太、幸平は車のバッテリーが上がって動けなくなり、廃屋のナミヤ雑貨店を宿としたところ、お悩み相談が投函される。過去との文通を行う。
第2話 児童養護施設のクリスマス慰問演奏会に出かけた松岡克郎はギターを弾きつつクリスマスソングを歌う。最後ハーモニカも出して、オリジナル曲を演奏したら、そっぽを向いていた女の子に聞いてもらえた。
第3話 貴之は「ナミヤ雑貨店」に父の様子を見に来る。父は悩み相談と真剣に向き合っていた。具合が悪くなって貴之の家に世話になるという。
第4話 浩介は昔住んでいた町に来ていた。浩介の家はお金持ちだったが、夜逃げしなきゃいけなくなる。
第5話 3人のコソ泥たちは児童養護施設「丸光園」で育っていた。
Posted by ブクログ
未来と過去が同時につながり合うお話。
「過去」と「未来」がお互い予言されあっているのが面白かった。
過去側(1979年)の人間から見ると、9/13の夜から夜明けまでナミヤ雑貨店の悩み相談が復活するのでそれに合わせて手紙を書いて出している所があるが、現代の3人の泥棒視点ではそんなことは知らず、たまたま9/13の夜明けにナミヤ雑貨店に侵入して悩み相談の手紙に対し、オリンピックのボイコットで出場出来ないことなど既に知っていることを返事を過去の人に予言しようとしているー
つまり、現在は過去からの3人の泥棒が9月13日の明け方に悩み相談の返事を書くことを「予言」されており、現在の泥棒3人は、「オリンピックは
ボイコットで選手が出場できなくなる」など、過去の人にはまだ知らない未来を「予言」している。
また、章ごとにそれぞれ全く違う立場の人の状況が描かれているかと思いきや結局はどこかしらでその人達の繋がりがあった点も面白かった。
大学入っても音楽そっちのけで結局中退し、
魚屋を継がず音楽一筋で生きていこうとする
魚屋ミュージシャンや、中学生なのに
親と別れ戸籍も名前も捨てる決意の強さには驚いた。
魚屋ミュージシャンは将来にあんなに情熱も夢もがあったのに、火事で子供を救おうとして若くして死んでしまったが、
それが別の人に影響を与え人気歌手によって紹介されて今までの努力が無駄にはならず良かったねー
という感動を覚えた。
Posted by ブクログ
東野圭吾の作品は今までミステリーしか読んだことなかったけど、この小説も凄く面白かった。
それぞれの登場人物の話が少しずつ繋がっていく構成が見事で、全てが伏線だったことに驚きながら読んだ。
Posted by ブクログ
読みやすくてあっという間に読み終われた。
初めて東野圭吾さんの本読んだけど凄い気持ちよくどんどん伏線回収されて気持ちいいし読んでて心がなんか温まる作品だった気がします
おもしろかった
過去と現在を行き来するため、物語を理解するのに時間がかかる場面があったが、読み終えてみると各々エピソードがありいつまでも読んでおきたい小説だった。
それぞれの物語
ナミヤ百貨店に寄せられる相談内容が、本当に色んな内容で自分の人生と照らし合わせてしまいました。それぞれの相談者の物語が壮絶でどんな質問に対しても真剣に返していく姿が胸を熱くしました。この本を読み終えて自分の人生を改めて考えるきっかけになりました。
ほっこりした
ほっこりするお話しを読みたくてこの作品に手をだしました
すごくよかった 読み進めるほど色んな繋がりがどんどん見えてきて止まらなくなり
最後はすっきりほっこり読後感満足です
その後のエピソードも読みたいなぁ
本編にいれちゃあ野暮なんだろうけど
10年くらい前にすべての紙の本を処分して電子書籍に切り替えた時、電子書籍嫌いの東野圭吾先生は亡くなったものと思って新刊を読むことを諦めていました。
それがまさか 電子書籍化してもらえるなんて!先生を説得してくださった皆様ありがとうございました。
ブランク期間中、情報をいっさい入れていなかったため、この本が通常のミステリーではないことに気づいた時はビックリしましたが、
読み進むほどにじわじわ心に染みる物語でした。
ふざけた相談にも真摯に対応するナミヤさんの優しさに癒されます。
Posted by ブクログ
良い意味で東野圭吾さんっぽくないと言うか
タイムスリップと手紙と言うノスタルジーに心温まるヒューマンストーリーだったと思います。
映画は山田涼介くんと西田敏行さんが素敵な演出でした。
Posted by ブクログ
5章別々の話だが、伏線はある
悩みに対しての回答は正解を出さなくても、その人の助けになることがあること
真剣に回答することが間違っていたとしてもその後の接点を生むこと
Posted by ブクログ
全ての伏線が綺麗に回収されたように思われる。特に最後の悩み相談。ナミヤ雑貨店の店主からの回答は自分の生き方に悩む全ての人に刺さるのではないだろうか。そう、私にも深く刺さりました。
Posted by ブクログ
強盗という立場だけ見れば悪人なのに、困っている人を放っておけない。そんな3人組がどこか憎めなかった。
手紙を送る人たちも、本当は自分の中で答えが決まっている。ただ、不安や迷いがあって最後の一歩を踏み出せず、誰かに背中を押してほしくて言葉を綴っているように感じた。
返事を書く側も、ただ優しく寄り添うだけではなく、時にはかなり厳しい言葉を投げかけることもあった。それでも突き放しているようには感じず、迷い続けて動けなくなっている人に対して、あえて背中を押しているように思えた。
言われた側からすれば簡単には受け止められないかもしれない。でも、ずっと答えを出せずに苦しむくらいなら、自分もあれくらいはっきり言ってほしいと思ってしまった。
さらに、助けられた人がまた別の誰かを支え、その繋がりが次の物語へ広がっていく構成も印象的だった。人との出会いや何気ない言葉が、知らないところで誰かを救っているのかもしれない。
最後の手紙の返事を読んだ時、とても温かい気持ちになった。あの時助けられた誰かが、今度は別の誰かを助ける。そんなふうに、良心は人から人へ伝染していくのだと思った。
Posted by ブクログ
東野圭吾だから面白くないわけがない、と思ったら期待裏切らず。さすが。ずいぶん前に映画化され、何となく設定は知っていたけど、ここまで完成された物語だったとは。
Posted by ブクログ
過去と未来の悩み相談、相談受ける側の入れ替わり、各人の人生転換期の話に別会の人物登場と、作品の面白味があった。でも、過去と未来が繋がった理由が分からなかった
Posted by ブクログ
逃げ込んだ廃屋で、不思議な出来事に巻き込まれていく物語。過去から届く悩み相談の手紙に返事を書いていくという設定がとても面白かった。すべての登場人物がどこかで繋がっており、伏線回収も見事。温かい読後感が残る作品だった。
Posted by ブクログ
時空を超えて届く手紙を通じ、人と人とのつながりや選択の意味を描いた物語。過去と現在が交錯しながら少しずつ伏線が回収されていく構成も見事で、読み進めるほどに引き込まれる。何気ない言葉や行動が、遠く離れた誰かの人生を変えるかもしれないという余韻が残る。サクサクと読み進めることのできる一冊。
Posted by ブクログ
面白かった。
若干のSF感はあまり好ましくないが、ストーリー性が好き。これが奇蹟なのだろう。
真に悩みを解決したい人は、与えられた助言の中に自分の解決の道を探る。
Posted by ブクログ
読み進めてるうちに『?』となり何度もページを戻った。
点と点が線で結ばれていく。
自分で頭整理しながら読めるのが面白かった。
流石東野圭吾と思わせるような綺麗な伏線回収。
人と人との繋がりについて考えさせられるような話だった。
⭐️3.7
Posted by ブクログ
様々な人からの視点で、過去現在を行き来するが全てが繋がっていくのが読んでいてとても引き込まれた。利益など考えず他人のために何かをする。とても大切な事を教えてくれる。/地図が白紙ならば、どんな地図だってかける
Posted by ブクログ
ナミヤ雑貨店をとおし、相談者がいろいろなところで人生を交差している点が楽しかった。フィクションではあるが、このフィクションが生まれた最初の原因が誠実な若者の愛であるというのがなんともいい。
Posted by ブクログ
登場人物が最終的には全員繋がりがあるところが面白かった。最初は読んでいて、今はいつの時代なのかがこんがらがることがあった。インパクトに欠ける。
Posted by ブクログ
ナミヤ雑貨店という不思議な力を持つお店に届く30年前からタイムスリップした手紙を悪ガキが遊び半分で返事をしていくという話から始まった。
悪ガキの相手に全く配慮せずに相手の悩み事をバッサリ切っていく返事に相手も苛立つこともあったが結局その悩みへの返事をいいように解釈し人生がうまくいくと言う話だった。
結局のところ人は元々自分の中で答えを持っていてその答えに自信がないために人を頼る。占いの類も自分にいいことしか信じないように自分の都合のいい解釈で物事を進めていく。
物語の終盤になるにつれて今までの相談者や悪ガキ達が何かの縁で繋がっていることが判明していき綺麗にまとまって終わった。
自分としては少しインパクトに欠ける話に感じた。
Posted by ブクログ
物語の序盤が最後に綺麗に繋がる構成はさすが東野圭吾さんだと思った。
そして、優しい店主の言葉巧みな回答で、相談者が悩みを解決していく物語だと思っていたので、序盤からいい意味で予想を裏切られた。
窃盗犯と思われる青年達が書く返信は、歯に衣着せぬ物言いでとてもキツイ。的外れな意見でもないが、どれも一般的なことを言っている。
だけど、相談者たちは返事を自分の良いように解釈し結論を出す。そして、相談に乗って貰ったらとを心から感謝していた。
悩み相談は相手に何かを委ねる行為ではないし、他人に人生を委ねることはできないことを、本作を読んで再認識した。