あらすじ
南軽井沢の銀河ホテル。イギリス風の瀟洒な洋館の一角に、「手紙室」がある。室長の苅部文彦は、このホテルに居候する風変わりな男。彼の手紙ワークショップを受けると、なぜか心の奥のほんとうの気持ちが見えてくる。娘家族と最後の思い出作りにやってきた老婦人、秘密を抱えたまま仲良し三人組で卒業旅行にきた女子大生――銀河ホテルを訪れたお客さんが、好きな色のインクで、思い思いの言葉を綴る。手紙を書くことで己の人生を見つめ直し、人生と向き合う感動のシリーズ第1作!
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Posted by ブクログ
ナツイチフェアで書店に並ぶ表紙に惹かれて購入。
軽井沢の老舗ホテルを舞台に、宿泊客の人生やホテル従業員とのやりとりが描かれる。
このホテルの経営に関わらないと決めて東京で働いていた息子が軽井沢へ戻るところから始まる。
続編があるようなので、この息子がこれからホテルマンとして、経営者として成長していく姿も読むことができるかもしれない。
ホテルにある手紙室は惹かれる。
自分を見つめ直し、文字を書くというのは良いことかもしれない。
親子、女友達、色々な宿泊客のエピソードを読み終わると、あたたかい気持ちになる。
続編も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
友人から勧められて読み始めました
娘家族との会話に、あるある、と共感したり
昔、好きだった得意だったことを思い出す主人公が、とても幸せそうで、うれしくなりました
歳を重ねるのが楽しみになりました
Posted by ブクログ
.思いがけない人生を今現実に生きている私、
苦しさ、つらさに負けてしまいそうな時もある。それでも自分らしく生きればいいと思わせてくれた小説だった。
Posted by ブクログ
一晩で読み終わりました。
そのくらい読みやすくて、イメージしやすいお話でした。文房具好きなのもあり、とても楽しく読めました。
冒頭の感じから重たい話になるのかなと思いましたが、読み終わった後は、心が軽くなる感じがします。
私も誰かに手紙を書きたくなりました。まずは自分宛に書いてみようかなと思います。
Posted by ブクログ
なぜ人は生きるのかではなく、たまたま授かった生の中で何をするかは自分で決めることで、生きているうちに大事なものを見つけるという考え方を教わった作品。読んでいて情景を想像するだけでもリラックスできた。なんか書き出してみたい気持ちになった。
Posted by ブクログ
南軽井沢にある、「銀河ホテル」を舞台にしたお話です。
ホテルには予約でいっぱいの「手紙室の手紙ワークショップ」があります。
手紙を書く事で、それぞれが自分の人生を見つめ直し、新たな気持ちで出発していきます。
手紙室には千種類ものインクが並びます。
実際にあったらどんなに心がときめくでしょう。
私なら、誰に気持ちを伝えるだろう。自分が宿泊してるかのような、あの日常から離れたウキウキを感じられる物語です。
Posted by ブクログ
軽井沢の老舗ホテルにある《手紙室》で開かれる手紙ワークショップ。そこを訪れた人たちが、手紙を書く時間を通して、心の奥にしまっていた“ほんとうの気持ち”に気づいていく物語。ほしお先生らしい、優しいお話だった。
手紙を書くことは、自分の感情をゆっくりと言葉にしていく時間だと思う。自分の感情が整理され、心がリセットされるのを感じる。便箋を選ぶひとときもまた楽しくて好き。インクを選びながら思い思いの手紙を書く主人公たちの姿を読んでいたら、私もまた手紙を書きたくなった。そして何より、《手紙室》という仕掛けがとても素敵。
絶対ハマるからと自制していた“インク沼”に足を踏み入れることになりそう…
Posted by ブクログ
作者の新シリーズ。
2年前に発刊されていたが、多分表紙のイメージから読んでなかったと思われ、2年遅れで読み始め。
南軽井沢にある「銀河ホテル」
そこにはホテルに居候している苅部が室長を務める「手紙室」がある。
彼のワークショップを受けると、自分の本当の気持ちが見えてくると言う。
東京でブラック企業に勤めて、身も心もボロボロで意識を失い、線路に転落してしまったホテルの創業者の一族である旬平が銀河ホテルに戻り、従業員として働くことから、話は始まる。
全編、旬平の目線で描かれるのかと思ったが、章ごとに視点が変わり、1作目では娘家族と旅行に訪れた老年の女性と卒業旅行で友人と訪れた女子大生の目線で、それぞれ描かれる。
手紙室のワークショップはまずインクを選ぶことから始まる。
この流れは紙屋ふじさき記念館から来てるのかな、とほしおさなえファンにはたまらない。
出来れば、便箋もいろいろなタイプがあったら、もっと面白いのに…とか、勝手に妄想してしまう。
作者ならではの常に他人を想う気持ちを大事にする話には、いつもながら心がほっこり。
Posted by ブクログ
個人的には第2話の、「ラクダと小鳥と犬とネズミと」がとてもよかった。
おばあちゃんが過去の楽しかった思い出を美化して、これからの未来をないがしろにしてしまうってあたりが妙にリアルというか。自分にはまだ全然想像できない心情だけれど、そんな悲しい気持ちを高齢者の人たちは抱えてるのかもなあって。
手紙を書くことで、別れを恐れず出会いを大切にしよう、って思えたところが素敵だった。
Posted by ブクログ
歴史のあるホテルにある手紙室、という設定がまずすてき。読みやすいし、なんだかこちらも避暑地で過ごしている気分になれました。シリーズ読んでいくー!
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日常とはまた違った空間の一つがホテルである
軽井沢という保養地で格式の高い歴史を感じさせるクラッシックなホテルでの大切な時間
そのホテルにある手紙室で千種類の色とりどりのインクを使って誰かに宛てた手紙を書くという行為がとても素敵だ
異空間で、普段使わない筆記具で、いつ届くかもわからない手紙を自分や誰かに宛てて、色の波に乗って描く手紙
手紙が届く未来には綺麗な色彩の未来が待っている気がする
Posted by ブクログ
初めての作家さんでしたが、
以前からとても気になっていた
お話です。
舞台は
軽井沢って聞くだけでも
おしゃれで素敵な感じがするのに
銀河ホテルという名前もあじがありますよね。
実際実在するホテルなら
是非訪れてみたいホテルリストに
あげていると思います。
さてお話の中心となる
手紙室
それから
1000種類以上あるインク
重厚感あるお部屋…
考えるだけでワクワクドキドキです。
なかなか最近は、手紙って書かなくなってしまいましたが、
字を書く手紙というのは
やはりとてもいいですよね。
自分の選んだ素敵な色のインクで思いを書きながら
心が少しづつ整っていく
素敵だなと思いました。
Posted by ブクログ
ゆっくりと旅に出て静かに過ごしてみたくなりました。
大切なものはささやかな何気ないものなのかもしれない。何かをしないと何かにならないと頭で難しく考えてズレていたりするのかも知れない。
優しい気持ちになれる本です。
Posted by ブクログ
軽井沢にあるすてきな洋館。銀河ホテル。
ワークショップに参加すればホテルの一角にある手紙室で手紙を書くことができる。
誰に書いても、発送できなくてもいい。保管してくれるから、いつか読みに来てもいい。
この手紙室を管理しているのが、ミステリアスだけど人に寄り添うことができる苅部さん。
苅部さんがいないとこの手紙室は成り立たないと思う。
誰に何を書くかというより、書くことによって自分を見つめ直し、前に進むための手紙。
私は誰に何を書くだろう。
Posted by ブクログ
軽井沢にある銀河ホテルにある「手紙室」を舞台にした物語。
インクに囲まれた部屋というだけですごく魅力的。
私だったら誰に手紙を書くかな。自分か、両親か…迷う。
たくさんのインクの中からこれだ!という1色を選び、手紙を書く。
こんなワークショップ参加してみたい。
Posted by ブクログ
手紙が書きたくなった。
インクを選ぶのも気持ちが落ち着きそう。
スマホでなんでもできる時代だけど、
情報が多すぎるから
整理するには書いたり、向き合える環境に行ったりすることが大事なのかも。
ホッとする良いお話ばかりでした。
こういう誰かの居場所として
優しく存在するどこかの物語好きだなぁ。
Posted by ブクログ
軽井沢の「銀河ホテル」に長期滞在した。手紙室ワークショップの講師「苅部文彦」に魅了されたからだ。ただ者ではないオーラがある。手紙やインクに関してはパーフェクトなアドバイスだ。だが、彼には一つ気になることがある・・・。
Posted by ブクログ
手紙のワークショップが人気の銀河ホテル。
旬平くんが実家であるそのホテルに戻るところから始まりますが、彼がウダウダ悩む姿は正直イラッとしました。飛び込んでみたらいいやん!と喝を入れたくなる。持たざる者のひがみですが、、、。
そのホテルのワークショップ。
千色のインクを揃えた部屋で手紙を書くという。
最初は、、、、手紙?うーんどうだろ、と思いましたが、旅行という非日常の中、個人ではなかなか揃えられないインクの色で悩んで、ドキドキしながら付けペンで書く。それこそ旅先ならではだなと考えを改めました。
2話の老婦人のお話は、いずれ自分にも来る未来で、色々思う事がありました。迷惑をかけたくない、が行動の軸になるんだろうなぁ。
ところで、超・超・魅力的な手紙の部屋の主、苅部さん。(得体の知れない変わり者扱い)
今のところ謎の人物ですが、いずれ彼の過去なんかもわかってくるのでしょうか。
それ知りたさにシリーズを追ってしまいそうです。
Posted by ブクログ
千色のインクと言われただけで垂涎ものですが、
お手紙大好きな私は、
旅先の特別な日に書くのではなく、
日々、お喋りするみたいに手紙書く人なので、
ちょっとスタイルが違います。
それでも、こんなきっかけで手紙に興味持ってくれる人が増えたら嬉しいな。
続編ある様なので追いかけます。
Posted by ブクログ
特別なドラマがあるわけではないけど、平凡すぎる私でもなく、だからこそ、それぞれの人生に寄り添うように沁みてくるのかなぁ?私自身が、「人生山なし谷なし」で、平凡のようだけど、なだらかなアップダウンの連続を愉しんでいるので、読後感も心地良く、続きが読みたくなります。ありがとうございます。
Posted by ブクログ
とても読みやすかった。
既に社会人を経験した人の悩み、人生が終わりに近づいていると感じる人の悩み、これから社会人になる人の悩み
様々な角度から、"銀河ホテル"を通じて新たな気づきがあり、少しずつ生きやすくなっていく物語。
温かかった。
Posted by ブクログ
軽井沢に古くからあるホテルが舞台となっているが、文章からクラシカルな雰囲気が伝わってきて、実際にあったらいいな、行ってみたいな、という気持ちになります。
そのホテルで行われる手紙ワークショップ。様々な悩みを持った人がそのワークショップに参加して手紙を書くことで、一歩先に踏み出すきっかけを得られる、という物語。
よく、思っていることを書き出すと気持ちの整理ができると言いますが、まさにそんな感じ。しかも、約1000色のインクから好きな色を選んで書く、なんて素敵すぎます。色を選ぶとき、さらに自分のその時の気持ちを深く見つめることができそう。
文章を読みながら頭の中でその色を想像するだけでも癒されます。
普段手紙や日記は書かないけれど、行き詰まった時にはお気に入りのペンとインクを買って、自分の気持ちを書いてみたいな、と思える作品でした。
Posted by ブクログ
千色ものインク瓶が並んでいる…
もうこれ読んだだけで
素敵すぎる
本当にあったら絶対行きたい場所。
登場人物たちが書く手紙は、
未来の自分宛てや、家族宛て、もう会えなくなった家族宛てだったり…。それは届けなくてもいいし、いつか受取りに来てもいい。持ち帰ってもいい。
それをそっとお手伝いする苅部さん。
それぞれが、手紙を書く事で本当の自分の気持ちが整理されていく感じがとても心地良く読めた
心の整理は大事だなと思った
かなり謎めいてる 苅部さん
シリーズ化されているので だんだんと
苅部さんの素性も明かされていきそうで
次作も読んでみたいな〜と思える作品だった✨
Posted by ブクログ
こんなホテルがあったら行ってみたい!手紙室にも入ってみたい!
私だったら誰に宛ててどんな手紙を書こうか…。つい考えてしまうくらい、魅力的な場所だった。
苅部さん、何者なんだろう…。シリーズ化されているようなので、また読んでみたい。
Posted by ブクログ
普通に良い話でした。最後の『怒りも生きる力』って良い言葉だ。
読んでる感覚は阿部暁子さんの『カフネ』に近い。カフネは料理で人の心を解きほぐすが、本作は手紙で心を解く。
大きな違いとして、カフネは主人公の弟の死を辿りつつ、他の人の悩みを描くが、銀河ホテルは語り手単一の悩みとひたすら向き合うイメージ。なにより描写も心情も書き方が丁寧。
インクってそんな沢山あるんだなぁ。インクの名前が良くいえば洒落てる、悪く言えば厨二臭い。それも良い
Posted by ブクログ
軽井沢にある趣あるホテル舞台にした3つのお話からなる1冊。
どの作品にも自分の人生に対して、「本当にこれで良かったのか?」というモヤモヤを抱えてる。
劇的な展開などはないけれど、それぞれの主人公が手紙を通して自分を知り、前を向く過程が胸にストンと落ちた。
受動的では気づけないことがあって、望んでるものも、もしかしたら既に持っているのかもしれない。
自分を振り返り「足るを知る」ことが人生に満足することに繋がるのかもしれない。
ほしおさんの作品は何作品か平行して読んではいるが、新しいシリーズの最初の上巻をやっと読み終えた。次は下巻をと思っていたら、次のシリーズの上下巻と刊行ペース割と早くて最近読むの遅くなってるので大変💦
Posted by ブクログ
「こんなホテル、あったらいいな」が詰まった、南軽井沢の美しい洋館が舞台の物語。
ブラック企業に疲れ果てて実家へ帰ってきた、このホテルの息子が、風変わりな居候・苅部さんの主宰する手紙室を通して、自分自身を見つめ直していく。
作中に登場するフロントの女性が実践している「人の名前を覚えるアイデア」など、日常で真似したくなるようなエピソードもありつつ、全体的にじっくりと語りかけるような、丁寧で温かい言葉遣いが印象に残る。
ただ、人間の生々しい感情の揺らぎや、ビターな展開のドラマを好む自分にとっては、とても新鮮でお行儀が良い世界観に感じられたし、これこそが軽井沢の澄んだ空気にふさわしい、この著者ならではの持ち味なのだろう。
このホテル独特の穏やかなテンポに身を委ねながら、登場人物たちが織りなす物語の行方を見届けるというのが、この作品の正しい読みかたなのかもしれない。
Posted by ブクログ
自分の気持ちがわからない。
そんな人がこのホテルの手紙室で手紙を書くことで自分の気持ちと向き合うことができる。
確かに書くことで気持ちが整理されることはあることですよね。
書いてるうちに胸の底に眠っていた気持ちに気付かされたり…。
そんなワークショップがあるホテル。
手紙を書くにあたっての案内人は表題にある『居候』の人。
不思議な魅力のある人です。
(Word)
結局人生なんて短いものだ。これまでに出会った人とも別れていかなければならない。それならこれからだって、別れを恐れず、生きているかぎりいろんなことと出会っていこう。それがあたりまえだし、それでいいんだと思った。