あらすじ
文具店員の光は、千色のインクが使える「手紙室」に惹かれ、銀河ホテルを訪れる。ただ、今回の旅にはもう一つ、大きな目的が。一躍スターとなった元バンド仲間のステージに、初めて足を運ぶことにしたのだ(満天の星を見あげて)。銀河ホテルの料理長である吉田は、20歳になった息子に今年も「渡さない手紙」を書いたが・・・・・・(誕生から死までの線分)。挙式の朝を迎えた真奈は、幸せに包まれながらも、どこか複雑な面持ち。胸をよぎるのは、事故で亡くなったお義母さんのことで・・・・・・(順境にあっても逆境にあっても)――ハレの日も、浮かない日も、とびきりに彩る手紙室の物語。
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Posted by ブクログ
今回が1番、自分の人生と重なるようでとても心が暖かくなった。
生きることは難しい事ばかりだけど、色々な気持ちをふと整理したくなるようなお話だった。
Posted by ブクログ
前3作品もとても良かったが、今作もとても良かった。特に2話目の『誕生かは死までの線分』が心に残っていて、線分が重なり合いながら自分の人生を形作っているのだと思うとなんとも言えない気持ちになった。壮大で圧倒されるような気持ち。
3話目は自身が最近結婚式について考えていることもあり、銀河ホテルようなところで式をあげたいなとシンプルに思った。
銀河ホテル、いつか泊まってみたいな。
Posted by ブクログ
大好きな『銀河ホテルの居候』シリーズ最新作。いつも読み終わった後は、「今作も読めて良かった」と心が温かくじんわりした気持ちでいっぱいになる。
義母を亡くした花嫁さんと花婿のお話がいちばん感動したなあ。相手とぶつかることを恐れ、全部自分のせいにすることで避けること、まさに自分のことじゃん!!とびっくり。
でも、それは相手にも心がある事実に目を背けていて、相手の弱さに目を背けるということである。めちゃめちゃ衝撃を受けた文章だった。その発想も考え方も、一瞬たりともしたことはなかった…!相手が弱さを見せてくれたことから逃げずに、ぶつかることを恐れちゃいけないんだよね。
逆境も自分の人生の大事な一部であって、いいことと悪いことひとつひとつが二人の人生を形作っていく…最近何かと旦那さんとぶつかることが多く、話すことが嫌になっていた自分に、苅部さんのこの言葉も物凄く沁みた( ・-・̥ )真奈と同じく私も不穏な空気の時ほど自分の気持ちを言葉にするのが凄く苦手だけど、少しずつでも直していかなきゃなと反省しました。タイムリーに内省するきっかけを与えてくれて、ありがとうほしおさん!(T_T)♡
毎回銀河ホテルの様子の描写も手紙室の描写もあまりにも緻密でリアルだから、近い将来本当に軽井沢のどこかに銀河ホテルが建てられそう。笑 また誰かに手紙を書きたくなりました
Posted by ブクログ
コチラのシリーズを読むとミュージカル「グランドホテル」の「来ては帰る それが人生さ」のフレーズを思い出す。
元バンドマンがかつての仲間のステージを見に行く話とホテルのシェフが息子の誕生日に手紙を書き続けてる話が良かったな。
Posted by ブクログ
思っていることを言葉できちんと相手に伝えるってすごく大切なこと。
やっぱり読み終わった後、心がじんわり温かくなる大好きなシリーズ。
毎作1話ある、ホテル関係者のお話を読むことで、少しずつ皆の人となりや人間関係が見えてきて嬉しい。
最後のお話「順境にあっても逆境にあっても Ultra Green」が特に感動しました。
Posted by ブクログ
本当に、この世界のどこかにありそうな、銀河ホテルと手紙室。
読みながら、知り合いの顔が浮かんできて、あたたかい涙がこぼれてきました。
きれいごとだけではないこの世界で、それでも何とかやっていこう、と思える力が湧いてくるお話でした。