あらすじ
銀河ホテルの名物は、居候の苅部がつくった「手紙室」。妹とともに亡き両親からの手紙を受け取りにきた佳菜。幼い頃の記憶をたどり、手紙を書くなかで、家族へのわだかまりを少しずつ解いていく。一方、毎年ゼミ合宿の引率にきていた斉藤教授は今年で定年に。巣立っていく学生たちに向けて最後のメッセージを綴る。そして迎えた合宿最終日、思いがけない奇跡が・・・・・・。「人は言葉を使うことで、世界と絆を持つ」――ここは、時間も場所も超えて想いが届く場所。清涼感たっぷりの爽やかな一冊!
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3巻。銀河ホテルの手紙室が舞台。手紙のワークショップを申し込んだものの書く相手や内容が決まっていない人も多いという。千色ものインク瓶が並ぶ手紙室でインクを選び試し書きをしているうちに書きたい事が決まるようだ。そこにはスタッフの苅部さんの力が大きい、手紙室の説明をして迷っている時には声掛けをしてくれるのだが合槌を打ってもらうと不思議と気持ちが決まる。1.両親からの手紙を受け取りに来た姉妹2.書写をする事にした女性スタッフ3.定年を迎える大学の先生
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今回もこころに少しずつしみわたるような話の数々でした。
決して派手ではない物語。
でも、この世界のどこかに存在していて欲しいと望んでしまう不思議な場所。
今回は、タイトルにもなっている、第2話の「落葉松の森を歩いて」がとても印象的でした。
「夜に想う」の文章に触れたからかもしれない。
わたしはなにかを得るために生きているんじゃない。
生きているというのは、たまたま命を与えられたということだ。
私の人生とは、とふと思う時に立ち返るような言葉だなと感じた。
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親子の話がじんわり胸に沁みて、気づいたらちょっと泣いていた。
派手な展開があるわけでもないのに、言葉がやさしくて不思議と心が落ち着く。
読んでいるうちに、ささくれた気持ちが少し整う感じ。
最近は刺激の強い話も多いけど、たまにはこういう本で心を休ませるのも悪くないなと思った。
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銀河ホテルの短編集。第三弾。
第1話 仲の良い姉妹が、父母が銀河ホテルで書いた手紙を受け取りに来る。姉は前向き、あまりいろんなことを覚えていなくて、独身。バツイチ。妹は子供が病弱なために仕事を辞めた。いろんなことをよく覚えているしっかりもの。
第2話 銀河ホテルに就職した2年目のスタッフ。森林ガイドを主にやっている。久しぶりの休日に手紙のワークショップに参加することに。
第3話 70歳定年の大学教授。毎年夏に銀河ホテルでやっている合宿も今年で最後。生徒ひとりひとりにイメージカラーで短い手紙を書く。
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1冊目から読んでいるので展開はある程度分かっているが、嫌な人物がほぼ出てこず、読後感が毎回良い。
癒されたい時、少し現実逃避したい時にうってつけの本。
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2026年最初の1冊。
本当は別の本を読み始めたのだが、どうしても入って行けなくて新年早々挫折。でも最初がこの本でよかった。特に2話目の落葉松の森を歩いて、良かったです。
「自分に与えられた命を精一杯感じること。それがどんなにしあわせなことか。」
本の中の文章をこうして感想に書くこともあるけれど、銀河ホテルの手紙室で、好きな色のインクで書写するっていう行為にとても共感した。とても素敵。「わたしはなにかを得るために生きているんじゃない」
思い悩むことの多い日々だけどこの言葉を時々思い出しながら生きていこうと思う。このシリーズいつも感動するけれど今回のこの話、ドラマチックではないけれど一番私には刺さった。一年の最初に本当に良い本を読めて嬉しいです。
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第一話 両親からの手紙を受け取りに来た姉妹 箱に惹かれてつい買っちゃうことありますね 第二話 銀河ホテルアクティビティ担当早乙女さん 「夜に想う」読んでみたい 第三話 最後のゼミ合宿に訪れた大学准教授とゼミ生 雑誌が隆盛を誇った時代を知っています 雑誌は消耗品でした 銀河ホテルに泊まってみたいなぁ
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第一章 おとぎ話の庭
姉妹が亡くなった両親からの手紙を受け取りに訪れた銀河ホテルで、家族のつながりを知るお話
第二章 落葉松の森を歩いて
銀河ホテルで働き始めた由麻が手紙室のワークショップで自分自身を取り戻すお話
第三章 十人十色
斎藤教授は毎年ゼミの合宿で銀河ホテルに訪れ、手紙室で学生一人一人に向けて手紙を書き渡すお話
銀河ホテルの居候シリーズは読んでいて心嬉しい気持ちになり好きです。
それから、登場人物皆は温かくて人と人の繋がりの大切さを感じます。
人間は自分の考えていることが正しいと思いがちだ。それは人と人の繋がりがあっての上に成り立っていることを忘れているからだと思う。
自分自身を見つめ直すきっかけになった。
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とても好きな作品の3冊目。
こんなホテルで働いてみたい。
軽井沢、いつか行ってみたいな。
最後のお話が特に好きだった。
2話のインクで書写するのいいかも。
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癒しと気づきをくれる作品。
最後の定年を迎える先生と生徒の話が一番好き。
あとは、書写という方法で字を書くこともできるということを教わった。
私も好きな小説の一文とか、序文を書いたりしようかな。
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シリーズの3巻目。
前作までに比べると今回は少し物足りない感じ。
話に慣れてしまったせいかもしれない。
「わたしたちは生まれた時に神様から時間をもらった」
この一文にハッとさせられた。
3巻は命の時間みたいなものがテーマだったかもしれない。
最初の話に「一人一人が神様から時間をもらう」ことが書いてあり、最後の話に「遅刻するのは、人の時間を奪うこと」とある、
一見繋がりのない話だったけど、人の時間を考えると、作者の言いたいことだったのかなと思う。
そろそろ、手紙室の苅部さんの話が読みたいかも。
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人生の節目や何かを決断する時に、まるで初めから用意されていたかのように目の前に助け舟が現れる
でも、その助け舟に出会うためには、それまで、いっぱい悩んで、いっぱい考えて、いっぱい苦労して、なおかつ自分自身ともしっかり向き合いながら日々生きていないといけない
自分ではそんなふうに生きていないと感じるかもしれないけど、これまでの積み重ねがきっちり目の前に数々のヒントと共に提供され、助け舟へとつながる
この言葉が心に残った
自分のまわりにあるものに目を向けること
身の回りにあることを感じ取ること
生きるということはそういうことなのかもしれない
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インク沼にハマったら最後、
という気がしていて、自主規制続けているけど、
離れることも出来なくて。
こんな本読んだらガルガルよだれが止まりません。
現在進行形で使用中の「天色」が登場して嬉しい。
「利休茶」、気になりすぎる。
書写、ですか。そうきましたか。
手書きの世界は奥深すぎる。
あーたまらん。
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銀河ホテル、そこは
静かな時間、
色とりどりのカラフルなインク、
フカフカのカーペットとアンティークの家具、
想像するだけで素敵でうっとり。
さて、肝心の物語の中身はと言うと…
3話目の十人十色。
大学の先生がこれほどまでに生徒達の心に寄り添うものなのかという新鮮な驚きと、
学生達の瑞々しい感性に私の心も弾んだ。
でも、先生がやっぱり素晴らしいですね。
学生達とは明らかに世代間ギャップがあるにもかかわらず、ちゃんと尊重しながら見守り、指導している。
学生さん達にもそれがちゃんと伝わっていたのがとても嬉しかった。
とてもよいお話でした。
軽井沢にも行ったことがありません。
いつか行ってみたい場所がまたひとつ増えました。
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シリーズ3作目は、手紙室を訪れる人々が筆を執るまでと、その後の歩みがより丁寧に描かれていた。〈大事なことですよ、自分のために時間を使うというのは〉〈自分に本人として向き合えるのは自分だけ〉……ほしおさなえ先生の紡ぐ言葉が、今回は特に深く、静かに心に染み渡っていく感覚がある。大学の先生がゼミ生へ思いを馳せる『十人十色』のエピソードがお気に入り。手紙室の支配人である苅部さんが手紙を書いたことも印象的で、読み終えたあと温かな余韻が残った。
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銀河ホテル三作目。
今回は亡くなった両親との想い出の銀河ホテルで手紙を受け取る姉妹の話。
銀河ホテルのガイドスタッフとして働く子が、薦められて手紙室のアクティビティに参加する話。
いつもゼミ合宿で銀河ホテルを使っていた大学教授が退職することになり、その最後のゼミ合宿の話。
二話目のスタッフのモチベーションというか、温度がちょっとなぁと思ったところもあり。(勝手に銀河ホテルには素晴らしいスタッフがいてほしい願望)
でも、一話目と、三話目がよかったなぁ。
特に、全員にそれぞれのカラーで手紙を書く大学教授。
銀河ホテルでのゼミ合宿といい、こんなゼミ羨ましいなぁ!
私も私の色で書いて欲しい!
周りからみたら何色なのか、それだけでもワクワクドキドキ嬉しいだろうなぁ。
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今回は軽井沢の有名な観光地が出てきて読んでいて観光しているかのようだった。手紙を書くだけではなく書写をするのもいいと思った。3話目の先生と学生の話が良かった。
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シリーズ3作目。
大学教授がゼミの生徒ひとりひとりにその人に合う色を探して手紙書くなんて素敵〜。
いつもながらほっこり。
しかし苅部さんについてはまだまだミステリアスですなぁ。
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人生のターニングポイントに優しく寄り添ってくれる銀河ホテル。どのお話も心がホカホカするステキなお話たちでした。私もぜひ泊まって、手紙のワークショップを受けてみたいな。
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今回もジーンとくるお話が3遍。
両親からの手紙、好きな本の書き写し、生徒への手紙。
言葉を綴るということは、自分と手紙の相手、あるいはその本との関係性をじっくりと見つめる時間。
そんな時間を、日常から切り離された空間(旅先のホテル)で過ごせる贅沢に憧れる。
ブックホテルが流行っているけど、それとも親和性が高いんじゃないかしら。
人と、本と、自分と、じっくりと向き合う静かな時間が、この忙しすぎる現代には必要な時間だと思う。
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想いが書かれた手紙には、その想い以上の事が想像できる。だから人が書いた手紙に感動するのかなと思いました。軽井沢の森林を歩いてみたくなる物語でした。
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【収録作品】
第1話 おとぎ話の庭 稲穂
第2話 落葉松の森を歩いて Deep Pine Forest
第3話 十人十色 Blue Lagoon
シリーズ第3作。
こんなホテルに泊まってみたい。定宿にできたらどんなにいいだろう…… と憧れてしまう。
特に第3話は身につまされる。
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シリーズ3作目。
亡くなった両親からの手紙を受け取りに来た姉妹、銀河ホテルの森林ハイクのスタッフ、引退を控えた大学の教授の3組の視点から描かれる3編を収録。
どうしてだろう?
今までの作者の作品ほど、惹かれるものがなく、ページをめくるペースも上がらない。
ホテルの手紙室と言う設定が話が広がらない理由なのか?
いろんなシチュエーションで、物語の工夫は伝わるのだけど、残念ながら、これまでの登場人物の誰にも共感が出来ない。
ただ軽井沢の描写は絶妙で、銀河ホテルもだけど、読めば読むほど軽井沢に行きたくなる。
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劇的な大事件や涙を誘う過剰な演出はないけれど、読み終えたあとに自分の日常の景色がほんの少し違って見えるような、人生の隠れた側面に気づかせてくれる優しい連作短編集。
舞台となる「銀河ホテル」に立つ主人公たちは、みな人生の区切りの前に立ち、微かな引っかかりや虚無感を抱えている。
彼らが軽井沢での体験を通じて心の荷物をおろしていくプロセスが、3つの物語を通してグラデーションのように描かれている。
1. 『おとぎ話の庭 稲穂』
50代を迎え、子育てがひと段落した妹と定年を控えた姉が、亡くなった両親からの手紙を受け取りに銀河ホテルにやってくるお話。
身内だからこそ密かに抱いてしまう等身大の劣等感が、静かに、リアルに描写される。
しかし、妹が語る思い出によって、姉は忘れていた子ども時代の自分や、知らなかった自分の良さを思い出していく。
大げさな変化はないけれど、仕事が終わった後の人生が少し明るく感じられるような控えめな変化に、安心感を得られた。
2. 『落葉松の森を歩いて Deep Pine Forest』
一見、悩みや不安のなさそうな主人公の心にある「子どもの頃の無限の可能性への諦めと落胆」に光を当てている。
子どもの頃の“何でもできる、全部したい”全能感は世界の表面しか見えていないからこそで、大人になって物事の深さを知ると、一つのことを突き詰めることは、子供の頃の表面だけをなぞるような想像とは別の、これが“自分の全部になってもいい”ほどやり甲斐を感じるものだとわかる。
“無限の可能性”の浅さと自分の成熟を知り、失ったわけではないと悟る。
そして、すべてを知ることはできなくても、自分の心の声に耳を傾けて、ただまわりにあるものを味わい、感じるだけでいい。
それこそが人生の醍醐味なんだと肩の荷がふっと軽くなった。
3.『十人十色 Blue Lagoon』
定年とともに自らのゼミと、そのゼミのテーマである雑誌という一つの文化の終わりに向き合う准教授の虚無感。
だが、真摯に取り組んできたからこそ、その足跡は形を変えて学生たちの心の中に「十人十色」の形で確実に生き続けている。
一つの区切りがついたとしても人生は終わらない。真剣に向き合った過去があるからこそ、その先にある新しい楽しみや可能性に、あたたかな希望を持って進んでいける。
全体を通してどの主人公も、過去の自分を否定するのではなく、思い出の地や他者との関わりの中で「答え合わせ」をするように優しく受け入れていく。
このシリーズが教えてくれるのは、人生の区切りは「終わり」ではなく、「次の新しい味わい方の始まり」だということ。
静かな森を歩きながら深呼吸をしたような、心地よい余韻と温かい灯りを心に残してくれる、大好きなシリーズ。
Posted by ブクログ
素敵なホテルと軽井沢の雰囲気を感じることができる。
前作に比べるとマンネリ化したストーリーに感じてしまった。
しかし、暖かい気持ちになれる物語。
Posted by ブクログ
今回も銀河ホテルの手紙室で繰り広げられるお話。
姉妹の話は両親の死をきっかけにライフステージの違う2人の溝がうまって、手を取り合い前向きに進み出すお話。
ワークショップのハイキング部門の人の目線の話は一作目のメインだった旬平さんの話や苅部の秘密に迫る。
結局苅部さんは謎のままだったが、詩を書写という誰かに宛てない初めてのパターンで字を書く楽しさって手紙だけでないこに気付かされた。
最後のお話は定年する先生と生徒のお話。
くせ者揃いの生徒で手を焼いていたが、先生がみんなからとても愛されていた事実にほっこりした。タイトル通りお手紙もインクの色も十人十色だった。