あらすじ
銀河ホテルには、手紙室というすこし不思議な部屋がある。亡き妻が遺した謎のメッセージに導かれ、思い出の軽井沢を訪れた夫。趣味アカウントが炎上し、「好き」を奪われてしまったOL。やってきたお客さんは、手紙を書くことで自分の隠れた本音を見つめる。それは、色とりどりのインク瓶に囲まれながら、過去に思いを馳せ、未来を思い描く特別な時間。魔法みたいに、晴れやかな気分になれる一冊!
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すごく好きで、読んでいて心がすっと静まっていくような、私自身も軽井沢の自然のなかでゆったりと深呼吸しながらリラックスしているような気分になれる心地良さ。
今回心に残ったのは、手紙室の室長である苅部さん。
もちろん前作から存在感ありまくりなんだけど、苅部さんは本文にも何度も出てくるように特別な何かをするわけじゃない。でも優しく寄り添いながらそっと背中を押してくれる。相手がどんな人でも変わらず、相手を信じ、そして自分が今できることをやる。
私もそういう人になりたいんだなと、読んでいて気づくことができた。
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仕事での体験が、自分の子供について、自分に置き換えて考えさせられる三枝さん
未来のことは大切だけど、役に立たないことをするのもいいんじゃないか、苅部さんの言葉
近いところを真剣に見ていると気付かないことって、多いんだよな、と思う
改めて、ゆるりと、生きていきたいと感じた
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シリーズの続編。
軽井沢にある老舗の銀河ホテルで働く人々とそこに宿泊する人達の話。
前作で東京の仕事を辞めて軽井沢に戻り、ホテルを手伝い始めた旬平のここでの成長が感じられる。
謎めいた手紙室の苅部さんの過去が少しだけ明らかになる。シリーズを重ねる毎に苅部さんのことがわかるのかもしれない。
読みおわると気持ちが落ち着く。
次も楽しみ。
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三つ目の話で苅部が言った、
「好きに生きろ。なんでも自分で決めるんだ。途中で違うと思ったら別の道に行ってもいい。何を選んでも人のせいにしないこと。」
という言葉が、今の自分には特に胸に響いた。
ちょうど最近、自分自身も同じようなことを考えていたからだ。
自分で選び、その結果も受け止める。言葉にするのは簡単だけれど、実際に生きる上ではとても難しい。それでも、この姿勢こそが大切なんだと改めて感じた。
いつか息子が人生の分岐点で悩む日が来たら、一緒にこの話を読み返したい。そう思える、大切な一編だった。
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手紙室のある銀河ホテル
・長い黄昏
亡くなった奥様からの手紙
銀河ホテルで撮った写真の裏に引換券が隠されていて、生きてる間にわからなかったことを旅や手紙を通して感じていく
・光り続ける灯台のように
SNSの炎上から自分の生き方がわからなくなった人
・軽井沢黄金伝説
スタッフ三枝さんや手紙室苅部さんの過去など、ホテルスタッフを見つめながら、すごろくを作る
すごくあたたかい続編でした!大好きな本になりました。
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シリーズ2作目。人によっては登場人物が手紙を書くだけ、ワンパターン、と思う人もいるかもしれないが、登場人物がどういうきっかけで手紙室に行くことになるんだろう、とか、どんな手紙を誰に向けて書くんだろう、と思いながら読むと面白い。苅部さんの秘密も少しずつ明らかに。2作目は1作目よりも内容がさらにパワーアップしたように感じる。
1話目と3話目が特に好きだった。とても心理描写が丁寧である。
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第一話いずれお互いの手紙を一緒に、と言うご主人の気持ちが素敵、他のどんな言葉より深い愛情を感じた。第二話趣味のアカウントがいつのまにか自分の思ってたのと違うものになってしまっていた。自分の本当に好きなものに気がつけた。昭和を軽視しがち、確かに。第三話子供の頃に思ってたほど大人は大人じゃない、本当にそう。
そういえば苅部さんの過去て出てないし出てきた情報だけ見ると不思議。
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悩んでたり迷っているときに手紙を書くといい。苅部さんは人の心が読める?すごい人。今作は少しだけ苅部さんのことが分かったけどまだまだ謎の多い人物。
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銀河ホテルシリーズ第2弾!
今回もとても癒された1冊でした。
どのお話も素敵だったけど、
1番胸が打たれたのは最初の章でした!
亡くなった妻 幸子から手紙があるとわかり
その返事を書くことにした 夫の健作。
妻の幸子からの手紙も健作が書いた手紙も
とてもウルっときてしまった。
きっと幸子も健作もとてもいい人で
人思いなんだろうなと読んでいて思った。
素敵な夫婦。
そして銀河ホテルの手紙室で働く苅部の過去も
少しずつ明らかになっていく様子に
とてもドキドキさせられました。
次の3作目も楽しみです!!
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「銀河ホテルの居候」第2弾。
亡き妻の残した手紙に、思い出を辿りながら返事を綴ったり、
SNSが炎上し行き詰まった人が、近い未来の目標を綴ったり、
将来に不安を持つ少年が、冒険ゲームを作ったり。
今回も手紙室での時間が人々に柔らかなひとときを与え、自信や希望を取り戻していく描写が印象的だった。
旬平くん、上原さん、三枝さんなどホテルの従業員さんの繋がりも温かだった。
苅部さんの素性が少し明らかになっていき、ますます「銀河ホテル」に惹かれていった。
こんな素敵なホテル、私も訪れてみたい。
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誰しも悩み、苦しみ、いろんな過去を背負ってこれまで生きてきています
なんとか過去を振り切って新しい自分で、前を向いて進んでいきたい
そんな自分をそっと後押ししてくれる銀河ホテルのスタッフさんと手紙室
今回は苅部さんの秘密がちょっぴり明らかになります
Posted by ブクログ
どの話もどこか自分と重なる思いがあり自分を振り返りながら読み進めていったような感じがある。
今回の話のなかで1番すきなのが「長い黄昏」。
今ちょうど迷いのなかにいる私。
銀河ホテルの手紙のワークを受けたいです。
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手紙室からは満足したお客さんが出てくる。そんな謎の手紙室を持つホテルの話。
ホテルでは1000色あるインクから適切なインクを選び、手紙を書くことで気持ちが整理されてくる。どのお話もきれいにまとまっていて、読んでいて心地のいい物語だった。
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第1話 長い黄昏 Twilight
近代文学史の教授が主人公で、ところどころに本に関する愛や姿勢を感じられる描写があるのが嬉しかった。
前昨でも登場した作中作の『夜に想う』の文章が良い。
“命を精一杯感じること”
人それぞれどんなときにそれを感じるかは異なる。
私にとってのそれに読書は必ず入るなぁと、自分にとって本を読むことの大切さを改めて感じた。
悲しみもあったけれど、長く連れ添ってきた相手だからこそ、きっとまた会えると信じられる希望を感じて、寂しさよりあたたかさが心に残るお話だった。
第2話 光り続ける灯台のように Vert Atlantide
自分が何をどうしたいのかわからない、
何を求めてどの方向に向かえばいいのかわからない、
すごく自分に似た主人公で、
だからこそ心がハッキリするまですごくイライラした。
手紙というのも一種のジャーナリングっぽいと思うけど、この話は特にそうだった。
これまでと一味違うインクで、特別感に見合わない展開だと寒々しさを感じるのではないかと、一瞬不安がよぎったのだが、
生き生きした主人公の未来が垣間見えるような、希望を感じる決意があり、ピッタリのインクだった。
最初は陰鬱とした雰囲気を纏っていた主人公が、ラストではそのインクと同様の煌めきを放っているようで、こちらまで晴れやかな気持ちをお裾分けしてもらったような気持ちになれた。
第3話 軽井沢黄金伝説 GOLD
銀河ホテルに勤めるフロント係の三枝さんが主人公。
だけど、主軸になるのは宿泊客の男の子で、その子との交流を通じて三枝さん自身の子についても描かれる。
自分にも子どもがいるので、進路のこと、将来のことについて考えさせられた。
他2編に比べると少しテーマが散漫になっているように感じられたのだけど、手紙室の謎多き人物・苅部さんについて少しずつ明かしていくのも、この物語の目的だったのだと思うと納得。
苅部さん始め、ホテルの従業員についてのお話もこの先もっと出てくるのかな。
続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
手紙室に流れる特別で優しい時間とお客さんと苅部さん達のやり取りが、思わず「実在してくれたらいいのに」と願ってしまうほど素敵。苅部さんの過去?も少しわかってきて、これから明かされていくのかな?と楽しみ。普段手紙を書く時は自分の家で書いているけれど、たまには場所を変えてみるのも気分が変わって良いかもな、と思った。
Posted by ブクログ
それでもここが同じ姿であり続けるなら、記憶のなかの灯台になるだろう。
位置を変えずに光り続ける灯台のように、みなの記憶を照らしてくれるだろう。
灯台のようにいつでもそこにいてくれる安心感。
そんなホテル羨ましいな。
私は3作目が好きでした。
私は、色が好きで興味があってこのホテルの壁紙がそれぞれ違うことや手紙室のインクの種類にも弾かれてるところです。
続編も早く読まないと。。
Posted by ブクログ
手紙、1000色のインク、また万年筆で書くことを始めた自分には魅力的なアイテム。このアイテムをホテルにまつわる人々を通して作品が進む。
この作品が初めての著者との出会いになった。
老舗と呼ばれる企業、団体にも関わる人もまた新陳代謝がある人生を送る。3人のお客中心にその世界がホテル時間でリセットだったり、整理のきっかけつくりになる。
スマホ依存へのオマージュか、私は、紙ページを巡りながら読んでよかった。
どの世代にも引っかかりがありながら、年齢や経験によってはまだ想像も難しいところもある。
児童書を書かれている著者だからか
特に3話目、ひらがな表記も多様されている、たいへん、ひらがな表記は久々にみて、柔らかさというか作風に彩りになっていた。
すでにサブタイトル違いの著書があった。
シリーズものになるのかもしれないな
本を読み、自分の頭の中も整理していけるようなこの出会いに感謝する
Posted by ブクログ
今回の三作品とも心温まる物語でした。
第三章の軽井沢黄金伝説のお話。
銀河ホテルのフロント担当の三枝は夫の明大と、二人の子ども結菜と颯太と暮らしている。
弟の颯太はのんびりした性格できょうだい喧嘩でも、たいてい先に怒り出すのは姉の結菜。颯太は言い返すことはなく、たいてい黙って部屋にこもってしまう。
結菜は自己主張が強い分、わかりやすくもあった。
それにくらべると、颯太はおっとりしている。結菜にくらべると気持ちがわかりにくい。
悩んでいるときも、結菜なら自分の考えていることをあれこれ言葉を尽くして説明しようとするけど、颯太はそうじゃない。ひとりで抱えこんで、だんまりになってしまう。
颯太は中学三年生で進路を決めないといけない時期にいるが、本人から進路についてはっきりとした言葉が出てこない。
三枝は手紙室のワークショップで人生ゲーム作りの手伝いをしているときに気がつく。
人生も冒険のゲームみたいなもので、分岐のマスに来ればなにかを選択しないといけない。本当の人生ではそこに分岐って書かれているわけじゃないから、知らずに選んでしまっていることがほとんどだけど。あとになって、あれが分岐だったんだ、と気づく。
颯太がいまいるのもそういう場所だ。なにを選ぶかによって今後の人生が変わる。
きっと重いんだろうな、と思う。重くて、苦しくて、不安なんだろう。
「颯太は自分の悩みをうまく言語化できないんじゃないかな」
三枝は以前颯太について話していたとき、明大がそう言っていたのを思い出した。
「不満や不安をわけがわからない大きなかたまりに感じる人も多い、ってこと。気持ちは重いけど、なんでそうなるのかわからない。・・・君や結菜のように原因を自分の外に出して、外から見ることが出来るタイプの人は自分の感情が原因だった場合も、とにかく外に出して対象として見ようとする。・・・世の中にはそうじゃない人もいるんだよ。だだ上下に大揺れしているだけになっちゃう人。・・・身を守るためにとにかくいったんすべて遮断してしまうんだ。一種の思考停止状態。」
自分は結菜タイプだと思う。
私の友人にも自分の事をあまり表に出さない人が確かにいる。いい奴なのだが本心の部分が見えない、人との間に一線を引いていると感じていた。どうして自分をもっとださないのだろうかと不思議に思っていた。しかし、この本を読んで少しは友人の気持ちが理解できた気がする。
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シリーズ2作目。
亡くなった妻が残したメッセージから軽井沢を訪れた老紳士、SNSに疲れたOL、そしてフロントスタッフの三枝さんを主人公にした3篇。
銀河ホテルにある手紙室を舞台にした3つの物語は、過去、現在、未来、全てに繋がっているような気がして、文章を読んでいても、手紙室の重厚な雰囲気が伝わってくる。
正直、苅部の良さはまだ分からないし、インクと手紙だけで、どれだけ物語を広げていけるんだろうと、少し不安はあるが、ワークショップと言ってるところで今回の3作目のようなトリッキーな話もありなんだろう。
どうしても、紙屋ふじさき記念館の印象と重なり、この後どんな風にシリーズが続いていくのか、期待してみよう。
Posted by ブクログ
この本を読むと軽井沢に行きたくなります。
そして本当にこんなホテルがあったなら…と思いを馳せるのです。
今回一番好きだった話しは第1話の「長い黄昏」でした。
老夫婦の妻が認知症を患い亡くなってしまう。
その妻が夫に宛てた手紙を銀河ホテルに残しているのです。
私の母も認知症だったのでなんだか他人事のように思えず読んでしまい、涙しました。
感動できる人生を今からでも送りたい…などと思いました。
Posted by ブクログ
銀河ホテルの、心が自然と落ち着く時間の流れが素敵。
私もこういうホテルに宿泊してみたい。
千種類のインクが並ぶ手紙室の様子を幾度となく想像してみる。
色とりどりのインクとちょっと薄暗くてカーペットが敷き詰められている荘厳と言ってもいいような静かな部屋。
手紙室に訪れた人は、戸惑いながらも苅部さんのリードで少しずつ自分に人生に向き合っていく。
第3話 軽井沢黄金伝説。
子供だって辛いんだね。
私が子供の頃よりもずっとずっと厳しい世の中になっていて、小学生や中学生の頃からすでに将来の岐路を踏まえて猛勉強。
精神的に不安定になってしまうのも仕方がないのかもしれない。
私も、自分の子供の頃や息子の事を思い浮かべて少し胸が苦しくなった。
一生懸命に生きている人が皆報われる優しい世の中になりますように。
さて。
この本はシリーズ2冊目です。
もちろん3冊目も読む予定です。
苅部さんの秘密、ちょっとずつ出てくるのかなあ。。。
次作も楽しみです★
Posted by ブクログ
銀河ホテルの第二弾。
手紙室に参加する人たちは、それぞれ色々な想いを抱えてやってくる。
妻との思い出を探しに来た人。
趣味のアカウントが炎上して、どうしたらいいのか立ち止まってしまったOL。
母の仕事のために連れてこられた少年。
手紙室の苅部の正体が少しわかってきた今回。
次くらいにはわかるのかなぁ。
私の予想は当たってるかなぁ。
銀河ホテルの居候改め、守り神の正体がわかるのが楽しみのような残念のような。
旬平の存在感はあまりなくて、苅部さんの物語になりつつあるけど、旬平くんの今後も出てくるのかな?
これを読むと、使われたインクのカラーが題に入っててわかるから、買って書いてみたくなる。
インク沼に陥りそうでドキドキ(笑)
Posted by ブクログ
登場人物でもないのにやたらフルネームで何度も出てくる人物がいて違和感があったんだけど
苅部さんのお父さんはきっとあの人だろうな…
っていうことがメインの本ではないと思うんだけど正直自分の性格や好みのせいかどこにでもある他者の悩みを毎回読むのは飽きてきたりもする。
でも苅部さんが気になるのでまた少し時間置いて次回作も読むんだろうな
Posted by ブクログ
ほのぼのする。色んな悩みを抱えて銀河ホテルにやってくる人々。手紙のワークショップを受けて心がほぐれていく。文章だけでも登場人物の微笑む顔が思い浮かぶ気がした。
Posted by ブクログ
明大 「君や結菜は、原因を自分の外に出して、外から見ることができるタイプなんだよね。自分の感情が原因だった場合も、とにかく外に出して対象を見ようとする」
茜 「それが言語化するってこと?」
明大 「そうそう。そうなれば対象をなんとかするとか、対象の捉え方や距離の取り方を変えるとかいろいろやりようが出てくるよ」
私は言語化するタイプです。言語化できないで混沌としてしまう人がいると考えたことがありませんでした。
明大は元々、問題を言語化できるタイプではなく、後天的に言語化することを習得。自分の弱点を自覚して修正していく力は、見習いたいと思いました。