【感想・ネタバレ】銀河ホテルの居候 また虹がかかる日にのレビュー

あらすじ

南軽井沢の銀河ホテル。イギリス風の瀟洒な洋館の一角に、「手紙室」がある。室長の苅部文彦は、このホテルに居候する風変わりな男。彼の手紙ワークショップを受けると、なぜか心の奥のほんとうの気持ちが見えてくる。娘家族と最後の思い出作りにやってきた老婦人、秘密を抱えたまま仲良し三人組で卒業旅行にきた女子大生――銀河ホテルを訪れたお客さんが、好きな色のインクで、思い思いの言葉を綴る。手紙を書くことで己の人生を見つめ直し、人生と向き合う感動のシリーズ第1作!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても温かい
幸せな時間というのは、終わっただいぶ後に気づくものなのかな。
絶賛子育て中の今の自分をいつか羨む自分がいるのか

以下、心に残った言葉

子どもを育てていた時期が、人生で一番充実した時期だったと思う。日々目が回るほど忙しかったし、責任で押しつぶされそうで大変だったけど。

生きてるということはたまたま命を与えられただけ、世界全体からしたら命は小さい。だけど私たちにとっては全て。命を精一杯感じること。それがどんなに幸せなことか、森を歩くたびに思う

0
2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

彼氏と別れたことを言わなかった美紅。
就職をやめて実家の本屋を継ぐことにしたのを言わなかった穂乃果。
中国勤務になったことを言わなかった萌音。

「水臭い、言ってくれればよかったのに。友達でしょ」と言いたい気分でしたが、皆、自分の気持ちの整理がつくまで言えなかったのだと思うに到りました。

私は日頃から手紙を書く方ではありますが、1000色あるインクを前にして改まって想いを伝えたいのは誰だろうと考えてみました。答えは出ませんでしたが、このような手紙室が実際にあるのなら、行ってみたいと思いました。

0
2025年10月18日

「小説」ランキング