作品一覧 2023/09/26更新 ようこそ、ヒュナム洞書店へ 試し読み フォロー サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 牧野美加の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ようこそ、ヒュナム洞書店へ ファン・ボルム / 牧野美加 かつてこれほど、読んでいる途中でフレーズをメモした本はない気がする。 私は次の本、次の本、とどんどん新しい本を求めてしまう性分だが、この本を読んで一冊の本とその本について考える時間をしっかり取ってみたいと思った。 ヒュナム洞書店の店主のヨンジュはこう言う 「本で読んだいい話を、本の中だけにとどまらせ...続きを読むたくはありません」p339 私はこの本を、本の中だけにとどまらせたくない。 たくさんの人に読んで欲しい。きっと、誰もが自分の心に染み渡ることばを見つけるはず。 本、そして本屋、という空間の素晴らしさを改めて感じた1冊だった。 Posted by ブクログ ようこそ、ヒュナム洞書店へ ファン・ボルム / 牧野美加 かなりのボリュームだったけど、読み終えてよかった。自分にとって、初めての韓国の小説。 本好きな人間として、心にヒュナム洞書店があればいいな。 評価をするとき、自分にとって最高、また読みたいと思った本は星5つにしている。 これ、映画化されたら観たいなぁ。 Posted by ブクログ ようこそ、ヒュナム洞書店へ ファン・ボルム / 牧野美加 「完璧な人生なんてないけれど、これでいいと思える今日はある」 本帯のその言葉に惹かれて読みました。これでいいと思える今日の先に、完璧ではないけれど、これでいいと思える未来を積み上げてゆける、そんな希望がもてる本でした。 Posted by ブクログ ようこそ、ヒュナム洞書店へ ファン・ボルム / 牧野美加 ―「いい人が周りにたくさんいる人生が、成功した人生なんだって。……」 (p.320) 韓国の架空の町"ヒュナム洞"にある本屋さん・ヒュナム洞書店を舞台に、書店主のヨンジュやカフェ...続きを読むコーナーのバリスタ・ミンジュンやそこに集う人々を描いた小説。 登場する人々はさまざまな苦しみ、辛さ、悩みを抱えながらも、お互いに限りない優しさや思いやりをもっている。読んでいてこちらまで穏やかな気持ちになれる。 また、作家の方は元々エッセイストでこれが初の長編小説だそうである。 そのためか、 "小説"というよりかは、登場する人々が、日常の出来事について・本について・人の生き方について・人について・丁寧に丁寧に考えたことを綴ったエッセイや哲学書にもみえる。 だから、読んでいるこちらも丁寧に丁寧にゆったり読みたくなる本だった。 Posted by ブクログ ようこそ、ヒュナム洞書店へ ファン・ボルム / 牧野美加 閑静な住宅街に書店を構えた何やら訳ありな主人公、この書店に集まる登場人物たち。 年齢も性別もばらばらだけれど、常に、将来(就職)のために今を我慢して過ごしてきたり、常に準備して生きてきたり、その果てに、これでいいのか?と思うようになった人たちと、現代の町の本屋さん。 登場人物がみんないい人たちで...続きを読む、それぞれがお互いに少しずつ傷を癒していく過程が描かれる。 全てに愛を感じるわ。 Posted by ブクログ 牧野美加のレビューをもっと見る