小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『豆は煮えたか』を符牒を合図にちょいと不思議な力で家業の傍ら卜占者をする深川佐賀町の水茶屋「ささげや」の女将・お玉。
看板メニューの豆大福はいつまでたってもうまくはつくれない。
そんな彼女の下に集まってくる人々の織りなす人間模様と縁。
豆は煮えたか
身のほど知らず
いつ咲く
雲隠れ
宝引き
くらぶ者なき
の全6遍の連作短編になっていて『ささげや』に訪れた人にそれぞれクローズアップして展開。
最後、全てがつながるような構成になってます。
不器用だけど優しい人情に癒され、ちょいとドキドキする場面ありつつもほっこりする好きな部類のお話達。
カバー外すと表紙に見返しもついていて柄が豆絞りになって -
Posted by ブクログ
ネタバレ一方的で理不尽な暴力シーンが胸糞悪さと怖さやらが混じりあって中々キツさがあった。
そういうシーンがあるからこそ緊張感が高まり、逆に法廷の外にいるキャラクターのパートで多少の安心感を得られてそれがメリハリになっているのだろうし実際かなり没入して読めた。
スズキタゴサクが何をしでかすか分からないワクワク感、妙な三つ巴の状況が面白い。
柴咲と相対している時にはスズキタゴサクを応援してしまった。
中盤あたりまでは苦しい展開ながら前作の爆弾同様最後には爽やかな気持ちで読み終える事が出来る点がすごく好きだ。
矢吹が類家に対して名乗るシーンは嬉しかった。
警察続けられてたんだ。
立花と湯村さんのやり取 -
Posted by ブクログ
ネタバレイタリア統一を目指すチェーザレを見ていると人生は好戦的であるこそ成功する(ここで言うところの成功は少なくとも私にとっての“ささやかな”社会的幸福の意)のであって、我々が真に欲する永劫の平穏のために、平穏は常に捨て続けねばならないのかもしれないと改めて感じさせられた。
久しぶりに強く心を動かされる作品に出会った。なぜか1人の近しい人間が亡くなった喪失感のようなものを感じる。
“あくまでも(イタリア統一は)彼にとっては野望である。チェーザレは使命感などという弱者にとっての武器、というよりよりどころを必要としない男であった”
この箇所がどれほど私を勇気づけるか…まさに私が抱く理想像…
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