あらすじ
わるいくせをなおしたシルバー王妃は、いまでは申し分のない王妃。飲む人の口からわがままを吸いとる、野菜の絵のついたカップを使って、“完全”な王妃を保っていました。でもそれは、とてもつまらなくてつかれる生活でした。ある日、一年牢というおそろしいブラックホールに落ちた王妃は、カップからぬけだした野菜たちと、12か月の旅へ……。
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Posted by ブクログ
野菜は健康に一番!
たくさん食べんと、大きくなれん、よ〜!
上の台詞は無いが笑、アニメではおなじみの野菜たちが登場。十二か月の旅でシルバー王妃の12の悪い癖は直り、野菜のカップに他の悪い癖12も封じ込め、王妃らしい王妃になった。が、逆に退屈すぎると王様や街の人達が感じる。
欠点も美点であるという話。
懐かしい
昔、クレヨン王国の12カ月を読んで 数十年ぶりに新12カ月の旅を読みました。
前作も今作も人には 色んな癖やマイナス面もあるけど それが人なんだな…と改めて感じました。素敵な本です。
Posted by ブクログ
「悪い癖の無くなったシルバー王妃なんて、なんか物足りない、魅力が無い」
そんな風に思われるようになってしまったシルバー王妃が旅に出て、本来の自分を取り戻す話です。
っていうと、「自分探し、自分磨き」をする流行に乗った女性の話っぽくなってしまいますが、ここは児童書。ファンタジー。
不思議な旅のお供たち(野菜)が程よく身勝手に、楽しくシルバー王妃をサポート(?)します。
野菜たちのキャラクターが際立っていて、脳内で声のイメージとかを勝手に想像してしまいます。
これを読む前に「12ヶ月の旅」を読んでおくことをおススメします。
ってか、王妃ともなると愛される程度にわがままで人間ができてなくちゃいけないんですね。たいへんだ。
Posted by ブクログ
一緒に帰ろう。
名作児童文学。
シリーズ第一作「十二か月の旅」の続編的な作品です。
前作で克服した王妃の"欠点"たちが、今回は王妃の頼れる(?)仲間としてお供することになります。
人には見せられない悪いところが集まったはずなのに、なぜかかわいく感じてくる愛すべき野菜たち。
欠点も見方を変えれば長所に変わる…難があってこそ人の可愛げなのだと教えられます。
元気に、前向きになれる作品。
Posted by ブクログ
前回の十二ヶ月の旅で悪い癖をすっかり直して、完璧な王女になったはずなのに、
毎日が退屈で元気のないシルバー王妃。
心配したサンタクロースが王妃に贈ったプレゼントとは?
わがままな野菜たちと一緒に再び十二ヶ月の旅が始まります。
Posted by ブクログ
欠点が長所にもなり得る、の意味が子どもの頃にはわからず、ニンジッピとレンコポッチくらいしか好きになれなかった。野菜たちはもちろん、干支の動物たちもみんな魅力的。大人になって、多少の欠点には目をつぶれるようになったということだといいが。
「十二か月」には負けるが、こちらも彩りゆたかな四季の旅で、ゆっくり1日1章ずつ味わって読みたくなる。郵便ヒツジがお気に入り。