【感想・ネタバレ】クレヨン王国月のたまご-PART1のレビュー

あらすじ

6年生のまゆみは、見知らぬ青年三郎の運転するトラックでいつのまにかクレヨン王国に入っていきます。そこで、まゆみは、三郎、ブタのストンストン、ニワトリのアラエッサとともに、「月のたまご」を救出することに──。それは、危険がいっぱいの未知への愛と冒険の旅だったのです。クレヨン王国シリーズ8作め。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

Part1は好きなところが多すぎる。
最初にまゆみが着ていたピンクのカーディガンや、負け犬の詩、喇叭の音に驚いたシーンや、最後の一行の台詞まで。
「さいごまでしてはならないことはしたくない」と言った彼女の頑なで、幼くて、でもとても清らかなうつくしさにずっと憧れている。
自分が本物の子供だった頃から変わらず、最高に素敵な王子様といえばサード殿下だし、ベストカップルといえばまゆみと三郎なのだ。

素晴らしい物語をありがとうございます。ご冥福をお祈りいたします。

0
2013年02月10日

Posted by ブクログ

クレヨン王国シリーズの中でも、この作品(全7巻)は幼心にすごく衝撃を受けた覚えがあります。けなげな主人公とサードの淡い恋物語にもとにかく涙。自分が親になったら、子供に読ませたいと初めて本気で思った本でした。

0
2012年11月11日

Posted by ブクログ

2011.03.23
中学受験に失敗し、希望を失っていたまゆみは、青年・三郎と出会い、クレヨン王国へと足を踏み入れる。
子ブタのストンストン、ニワトリのアラエッサと共に4人で始まった「月のたまご救援隊」の冒険の物語。

この物語に出会ったのは小学生のとき。
当時自分より年上だったまゆみは年下に、三郎とは、見た目に関していえば同い年になった。
わたしは、サードという名前より三郎という名前のほうが好きだ。
三代ごとに生まれる第三王子は、生まれる前からきっと「サード」と呼ばれていたのだろう。
それは三郎にではなくその特殊な役割に付けられた名前である。
三郎がまゆみに「三郎」と名乗ったのは、自分を一人の人間として見てほしいと思ったからなのではないか。
憎しみを浄化して光にかえる黒髪の婆
しかし絶えず人間は憎しみを生み出し、原子爆弾という形でさらに婆を追い詰めた。
「まんぞくしないものが、まんぞくしているものを攻撃する、これが人間の歴史だよ。ーーだからまんぞくしてると、危険なのだ。」
という三郎の言葉がある。
この物語は25年も前に書かれたものであるが、なんら人間は変わっていない。
話のいたるところにまゆみの詩は、まるで挿絵のようである。
生きて帰れるかもわからない旅の読者の緊張をほぐすような、そんな役割も果たしていると思う。
続刊がないほうがよかったという声も多いが、わたしはどこか心に穴があいてしまったままのまゆみを見ていることはできない。

0
2011年03月23日

Posted by ブクログ

6年生のまゆみは、自分だけ入試に落ちどん底の気分で学校のグラウンドにいた。そこで偶然出会った見知らぬ青年・三郎の運転するトラックでしばらく走り続けると、いつのまにかクレヨン王国に入っていた。そこで、まゆみは、三郎、ブタのストンストン、ニワトリのアラエッサとともに、「月のたまご」を救出することに――。それは、危険がいっぱいで無事に戻ってこられるかどうかすら分からない任務だった。家出四人組はナルマニマニ博士の作った第三ピアスに乗って月のたまごを目指すが・・・。

どうしても手元に欲しくてネットで探したものの中古以外見つからず、大手書店に直接かけあってようやく見つけたシリーズ第一作目。
小学生のときどんな本よりも多く読み返してしまうほどに一番好きな本でした。いや、今も好きだ。ちょうどまゆみと同じように中学受験に落ちた私は、サードたちと一緒に本の中で冒険して現実逃避したとも言えるかも。そしてとてもハッピーエンドとは言えない結末に泣いた。これしかなかったとは思えても、まゆみやサードの気持ちを思えば涙が出た。初めてそれほどまでに「お話」にのめり込んだ本でもあります。月のたまごは救われて人間界は無事なわけですが、そのために払われた犠牲は大きい。おまけにそれは何の罪もないクレヨン王国が危険をおかしてくれたおかげ。私たち地球の人間はなんて身勝手で恐ろしい自然破壊者なんだろうと思いました。今から25年も前に書かれた小説なのに、妙に当てはまってしまう現代が悲しくもある。

0
2011年03月16日

Posted by ブクログ

0125

ずーっとずーっと読みたかった一冊。
やっと読めました。
読み始めからこの2人はずっと一緒にはいられへんねやろなって思ったり…。
指輪をはめたときの一言が切なかったです。

0603再読中
0603

やっと月のたまごシリーズ全部揃いました。
なので1から読み直し。

20120219再読

0
2012年02月19日

Posted by ブクログ

これも最初に読んだのが小学校中学年。そして買いたい本。

青い鳥文庫でこんなに興奮したの、初めて。人を好きになる、素直な気持ち。

私はこのpart1しか読んでいないけど、(本当は完結するはずだった)
時間が出来たら児童文庫まで行って読みたい。

0
2009年11月26日

Posted by ブクログ

出会ってから10年くらいは経っているかもなのに、いまだに読み返します。
一巻ラストのまゆみの詩が、ぐっときます。

0
2009年11月24日

Posted by ブクログ

小学生の時に読んで大好きになりました。
高校生の時に再読してやっぱり好きでした。
そろそろまた読みたいです。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

小学生の頃に読み漁ってたクレヨン王国シリーズ、この月のたまご一連が一番好きです。
というか、児童書なのにこれで確か初めて泣いた記憶が…。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

大人の考える、「子供に与えたい良質の物語」が毒気の抜けた楽しいものであるならば、これはいささかビターかもしれない。

 いかに人間が自然を大切にしているかを説明するために

「学校では杉の植林をしているもの」と言った女の子に対して浴びせられたのは「それを切って、金にするためだろ」という言葉だったり。

夢を売って大きな城を手に入れた男の子は、もはや瞳に光をなくし、ぼんやりと老人のようになっていたり。

(彼はそのまま。影が彼に成り代わってこちらの世界に戻ってきて終わるのだった)

 小学生にはいささかきつい話だったかもしれないけれど、なぜか好んで読んでいましたね、樓主は。

「月のたまご」なんて最悪です。

 しょっぱな、中学受験に失敗した女の子が「死んじゃいたい」気分で歩いているところから始まります。

彼女を拾うのが三郎という青年で、二人は恋に落ちます。

(十二歳の女の子と、最低でも四十五歳は越えている男の恋愛。やばいでしょう)

 三郎は本当はクレヨン王国の第三王子で、サードといいます。でもって、人の三倍の寿命を持ってます。

 片道五十年のタイム回廊が二人を引き裂きました。

女の子は六十の婆になっちゃうのに、三郎は外見はぎりぎり二十代です。

許し難いですね。回廊の入り口で待っていても、今度は年を食った三郎と対面するだけ。

というわけで、女の子は涙を飲んで、彼を諦めてクレヨン王国を後にしました。

 で、帰るための階段でそこでの記憶を一つずつなくしていって彼女は全部忘れてしまう。

 おしまい。



 酷い物語です。

 待ってやれよ、まゆみ。(主人公の名前)

 三郎が五十代になってくれた方が、君には都合が良かったはず。

五十年後にちょうど釣り合う年齢になるじゃないか。うまくすれば一緒に死ねる。



 この物語は消化不良のまんま、樓主は大人になり、久々に青い鳥文庫を見たとき。

 続編が出てました・・・・・・。

 しかもなんとハッピーエンド。

 続編でまで不幸な終わりにしたら、読者は怒ります(笑)

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

まゆみとサード殿下の恋のお話。
ライバルとして登場するダマーニナの心も切なく、小学生だったころ夢中で読みました。
アラエッサ、ストンストンの両名が始めて登場する作品。
冒険あり、恋あり、ユーモアあり、涙ありととても贅沢な内容になっています。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

2008/04/22読破。
子供が読んでも感動する話だが、これは是非大人にも読んでホシイ。
女の子は王子様が自分のために戦ってくれるのを喜ぶのではなく、自分も共に戦い、共に死ぬのが一番と思うくらいがいい。
守られるのを望むのではなく、守ることを望むほうが、女の子は素敵だ。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

クレヨン王国の中では一番好き。小学生の時から何度も読んでもう内容は暗記している・・・。
隊員の冒険とまゆみ&サードのラブストーリィも素敵だけど、アラエッサ&ストンストンの掛け合いも絶妙!
戦争や環境問題のことも関係あったり、深い。児童文学だけどそういう意味では難しいのかも。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

小学生の私の愛読書でした。
サードの胃の中の「緑色のドロドロ」が強烈なインパクトで、
本当にそうとしか言い表せないものがあると大人になってから知りました。
また、読んでみよう。きっと今なら、まゆみの気持ちがもっとわかるはず。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

これ大好きだった。三郎さんとまゆみの関係が。本当は1話だけで終わっちゃうはずだったのが、ファンからの要望でハッピーエンドになったらしい。名作です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

全8巻。子どもの頃から大好きで、いまでも時々読み返している。恋愛色が濃いが、随所に散りばめられたエピソードには生き方を考えさせられることも多々ある。「花はなぜ美しいのか」この部分が一番好き。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

小学生のときに読みました。クレヨン王国シリーズは大好きで、中でもこの月のたまごシリーズが大好き。全部でpart8まであります。ただの児童書じゃない!

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

クレヨン王国シリーズは全部読んだけど、この「月のたまご」がいちばん好きでした。

サードかっこよすぎるょ!

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

 アラエッサとストンストンコンビが想像以上に登場してくるので、ずっと未読だった月のたまごに着手。クレヨン王国のロマンスはあまり興味がないんだよなーと思いながらも、読み始めるとそこまで気にならなかった。小学生の女の子が思い描く理想の恋愛という感じ。ストンストンの意外すぎる残酷な行為にびっくりするが、現実を直視したくがないために自らを正当化しようとするところが人間臭い。児童書だからと人物造形を簡単にせず、醜い部分もきっちり描かれるのが良い。サード殿下…切ない。

0
2024年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭の試験から落ちたという現実的なショック。そこから、三郎と会って、アラエッサやストンストンと会って、クレヨン王国に行って、準備して、という流れまでまゆみと同じように冒頭の出来事など吹き飛ぶくらいワクワクした。
後半は、第二次世界大戦の戦死者がこけしとして登場したり、まゆみがクレヨン王国から出て目が覚めると広島の原爆跡地にいたり、思ったより重いテーマが少し出てきた。月のたまご自体が人間たちの憎しみなんかを回収する役目があるため、その月のたまごを守り育てる婆さん(人間とは逆の歳の取り方をし、最後は赤ん坊になる)が脱皮する度に憎しみの生物を落としていき、アラエッサとストンストンのやりとりで明るさがあるものの、思ったより暗い話だった。
落ちも三郎のその後は不明で、まゆみ、アラエッサとストンストンらだけそれぞれ元の場所に戻る。
まゆみは帰り際、階段を登りながらこれまでの冒険のことを1人語りながら登るよう助言を受けて従っていたが、現実では意識不明で入院していたまゆみが急に喋りだしたので慌てて先生らが録音しつつ、両親らも聞いていた。
そして起きてみるとまゆみから冒険の記憶は全て消えており、病室で語っていたことも知らない。
合格祝いに、と父親が買っていたのは、何かに導かれるようにして買った、三郎がまゆみに渡したものと似ている指輪。
まゆみは指輪をはめながら、私、思い出せないの、とつぶやく。思い出せないけどこの指輪が重要だったことは覚えているという、切ないけど素敵な終わり方だった。

解説で、三郎に関する解説があり分かりやすかった。あとがきによると、元々はこの1冊で終わる予定だったが、ファンレターで2人をくっつけて欲しい要望が多く、続編にいたったらしい。

0
2024年01月21日

Posted by ブクログ

子どもの頃夢中になって読んだクレヨン王国シリーズ。その中でも好きだった月のたまごシリーズを、久し振りに読んでみました。

あまりのメッセージの多さに圧倒され、昔ほどストーリーに夢中になれませんでした。

まゆみの三郎への思い、月のたまごの使命、黒髪山の役目、アラエッサとストンストンの人間臭さ(鶏と豚だけど)
それを受け止める自分は大人になってしまったんだという事が、少し残念であり、悲しくあります。

大人になった今、小中学生のようなみずみずしい感性を取り戻したい。そして、同時に物語のメッセージを大人として受け止めていきたいと思いました。

私の好きな場面は、PART1ではなかったようです。なかなか手に入れにくい本になってしまったようですが、何とか最後まで読み返したいです。

0
2014年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生の時に読んだ本を読みなおしました。当時夢中になって読んだ記憶が…ただ昔は気にならなかったんですが、今では三郎がロリコンなのが気になり ます。

0
2011年05月01日

Posted by ブクログ

子どもの頃表紙だけ見て終わりましたシリーズ。青い鳥文庫の代表作だった名作シリーズです。いくつか読みましたがこれは初めてでした。なんと色彩豊かな世界観。思春期の女の子の複雑なココロ、仄かな恋、ファンタジックなキャラクター。そして柔らかな印象ながら危険な冒険。押さえるとこ全て押さえた名作です。さすが。

0
2011年04月25日

Posted by ブクログ

小学校の頃、シリーズ読破しようと図書カードを着々と増やしてました。
結局全部は読んでいないと思う。
実家にあるので、何年に一回かは読んでいると思います。
当たりはずれの激しいシリーズ。
花うさぎ、白、水色、黒、結婚式、列車あたりが楽しかったと思う。
アラスト、ルカモニカ、キラップさんあたりは自重してほs(ry

月のたまごは1巻がすごい!てか1巻だけでいい(笑)
この後は、どう見ても12歳に見えなくなってしまった、何かと逞しすぎるまゆみのラブポエムが延々と続きます。
三郎は、とりあえず「まゆみ!」としょっちゅう叫びながら(勇気が湧くらしい)、病気になったり病気になったり、…なんかしてたか?何かしてた記憶が一切無い、あまりかっこよくないヒーローしかもロリコン(笑)

きっと別の話だけど、「まわりの景色の色が妙に鮮やかな時は、クレヨン王国との境が薄く、近くなっている」という感じの文が、印象に残っています。
信じてたとかじゃないけど、実際たまに、天気がよくて道端の緑が妙に鮮やかに見える時には思い出したり。

0
2009年11月10日

Posted by ブクログ

クレヨン王国シリーズは全巻持ってるけど、これだけはもう何度読んだか知れない。
小学生の頃は、まだ経験したことのない想いに憧れ、中学生になればまゆみに共感する部分も増え、高校生では切なくなり、大人になってもやっぱり切なくてドキドキ。
子供だけに読ませておくのはもったいない。恋愛感動巨編です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

中学受験に失敗した少女まゆみが、不思議な青年三郎に誘われてクレヨン王国で伝説の月のたまごを探しに行く。同行することになるニワトリの"アラエッサ"、子豚の"ストンストン"もとっても面白い。ロマン溢れる珠玉のストーリーです。三郎とまゆみの恋の行方も気になりました。
子供の頃も今もとても好きな作品。月のたまごは全7巻ですが、他に続編もあり。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

児童書だけど児童書じゃない!!
感動巨編ですよ、コレ。サードが格好良くてまゆみがいい女で・・・。途中、何度も何度も泣けますよ。大人になってちゃんと恋愛したときに、もう一回読み返したほうが子供頃よりいろいろ感想が深くなるのかも。恋愛小説を読まない私だけど、これはいいね。すごくイイ!

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クレヨン王国シリーズ、順番に読んでいますが
今まで以上に展開がはやい?気がしました。
そしてずっとしんどい!笑。

ワクワクドキドキのファンタジーなんだけど、
この先どうなってしまうのか、
不安がつきまとう感じがしました。

三郎の運命は?
先が気になります。

まゆみの詩が好きです。

0
2025年08月16日

Posted by ブクログ

小学生のときに夢中になって読んだシリーズです。一巻は月のたまごを救出するテーマの冒険物ですが、二巻以降はクレヨン王国の滅亡と隣り合わせにまゆみと三郎の恋愛ストーリーが展開されます。いままでのファンタジックな世界だったクレヨン王国で、やけにリアルな政治的駆け引きが行われたりしたのがショッキングだったのを覚えている。三郎とまゆみの恋愛のテーマとか(三郎は三年に一度しか年をとらない)、奇病「青ころり」とか、すごく影響を受けています。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

小学校3年生くらいのときによんで、それ以来何度も何度も、暗唱できるくらいまで繰り返し読んでいる本です。
今でもよく読み返します。

「クレヨン王国」シリーズはすべて好きですが、その中でも一番大好きな本です。

今まで読んできた本の中で一番好きかも知れない。

恋愛小説であり、友情物語であり、英雄伝説でもあり、今社会で言われてるのより20年も昔から環境や自然をテーマにした児童文学。

0
2009年10月04日

「SF・ファンタジー」ランキング