あらすじ
美穂は中学1年生。バスも通わぬ山奥の祖父の家へ、ふもとの町の銀行員・彰子の愛車で出発。ところが、とちゅうで助けた男女は、なんと銀行強盗! 車は乗っとられ、雨が降りだした山道をとぼとぼ歩くはめに。だが、雨やどりした洞くつで、クレヨン王国黒の銀行のキャッシュカードを手に入れたことから、美穂と彰子は、強盗に猛反撃を開始した……。
...続きを読む感情タグBEST3
大自然とヒト
緑沢みたいな場所が、日本中あちこちに実際あるんだろうな…と思わされます。池のコイたちや、道端の野草をみて、シアワセとか、大切とか、そういうことを考えられるヒトが、増えてほしいです。
Posted by ブクログ
子どもの頃から今まで、大事に何度も何度も読み返している愛読書です。
わたしにとっては初めてのミステリーでした。美穂と彰子ちゃん、おじいちゃん、コイや蛍たち、キャラクターがすごく生き生きしていて、読んでると頭のなかで勝手に音もつけて、クレヨン王国の世界に入り込んじゃいます。
支店長も大好きなそばまんじゅうとか、ラストの美穂のスカートとか、彰子ちゃんのカーデとか、大人になった今でも心に残っています。
将来、子どもたちにも読ませたい一冊です。
Posted by ブクログ
美穂と彰子は山奥の祖父の家に行く途中、強盗に車をとられ、歩いてゆくことに。その途中、クレヨン王国黒の銀行のキャッシュカードを手に入れ、ふたりは、反撃にでる・・!
Posted by ブクログ
初読。人気があるのは知っていたが、幼少期は赤・黄・ピンクなどわかりやすくカラフルな色が好きだったので読まなかった作品。昭和のノリというか美穂と彰子の掛け合いについていけない部分があり、子どもの頃に読んでいたらもっと好きになれたのにと思うと少し残念。銀行強盗が自然の力で改心していく様子が微笑ましい。人工物ではない黒いものなら何でも引き出せる黒の銀行が面白い。おじいちゃんはもちろん、美穂や彰子も植物や鳥の名前をよく知っており、自分を含め現代人は生物に関する知識をどれだけ持っているだろうか、と考えた。
Posted by ブクログ
今シリーズにしては珍しく大人のただの悪役(泥棒)がでてきて、いつもと違う始まり方。
祖父の家で祖父を守りながら泥棒を相手に演じる場面が一番面白かった。
黒の銀行から色々引き出して泥棒の邪魔をしたりして、便利に使う。
Posted by ブクログ
絶版になっているので、古本屋さんで見つけて購入。小学生の頃このシリーズ一生懸命読んだなぁ、と懐かしくなった。
まっすぐに読める本。大人が読んでも面白い。