【感想・ネタバレ】クレヨン王国月のたまご-PART4のレビュー

あらすじ

やっと再会できた三郎とまゆみ。三郎が、「月のたまご」を救出している間に、王国では、ずるがしこいダガーの勢力が大きくなっていた。その状況をさぐるため、単身旅だったまゆみ。指をおそった激痛で、まゆみの危機を直感した三郎は、アラエッサとストンストンをつれ、王国とまゆみを救うため立ち上がった。愛と冒険の大ロマンPART4。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 なかなか児童文学とは思えない衝撃的な展開だったカメレオン総理暗殺未遂事件。ヌラリン中佐が善良な人物だったからこそ、余計に彼の最期の心情が悲しい。カメレオン総理に疑われた悲しみと、ダガーに裏切られ病気の妻を遺して死ななければならない無念さ。アラストコンビの陽気さやナレンナー、ドラスゴー氏のエピソード等触れたいトピックはたくさんあるのに、ヘリ爆破事件の衝撃が尾を引く。
 巻頭の美しいカラー挿絵の裏には、MY POEM記入欄が!うひゃー、恥ずかしい。

0
2024年05月05日

Posted by ブクログ

2008/05/07読破。
ストンストンの意外な一面に驚いた。誰もが気づかないままに抱く疑問、それをぶつける姿は、今までのストンストンからは想像もつかなかった。
ダマーニナの足。それから自由になりたいという思いと、離れたくないと思う足。
人の中にある、離れがたい【嫌な所】のことなのではないだろうか。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まゆみと三郎、別行動する彼らそれぞれのお話し。
ダマーニナのお話し。
いろんな登場人物にフォーカスした短編集のような1冊。
これからどんな風にお話しが繋がっていくのかワクワク!

0
2025年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第3付属物扱いされるアラエッサは可哀想だが、扱いが理不尽すぎて1番面白かった。

カメレオン元総理の暗殺(未遂)と三郎との再会、まゆみは子馬とペーターに助けられて海の小人を研究するドラスゴー氏と出会う、ストンストンは養子に、アラエッサはストンストンの第3付属物に。
(第1は永遠に、第2は可及的速やかに)
ダマーニナは馬で競走するのにお互いを縛り、遅れた方は引きずられるというむごいやり方。

まゆみ達が蔵から盗んで食べていた小麦粉擬きは、蔵自体がストンストンを養子にしたナレンナーのもので、古い小麦粉にみみずの粉末などを混ぜてみたもののフナも食べなかったので持て余していたのを無料で貰って食べていたのだった。

ストンストンがナレンナーに、「なんでも正直に話せという者に疑問がある」ことをぶつけてる場面が印象的だった。非常用の防具やボタンなどが本当に正しく使用/作動するのか疑問に思うのもわかるし、見知らぬ人相手にちょっとした日常の不愉快なことで一々口に出すべきなのか。

「そこで疑問なんだ。思ったことをぱっと言える人って、はじめから、汚いことや人を傷つけることなんかは思いつかない人なんですか。そういう生まれつき立派な人がいるんですか。言うと叱られるようなことばかり思いつく僕は、よほど駄目なんですか。そういう人と、僕とは、分かり合えるでしょうか。さあ、お母さま、教えてください。僕は普通じゃないんでしょうか。」p126

ナレンナーは回答せずにそうゆう感受性は素晴らしいわというようなことしか言わなかったが、アラエッサにも言えない心の内を吐き出せて嬉しいストンストン。同じ種族(ブタ)で、母親にみたてたからこそ。
その後、アラエッサとはどこかギクシャクした関係になるのもなかなか、複雑な心模様である。

0
2024年01月22日

Posted by ブクログ

いよいよ4ですが、全く収束の気配なし!どうなるのかな〜。まゆみと三郎がなかなかあえないのが気になるし、ナルマニマニがその後どうなったのか、全然分からない。早く早く、次々〜!!!

0
2010年10月14日

Posted by ブクログ

さらにシビアな展開に。カメレオン総理の脱出の件で濡れ衣を着せられた中佐が哀しすぎます。まゆみちゃんと三郎さん、早く再会して;;こちらが照れてしまうほどの純愛と、悪辣な陰謀がやわらかな雰囲気で表現されてて面白い!さあ二人は無事再会できるのか。そしてストンストンとアラエッサは合流できるのでしょうか…。

0
2011年12月26日

Posted by ブクログ

やっと再会できた三郎とまゆみ。しかし、三郎が「月のたまご」を救出している間に、王国ではずるがしこいダガーの勢力が大きくなっていた。その状況をさぐるため、単身旅だったまゆみ。指をおそった激痛で、まゆみの危機を直感した三郎は、アラエッサとストンストンをつれ、王国とまゆみを救うため立ち上がった。一方ナルマニマニ博士に襲われたまゆみだったが、その後馬のピーターと出会い、三郎のもとへ向かおうとする。

せっかくの再会もつかの間、二人はまたばらばらに。今度はアラスト組も別行動なので何だか寂しい。でもやっぱりまゆみの詩はいつ読んでも深い。だいぶ染み入る詩も多くて好きだなぁ。サードへの限りない愛にあふれてるのを読むと温かな気持ちになる。ピーターへの言葉で気づかされることもあって、さりげない道徳が入ってるところで初めて児童書っぽいなと思った。クレヨン王国シリーズは結構子供を舐めずに厳しいところがあるから普段はあまり感じないのだけれど。ところでプーチをすぐ下のポストに置くあたりが気に入らん。ジンジャー戻ってきて!早く続き読みたーい。

0
2011年09月13日

「SF・ファンタジー」ランキング