ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アイネクライネナハトムジーク

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    ネタバレ

    <殺し屋>シリーズを読んで、その魅力に気づいたおかげで、最近になってようやく伊坂幸太郎を真面目に思うと気になってきた。昔一度読んだ「魔王」が妙に形而上学的な話で、とっつきづらい作家だとばっかり思っていたのだった。

    本作はAudibleで推薦されて聴いてみたのだが、とにかくその技巧に圧倒されることになった。殺し屋シリーズでも短編を積み重ねていって、気がつくと一つの大きな流れができるといった作風を見ていたが、本作の場合は登場人物がかなり入り乱れており、さらに時系列も複雑にこんがらがっている。それを丁寧に紐解いていくと、最後には不思議な恋愛のストーリーになるというのが本作の仕掛けなのだが。書くとき

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    2026年08月09日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    シリーズ3作目(番外編を入れると、4作目)。前2作はネタバレあり。


    マックス、ピップに対して名誉毀損で訴える。
    レイプ魔だと言った。

    マックスはベッカにクスリを盛り、レイプ。その行為がアンディ・ベルを死においやった。

    死んだ鳩が私道に置かれる。

    ピップのランニングの歩道に描かれた
    死にゆく女の子

    DTキラー、新たな被害者。ダクトテープで手首や足首だけでなく回まで巻く。目や口もふさがれ。
    被害者はロープで首を絞められ殺害。
    もう犯人は捕まっている。

    母親は冤罪を訴えている。
    ピップはその母親に情報を聞いてみることに。


    犯人と思われているビリー。ジェイソン・ベルの会社で働いていた

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    2026年08月09日
  • シェイクスピア全集 ジョン王

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    『シェイクスピア全集 ジョン王』
    白水uブックス

    『シェイクスピア全集 ジョン王』は、イングランド王ジョンの治世を舞台に、王位の正統性をめぐる争い、陰謀、裏切り、そして国家の不安定さが重層的に描かれる政治劇で、権力がいかに脆く、また人間の思惑によって揺れ動くかを鮮やかに示す作品です。物語の中心には、ジョン王の王位継承問題と、フランスとの対立、教皇との衝突があり、国家の命運が個々の人物の判断や感情に左右されていく様子が緊張感をもって展開されます。
    また、シェイクスピアらしい言葉の力が随所に光り、政治の混乱の中で人間の弱さや誇り、恐れが立ち上がってくるのが魅力です。この作品は、王権とは何か、正

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    2026年08月09日
  • 裁かれた命 死刑囚から届いた手紙

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    人が人を裁くとはどういうことか、深く考えされる内容だった。日本で行われている絞首刑による死刑制度。死刑執行は罪を犯したものの最大限の償いと今まで考えてきたが、理解が不十分だった。
    長谷川武が罪を犯してから死刑執行されるまでの心の成長は著しい。自分の犯した罪を省みて、被害者や遺族に思いを寄せている場面はすくわれる思いがした。
    法を犯すものとそうでないものの境界線は曖昧だ。人間らしい死刑囚の一面を知り、私たちと大きな違いがある人とは思えなくなった。苦境に立たされた時、自分が法を犯さずにいられるのか、自信がなくなる。

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    2026年08月09日
  • 国境の南、太陽の西

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    今まで読んだ村上春樹作品の中で羊をめぐる冒険に次いで好きかもしれない 文章が一番入ってきた

    ジャズバー経営したくなってきた
    そうせざるを得ないっていう状況になって、でもみんな幸せにはなれないみたいなのって現実でもきっとあるよねって思った

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    2026年08月09日
  • みずいらず

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    染井為人さんの作品をそんなに読んでるわけじゃないけど、最後の話はご本人さんモデルなのかな

    全編通じて、夫婦、家族のそれぞれの付き合い方、距離感、温度、一つ一つあり方は違うことを再認識

    心がじんわりと暖かくなるような連作短編
    疲れた心に沁みました

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    2026年08月09日
  • 容疑者Xの献身

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    東野圭吾さんの訃報を受けての再読。

    映画も舞台も何度も観たけど、やっぱり原作が好き。 
    究極の愛と友情の物語。

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    2026年08月09日
  • 錦繍

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    それぞれの登場人物が前向きに生きることを選択してくれてよかった。人は哀しみを抱えて生きていく生き物で、様々な過去がありながら懸命に今を生きるしかないのだと思った。

    人を好きになることは厄介事を引き受けるようなもので、苦しみが必ずおまけのようについてくる でも仕方ない、仕様がないものだとも思う。
    瀬尾由香子は誰かに愛されて欲しかった、かわいそう( ; ; )

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    2026年08月09日
  • 殺し屋の出世術

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    ネタバレ

    続編が出たことを知り、久々リアル書籍にて

    前作が面白すぎたから
    今作は流石にそこまでではと言う感じだけど
    やはり面白かった

    ラストは絶対に勝つだろうと分かってる話を読み込ませる書きっぷり
    あと前作の敵役の鴎木登場がなにより嬉しい
    リベンジを期し海外で何やら動いてるようで
    続編がとても楽しみになった

    翼も仲間になると思うので、次作以降どんな活躍をしてくれるか
    目が離せない

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    2026年08月09日
  • ヒカルの卵

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    裕福と幸福はイコールでは結べない。
    森沢作品らしいほっと心が温まる、笑ありのストーリー
    「幸せの本質」ってほんとにそれかも知れませんね。

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    2026年08月09日
  • 一郎くんの写真 日章旗の持ち主をさがして

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    ネタバレ

    戦時中に見つかれた一郎くんへの日章旗の寄せ書き、彼の人生を探る過程は、戦争が人々の心に刻んだ重さをが浮かぶ。家族の悲しみや子どもの純粋な願いが見えてくる。同時に、戦前の社会が「お国のために死んで来い」という言葉を正当化し、個人の倫理を壊す仕組みを作っていたことにも気づかされる。本来、人間は他者の死を自分の言葉で決定することに耐えられない存在だ。この時代背景を知ることで、日章旗をめぐる旅は単なる過去の探索ではなく、壊された倫理を問い直すきっかけとならないといけない。また終戦の日が近づいてきた。⑤

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    2026年08月09日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    以前行った台湾旅行で行った場所や食べたものを思い出しながら読みました。
    舞台がマカンマランから台湾に変わっても、シャールさんもジャダも変わらずそのままで良かったです。魯肉飯は自分でも時々作るのですが、作中に出てきた素肉飯は知らなかったのですごく食べてみたくなりました。
    また台湾珈琲も知らなかったので、シャールさんと同じく珈琲は苦手なのですが、飲んでみたくなりました。
    台湾旅行の楽しさだけでは無く、台湾のこれまでの大変な歴史も改めて知ることができました。
    シャールさんが、これからも元気でいてくれることを願いつつ、またいつか次作が出ることを待っています。

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    2026年08月09日
  • トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇

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     宗教的な話が多い。キリスト教的だった。洗礼の子が一番感動したというか、心にグッときた。勧善懲悪じゃないけど、そういう感じの話が多かった。人にはどれほどの土地がいるかという話は高校の時の校長先生が式典で話していたから、読めてよかった。

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    2026年08月09日
  • 教育

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    遠野遥の初長編ということだったが今回も面白くてすぐに読み終わった。作中での主人公の性格の変化と文体がマッチして一人称にものすごい臨場感を与えていた。

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    2026年08月09日
  • 星を継ぐもの

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    面白すぎた〜〜〜!一日で読み終わってしまった!先が気になって1時間のうたた寝と夕飯と風呂以外ずっと読んでた。止まらんかった。現在時刻夜中の3時!

    科学的な試行錯誤の面白さは大前提なので感想は割愛するけど、いや〜おもろい。科学だけじゃなくて言語学とかも力を発揮する場面とかテンション上がった!あまねく事象や知識は無駄なものなどなく、全てが繋がっているんだよなあ。
    個人的に、視野の狭かったダンチェッカーが地球→ミネルヴァじゃなくてミネルヴァ→地球の方程式の真実に至ったのがなんかよかった。あんだけ絶対的な結論しか信じずに他との生産的な議論を寄せ付けなかったのに…これが成長と変化…!となった。これもコ

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    2026年08月09日
  • かがみの孤城 上

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    今となってはたかが仲間はずれにされたくらいで、なんて考えてしまうかもしれないが、自分も中学生の時に仲間はずれなんてされていたら、世界の終わりだと思っていたと思う。

    中学生の時はあまりにも世界が狭くて、中学校の中でのことが全てに感じてしまうが、こころが受けた理不尽なことは、大人になった今でも胸がドキドキしてしまった。
    「不登校」なんて言葉で全てをカテゴライズするのも違う話だなと思った。

    特に伊田先生のトンチンカン具合には腹が立った。
    大人になったとしても、人の心が分からない人は一定多数いるなと思うし、人の心が分からない方が普通に生きていけたりもすると思う。
    母親に理解があるのは救いだった。

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    2026年08月09日
  • この嘘がばれないうちに

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    ネタバレ

    2作目もまたじんわり涙が出た。
    心が温かくなる話。

    1作目と設定や進み方は同じだが、今作は、大切な人の死に関わった、残された側の人の苦しみや罪悪感にフォーカスした話だったと思う。

    直接の原因ではないのに、あなたのせいではないのに、大切な人だったからこそ、どうしても、「もしあの時自分がこうしていたら、ああしていなかったら……あの人は、亡くならなかったかもしれない。生きていたかもしれない。」「自分があの人を不幸にしたんだ、殺したんだ」「自分は幸せにはなってはいけない」という想いや呪いに苛まれる。

    でも、亡くなった人はそんなことを望んだだろうか。自分のせいで、自分がいたことで、大切な人が不幸に

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    2026年08月09日
  • 起業家

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    藤田さんがアメーバ事業を軌道に乗せるまでの、苦難の伝記。

    常に内省・自己反省をしている経営者である点が印象的。

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    2026年08月09日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    誰とも距離をとってきた橘が始めて壁を取り払えたのが潜入先のチェロ講師、浅葉だった。
    浅葉を筆頭に音楽教室の人たちが橘を輪に入れようとする度、橘は焦燥感と罪悪感に引きずり込まれる。
    音楽には全く造詣が深くないが、それでも音色の表現の美しさと、温かで後ろめたい人間関係に引き込まれて読み進められました。

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    2026年08月09日
  • 百年の時効

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    昭和、平成、令和と各時代の刑事たちが
    過去の未解決事件を辿っていく。
    かなり厚い本だったが、続きが気になりスラスラと読めた。ミステリとして、非常に面白かった。
    登場人物が多く、あれ?この事件の被害者はだれだっけ?ということがよくあった。
    もし映像化されたら、是非見てみたい。

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    2026年08月09日