ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • わたしを離さないで Never Let Me Go

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    「わたしを離さないで」の中でも特に印象的に感じたのは主人公を含め登場人物達のあまりにもリアリティのある会話や思考、行動であり、今までに読んだ本の中でも登場人物がここまではっきりと輪郭を持っていることは珍しかったように思う。

    そして、どうしてここまで「人間らしく」描かれているのか自体が物語の主題に深く連関していたように感じた。

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    2026年08月29日
  • ふたりの窓の外

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    とても静かで、でも芯がぎゅっと熱くなるような、恋愛小説だった
    多分そこそこかっこいい鳴宮と、派手ではないけど藤間紗奈も綺麗なんだろうと想像。
    2章の鳴宮の祖母と過ごすとこがよかった。
    最後は雪の冷たさや静けさが二人にとてもあっていたと思う。

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    2026年08月29日
  • 私たちの世代は

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    いい人しか出てこなくて、ハッピーエンドで終わる小説って、途中でシラけてしまうことが多い。しかし、瀬尾さんの作品はなぜかそう思わせない何かがあるんよな。そして、必ず魅力的なキャラが登場する。今回は、冴ちゃんのお母さんが最高で、好きになった。彼女が主人公の小説を、1冊書いてほしいって思ってしまった。

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    2026年08月29日
  • 時をかけるゆとり

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    文章で人を笑わせることができるってものすごい技術だと思う。書いている内容も、書き方も、どっちもおもしろいのがすごい。このシリーズは全部読みたい。

    【読んだ目的・理由】朝井リョウ氏のエッセイを読んでみたかったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.5
    【一番好きな表現】そして、ぐらぐらと全身を揺らすようにしてその酔いを楽しんでいる自分を、とても誇らしく思ったのだ。(本文から引用)

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    2026年08月29日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    ネタバレ

    前作に引き続き、お腹が空き、心が温まる作品でした。
    些細なことだと思っても、その些細なことが大事であると感じられました。
    色々な人と出会い、色々なことを経験して自分を作っていきたいと思います。
    フレンチトーストが食べたくなりました。

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    2026年08月29日
  • 居酒屋ぼったくり8

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    ネタバレ

    この本を読んでいると、山村美紗の赤い霊柩車や、浅見光彦を思い出してしまう。要さんがあまりにも問題解決能力が高い事と、権力(というか財力?)をお持ちなのと、美音がおせっかい焼きだからだろうと思うのだけれど。
    そして下町の人情モノで、最後には都合よく大団円。
    嫌いじゃないけど、話の内容がお行儀がいいな。



    おじいちゃんの記憶
    サツマイモの茎のきんぴら 千切りねぎの豚肉巻き

    幼稚園で作っているサツマイモの茎できんぴらを作って食べるのが好きなウメ。ぼったくりに持っていって作ってもらおうと持って行った所を目撃した小学2年生のハルキ。どうやらおじいちゃんに食べさせたかったらしいが、小学校のサツマイモ

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    2026年08月29日
  • くるまの娘

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    家族の話。
    かんこにとって両親は親であり子。助けられているし、助けなければならない。弟や兄はそういった共依存的な状態に陥っている家族に対して、読者を含む外野を象徴しているように見えた。
    地獄の本質は続くこと。涙が乾いたことは希望を意味しない。ところどころに刺さる言葉があって、引き留められる。 
    情景描写や感覚の描写が細かくて印象的だった。かんこにとっても、母にとっても家族と車で過ごす時間が好きで、感情が分かりやすく表出してくるのは車内が多かったように思った。「くるまの娘」は彼女ら2人を指しているのかと思った。
    暖かいような寂しいような、心地よい読後感。
    実家に帰りたくなった。

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    2026年08月29日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ネタバレ

    星5️⃣以上です、出会えてよかった

    ロッキーが訪ねてくるときの コン、コン、コン、とグレースがロッキーを助けにいったときのガンッ、ガンッ、ガンッ、が繋がっててよかった

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    2026年08月29日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    自然のみずみずしさが溢れていました。現代人が手に入れたくてもなかなか難しい暮らし。大変なことも多いでしょうけど、羨ましいです。
    伝えたいことは伝えられるうちに伝えなければならない。とても簡単なことに思えるけども、何歳になっても難しく、失敗の多いことです。中学生のまいの成長に気づかされることがたくさんありました。まいの、大人にとっては些細な悩みや迷いにも、おばあさんはそっと寄り添っていて、とても素敵でした。こんなおばあさんになりたいですね。

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    2026年08月29日
  • それいけ! 平安部

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    平安部員のシックスマンになった気分で読めるような本で、成瀬も良いが平安部のが好きだったかも。
    個性的な部員、イケメン先輩、だらしない顧問先生、嫌味なライバル部の女先輩、全てがこういうので良いストーリーで、各章のタイトルが部員のセリフってのも情緒的。

    「「それじゃ、また来週」
    平安部が学校生活に組み込まれて、馴染んでいるのがうれしかった。」

    読み飛ばしてしまうようなフレーズだが、不思議と心に残る文でした。


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    2026年08月29日
  • 同じ星の下に

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    両親から虐待をうけていた有乃沙耶が誘拐される話。両親よりも誘拐犯に親からの愛情を感じ、軟禁生活にも居心地良く感じる。
    誘拐犯の目的は想像出来るものではなかったが、両親の徹人と沙都子はホントにひどい。
    最後はハッピーエンド?らしい終わり方で良かった。
    とても読みやすかったです。

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    2026年08月29日
  • 変な絵

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    ネタバレ

    読書意欲が減退していた時に読み始めたのにも関わらず、そのまま一晩で一気読みしてしまった。おそろしいほど読みやすい。そりゃあ世界中で売れるわ。文章の読みやすさもあるけど、ちょうどいいタイミングで謎が展開されていくので、物語への興味を失わずにページをめくることができる。

    先にオモコロで第2話だけ読んでいて、その時に「直美が管理人に説明する時にも孫のことを『息子』と説明しているのは違和感があるな…息子同然に育てていたとしても、さすがに事情を知らない第三者に説明する時は孫って言わないか?まあ叙述トリックにするためにそうしただけなんだろうけどさ…」とモヤモヤしていたが、全ての真相を知った後だと「そりゃ

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    2026年08月29日
  • 殺し屋の出世術

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    文句無しに面白かったです!
    続編を匂わせる演出も期待しかない!

    私も半年前、マネージャーになりまして。
    鳥井も苦手なはずなのに、きちんと『営業』として術を巡らせ、結果人身掌握しているところが羨ましくもあり、一流の狂人(褒めてる)営業マンの、本当に使えそうなテクニックに学びと気づきがありました。

    一流って、どこの世界で何を売らせても成果を上げられるんですね。だからこその一流か。ノルマ未達で言い訳してるうちのチームメンバーにも読んでもらいたい一冊です。そこらの下手な営業テクニック本よりよほど面白く身につくはず。

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    2026年08月29日
  • 百年法 下

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    ネタバレ

    自分の中では2026年1番の小説に出会ったような気がします。
    SFでグッとくるとは思いませんでした。
    死生観について書かれている難解な哲学書を読むよりも、遥かに死とは何か、生きるとは何かを自分の身に置き換えて考えさせられる本でした。
    最後の終わり方も良かった。
    俳優の岡田准一さんが嵐の櫻井くんにおすすめした本というただそれだけの理由で読み始めたのですが、本当にこの本に出会えて良かったです。
    自分には極上な読書体験でした。
    文字通り寝る間を惜しんで読みました。かなりの大作ですが、もう一度丁寧に読み直したいと思える小説です。

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    2026年08月29日
  • DANGER

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    もうあの戦争の頃の話を記憶として語り継ぐのはギリギリの年代。一人ひとりに戦争とその物語があったのだろう。祖父母から話を聞かなかったのが今更ながら悔やまれる。

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    2026年08月29日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんがどんどん少なくなっているけれど、人々の生活に寄り添っているのも本だと思う。
    小さい頃から親戚の本屋さんに行くのが楽しみで、近所の本屋さんでバイトもしていた私には親しみが湧く本屋さんたちだった。

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    2026年08月29日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ただの宅配ドライバーの一般人だった主人公が、首相殺しの犯人にされ、警察から命を狙われる。一か八かのギリギリの逃走劇は主人公の恐怖が伝わり、とてもハラハラした。この作品の魅力の一つはやはり個性豊かな登場人物たちだろう。度々挟まる主人公と大学や仕事の仲間との回想シーンは彼らの人物像を鮮明にし、その後の彼らの行動に説得力を持たせている。また、印象的だったのはマスコミや警察、政府の描き方だ。マスコミは視聴者が喜びそうな情報なら不確実でも流す。容疑者の家族や関係者にも容赦なく取材する。まるで人権がなくなったかのように。主人公の父親の記者たちに発した言葉にはぐっときた。警察もセキュリティポッドによる盗聴や

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    2026年08月29日
  • 八月の御所グラウンド

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    スポーツ×京都×不思議の2編の青春短編集。 スポーツの事は全く分からず、きっと野球を知っていれば情景が広がるのだろうと思うのだけど、登場人物の心情もきっちり描ききっているので最後まで楽しめた。不可思議に答えはないですね。

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    2026年08月29日
  • 二人一組になってください

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    卒業式にデスゲーム、死が目前にあって生徒一人ひとりの心情にスポットがあたる。
    1軍、2軍、3軍それぞれの立ち位置が自分でわかっていて、次に死ぬのは自分や親友と気づいた時の最後の行動。気づいたら、涙が出ていた。
    いじめ問題の難しいところは、いじめられている対象を助けたいと思っても、自分がいじめの対象になるかもしれないと思い助けるのを躊躇してしまう。
    誰とでも仲良くならなくてもいいから、クラスに一人でも楽しくおしゃべりできる友達がいて欲しいと思う。

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    2026年08月29日
  • えーえんとくちから

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    「ペーパードライブ」を聴いて改めて。同様の読書会はいつか絶対やろう。
    ①「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい
    ②食パンの耳をまんべんなくかじる 祈りとはそういうものだろう
    ③美術史をかじったことで青年の味覚におこるやさしい変化

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    2026年08月29日