ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    「決定的な局面に立たされ、
    選択することで、何かが固定されてしまうことを恐れたのだ」

    どひゃー。ちょっとわかるかも。

    なんかすごい目に浮かぶんだよな、景色とか空気感が。すごい文章が上手なのかな。多分そう。

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    2026年06月12日
  • 隣人の愛を知れ

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    点と点が繋がっていきやがて線になる。
    人生というものに対してこの小説の様に美しくはいかないかもしれないけど、自分に対して思うこと、人に対して思うことを芯を持ち大切にして生きていきたいと思った。

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    2026年06月12日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    過去と現在が交互に進むため、始めは断片的な情報しか得られない。しかし物語を読み進めるにつれて二つの話が次第に繋がり、最終的には楽しそうな日常が悲劇へと変わっていく展開に驚いた。叙述トリックにもしっかりと騙され満足感があった。

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    2026年06月12日
  • 関東大震災

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    ネタバレ

    関東大震災から100年が経ち、あまり当時のことを知らなかったので読むことにしました。
    前触れもなく襲い掛かってくる地震に対し、当時の東京、横浜に住む人々の悲惨さがよく描かれています。
    変な噂が広がり暴動が起こったり、犯罪も増えたりと悲惨な状況だったんだなと身が震え上がりました。
    今年に入って能登半島地震、そして昨日は四国で地震があり、地震に備えた準備をする事は、非常に大切な事だなということを改めて学びました。

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    2026年06月12日
  • すべてが円くなるように

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    やっぱり原田マハさんが書く言葉は本当に優しくてあったかい。
    すべて真珠に関連した話でどれも心がぽっとあったかくなった。人との繋がりとか、素敵だと思う気持ちとか、大事にしたいものがいっぱいある。

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    2026年06月12日
  • 半落ち

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    "覚悟"。それはヒトが持つ、最も美しいもののひとつだと思う。この物語ではいろんな"覚悟"を見た。教えてくれてありがとう、梶さん。私の周りにもそんな人が何人かいたことをたまには思い出さないといけないね。

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    2026年06月12日
  • P+D BOOKS 噺のまくら

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    ネタバレ

    落語家の噺の前に客の空気感や場の雰囲気に合わせて行うアイスブレイクがまくらになるわけですが、そのまくらの重要性がよくわかる1冊です。
    圓生師匠の高座を文字に起こしていますが、まるで話しているかのように読めますし、その世界観にのめり込めました。
    しかし、どの業界でも、それこそプライベートでの人付き合いでも、必ず必要になるまくらの部分は、その人柄がよく表されるので、改めて落語の素晴らしさを知りました。

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    2026年06月12日
  • 白夜行

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    ネタバレ

    桐原亮司と西本雪穂について、登場人物から語られる証言や憶測から自分で彼らの人物像を作る必要があり、構成が面白いかった。
    桐原亮司には同情した。父親の性的暴力の現場を目の当たりにした絶望感、多くの罪を犯して人を傷つけ、隠れて生きてきた彼の苦悩に胸が痛んだ。亮司は人生をかけて雪穂を陰から支え続け守っていた。雪穂にも同じく同情したが、最後まで彼女が何を思って生きてきたのか、内面は分からなかった。
    もし事件が起きなければ、彼らを救う大人がいれば、二人は明るい太陽の下を歩くことができたかもしれない。

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    2026年06月12日
  • いい子のあくび

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    びっくりした。

    歩きスマホへの絶許。なんでこちらが避けなきゃいけないの?と思ったことがある。
    ぶつかったる。
    実行したことはないけど、頭の中で想像して、溜飲を下げたことがある。

    自分のことかと思い、見透かされたようで焦るのと同時に、自分と同じような人が少なからずいるのかと安心もした(フィクションだけど共感の声があるということはそういうことだろう)。

    読んでもスッキリしなかったけど、読んで良かった。

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    2026年06月12日
  • 恥部の思想 現代日本のエッセイ

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    正直言って、今時、どうしてこういう古い本に関心を持つのか自分でもよくわからない。たぶん、花田清輝という人物が放つ「珍奇さ」だろう。ほんとうは、単行本を欲しいが、現在は文庫本しか手に入らないようだ。でも、文庫本には川本三郎氏による解説(人と作品「まがったことの好きな批評家」)が付いているから、その点で、大いに価値があると思う。
    カバーに次のようなハデな宣伝コピーが書いてある。本書の様子が大たい窺い知れる。

    <単行本刊行時、”恥部を軽蔑するな!恥部こそ生産的だ!”という挑発的な名コピーで活字文化信仰を震撼させた快著。映画、演劇、ミュージカル、演歌、浪曲などを低俗と見なす風潮に敢えて抵抗し、溌剌と

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    2026年06月12日
  • 月収

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    月収が異なることでお金に対する捉え方がかなり違って見えておりなるほどととなりました。
    それぞれの主人公達が登場していてよかったです。

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    2026年06月12日
  • さくら

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    西加奈子さんの作品は2冊目だったんだけど、
    文章が読みやすくて、心にすーっと沁みてきて、
    だいすきになった。
    誰がいてもいなくなっても、愛は身近にある。
    そうわかってはいても、いなくなる悲しみ、
    喪失感は計り知れない。拭えない。
    だからこそ、愛するって尊いのかな。
    実家の猫ちゃんも家族も友人も全員まるっと
    もっと愛したくなった。

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    2026年06月12日
  • わたしの知る花

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    めちゃめちょ良かった!!町田その子の中ではピカイチかもしれない。泣いてしまった。

    第1話 安珠は貴博と別れた。誰でも彼でも悪くいうのできいていられない。安珠は絵描きジジイが気になっている。貴博がストーカー化した。安珠の幼馴染の奏斗は自認の性が男とも女ともつかないらしい。奏斗はその日自殺未遂をして、学校に来なくなった。

    第2話 美園は母の遺品整理をしている。二ヶ月前、母が癌で余命宣告されていることを知った。そのせいか、部屋にはすでに生活臭がなく片付けられている。母は夫にも娘にも依存して生きてきたが、2人に振り払われてようやく自分の人生を生き始めてくれた。

    第3話 安珠のおばあちゃんは脳梗塞

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    2026年06月12日
  • 星を編む

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    「汝、星のごとく」のアナザーストーリー。
    北原先生目線での物語があることで、前作の味が深まった気がします。
    愛の形って人それぞれなんだね。

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    2026年06月12日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    トランプに投票する人たちの気持ちを知りたくて読んだのだけれど、貧困層の生活の闇をありありと見せつけられて、ノックアウトされた。ほぼ同世代の私は、彼が海兵隊に行っていた頃、親のお金で留学していた。錆びついた工業地帯に含まれているペンシルバニアやデトロイトへは旅行で訪れたことがある。街自体は死んでいて、たまに人を見かけると明らかに薬物でキマっている人やホームレス、恐ろしく太った女性など、それはそれは恐ろしかった。今思えば、有色人種ではなく白人が多かった。私はその状況を「怖っ」と眺め、みてはいけないものとして目をそらし、別世界として線を引いた。

    これまで、ニューヨークやカリフォルニア、ポートランド

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    2026年06月12日
  • 星を編む

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    「汝、星のごとく」の続編。
    島ならではかもしれないが、事実を知らない人達が、好き勝手にストーリーを作り上げてなんやかんやと噂する。
    それに自分の心を痛めたり、深いところにまで入ってくる権限はない。
    一人一人は個であり、自分たちが知っていることが真実で、大切なものを、他のものに侵されない強さが欲しい。
    そう思った。
    大切な人がいなくなっても、日常は続いていく。

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    2026年06月12日
  • 光の帝国 常野物語

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    何度目かの再読。作者の作品のなかでこの本が一番好きかもしれないとしみじみ思う(黒と茶の幻想も捨てがたい)。一つ一つのシーンの魅せ方が抜群なので、群像劇とは相性が良いのかも。

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    2026年06月12日
  • マッドのイカれた青春

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    ふと本屋さんでかわいい表装と思って、でも今は読む時間ないし…で、結局おうちにお迎えした作品。

    結局、人はみな隣の芝は青く見えるだよね。
    高校生。まだ何者でもない。何かになれるのか不安で、人と異なることに敏感な世代。
    みんなそれぞれのかわいいがあることに気づくのには、まだ若すぎる彼女たちはかわいくなくていじめられ、ずば抜けてかわいかったとしても、妬まれる。
    小さい閉じ込められた世界で、比べることでしか自分を保てないんだよね。苦しいよね。

    マッドがあんなにあっけらかんとしてるのも、そうしえ自衛するのしかなかったかも。みんな、自分を大切にしてくれる人を大切にして。そして出会って祈

    おもしろかっ

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    2026年06月12日
  • 復活 下

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    この本を初めて手に取ったのは高校1年生のとき。当時は難しすぎて中断してしまったけど、4年の時を経てなんとか理解できる程度には自分も成長した。

    主人公は当初は昔弄んだ女性を救うために行動していた。だが前編の終盤あたりからは、堕落した自分自身をも救済するために奔走するようになる。その過程は重苦しいながらも愛に溢れる詩的表現によって描かれていて、昔の小説の中ではかなり読みやすい。
    キリスト教の知識が無くてこの小説を味わいきれないのが残念だが、主人公の姿を通じて自らの生活を省みるいい機会になったのでおすすめ

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    2026年06月12日
  • 私たちはたしかに光ってたんだ

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    天才肌のミュージシャン率いるバンドって結構あると思うけど、その天才以外のメンバー達の苦悩が伝わってくるよう。
    近くにいるから、その凄さがよりわかる。その凄さの邪魔をしたくない。でも努力では越えられない壁がある。
    その人の作る音楽が大好きであるからこその葛藤に、胸がギュッとなる。
    女子高生のキラキラが眩しくて、ちょっと懐かしくて…THE青春が詰まっていた。
    金子玲介さん、男子高校生を描くのが上手だと思っていたけど、女子高生も上手い!

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    2026年06月12日