小説・文芸の高評価レビュー
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正直言って、今時、どうしてこういう古い本に関心を持つのか自分でもよくわからない。たぶん、花田清輝という人物が放つ「珍奇さ」だろう。ほんとうは、単行本を欲しいが、現在は文庫本しか手に入らないようだ。でも、文庫本には川本三郎氏による解説(人と作品「まがったことの好きな批評家」)が付いているから、その点で、大いに価値があると思う。
カバーに次のようなハデな宣伝コピーが書いてある。本書の様子が大たい窺い知れる。
<単行本刊行時、”恥部を軽蔑するな!恥部こそ生産的だ!”という挑発的な名コピーで活字文化信仰を震撼させた快著。映画、演劇、ミュージカル、演歌、浪曲などを低俗と見なす風潮に敢えて抵抗し、溌剌と -
Posted by ブクログ
めちゃめちょ良かった!!町田その子の中ではピカイチかもしれない。泣いてしまった。
第1話 安珠は貴博と別れた。誰でも彼でも悪くいうのできいていられない。安珠は絵描きジジイが気になっている。貴博がストーカー化した。安珠の幼馴染の奏斗は自認の性が男とも女ともつかないらしい。奏斗はその日自殺未遂をして、学校に来なくなった。
第2話 美園は母の遺品整理をしている。二ヶ月前、母が癌で余命宣告されていることを知った。そのせいか、部屋にはすでに生活臭がなく片付けられている。母は夫にも娘にも依存して生きてきたが、2人に振り払われてようやく自分の人生を生き始めてくれた。
第3話 安珠のおばあちゃんは脳梗塞 -
Posted by ブクログ
トランプに投票する人たちの気持ちを知りたくて読んだのだけれど、貧困層の生活の闇をありありと見せつけられて、ノックアウトされた。ほぼ同世代の私は、彼が海兵隊に行っていた頃、親のお金で留学していた。錆びついた工業地帯に含まれているペンシルバニアやデトロイトへは旅行で訪れたことがある。街自体は死んでいて、たまに人を見かけると明らかに薬物でキマっている人やホームレス、恐ろしく太った女性など、それはそれは恐ろしかった。今思えば、有色人種ではなく白人が多かった。私はその状況を「怖っ」と眺め、みてはいけないものとして目をそらし、別世界として線を引いた。
これまで、ニューヨークやカリフォルニア、ポートランド -
Posted by ブクログ
ふと本屋さんでかわいい表装と思って、でも今は読む時間ないし…で、結局おうちにお迎えした作品。
結局、人はみな隣の芝は青く見えるだよね。
高校生。まだ何者でもない。何かになれるのか不安で、人と異なることに敏感な世代。
みんなそれぞれのかわいいがあることに気づくのには、まだ若すぎる彼女たちはかわいくなくていじめられ、ずば抜けてかわいかったとしても、妬まれる。
小さい閉じ込められた世界で、比べることでしか自分を保てないんだよね。苦しいよね。
マッドがあんなにあっけらかんとしてるのも、そうしえ自衛するのしかなかったかも。みんな、自分を大切にしてくれる人を大切にして。そして出会って祈
おもしろかっ
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