白川尚史の作品一覧

「白川尚史」の「ファラオの密室」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ファラオの密室
    3.5
    1巻840円 (税込)
    第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。セティは、自分が死んだ事件を捜査しながら、密室状態のピラミッドから消失した先王のミイラの真相を追う!

ユーザーレビュー

  • ファラオの密室

    Posted by ブクログ

    「エジプトの民にとって、人は死んだら終わりではなく、冥界で得る永遠の生のために現世を生きる」


    ピラミッドの崩落事故により死んだセティは、心臓に欠けがあるため冥界へ行く審判を受けることが出来ない事を知る。
    真実を司る神により、3日間の猶予をもらって現世に辿り着く。

    親友でもある、ミイラ職人タレクによりミイラに施されたセティが、最初の「見たのか?」が、最後の最後で真実が語られ、なるほどと1人納得。

    古代エジプト文明のエジプト人の信仰、生死観が独特であるため、セティがミイラ姿となり、自分の死の真相と心臓の欠片を探すためにに戻って来たことを、親友や神官長や父親に話しても、さして驚かないのは、蘇

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    2025年12月08日
  • ファラオの密室

    Posted by ブクログ

    久しぶりに当たりに出会ったと感じました。
    めちゃくちゃおもしろかった!

    欠けた心臓を探す中で、主人公はなぜ死んだのか、葬送の儀はなぜ失敗したのかが少しずつ解明していき、古代エジプトの死生観への理解が深まりました。
    謎が解けたり登場人物が真実を告白するシーンはあまりにも予想外で毎回驚いてしまいました。
    意味がわかってからもう1度読むのも新しい発見がありそうです。

    言葉を映像化してイメージするのが楽しく、映画にしたらおもしろいと思います!

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    2025年12月03日
  • ファラオの密室

    Posted by ブクログ

    歴史×ミステリー×ファンタジー。
    ダ・ヴィンチコードとかに近い印象。
    最初こそ、登場人物の名前がなかなか覚えられず(外国が舞台の小説にありがち…)若干苦労したものの、慣れてきてからは夢中で読んでしまった。
    純粋な謎解きというより、友情や親子の愛情なども絡めたエンターテインメント作品という感じ。
    古代エジプト人の死生観や生活も丁寧に描かれていて、ラストも温かい気持ちにさせられる良作。

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    2025年11月09日
  • ファラオの密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古代エジプトで起こった密室を解け!解くのは一時的に問題解決のために死者の国から蘇りを果たした神官!

    これでもかと詰め込まれた古代エジプト。そこにうまくミステリーと謎解きの要素が入っててスッゴ。
    トリックは現代だと通じるけど、古代エジプトでは考えもしなかったというネタ。あーーそうだね、時代考えたらそうだ!となった。
    あと、最後の最後で涙出た。よかった。

    0
    2025年10月15日
  • ファラオの密室

    Posted by ブクログ

    古代エジプトの世界観、死生観ならではの密室トリックと、登場人物やストーリーが無駄なく作り込まれていてめちゃくちゃ面白かった!

    0
    2025年09月23日

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