白川尚史のレビュー一覧

  • 後宮の呪術妃

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    ネタバレ

    後宮の呪術妃
    白川尚文の長編ミステリー。舞台は中国、漢の時代。「ファラオの密室」も面白かったが、今作は歴史ミステリーを背景に圧倒的な熱量で物語がえがかれており、雪花と翠玉二人の女性主人公の生き様を最後まで表現した作品だ。正直、「ファラオの密室」以上になるとは思わなんだがスケールも迫力も僕は今作の方が衝撃的で、恐らく久しぶりに大きな感動と余韻に浸っている。
     登場人物が魅力的で、雪花、翠玉はもとより、雪花の理解者と言える立ち位置にいる魏藘と明達についても最後の最後まで活躍し物語を彩る。
    ストーリーはとあるきっかけにより大きく見え方が変わる。単純に雪花が父の死の謎を追い敵討ちをするミステリーとならない所が筆者の凄いところで、前作も「死者が生き返り」自分を殺した犯人を暴くという衝撃的な展開であったが、今作においても、とある仕掛けによって世界が一変し、大団円を迎える構成になっている。
     後半にネタバレ含めてレビューするが、残念な点は作品の帯コメントにて、今作最大の驚きがあっさりと明かされている点だ。それを見た事により、「そういう展開」を想定してしまうし、全く明かさない方が衝撃は大きいはずだ。筆者も認めているのがろうが、絶対明かされない方が良かったと思う。

    以降ネタバレ
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     まさかのキョンシーがいる世界、雪花が裏切られ、キョンシーに身を落とす予測が帯コメントにて想像できてしまった。それでも物語は面白く、キョンシーに身を落としながら、自身の信念と父の無念を晴らす為に戦い続ける雪花と、復讐の為に全てを犠牲にし、討ち取るべき皇帝に恋をし、彼を守る為に闘う翠玉の同時進行がコンカレントに進む。
     雪花の物語は過去に読んだ「ダレン・シャン」の物語に似ていて、「人ならざる者」でありながらも人間としての信念を貫く王道の主人公だ。最後、あわよくば明達を打ち倒し本懐を遂げて欲しかったが、雪花は武に生きる人ではなく書を愛した人物なのでこういった結びも素晴らしく思う。魏藘の人間的な部分が少しわかりにくく、彼こそが正義に生きた人だと解釈している。また、明達の悪役捌きはあっぱれ、あれ程嫌なキャラクターは中々いないし存在感が際立つ。
    翠玉と仁曜は最後、新しい世界へ無事旅立ち、新しい人生を歩むと思いたい。彼女が復讐の真実を悟り、何のために今まで生きてきたのかと思い悩むシーンは苦しくなるが、一方、キッパリと前に進む強さもかっこよく、雪花とは違った魅力になっている。


    それにしても面白かったなぁ。
    他の作品もあれば読んでみよう。

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    2026年08月13日
  • 後宮の呪術妃

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    ネタバレ

     雪花と翠玉のW主人公がそれぞれの覚悟を胸に陰謀へ立ち向かう推理×中華ファンタジー!

     前半は雪花が妃嬪の葬儀で「首より上だけが縫い合わされたような死体」を目撃してしまい、真相を追うことになる推理ファンタジー。
     処罰までに残された期限わずか三日のうち一日目は女官たちに広がる噂に探りを入れるも、出てくるのは幽霊の話ばかり。無駄足かと思いきや、二日目の早朝(日の出前なので深夜?)に雪花本人も奇妙な体験をする。
     ここからファンタジー色が強くなっていき、雪花自身が何物かに呪詛をかけられた事実、二百年前に起きた「巫蠱の禍」という呪術災害の件、「呪禁医」の存在により、今回の事件においても呪術との関係が強く示唆されていき――。

    ※※※以下、ネタバレありの感想※※※

     雪花と翠玉、それぞれに大切な人を見つけたものの真逆の結末を迎えるラストが悲しくて胸に刺さった。

    ・雪花SIDE
     立場的にも命を軽んじられがちな女史でありながら、誇りを胸に父の死の真相を追ううちに陰謀へと巻き込まれる悲劇のヒロイン。
     明達の裏切りにより命を落とすが、ラストは自分の信念に従い殭屍としての仮初めの命を燃やしてまで最後の勤めを果たす意志の強さは歴史に名が残らなくとも読者の胸に深い感動をもたらしてくれる。
     特に最後の勤めとして女史の誇りに傷をつけるようなことをしてまで正しいと信じる行いに殉ずるのは、父の死に方と重なるものがあり物悲しい。……と思っていたら終章で僅かながらも救いがあって号泣した。気になる人はぜひ読んでほしい。

    ・翠玉SIDE
     翠玉は亡国の王族の生き残りである「悲劇のヒロイン」であり仇討ちのため漢国の天子の首をとろうと復讐に燃える人物として描かれているが、刃を突き立ててなお仁曜が「国は一人の人間が背負うには重すぎる」(意訳)と言い翠玉の身を案じてくれたことで仁曜に惹かれるようになる。翠玉と同じように国を預かる者としての重責を感じている仁曜に対して親近感が湧き、仇討ちどころではなくなるという展開はよくあるラブストーリーのようだが、ここから悲劇が加速していくのがこの物語の良さでもある。

     この恋がかえって仁曜の立場を危うくし、策略に陥った翠玉も捕らえられてしまう。加えて、自国の襲撃の真実を知った翠玉は生きる目的を見失い自らの行いへの罪悪感に苛まれる。翠玉は父が殺される瞬間を目撃している(すすんで目に焼き付けている)うえ、逃亡中に護衛が飢えや病気といった悲惨な死に方をし、弔いも満足にできなかった過去がある。
     漢への復讐心が翠玉の生きる原動力となっていたにも関わらず、本当の仇は既に死んでおり諸悪の根源である「己に潜む敵意」に苦しめられ生きる目的を自問するシーンは翠玉の人生の転換点であり見どころの一つだと思う。翠玉がどんな決断をしてどう行動するのか、ぜひ物語を読んで確かめてほしい。

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    2026年07月31日
  • 後宮の呪術妃

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    最高だった。
    最近、華ドラにはまっている。
    それを踏まえても最高だった。なにを書いてもネタバレになるからあえて記載はしない。

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    2026年07月16日
  • ファラオの密室

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    エジプトって聞くだけで神秘的。
    神官セティは心臓の欠けがあり、冥界へ行く審判を受けられない。なぜ、セティが殺されなければならなかったのか?壮大な謎解きが始まる。
    聡明な奴隷少女カリの存在も輝きを放つ。
    最後はミイラ職人タレクとセティの愛に胸が締め付けられる。
    過酷なセティの運命に希望の灯が灯された形でページを閉じた。「よかったね」と呟いた私がいた。

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    2026年06月21日
  • 後宮の呪術妃

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    ネタバレ

    歴史×ミステリー×ファンタジー×恋愛(友愛)と、様々な側面を持つ作品。
    漢軍に一族を滅ぼされた翠玉と、後宮の妃失踪事件を追う女史である雪花の2人を軸に物語が進む。、
    翠玉は一族の敵であった漢の皇帝に復讐のため近づくが、皇帝と恋に落ちてしまう。後には、一族を滅ぼしたのが漢では無いと発覚し、皇帝への反逆を企てる輩から逃げ出し、2人で生きていくことを選ぶ。
    対して雪花は、反皇帝派の明達に殺され、キョンシーとなってしまう。冤罪をかけられ、殺された父親が守り持っていた呪術書(死体をキョンシーとしてこの世に縛り付ける書)が無いと動くことができなくなる身体となった彼女は、他のキョンシーの暴走とこれ以上の呪術の被害を避けるために、自ら呪術書を燃やす。
    自身を守り続けてくれたえきていれいと重なり合うように彼女が息絶えるラストは、好きな相手と結ばれる翠玉と対照的で切なかった。

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    2026年06月17日
  • 後宮の呪術妃

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    こんなにも感動する本があるのだろうか
    最後はとても切なくでも晴れたような気持ちなった
    前半と後半で全く予想もしてない展開だったがとても楽しめた

    ところどころ読めない漢字があったがGoogleを片手に楽しく読むことができた
    毎度のことながら白川先生の書くストーリーはぱっと見難しそうだが、読んでみたら読みやすく、そしてめくるページが止まらない
    アホな私でも大変読みやすい素敵な本でした

    漫画、アニメの薬屋のひとりごとが好きな人は好きだろう

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    2026年06月10日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    エジプトの歴史や神話などは、昔「世界ふしぎハッケン!」で見聞きした知識程度でこちらの本を読んだが、面白くて一気に読んでしまった。

    はじめは生き返りなんて誰も信じてくれないのでは?と思っていたが、出会う人みんなあっさり受け入れていて、当時の価値観や死生観はそうなのだと気付かされる。
    観念だけでなく、神は実在するし、そもそも主人公生き返りだし、つまるところミステリ×ファンタジーな作品。

    話がエジプト神話に深く踏み込むあたりで、カリという異国の少女が本筋に絡みだし、読み手が疑問に思う場所を彼女が代弁して質問し、読者を置いてけぼりにしない構成にとても感心した。
    ラストも愛に溢れたとても良い終わり方だった。

    ただ、1点気になったのが表紙絵。
    表紙絵の人の顔がどう見ても女の子にしか見えず、購入段階で「主人公女の子なんだなー」と思っていたから、物語はじめで「え、男?」となり、復活したあとのタレクとの会話で「やっぱ女の子だよね…?」とずーっと疑念を抱いたまま読み進め、終わってみたらやっぱり女の子。中身とは関係ない所で申し訳ないのだが、表紙絵でのネタバレがなければもっと良かった…。

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    2026年04月30日
  • 後宮の呪術妃

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    前作「ファラオの密室」が面白かったので、購入。
    序章は翠玉の国が滅ぼされ、国王だった父や兄弟たちも殺されたことが述べられる。
    第一章は妃嬪、玉玲の葬儀で違和感を唱えた記録官、雪花が追い詰められる。彼女には父親の死の真相を明かそうという意思もある。

    チョッと驚いたのは、離魂術を懸けられた雪花。え、何これ、と感じたが、そういえばこの作家さんは現実と冥界などを平然と同等に扱う人だったなと思い返す。
    雪花の話が続く中、あれ、何処で翠玉が出てくるんだると思っていたら、成程、こういう展開か。
    妃嬪の葬儀の後に張燕と意外な場所で会う。その後、会話を聴かれていたという場面もある。正直、それは無理があるんじゃないかなと感じる。
    しかし、翠玉と雪花の物語がそれぞれ凄いスピードで展開するので、そんな不満もどうでも良くなる。
    主人公の少女二人が相まみえる機会は少ない。でも、通じ合っているなと思う。

    読み終わった後、何故、玉玲の首は切られたんだっけとか、雪花の父がどうやって殺されたんだっけかと判らなくなった。展開が速過ぎるんだな。僕の頭が悪いのかも知れない。読み返さないといけないなあ。
    最後は、決してハッピーエンドとは言えないと思うんだけど、不思議な満足感を感じながら本を閉じた。

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    2026年09月20日
  • ファラオの密室

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    実際のエジプトの王にまつわる物語だということをあとから知った。主人公がそもそも死者であり3日間だけ現世に蘇って推理するという設定の時点でトリックも何もあるものかと思っていたけれど、意外とトリックには妥当性があり驚きがあっておもしろかった。最初の文章の意味も最後にようやく意味が分かり、伏線回収あり感動ありで、読みごたえがあった。表紙もある意味伏線。

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    2026年09月15日
  • 後宮の呪術妃

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    ファラオの密室に引き続き、漢という歴史の舞台を用いて描かれたファンタジー。ミステリーというよりは晩年の漢を自らの信念に生き、歴史に残らなかった者達のドラマだった。
    途中まで気付かなかったけれど、物語で中心に据えられていた書物が別名「太平経」とされていて、やっと黄巾賊と繋がり、そこから面白くなった。「漢王朝の滅亡を導いたのは張角率いる黄巾賊だが、その前に、その祖たる張公は実は何をしたのか」とでも言うべく、ファラオの密室に引き続き、誰もが知る歴史の一歩手前を、その時代だからこそ有り得そうなファンタジーとして壮大に堅実に膨らませた物語だった。

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    2026年09月13日
  • ファラオの密室

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    古代エジプトを舞台として、主人公がミイラになって謎解きをする話。
    奇想天外な設定でエジプトの歴史は詳しくない僕だけど、読んでて面白かった。
    謎解きがすこし難しい感じではあったけど、読み返してみると理解できた。
    読んでいる時、古代エジプトにいる感覚になってハラハラして楽しかった。

    以前から古代エジプトには少し興味はあったが、この本を読んでもっと知りたくなった✨
    歴史を学べばエジプトの魅力がさらにわかるようになると思う。

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    2026年09月06日
  • ファラオの密室

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    密室トリックはよく理解できなかったけれど、古代エジプトを舞台にしたミステリーは新鮮味があって物語は面白かった。

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    2026年08月25日
  • 後宮の呪術妃

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    『ファラオの密室』でも、頭良い作者は(東大卒)面白い作品書けるんだなー、と感心しましたが、今作の舞台は古代中国。架空要素も多分にあると思いますが、陰謀渦巻く後宮の仄暗い史実とミステリーを上手くかけ合わせてありました。会話で解決、な部分が多かったので謎解きは多くありません。中国史を学んできた身としては、策略とか陰謀は歴史の表にも裏にも必ずあるものなので、改めて考えさせられました。書物に残っていることだけが事実ではないということですね。

    ★ひとつ減らしてしまったのは…もう本当に個人的なことなんですが…キョンシー、がですね。出てきたあたりからファンタジー色が濃く感じてしまったというか、子どもの頃キョンシーズ観てた印象が強かったというか、あの影がチラついて深入りできなかったからです。

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    2026年08月11日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    エジプト史はほとんど知らないけれど、この時代の宗教観とかちゃんと説明してくれるので皆が当たり前のように黄泉がえったセティを受け入れてるのも納得いく。でも普通に神とか出てくるので、王が鳥になって王墓から出ていったと言われても信じていいのか、トリックを疑えばいいのか判断に迷ってしまう。

    ミステリーとしてのトリックや、結局ナイフさしたのは本人でしたというのは少し無理やりな気がしたけど、セティや奴隷少女のカリ、ミイラ職人のタレクなど人物が魅力的だった。

    セティが女でイセシの子どもではないと言うのは気づかず、違和感の正体はこれだったのか、と。表紙の女の人誰だよと思いながら読んでいたけどセティなのかな?(美人すぎる)

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    2026年08月01日
  • 後宮の呪術妃

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    後宮を舞台にしたあるアニメの影響で手に取りました。え~!まさか~!あの有名な化け物が~!というインパクト。ダブルヒロインの運命が切ない。

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    2026年07月23日
  • ファラオの密室

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    古代エジプトが舞台のミステリーって珍しくて面白かった。
    古代エジプト詳しくないからずっと名称とかはフィクションのかなって思ってたけどツタンカーメンの名前出てきて実在のだったんだって驚いた。
    古代エジプトの独特の死生観とか神が実在してるっていう感覚がなるほど~て感じだった。

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    2026年07月20日
  • ファラオの密室

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    ミイラになった主人公が自分の死の真相と国の危機に立ち向かうストーリー。
    エジプトの死生観や信仰が興味深かった。
    主人公が父と話すシーンとラストが特に感動した。
    「お前が何者かは、自分で決めればいい」「真実とは心のありよう」自分の心に偽りなく生きられればいいのだと思えた。

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    2026年07月13日
  • ファラオの密室

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    始めは古代エジプトの世界観での空気感、例えばミイラが動いても受け入れてるところとかにあれっ!?って思ったけど、だんだん物語に引き込まれていった。
    次々と意外な事実や謎が解き明かされてくところは驚きの連続て楽しめた。

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    2026年07月12日
  • 後宮の呪術妃

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    ファラオの密室の作者が描く、古代中国のファンタジー小説。そう、これはもうファンタジーとしか言いようがない。

    ファラオの密室でもそうだったように、今回も時間制限付きの真相解明がメイン。主人公の書記官がお偉いさんの葬儀の準備の際にやばいことを指摘したことにより目をつけられて、罰せられる寸前。助かりたければ後宮内で起きている不思議な事件を解決し、腐敗官僚を追放すること。期限は3日。限られた時間と情報だけで真相に辿り着けるのか?というのがお話の中軸。
    実はもう1人の主人公がいて、かつて国を滅ぼされた亡国の王女。今は漢帝国の中で復讐の機会を待っている、という状況。

    魅力的なキャラと2人の主人公の関わり方が絶妙で、賢くてかわいい主人公と、強くて華麗な主人公のダブルヒロインが際立っている。

    また、漢帝国の文化、歴史がちょいちょい出てくるのでとてもタメになる。ただ、ベースがファンタジーなのでどこまで本当かわからんが。

    そして、中国ゾンビといえばやっぱりアレなんだね。自分の子供ころ見てたので「懐かしー」となったよ。おでこにお札を貼られて腕を突き出してジャンプしながら襲いかかってくるアレ。それがギャグではなくしっかりストーリーの核として描いてあって「もはや何でもありか!」とつっこんでみたくなる。

    もはやラストあたりに至ってはミステリー部分の謎についてはそんなに重さがないよう思えるけど(そんなことよりもっと重大なことが起こってる)、一応ミステリー部分はしっかり解決。そして最後はちょっと切ない、そこら辺はファラオの密室と似た感じもある。だが今回は希望も残した部分もあり、少しだけ救われた感じがする。面白かった。

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    2026年07月06日
  • ファラオの密室

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    「このミステリーがすごい」大賞を取った作品。
    古代エジプトを舞台に奇想天外な設定で繰り広げられるストーリー。初めは登場人物の名前が覚えにくく、とっつきにくかったが、すぐに引き込まれていった。
    本格謎解きをしたい人には、どこまでが神話の世界の架空の話で、どこまでが現実の法則を当てはめれば良いのか、前提条件の線引きが難しい。ただ、単純に物語を楽しめば良いと思った。

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    2026年07月05日