白川尚史のレビュー一覧

  • ファラオの密室

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    えっ!?いいの?と思うこともありましたが、死と生の神のお話ということで地上に舞い戻るセディ。
    あまりミステリーは読みませんがハラハラしながらページをめくる手がとまりませんでした。
    最後の最後でまだこんな秘密があったとは思いませんでしたが、面白かったです!

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    2026年04月30日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    エジプトの歴史や神話などは、昔「世界ふしぎハッケン!」で見聞きした知識程度でこちらの本を読んだが、面白くて一気に読んでしまった。

    はじめは生き返りなんて誰も信じてくれないのでは?と思っていたが、出会う人みんなあっさり受け入れていて、当時の価値観や死生観はそうなのだと気付かされる。
    観念だけでなく、神は実在するし、そもそも主人公生き返りだし、つまるところミステリ×ファンタジーな作品。

    話がエジプト神話に深く踏み込むあたりで、カリという異国の少女が本筋に絡みだし、読み手が疑問に思う場所を彼女が代弁して質問し、読者を置いてけぼりにしない構成にとても感心した。
    ラストも愛に溢れたとても良い終わり方

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    2026年04月30日
  • ファラオの密室

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    読み始めて思ったのは、まず世界観の構築が素晴らしすぎるということ。
    エジプトを舞台に密室で起こった事件。一度死んだセティが冥界から戻り限られた時間の中で、自分の死の真相を突き止めていくミステリー。
    この時代のエジプトでどれだけアテンの信仰が重要視されてきたか。唯一神の信仰のみを許したアクエンアテン王がそもそも民を揺るがしたのだと思うが、それに知らない間に巻き込まれたセティを思うと少し辛い。
    しっかりミステリーとしての機能を果たしていたし、最後のセティの告白は驚いた。とても読みやすく世界観に没入出来た。

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    2026年03月18日
  • ファラオの密室

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    第22回このミステリーがすごい大賞受賞作。自然にエジプトの世界に入り込める力作。素晴らしかったです。

    アメンホテップ4世は他のすべての神々を否定して、アメン神を崇め、アクエンアテンと改名したが、アクエンアテンは死んだ。

    王墓は生前より作られていたが、上級神官書記だったセティは王墓の盗掘をしやすいようにと花崗岩からすり替えられた柔らかい砂岩の崩落に巻き込まれて死んだ。のみならずセティはナイフで胸を突かれていた。
    心臓の一部と殺された時の記憶が欠損しているために、冥界から戻されて心臓の欠陥部を探してくるように命じられた。

    現世に戻ると半年が経っていた。ミイラを作った親友と神官の言では、5日前

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    2026年03月18日
  • ファラオの密室

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    古代エジプトが舞台のミステリー小説
    主人公は亡くなった自分の心臓のかけらを探しに現世に戻ってくる。
    また、現世では太陽神ラーを崇拝する王のミイラがなくなってしまい、これは、神官の葬送の儀を拒否したからと騒ぎになった。

    古代エジプト文明の文化とミステリーがうまく混ざり合っていて面白い。
    ミイラが亡くなった理由自体はそこまで驚きはないが、古代エジプト文明に絡めて謎が解明されていく過程が読んでいてワクワクした。
    また、文明のことを全く知らなくてもスッと頭に入ってくるのは、描写がとても上手いからなんだろうなと思います。

    主人公たちエジプト人だけが登場人物では、エジプト文明の宗教観念で謎がすべて丸め

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    2026年03月14日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    古代エジプトで起きた先王のミイラ消失事件、それと時を同じくして蘇ったセティには自らの心臓の欠片を3日以内に見つけ出し棺に戻らないといけないという決まりがあった。親友のタレクと奴隷少女のカリの助けを受けながら、自分の死と事件の真相を見つけるという物語。
     エジプト神話が大いに関与しており、普通のミステリーではなくエジプト特有の死生観がキーワードとなっていたと思う。唯一エジプト人でないカリの存在がなければ、真相にたどり着けなかった気もする。
     信仰の強さで神の力が強くなり、現世に影響を及ぼすという考えが出てきた。神への信仰が昔より廃れている現代に於いては想像し難いが、とても怖いものなんだなとも感じ

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    2026年03月07日
  • ファラオの密室

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    セティとカリが主役級!?奴隷カリを応援したくなった。励まし合う友に裏切られ、親には捨てられたと思わされ、主人には鞭打たれ、それでも必死に生きようとする姿に力をもらえた。カリが死にそうになった時はハラハラして読んだ。最後はセティの助け手になって活躍。嬉しい。

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    2026年03月07日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    エジプトミステリー。ほえー、エジプトってすごいぜ、死者も蘇るし冥界はあるしそれをミステリーに組み込んでるぜ。めちゃくちゃ特殊なミステリーだとは思うけどそれがうまい具合にハマっていって確かに道理はあってるな…となんか納得するミステリーでした。終盤まではまぁ面白かったなぁ〜くらいだったんですが、セティの真実とタレクへの愛の言葉を聞いた瞬間に心がときめいてしまった。タレクも好きだったんじゃん…。
    死に別れになってしまったけどきっとタレクもイアルの野に来てセティと幸せになれるんじゃないかな〜……。

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    2026年02月12日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    2025/5/2 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2026/3/2〜3/5

     本屋で表紙を見て即買い。古代エジプトのピラミッド建築現場で起こった殺人。被害者の神官書記のセティは冥界から蘇って自分を殺した犯人を探す。そんな中、先王のミイラが密室から消失する。いくつもの謎が絡み合いながら、最後に解き明かされる展開は見事。古代エジプトを舞台に選ぶことでSF的仕掛けもすんなり読ませる。デビュー作とは思えない筆力。第22回このミステリーがすごい大賞を受賞したのも頷ける。

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    2026年03月05日
  • ファラオの密室

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    登場人物の名前が覚えられなそうと思いきや、全然そんな事なく、読みやすかった。
    ストーリー的にも面白い。
    これはオススメできる一冊。

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    2026年05月05日
  • ファラオの密室

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    古代エジプト文明、多神教、ヒエログリフ、ピラミッド、何処を切り取っても興味深かった。

    こういった背景で無いと成り立たないストーリーだな、と。
    『死んだけど、ちょっと訳あって冥界から戻ってきたんだ。』
    で、よく戻った、とか、また会えて嬉しい、とか。
    皆がすごく自然に受け入れているところが、始めのうちは不思議な感覚だった。
    古代エジプトの死生観、信仰感がファンタジーめいていて、途中、カリが私の気持ちを代弁してくれているようだった。

    タイムリミットが迫るなか、緊迫感も高まりラストに向けて、と思ったら。
    最後が少しあっけなく幕が閉じたような感じで寂しさを感じてしまった。

    それを加味しても、一味違

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    2026年05月04日
  • ファラオの密室

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    登場人物にカタカナが多い…
    と、一瞬戸惑ったものの、

    設定が面白くてぐいぐい引き込まれて
    あっという間に読んでしまったのでした。

    ピラミッドの謎。
    登場人物が抱える過去。
    神への信仰。

    ドキドキハラハラしたあとに、
    最後はほろりと泣けました。

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    2026年04月26日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    白川尚史、デビュー作なのか「異能の持ち主」だな、経歴も東大工学部→AI研究→起業して上場企業CTO→マネックスグループ取締役・・・「なぜこの人が古代エジプトを舞台にした本格ミステリを書ききったのか……」と二度驚く、ビジネスでいうブルーオーシャン戦略でツタンカーメンの前王の死というタイミングを狙って小説にするとは普通の新人が絶対に思いつかない発想、スケールと論理にエジプト神話をトリックの核に据えるなんて天才的
    紀元前1300年代後半、アマルナ期の余波、アクエンアテン王が押し進めたアテン一神教が伝統的な多神教の神官層・民衆から猛反発を受けファラオ自身も揺らぎ始めた時代、そこに「アテンの名を騙るモノ

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    2026年04月22日
  • ファラオの密室

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    面白かった!
    古代エジプト好きの私にはたまらない。
    表紙絵が軽くネタバレだが
    ならではの謎解きなど楽しんだ。

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    2026年04月21日
  • ファラオの密室

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    生活や信仰背景等も知れて良い勉強に。エジプト展でももうちょっとじっくり浸かれそう。先王の展示会日本でもして欲しいな。ミステリーも特殊だけど読み応えもありました。

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    2026年04月20日
  • ファラオの密室

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    ネタバレ

    終盤、奴隷の女の子が覚醒しすぎな気が。
    それ以外はエジプトのコンセプトが新しくて面白かった。
    真犯人がそこまで印象に残らなかったけど、最後当たりは熱血展開でこれもありかとおもっちゃった。
    なんなら登場キャラより作者さんの略歴のほうが印象に残っている。

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    2026年04月18日
  • ファラオの密室

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    エジプトに関する知識はほとんどなかったが読みやすかった。探偵役も話の展開もこの舞台ならではのという感じ。しっかりミステリーしてて満足。
    エピローグにでてくるある名前をみて「あ、そうなんだ!」と思わず唸りました

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    2026年03月26日
  • ファラオの密室

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    再読したので感想を。
    設定がとてもおもしろく再読にも関わらず新鮮な気持ちで読めました。
    古代エジプトについて造詣が深くなるというわけではありませんが、古代エジプト+ミステリーという点については読んでよかったなと思いました。

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    2026年03月15日
  • ファラオの密室

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    読後感が良かったです。古代エジプトを舞台にしたミステリーだけれど、読み始めるといきなり予想外の設定というかファンタジーなのこれ?!と思って、それなら何でもありだしな…と感じて不安でした。でも読み進めると、謎の散りばめ方や展開がおもしろく、どんどん引き込まれました。読後感はじんわり温かい気持ちにもなります。
    あと最後にはミステリーの本筋とは直接関わらない、小さな仕掛けがあります。この仕掛けはミスリードされてる部分もあってそれも含めて好きです。

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    2026年03月14日
  • ファラオの密室

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    現在みなとみらいで「ミステリー・オブ・ツタンカーメン~エジプト展」が開催されているので家族で行こうかと話をしていた矢先に、ふと気になっていた本書を思い出し手に取った。
    3300年前の王墓発見と、年代もタイミングもドンピシャ。
     
    想像していたより壮大な内容にびっくり仰天。
    登場人物の多さと物語の設定に、ちょっと難儀したが重厚な史実とエジプト神話のオカルト的な不気味さのブレンド具合が絶妙。

    本書の魅力は、今では観光名所の「王家の谷」「カルナック神殿」などの世界遺産の舞台裏にある物語と当時の独特な死生観、「死後の審判」を垣間見れること。
    「死後の審判」の天秤の傾きには「どっちに傾く?」祈るような

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    2026年03月08日