白川尚史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルと“このミス大賞受賞”の帯に惹かれて購入。1ページめくってカタカナばかりの人名紹介を見つけて洋物が苦手な私はヤッバイと焦る。
でも思いの外読みやすくて、先が気になって結局一気読みしてしまった。
読みやすいんだけども、世界観とか設定があまりにもぶっ飛んでて、これが受け入れられている事をどう解釈すればいいのかわからず困惑しながら読み進めた。かと思えば私と同じように困惑しているキャラクターも登場して、夢オチ?トリック?などと邪推してしまい、落ち着いて読めなかった。
馴染みのないエジプトが舞台で、知識のない信仰や宗教が大前提で進む物語だけどスルスル読めてファンタジーとしてはとても良い作品だ -
Posted by ブクログ
ネタバレアテン一神教への宗教改革を断行したアメンへテプ4世の墓が、太陽神ラーを象徴した白く輝くピラミッドってナイでしょ??ピラミッド全盛は古王国時代。新王国時代の第18王朝でピラミッドって?!どうしてみんなまずソコ突っ込まないの??と初っ端から不安感満載で一旦本を閉じたけど、まあぐっとこらえて読み進めました。
今や世界で一番名の知られているツタンカーメン王(トゥトアンクアメン)は、父アクンエンアテン(アメンヘテプ4世)の影響によりかつて"トゥトアンク"アテン"を名乗っていた。その後トゥトアンクアメンへと改名されたのはアメン神が力を盛り返したから、と言われている。ところが