白川尚史のレビュー一覧
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はちゃめちゃに面白かった。大学受験で世界史を選択した人なら、古代エジプト史の知識を元により深く楽しめると思う。そうでない人も、一度高校レベルのエジプト世界史、特にアメンホテプ4世周辺を予習しておくと没入しやすいと思う。Posted by ブクログ
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最高でした。
ミステリあまり読んだことないなってことで購入。
古代エジプトの話だし、入り込めるかなと思いきや、のめり込みまくった。
カリが心が強すぎてすげー良かった。
たぶんミステリって感じではないのかもしれないけど、ミステリに慣れ親しんでない身としては純粋に楽しめた。Posted by ブクログ -
ミステリーと歴史小説の2つを一緒に楽しむ事が出来る作品。
死者が生き返って、自分の死の真相を探るというファンタジー要素もあり、物語以外でも楽しめる。
内容も最後まで驚きが続く展開で、最後まで楽しむことができた。Posted by ブクログ -
読み出してしばらくは名前覚えられないし、関係もよう分からんし、何の話やって思ってたが、途中から結構この世界に入れた。さすが、このミス大賞作品って納得。で、最後に出てきた名前にびっくりして、調べてみたら史実(と解析されてること)ベースなのね。全く知らんかったし、それにもビックリPosted by ブクログ
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何をどうすると、こういう作品が描けるのだろう?
馴染みの無いエジプトというシチュエーションを差し引いたとしても、これまでの読書体験からでは先読み出来ない不可思議な物語。
死生観にすら影響しそうな現世と冥界の繋がりが大変魅力的な筆致綴られている。
面白かった!Posted by ブクログ -
2024「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
密室、死体消失などしっかり本格ミステリで、テンポよく読み進められました。
続きが気になって一気読みしました。Posted by ブクログ -
設定はいいなと思うし、セティが蘇ったことを周りの人々がすんなり受け入れる点は独特な感じがして、そういう点はちょっと『をんごく』に似ているように思った。セティがあちこち回って情報を集めて推理していくけれど、どうも調査が順調に行きすぎな気がして、あまり乗れなかった。Posted by ブクログ
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古代エジプトを題材にしたミステリー。
王墓崩落事故により命を落としたセティは最後の審判を受けるにあたり、自分の心臓が欠けていることを真実を司る神から告げられる。現世に戻り欠けている心臓と自分の死の謎を解き明かすことを選ぶ。Posted by ブクログ -
主人公の最後の告白は序盤から予想はしていたし、密室のトリックも驚きはなかった。
ただ物語は面白かったので、当時の宗教や神話をモチーフに推理小説を作るのは、今後はやるかもしれない。Posted by ブクログ