白川尚史のレビュー一覧

  • ファラオの密室
    世界史苦手だけど魅力的。ちゃんとミステリはミステリ。体バラバラにして外に出す、出るのもちゃんと理由があって良し。
  • ファラオの密室
    はちゃめちゃに面白かった。大学受験で世界史を選択した人なら、古代エジプト史の知識を元により深く楽しめると思う。そうでない人も、一度高校レベルのエジプト世界史、特にアメンホテプ4世周辺を予習しておくと没入しやすいと思う。
  • ファラオの密室
    最高でした。
    ミステリあまり読んだことないなってことで購入。
    古代エジプトの話だし、入り込めるかなと思いきや、のめり込みまくった。
    カリが心が強すぎてすげー良かった。
    たぶんミステリって感じではないのかもしれないけど、ミステリに慣れ親しんでない身としては純粋に楽しめた。
  • ファラオの密室
    読み始めは物語の舞台が異国の古代エジプトで私なんかでついていけるか不安でしたが一気読みする位、展開のスピード感がちょうど心地よく読み終えていて、本当にあっという間でした。
    ミステリーだけど、その物語にはそれ以上の親子愛、友情、裏切り、死生観、権力争いなど盛り盛りで圧倒的このミス王者だと感心しました。...続きを読む
  • ファラオの密室
    タイトルと序盤の雰囲気から色物感があったのでかなり身構えて読んでいましたが、中盤からのサスペンスフルな展開、実は複数の権謀術数が絡んでいたとわかってきてそれが解れた後、登場人物がそれぞれの真実に向き合い答えを出す、出る終盤には胸が熱くなりました。
    ミステリーとしても上手かったと思いました。
    奴隷少女...続きを読む
  • ファラオの密室
    ミステリーと歴史小説の2つを一緒に楽しむ事が出来る作品。
    死者が生き返って、自分の死の真相を探るというファンタジー要素もあり、物語以外でも楽しめる。
    内容も最後まで驚きが続く展開で、最後まで楽しむことができた。
  • ファラオの密室
    読み出してしばらくは名前覚えられないし、関係もよう分からんし、何の話やって思ってたが、途中から結構この世界に入れた。さすが、このミス大賞作品って納得。で、最後に出てきた名前にびっくりして、調べてみたら史実(と解析されてること)ベースなのね。全く知らんかったし、それにもビックリ
  • ファラオの密室
    何をどうすると、こういう作品が描けるのだろう?
    馴染みの無いエジプトというシチュエーションを差し引いたとしても、これまでの読書体験からでは先読み出来ない不可思議な物語。

    死生観にすら影響しそうな現世と冥界の繋がりが大変魅力的な筆致綴られている。

    面白かった!
  • ファラオの密室
    エジプト行くのが楽しみになった!
    最後はなるほどな〜って感じだけどメイントリックはあまり面白くなかったかな
  • ファラオの密室
    エジプト(ミイラやエジプト神話、ピラミッド)が好きなので絶対読みたいと思って買った本。ようやく読みました。
    死者が生き返るというミステリーとしてあり得ない前提がひっくり返って、エジプトの文化、神話、歴史と合っていたと感じた。
    決して綺麗な文化ではなく、裏の奴隷制度や身分格差も書かれていたし、後半では...続きを読む
  • ファラオの密室
    2024「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
    密室、死体消失などしっかり本格ミステリで、テンポよく読み進められました。
    続きが気になって一気読みしました。
  • ファラオの密室
    「このミステリーかすごい!」大賞 大賞受賞作

    紀元前1300年代後半、古代エジプトが舞台

    主人公セティは死んでミイラにされたにもかかわらず、心臓の一部に欠けがあるため冥界の審判が受けられず。
    現世に戻り欠けた心臓を取り戻し、もう一度審判の場に行かなければ、現世でも冥界でもないところで、永遠に苦し...続きを読む
  • ファラオの密室
    エジプトを舞台にしたミステリー小説でした。
    エジプトの死生観や信仰について、たくさん知ることが出来ました。
  • ファラオの密室
    カタカナ名で躓き世界史や外国文学が苦手な私には設定や人物相関を理解するのが少し難しかった…が、人物と人物が少しずつ繋がっていき、最後収まるところに収まったのがスッキリしていい感じ。でもこれ、ミステリーなのか…?

    舞台がエジプト(珍しい)なのも、推せる。神がたくさん出てきて、どれがどれかわからなくな...続きを読む
  • ファラオの密室
    第一章までは世界観に慣れず読み進みが遅かったけれど、ミステリーを解く鍵となる二人の目線で語られる第二章から一気に引き込まれました。主人公のセティのひみつは最初になんとなくわかってしまったけれど、古代エジプトの信仰や文化が興味深いし、人を想う気持ちにほろっとして、飽きずに最後まで読めました。読後が切な...続きを読む
  • ファラオの密室
    古代エジプトの死生観など、知らない世界に触れられて面白かった。エジプト人でないカリが読者寄りの視点を示してくれて、置いてきぼりにならずにすむ。

    奴隷仲間のアイシャの騙しは心が抉られた。
    セティの身体の謎(タレクに見たかを確認した点)について、警察隊のムトエフには報告されていなかったのか?という点が...続きを読む
  • ファラオの密室
    設定はいいなと思うし、セティが蘇ったことを周りの人々がすんなり受け入れる点は独特な感じがして、そういう点はちょっと『をんごく』に似ているように思った。セティがあちこち回って情報を集めて推理していくけれど、どうも調査が順調に行きすぎな気がして、あまり乗れなかった。
  • ファラオの密室
    古代エジプトを題材にしたミステリー。
    王墓崩落事故により命を落としたセティは最後の審判を受けるにあたり、自分の心臓が欠けていることを真実を司る神から告げられる。現世に戻り欠けている心臓と自分の死の謎を解き明かすことを選ぶ。
  • ファラオの密室
    主人公の最後の告白は序盤から予想はしていたし、密室のトリックも驚きはなかった。
    ただ物語は面白かったので、当時の宗教や神話をモチーフに推理小説を作るのは、今後はやるかもしれない。
  • ファラオの密室
    横文字の登場人物たち、名前覚えられるかなー…と不安を覚えたプロローグでしたが、読み始めたら全く問題なく、むしろサクサク読み進められた。
    エジプトに興味ある人もない人も読める。
    ミステリー要素あり、ファンタジー要素?あり、歴史要素からSFっぽい要素まで。
    盛りだくさんで壮大。
    なんだかんだ最後しっかり...続きを読む