感情タグBEST3
Posted by ブクログ
続編は劣るモノが多いと思うけど横道世之介は全く劣らなかったです
絶対に彼氏や家族にしたくないタイプだけど友達になりたいタイプ
本を読んで涙が出てる経験はあまりないけど今回はジーンときて涙がでました
時代背景もJリーグが出来た頃の年代で、あの頃何してたっけなぁ…と思い巡らすのも楽しみの一つでした
こんなにも出会えて良かったと思えた本は間違いなく横道世之介です
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良かった とても。
これは主人公 世之介の話しだけれど同じ時代を世之介の周りで一生懸命生きた人達の話しでもあると改めて思う。
皆それぞれ違うけど皆イイ。
浜ちゃんの辛抱は書いてある以上のものだったろうし 隼人さんに至っては簡単には言い表せない。 2人とも本当にスゴイ。
世之介の人生にとって濃い1年間であったように読み手にとっても濃い内容だった。
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パッとしない生活を送っている横道世之介
浜ちゃんや桜子 亮太や隼人 友人のコロモン出てくる人達も面白い。色んな人達と関わって行くうちにダメダメ世之介が生き生きしていく。読みながら私の気持ちも生き生きしていく^ ^。
ドライブのシーン 桜子のファミリー達とのご対面 世之介らしさがでてて面白い。亮太への声かけも素敵です。隼人と光司くんの友情。アパートの隣人。ニューヨークでの世之介ならではのアンビリバボーな経験。大人になった亮太。
終盤涙が潤むシーンもあり。善良世之介の人生その後がとても気になります。
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※いわた書店さん「一万円選書」より
ダメダメなんだけど、善良なヤツ。世之介。
すごく努力をしているわけじゃないんどけど、
ただただ良い人間で愛されるキャラ。
「悪意や嫌味がみじんもない」ひとって、貴重。
彼の愛情表現なんだろうな。
登場人物それぞれもみんな良いんだよね。
毎日を生きのに一生懸命で。
タイトルに”おかえり”ってついてるけど、初めて飲む世之介シリーズ。吉田修一さん作品の振れ幅、すごいな。作家さんってこうなんだな。
ハードな日常生活の箸休め的な一昨日でした。
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やっぱり横道世之介はとてもいい。どう日々を生きるかで、横道世之介が過ごした宝物のようなかけがえのない一年になることもあるだろうし、そう考えるとなんだか希望が湧いてくるようです。
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ネタバレ注意です。未読の方は読まないでください。
「横道世之介」を読んで感動した。おかえり横道世之介って、続編ってこと?あの作品に、どうやって続編作ると?無理じゃない、だって世之介死んだことわかってるし、謎~!と思いつつ、興味を抑えきれず買いました。
一作目は、途中で、世之介が死んで、残された人たちが回想してるんだなってわかって、じわじわ泣けてきて、ある瞬間に涙があふれてきたけど、最初から世之介が亡くなることがわかっていて、どう描くんだろう?って。
本作は、大学を卒業して、就職に失敗して、アルバイトしながら池袋の狭いアパートで暮らす世之介の物語。
バブル景気で運よく大手証券会社に就職したけど、うまくいかなかった親友コモロンと、新しくできた彼女(バツイチ・子持ち)とその子ども亮太、パチンコ屋と床屋で知り合った寿司職人の女の子との約一年間。
一作目と別の角度で、世之介が写真家になるきっかけも描かれている。
寿司職人になる浜ちゃんは、どうも修行している寿司屋でひどいいじめ?にあっているようで、それでも乗り越えて店をもつまでになった。たぶんこのスピンオフもあり得るな。
彼女の息子、亮太は、世之介亡き後マラソン選手になるんだけど、あんなに世之介兄ちゃんのことが好きだったのに、中学生になってだんだん友達との時間が大切になり、自分のためにトレーニングに付き合ってくれようとしているのに、もうめんどくさいし部活で疲れてるからいいよ、と言ってしまったことやらとともに、アメリカ合宿中に訃報を受け取ったときの回想シーンが出てくる。やっぱりここが一番泣けた。
やっぱり世之介は、一作目同様、何か特別な才能があるわけでも、人一倍努力しているわけでもないけど、すごくいい人で、周りの人たちにとって愛おしい人で、どうしても人助けをしてしまう。ごく自然に。
隼人がいなくなるところも泣けた…。
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おかえり~世之介~
この前まで読んでいた「13階段」が重い読書だったので、とっても癒されて文字通り「おかえり横道世之介」でしたw
大学1年生の1年間の前作も面白かったけど、私は今作の方がもっと好きだなー。
今作は留年した末に卒業したものの就活がうまくいかず、バイトとパチンコで生活費を稼ぐ24歳から25歳の1年間の世之介。
前作では色々うまくいかなかったとしても面白エピソードとなっていたのが、今作では学生ではないということで、「頼りない」「しっかりしろ」ということになってくる。
世之介本人ももちろん自分の不甲斐なさに気付いていて、周りからどう思われているかも承知している。
そんな空気がこの一冊の随所に漂っていて、前作よりもしょっぱくて、私は好きでした。
だけど!そんな世之介がみんな大好きなんですよね。本当に不思議なヤツです。なぜだろう?なぜだろう?と思いながらページを捲ると、そうか!これか!というキーワードが。世之介は「善良」なヤツなんですね。
思うんですけど、「善良」な人ってなかなかいないですよね。善良でいたい、と思う人はたくさんいると思うけど、根っから善良な人ってそうはいないです。
そこが世之介が愛される所以なんだなぁ、と。
前作を読んで、世之介のもっともっと先のことまで分かっている読者。面白くて、しょっぱくて、切ない、そんな読書時間でした。
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横道世之介節が全開で最高でした。
前作同様、憎めない登場人物たちや、読者目線で世之介を小馬鹿にした感じの表現や、唐突に挿しこまれる未来のシーンなど、ぐんぐん読み進められて、おもしろさとか温かさが全身に溶け込んでいく感覚がたまらなかったです。
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生きれいれば、いい時期と悪い時期がある。悪い時期でも何かしらいいことがあるから元気に生きていきたい。
ゆっくり読めて、ゆっくり世之介の魅力を感じる。ただ善良であるということは奇跡に近い。
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なにも特別なことは起こっていないのに、とっても眩しい。また世之介に会えてよかった。出てくる人たちみんな身近に親密に感じるのが不思議。完結編が出るようで、そちらもたのしみ!
Posted by ブクログ
横道世之介
大学は卒業したものの、一年留年したせいでバブル最後の売り手市場にも乗り遅れ、現在バイトとパチンコでどうにか食いつないでいる。二十四歳。
浅賀
パチンコ屋店員。
野辺
ホストになるといってパチンコ屋を辞めた。
小諸大輔
世之介と同じ留年組で、大学の後半はほぼ二人でいたような仲。就職活動が始まると、早々と「聞いたことのある」会社に就職を決めた。独身寮の抽選にもれて、学生時代から住んでいる板橋駅から徒歩五分のアパートに暮らしている。コモロン。
浜本
世之介とパチンコ屋の新台を奪い合った。世之介がコモロンと行った居酒屋で働いている。眉毛がないので、世之介は「吉原炎上」とあだ名をつけた。世之介が行く床屋で五分刈りにした。
友永
世之介が住んでいるマンションの隣に住んでいる。美容師。
日吉亮太
東京オリンピックのマラソン代表。タイム実績では三番手の選手。三十歳。
森本淳司
東京オリンピックのマラソン代表。日本記録を持つエース。
小野功輔
東京オリンピックのマラソン代表。一万メートルから転向してきた若干二十二歳の選手。
道下公也
マラソン代表正式発表直前でバイク事故を起こしてしまい、全治六カ月の複雑骨折のため辞退した。
日吉桜子
日吉亮太の母。世之介がコモロンのアパートから双眼鏡で覗いていた。
磯子直也
アメリカの大手ホテルチェーンFのスーパーバイザーで、環太平洋地区を仕切る。
内海
浜本の弟子。
関
世之介が働くバーボンバー「ケンタッキー」の店長。
玉井創一
世之介がバイトしている会社の社長。世之介を含め総勢五名の零細企業。主にかいさんぶつをスーパーなどに卸している
早乙女
社長の右腕。経理担当。
美津子
事務全般。
誠
営業兼配送ドライバー。
坂内
世之介が行く床屋の強面の理髪師。
赤水
世之介と同じ大学で現役で公認会計士に合格した男。
クエン
パラ水泳の五十メートルと百メートルの背泳ぎベトナム代表としてエントリー。
重夫
桜子の父。自動車工場経営。
隼人
桜子の兄。
ゆかり
スナック「夢ごこち」で働いている。隼人の中学の同級生。美人。
ナオミ
護
世之介がニューヨークで世話になった。ナオミはアーティスト、護はマネージャー。
光司
中学時代に隼人と決闘し植物状態。
横道多恵子
世之介の母。
川上清志
世之介の従兄。
栗原
高校時代の同級生で、地元の大学を卒業後、福岡の法律事務所で働きながら司法試験を目指している。
後藤
桜子たちを密着取材しているディレクター。
宮原雅史
桜子の離婚した夫。
タツ
桜子の幼馴染み。シャブ中。
千夏
亮太の妻。
安藤拓真
パラリンピックのマラソン選手。視覚障害が亮太が伴走者。
真鍋
安藤のコーチ。
大路重蔵
日本写真界の重鎮。
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前作がとても面白かったのですぐ読んだ。
前作のほうがコメディ感が強かったが、今回は世之介の成長とともに感動するような内容が増えた印象。
関わった人視点での数年後の話が定期的に出てくる構成は同じだが、前作よりもその人々に与えた影響は大きかったのか、みんなの記憶に世之介が大きく残っている。
またそれぞれの話もオリンピックのマラソンを通じて繋がっている点も良かった。
自分がダメダメな時期でも、そのダメな時期だからこそ出会える人がいて、そういった人のつながりを大事にしようと思った。
最後の、どんなに理不尽でもどんなに悔しくても善良であることを諦めちゃいけない。という言葉がとても心に響いた。
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「おかえり」となっていたので新作かなと思って期待したが、「続」の改題版だった。
とはいえ結構前に読んだので初めて読む感覚で、ゆる〜い空気感が懐かしく結果的には読めて良かった。
映画化されたみたいだけど、
個人的には「渡辺 大知」が適役だと思う。
最近は「仲野 太賀」も合うと思う。
頼りにならないけど善良。友達としては最高。こういう奴いたよなー、だけど息子だったら心配。
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前作からの続け読み。朝までノンストップで読んでしまった。お陰で睡眠不足だけど、なぜは気分は晴れ晴れとしてる。世之介ワールドにいつまでも浸っていたい。
何が魅力なのか、ハッキリと表せないけど、とても素敵な世之介。色んな人から愛される世之介。妬まれる世之介。沢山の人の中に生き続けてる世之介。沢山の分岐点を与えた世之介。
子供にも読ませたい作品です。
Posted by ブクログ
世之介の他愛もないバカバカしい言動で笑ってしまうのに、最後にはなぜか世之介が私の人生の大事な部分に寄り添ってくれていた気分になる。
24歳と言う歳は、社会に出てしばらくして人と比べたり比べられたり、相手を見下したり見下されたり、腐っていたりする時期だと思う。善良であることを馬鹿にする人もいると思う。けど、その声をさらっとかわして、自分のいたい人といて、幸せな今を信じ続けられる力に救われた。自分が24歳という歳に差し当たり、人の悪意にとらわれすぎず、今自分を大事にしてくれる人、自分が大事にしたいと思う人と、まっすぐ向き合いたいと思った。
Posted by ブクログ
読みやすかった。同じ章の中で、時代が行ったり来たりするので、最初はわかりにくいと思ったが、おおらかな雰囲気ぐあり、気持ちが和んだ。
フリーターの主人公初め、少しレールを踏み外した登場人物がそれぞれ頑張って活躍していく話で、楽しい。
主人公が人を助けるためとはいえ、亡くなってしまったのは残念。
なるほど、そういうことか!
世之介の人生において、前作には書かれなかった部分のお話。
前作との繋がりは殆ど無いに等しいので、本作だけ読んでも充分楽しめます。もちろん、前作ファンの方は必読です。
Posted by ブクログ
続編はいまいちだったり、前作と似たような感じになってしまうことが多いけど、これは本当に世之介の人生を続けてみている感じで良かったなー。
関わる周囲の人達のその後と24歳の世之介の暮らしぶりが描かれるのは同じなんだけど。みんないい。底にいるけど、善良にみんな頑張ってる。浜ちゃん、コモロン、サク、隼人さん、亮太。隣の中国人、コンビニの娼婦たち。下町の人情物語な2作目でした。
Posted by ブクログ
というわけで読み直し(詳しくは永遠と横道世之介上巻の感想)。
そうそう、就活に失敗してパチンコ通いだったよね。浜ちゃん、コモロン、小岩の桜子さん一家…懐かしい面々を思い出しつつ読み進む。
まだあの頃はデジタル化もまだまたで、時間の流れが緩やかだったよなぁ…。
ん?ニチカいないぞʕʘ‿ʘʔ
出てこないじゃーん ´Д`
これはやっぱり下巻で種明かしだったのか…もう少し自分の記憶力を信じても良さそうだ。
無駄足だった気もするけど、やっぱり世之介を読むと心がほどける。
というわけでいざ下巻へ。
2024.3.23
Posted by ブクログ
一作目の「横道世之介」から数冊を挟んで「おかえり横道世之介」に手を伸ばした。大学を卒業したあとの1年間を辿る物語。前作と同様、その1年のエピソードと出会った人のその後の物語が交錯しながら話が進んでいく。登場人物は少ないけど、どの人も魅力的な描かれ方がされていて、その中心となる世之介を引き立てていると感じる。劇的などんでん返しがあるわけではないけど、ほっこりとした内容に惹き込まれる。次の作品も今年中には読みたい!
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北海道のいわた書店さんの一万円選書の中に入っていた一冊でした。
実際にあった出来事や、市井の人々の暮らし、数十年前の日本と今が絶妙に組み合わさっていて、現実感のある作品でした。30年後、この作品を読む、今の私くらいの年代の人たちは、どう感じるのかな、と気になる作品になりました。
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社会の底にいる主人公の何気ない日常なのに世之介フィルターを介すとこうも面白く魅力的な生き方に見えるから不思議。
個人的に、東京に駆けつけた父の言葉に感動した。次のシリーズを読むのが楽しみ!今回も大満足
Posted by ブクログ
吉田修一の長篇小説『おかえり横道世之介』を読みました。
『日曜日たち』、『横道世之介』、『悪人』に続き、吉田修一の作品です。
-----story-------------
人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。
青春小説の金字塔、待望の続篇。
バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。
名を横道世之介という。
いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。
鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そ
んな人々の思いが交錯する27年後。
オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。
『続 横道世之介』を改題の上、文庫化。
巻末対談、沖田修一(映画監督)×高良健吾、収録。
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中央公論新社が発行する季刊文芸誌『小説BOC』に2016年(平成28年)4月から2018年(平成30年)7月に連載され、2019年(平成31年)に刊行された横道世之介シリーズの第2作…… 2022年(令和2年)に文庫化された際に『続 横道世之介』から、『おかえり横道世之介』に改題されたようです。
■四月 桜散る
■五月 五月病
■六月 梅雨の晴れ間
■七月 区民プール
■八月 冷夏
■九月 アメリカ
■十月 二十五歳
■十一月 ゴール
■十二月 プロポーズ
■一月 こっちの正月
■二月 雪景色
■三月 旅立ち
■<対談>沖田修一(映画監督)×高良健吾(俳優)
誰かの人生を明るく照らしながら、世之介の人生は続いていく
バブルの売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男・横道世之介、24歳…… いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、彼の周りには笑顔が絶えない、、、
鮨職人を目指す女友達・浜本、大学時代からの親友・小諸大輔(コモロン)、美しきヤンママ・日高桜子とその息子・亮太…… そんな人々の思いが交錯する27年後、オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。
1993年(平成5年)4月から1994年(平成6年)3月までの1年間…… バブル経済の終わりに生きる24歳の横道世之介と、彼の周りの人々の1年間の日常の描写に加え、27年後の現在(2020年(令和2年))から周囲の人間が世之介を振り返る構成となっています。
世之介は大学卒業後、就職氷河期に巻き込まれて、バイトとパチンコで生活していましたが、偶然出会ったパチプロの日高桜子と恋に落ちます…… 彼女には3歳の息子・亮太がおり、世之介は桜子の家族や友人とも関わりながら、自分の居場所を探していくという展開、、、
世之介は桜子や亮太のことを本当に大切に思っているし、桜子と亮太だけでなく、桜子の父・重夫や兄・隼人も世之介を家族のように受け入れます…… 世之介の人柄と周りの人々の絆が魅力的に描かれていましたね。
また、物語の中には、世之介が亡くなってから27年後のエピソードが挿入されており、世之介に関わった人々が、彼のことを思い出し、世之介の存在が、彼らの人生にどれだけ大きな意味を持っていたかが分かる展開になっており、世之介のように自分の人生に満足していなくても、他人の幸せを素直に喜べる人であることの大切さを感じました、、、
前作に続き、世之介の人間的な魅力に惹き込まれる物語でしたねー 笑えるシーンや切ないシーンが多くありながら、最後には心に響くエンディングが用意されているのも良かったな…… 続篇が刊行されているみたいなので、是非とも読んでみたいですね。
Posted by ブクログ
読者には世之介は死ぬことが既に分かっているから生きていることが愛おしい。
何気ない普通の生活がとても幸せだということを心底実感できる本です。
ヤンママの桜子とその息子の亮太との生活に本当に幸せを感じている世之介。
初詣で亮太や家族の幸せだけを願っていて、自分のお願いを忘れてしまう様な、何の打算もなく他人の幸せを願う善良さ。本当に幸せだったんだろうな。
別に聖人君主でも全くない、普通のちょっと怠惰な若者なんだけど憎めない。
桜子のお兄さんである隼人が手紙の中に書いていた「ただ善良であることの奇跡」。これがとてもしっくりきます。
Posted by ブクログ
友人に勧められて読んだ。
心地よい雰囲気、人との出会いは偶然であり、それぞれが地続きで人生なんだと再確認。
日常生活の微妙な温度感が沢山触れられるような話でした。
Posted by ブクログ
続編を読むために再読
前作に引き続き
どっぷり世之介の世界観に浸ってます
すっかり脳内は
世之介ナレーションで
日々を生活しております
まだ続きがあるって
幸せだ…(^^)
さて、記憶力のない私なので
こちらもすっかり初見な感じで
読ませてもらいました
前読んだ時は
1作目より大人になって
ダメダメになった世之介を受け入れるのに
ちょっと時間がかかったようですが
(前のレビューによると)
今回はすんなり受け入れていました
とにかく空気感が心地よくて
コモロンとの空気感、
桜子の家族との空気感、
特に亮太と隼人との空気感が
めちゃめちゃ好きです
世之介が感じた幸せを
読みながら自分も感じていました
でもこれ、
世之介の人生の底辺の話だったんですね笑
こんな風にいろんな人と知り合って
まだ日も浅いのに
ずっと一緒にいるような関係になれるのが
とても羨ましいです
全然底辺じゃないと思う
さてこの先どうなるのか
楽しみだ!!
Posted by ブクログ
横道世之介続編。
世之介がどういう結末を迎えるか、今回は最初から知った上で物語を辿っていくことになる。この経験が世之介を形作ってラストに繋がるのかな、とか考えながらの読書で、世之介のささやかな成長を素直に喜べなかったり‥。
社会人編?ということでエピソードは素朴さを残しつつ、考えさせられる要素が増えた気がします。
次が完結編かな?世之介の軌跡をキチンと見届けたいと思います。
Posted by ブクログ
一作目から続けて読んでみて
最初はゆったりしたストーリー展開に、中々読み進まなかったけれど、段々世之介の魅力に引き込まれた。
隣に住んでいそうで中々いない、ただただ善良である人。
心がほっこりしました。