ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 失われた貌

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    久しぶりにとってもハラハラしながら、ページをめくる手が止まらない感じで読み進めました。初めて櫻田先生の本を読みましたが、どんどん続きが気になり、あっという間に読み終わりました。
    伏線回収とかどんでん返しが好きなので、読みながら『これは伏線だろうなぁ』とか『ここでの話が何に繋がるのかなぁ』と思いながら読んでいきました。予想していても、話が進むにつれて『こう繋がるの⁉︎』と驚かされました。また、『元社長のこの話がここで⁉︎』など、予想もつかない伏線回収でさらにびっくり!!
    久しぶりに、推理小説で楽しめました。

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    2025年12月05日
  • ママはいつもつけまつげ ~母・中村メイコとドタバタ喜劇~

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    最初は芸能人の家族はどんな感じなのかと、ミーハーな気分で読んだ。
    途中から面白くて、でも切ない感じで作者が親を大切に思う感じが伝わってきた。
    どんな親でも良い面もあればおかしな面もある。
    それをひっくるめて親なんだと。
    おかしな面があるからこそ愛おしくなる感じ。
    そうだなぁと妙に同感して2度読んでしまった。

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    2025年12月05日
  • 新選組血風録 新装版

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    短編なので読みやすく、講談とか落語の人情噺のような話が多い。燃えよ剣でもそうだが司馬遼太郎の書く土方歳三と沖田総司はとくに魅力的で読めば読むほど好きになる。

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    2025年12月05日
  • マリアビートル

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    前作からやはり面白い。
    主人公のひ弱そうなのに実は強いところがいい。
    王子が素直に嫌いでした。
    爽快感のある作品。

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    2025年12月05日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ネタバレ

    やられた。まんまとやられてしまった。めちゃめちゃ面白かった。
    購入を迷って、買ったら買ったで読み始めてから後悔したりして・・いやいやいや。あのね。私と同じように迷ってる人にこそ是非読んでほしい。
    騙されたと思って読んでほしい!
    読み終わってみたら、最初から(読む前から)最後まで、完全に作者の思う壺だったんだなってことがわかる。
    これ絶対2冊目も買います。

    もう、キャラクターが立ったラノベ調のお話は、歳とっちゃった私は全然読めなくなっちゃったので(若すぎて…)
    正直、賭けに出たつもりで買ったのに、読み始めたら「思っていた通り!」のラノベ調登場人物たち…冒頭から「うぇー・・ムリかも」となってしま

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    2025年12月05日
  • 世界はきみが思うより

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    久しぶりに本を読んで泣いた。誰を好きとか、誰が大事とか、どう生きるとか本当はもっと単純で簡単なことなのかも知れないけど、それでも難しいと思い生きづらさを感じる人もいる。人の感情や気持ちってその時々でも、相手や場面でも違うからひとつには括れないのに。時枝くんの両親も冬馬の父も酷いと思う。例えそう言う風にしか生きられなくても。冬馬の母の言葉と愛情にほんとに泣けた。大事な存在だからこそ唯一の生きがいにしたりしがみついたりしちゃいけない、正にそう。みんなの見上げる空が美しく、気持ちのいい風が吹いていることを願う。

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    2025年12月05日
  • ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞

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    ばけものを好む中将に付き添う右兵衛佑宗孝の物語 第7巻
    今作は、ニの姉の出産に、十二の姉の恋愛騒動、
    それに、完全に解決していない、九の姉に対する専女衆との絡みが進展していく。

    シリーズものですし、九の姉と専女衆との関係は、前の六巻がまだの人は、
    読むことをおすすめします。

    毎回、宗孝の姉たちが物語に絡んできて、右大臣家や天皇家も絡んできて、
    中流階級のはずの宗孝を含め姉弟で大変な展開になってます。
    ばけものこのむ中将こと、左近衛中将宣能は、冷静沈着と言いますか、
    父親である右大臣との関係がうまくいっているのかいないのか、
    そこらへんも進展していくので、今作はこのシリーズを読んでる人は、

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    2025年12月05日
  • 春の星を一緒に

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    やっぱり… すごく良かった

    満点のゴールの続編だとは知らずに読み始めたが、随分似ているなと思ったら、やはりそうだった
    満点のゴールでは奈緒の夫の不倫が前半しつこく描かれており、ここの部分はこの小説に要らないのではないかと思っていたが、この様に続編として繋がるとは…

    「亡くなる瞬間まで、人は幸せを感じることができる」
    旅立つ人が最期まで幸せを感じてくれたなら、残される人も未来に希望が持てる

    これは三上先生のブレることのない信念だ
    この言葉は胸に刻みたい

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    2025年12月05日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    任侠の世界から始まる。
    主人公の喜久雄は、複雑な家庭で育ち、ヤンチャな少年時代を過ごし、芸能の道へ。

    マツや徳次は、派手な存在ではないけれど、喜久雄の最も核になる人物だなと思う。
    感情がないわけじゃないけれど、何処か人情の薄さを
    感じてしまう喜久雄。そんな喜久雄を熱く支えてくれる2人。そういう人に恵まれて、あぁ、うらやましいなと思う。
    妻、彰子は不憫で仕方がなかったけれど、長い年月を経て、変わることってあるんだね。
    1番不便なのは「悪魔と取引」を聞かされた綾乃だね。子供にそんな事言うのって、大馬鹿なんじゃないのって思ってしまう。

    終わりにかけての喜久雄の変容。
    「国宝」って「幸せ」とトレー

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    2025年12月05日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    出会えたことに感謝したい、素晴らしい本。
    五感を刺激する美しい文章、丁寧な描写に癒されて幸せな読書時間を過ごせた。 
    お茶を極めた特別な人の本ではなく、わからないながらも同じことを続けたからこそ見えた境地や、筆者が体験した点と点がつながり自分の血と肉になる瞬間の感動が語られる。
    季節のおもてなし、その日のテーマと調和を考えた細かな演出など、お茶の世界の心尽くしに感心した。
    近くに置いて何度も読み返したい本。



    「それだけだった。なのに胸を突かれた。シンプルな動きに、あらゆるものが含まれていた。形そのものが心だった。いや、心が形になっていた。」

    「人間はどんな日だって楽しむことができる。そ

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    2025年12月05日
  • レモネードに彗星

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    円城塔が帯を書いていたことから読んでみた。
    これは好み!こういうなんか起こってるけどなんも起こってなさそうな?青春甘酸っぺえな?みたいなノリは好きかも!(ただし万人にはおすすめできない)
    表題作が1番理解できなかった。誰かの解説読みます。

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    2025年12月05日
  • 犯罪者 上

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    ネタバレ

    途中からどんどん引き込まれた。
    散りばめられた場面がどう繋がっていくのか楽しみ。不法投棄については確かにそうだと気付かされた。今の時代は改善されているかはわからないが、生産ラインが増えてるのに捨てる場所は増えないという問題。誰かがしないといけない仕事。

    政界も絡む巨大企業に3人がどう立ち向かっていくのか下巻も楽しみです。

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    2025年12月05日
  • 世界99 下

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    賛否両論あるかもですが、私は素晴らしい作品だと思う!!


    性格のない主人公・如月空子が、周囲に合わせて「呼応」しながら生きていく様子と、愛玩動物の「ピョコルン」を巡る物語。

    このディストピア、マージで、気持ち悪かったです。人間らしさがなくなった、(逆に言えば全人類が人間らしくなったとも言える。)混沌とした世界。
    絶対受け入れられないけど、主人公の周囲と呼応しながら話をしたり、その場その場でキャラを変えたり、誰しもがしてる事。共感できる。そのほかの感覚も全て理解できるから気持ち悪い。

    読まないとわからない感覚だと思います。
    お勧めはしませんが、呼んだら教えてください笑

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    2025年12月05日
  • モモ

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    時間に追われたことのある私にとっては、おもしろくも怖い話だった。たくさんお金があって忙しくても、幸せとは限らない。作中には『致死的退屈症』とあったが、うつ病のようなものかなと思った。

    大人になってから読んだ方がわかるというか、おもしろい。

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    2025年12月05日
  • ババヤガの夜

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    バイオレンスで、ミステリーなドカンっ!と濃い本でした。友情というか、愛情というか、尚子と依子の関係がなんか素敵だと思いました。

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    2025年12月05日
  • 朝が来る

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    audible⭐︎
    それぞれの心境を濃く描いている。
    最後は続きがまだまだあればいぃのに…と名残惜しい気持ちになった。きっと皆が自分の人生を歩んでいくんだと思う!そぅ思わせてくれた♡
    ドラマもみていたから川島海荷さんの演技を思い出した。

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    2025年12月05日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    めちゃくちゃ面白い
    伊坂幸太郎はキャラクターが魅力的だなと思うし、話の構成もすごい
    そして伏線回収もすごい
    さすが伊坂幸太郎という感じ
    もっと伊坂幸太郎の本を読みたいと思った

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    2025年12月05日
  • わたしの幸せな結婚

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    続編も全て読んでるが一巻が何回読んでも好き。
    2人の関係がどうなっていくのか、どう変化して行くのか読んでて楽しい。

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    2025年12月05日
  • 別れを告げない

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    1948年済州島の4・3事件をモチーフに、作家と事件のサバイバーの娘との友情を超えた愛の物語

    歴史を乗り越えて今、を生きる2人の結びつきに感嘆してしまいました…

    そして事件の哀悼を終わらせないメッセージをじっくりと受け止めました

    主人公キョンハの片頭痛の発作の痛みと娘インソンの切断された指の医療措置に呼応する、不思議なあらすじの枠組みも印象的でしたし、

    雪の描写が択一で、あくまで静かなのに、哀悼がしんしんと迫るような感じがやはり素晴らしかったです

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    2025年12月05日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    もうすぐ死んじゃうってわかってる人が主役の物語を読んだのは初めてかもしれない。死んじゃうのは悲しいはずなのに、とても温かい小説だった。

    印象に残った文章がたくさんあった。
    雫が「私、まだちゃんと生きている。」と生を実感していること、「私、もっと生きて、世界中のいろんな風景を見たかったなぁ」と本音を吐き出したところ、「きっと、私の人生は、生きることのままならなさを学ぶためにあったのかもしれない」と自分の短い人生の意味を悟ったところなど。

    また、シマさんが「生かされているんだなぁ、って。だって、生まれるのも死ぬのも、自分では決められないもの。だから死ぬまでは生きるしかないんだよ」と言ったセリフ

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    2025年12月05日