ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 禁忌の子

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    救急医・武田の元に搬送されてきた自分と瓜二つの溺死体。
    このあらすじで読むことを決めたのですが、中盤から終盤にかけての展開が驚きの連続で物語に引き込まれました。
    ミステリーとしても面白いのですが、命、血のつながり、生きる意味など、考えさせられることも多くて他人事とは思えない内容でした。

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    2026年02月08日
  • ハンチバック

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    YouTubeで評価の高かった芥川賞受賞作、予想以上に面白かったです。ミオチュブラー・ミオパチーによる重度疾患をかかえる主人公が語る諦念・願望・怒りなどが、アイロニーや皮肉を混えて軽快に豊かな表現で描かれ、たった70ページとは思えないほどの重厚な物語に感じられました。
    主人公が言う「堕胎がしてみたい」「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」という願望も、その合理的理由に納得感がありました。

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    2026年02月08日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    山Pのドラマを見てたから結末を知ってたけど、いざ読んでみるとすごく面白い。

    最初は文字が全く読めないんだけど、文章で段々と賢くなっていくのが読んでいて面白い。
    頭が良すぎて、途中からまた読めなくなったけどw
    理解できなくなる笑笑
    でもだんだん文章が元に戻ると切なくなってくる。

    頭が良いと周りを見下してしまう、
    そして自分より賢い人がいると妬む人がいる
    なんか色々むかついたな
    家族もあたおかだし、働いてる人も最低だし
    障害があるときは、すべて恵まれているように見えていたのに、本当はそうではなかった、
    面白かったな

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    2026年02月08日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    死にたがりの愛を知らない奴隷の少女が人間嫌いの美しい魔物の王と出会う物語!!あらすじだけでも私の好みでした!!✨️

    最初は人間の王様は悪い人かと思ってた。ただ不器用な男だった。大切な人のために行動してる人たちが沢山いてよかった。

    最初読んだ時ミミズクがフクロウに惹かれた、好きになったのは人間扱いされなかったミミズクを初めて人間として扱ってくれたからなのかな。

    フクロウがフクロウっていう呼び方認めてたり、ミミズクに対しては面倒くさそうな表情したり、頭を撫でたり。不器用な優しさがあって可愛いな。

    とにかく二人が、いや皆が幸せになってほしい!!
    フクロウにはまた絵を描いて欲しい。またあの森で

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    2026年02月08日
  • 博士の愛した数式

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    この愛は純粋で、静か。
    愛する対象に何も求めない。

    印象的だったフレーズがあった。
    「いくら対象が突飛でも、彼の愛し方は正当的だった。相手を慈しみ、無償で尽くし、敬いの心を忘れず、時に愛撫し、時にひざまずきながら、常にそのそばから離れようとしなかった。」

    この空気感、三浦しをんさんの「愛なき世界」を読んだときと似ているかも。
    自分の中の穏やかで、凛とした部分を引き出してくれる本。

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    2026年02月08日
  • レ・ミゼラブル 上

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    ネタバレ

    ・少年文庫なのにあまりにも容赦がなく、悲劇的すぎて情緒が本気で殴られる。

    ・「人が善くあろうとすることは、こんなにも困難で、それでも価値がある」ということを真正面から知らされる。

    ・冬に読みたいと思って、購入から半年以上温めてきた。

    ・映画は何度も見た。
      公開時1回目は友達と、もう一度集中して観たいと思い2回目はひとりで。
      配信でも数回視聴し、昨年の再上映も観に行った。

    ・映画を何度も観たからこそ、5日間でするする読めた。
    ・映画を何度も観たのに、こんな場面あったかしらと見返したくなった。でも話の大筋は同じで安心。


    以下、ネタバレを含む印象に残ったところと、映画では無かった

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    2026年02月08日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    今回の舞台は前作から100年以上経ったレーエンデ人の双子アーロウと天才劇作家リーアンのお話。

    アーロウは幼い頃に母に捨てられ、その後、生まれた時から一緒だったリーアンにも捨てられ別々に暮らし始める。

    リーアンが昔の英雄テッサをモチーフに戯曲を書こうと決め二人で旅に出るあたりから、一気に面白さが増加しています。リーアンの魅力もどんどん増していきます。最後の結末は悲し過ぎますが兄弟は最高でした。
    英雄テッサも第二作の主役、まだ記憶にあったのでこちらもとても嬉しいです。
    今回の革命は剣ではないというのも好感が持てます。



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    2026年02月08日
  • スター

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    質とは何か、価値とは何か。
    自分は何を大事にして生きているのか。
    そして、他者の大事にしているものを大事にできているのか。

    自分と他者(の見えているほんの一部分)を比べて、羨んで。
    これまでの自分の選択は正しかったのか考え、時には、間違えてなかったと思うための理由を探して、誰に責められた訳でもないのに勝手に苦しむ。
    そんな経験が誰しもあると思う。
    ちなみに、私はよくある。

    この本を読んで、私は今まで何てくだらないことをやっていたんだろう、と心がすっと軽くなった。
    そもそも、自分と他者を同じ土俵で比べられる訳がないのに。
    今していることの良いところを探そう、これまでしてきた選択を認めて堂々と

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    2026年02月08日
  • 孤独な夜のココア

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    今まで恋愛をテーマにした小説はいくつか読んできたけど、ただの恋愛小説ではない。ドキドキしたり、自分もこんな恋してみたい、、という感じではなく、
    とっても繊細で、リアルな感じがした。上手く伝えられないけど…………

    お話に出てくる女性たちはみんな自立していて恋愛に振り回され過ぎていないのが良い。でも誰かを愛しいと思う気持ちは、人生を豊かにしてくれるんじゃないかと思った。

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    2026年02月08日
  • 時をかけるゆとり

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    読書が嫌いな高校生だった当時の私が読書を始めたきっかけとなった一冊です。「読書=難しいもの」という認識を崩してくれました。

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    2026年02月08日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    外国人の売春婦が殺されると同時に、ホテルの放火事件も発生し、外国から稲を食いつくす害虫まで出てくるという。

    害虫の専門家と鮫島で害虫を追いかけつつ、事件を解決していくという。

    もう、色々な事件が一緒におこり、なおかつ、ごちゃごちゃにならなず、次が気になって、最後はイッキ読みでした。

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    2026年02月08日
  • 霊獣紀 獲麟の書(上)

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    帯の中華ファンタジーが気になり購入。
    歴史小説にファンタジーが融合した作品。
    一角とベイラは、まだ未熟だが能力は高く正義感が強い魅力的な主人公。
    かなり壮大な話になりそう。

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    2026年02月08日
  • 薔薇の名前[完全版] 下

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    ネタバレ

    笑いと真理、異端運動、間テキスト、作者の死

    理性による絶対的な真理(神)の探究が、真理の存在の否定につながってしまうとしたら、中世のキリスト者はどのように振る舞うのか。ウィリアムは合理的思考と明晰な頭脳を持つがゆえに、信仰の限界に立たされている。ウィリアムは信仰者であり探偵という矛盾する役割を課せられているのである。
    これを踏まえると文書館の中心が中庭になっている(なにもない、空)ことにも意味があるように思える。人間は中枢にある真理に近づこうと書物を書き、知識を積み上げてきたが、実は中心には何もないのではないか。この構造は小説の軸である一貫した意志のない連続殺人事件とも一致する。

    探偵小説

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    2026年02月08日
  • さくら日和

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    「おめでとう、新福さん」が愉快すぎて読んで元気でた。いい意味でずっと子ども心があっていいな〜と思った。くだらないことをするの大事。

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    2026年02月08日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    密室殺人の小説なんてベタだなぁとか思いながらトリックを暴く意気込みで読ませていただきました。
    その結果全く想像できない犯人の鮮やかなトリックにまんまやられました。。。
    悔しいのは知識がある人ならトリックの詳細まで、知識が無くてもトリックの発想は思いつけるように物語が作ってある点です。
    著者の森博嗣さんと私の脳のスペックの差を見せつけられました。
    さらにトリックだけではなく、登場人物がみな魅力的なのもこの小説が完璧であることを裏付けています。

    ああ、読書って楽しいなあ。そう再実感させてくれる素晴らしい作品でした。

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    2026年02月08日
  • ままならないから私とあなた

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    私自身、「生産性のないものは意味がない」「何かに繋がらないのであれば無駄である」と信じ切り、見切りを早くつけることが正義だと思っていた節があった。この本を読んで、無駄を愛すことの大切さを突きつけられた。もっともっと、意味のないようなことを楽しんでいこうと思う。

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    2026年02月08日
  • スピノザの診察室

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    登場人物が、全員魅力的。
    京都の風景や四季の移ろいが、細かく描写されているところも大きな魅力の一つ。
    哲学をもっと学びたくなる。
    深い哀しみを知ると、人は強くなる。
    こんな温かい医療現場があればいいな。

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    2026年02月08日
  • 六色の蛹

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    ネタバレ

    虫好きの心優しい青年 魞沢泉シリーズ第三弾。
    行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。
    ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。

    花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。

    埋蔵文化財センター宛に届いた、工事現場から不穏な埋蔵物が出たという連絡がきっかけで、過去の捏造騒動の真実を暴く「黒いレプリカ」。

    ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」。

    魞沢の師匠だった、へぼ取り名人が亡くなった。『白が揺れた』の後日談で

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    2026年02月08日
  • 言語化するための小説思考

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    人生は小説だ。

    いやー、面白かった。『君のクイズ』も最高、『地図と拳』はトップクラスに好きな小説で、そんな小川哲さんのエッセイと言われたら読むしかない。
    ここまでエンタメの言語化が見事とは恐れ入った。

    小説思考と言いつつ、もっと広く自分を取り巻く世界に対する思考法にまでつながっているように思えた。
    これも読者の解凍方法の一つなのだろう。

    自分と世間の評価が合致しないときの価値観の相違を考えるってのは身に覚えがありすぎる。結構いろんな解凍方法ができるように価値観をアップデートしていっている最中だ。

    そして、何よりもあとがきの言葉が熱すぎる。声高に宣言する姿があまりにもかっこいい。果たして

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    2026年02月08日
  • 幸も不幸も最適量

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    ナナオワールド全開の作品でめっちゃ笑った。
    これまでにないエッセイ。
    ナナオさんの人生が幸せか、はたまた不幸せと思うかは自分次第。

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    2026年02月07日