ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 私たちの世代は

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    ⭐️5.0
    コロナ禍で学生だった子供たちの心情がありありと描かれていて、良かった。
    夜の仕事をしている明るいお母さんが、とても素敵だった!
    感動するところが幾つもあって泣きました!
    読んで良かった。

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    2026年08月29日
  • ババヤガの夜

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    良質な映画を観たかのような余韻。読みやすいのに重厚。爽快であり哀しい。人間ドラマで最高のミステリー。

    最初はバイオレンスだし依子の闖入の理屈も乱暴だしで少し躊躇しましたが、暴力描写は長くないので苦手な方もササッと読んでください。
    ストーリーも人物も魅力的で緩急も素晴らしく一瞬で読み終わったのに、余韻に浸りしばらく感想が書けませんでした。

    何日も経った今でも、乱暴者で魅力的な依子の微笑み、シニカルででも人間味のある柳の眼差し、気高い人形から凄みを滲ませた尚子の覚悟が浮かんでは消えていつまでも囚われています。

    別の著作も必ず読みます。

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    2026年08月29日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    サラッと書かれているがフィールドワークの過酷さと、トライアンドエラーの繰り返しで少しずつシジュウカラが言葉を持つ証拠を積み重ねていく筆者の忍耐と情熱には敬服するばかりだ。

    個人的に冬場の水ごはんはちょっとしたホラー。

    動物言語学の誕生は門外漢の私でも非常にワクワクさせられる。
    私が生きている内には無理かもしれないが、少し先の未来にシジュウカラ以外の多くの動物の言葉が読み解かれる日が来るのかもしれない

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    2026年08月29日
  • 侍女の物語

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    ネタバレ

    女性を「産む機械」として扱うディストピア社会。
    戦争があったかして世界が荒廃しそのような社会となったようだが語り手は直接説明はしない。時々、思い出したように断片的に提示される情報から読者が推測するしかない。

    オブフレッド、という語り手の名のおぞましさ。本名を名乗ることは許されず、「フレッドの所有物」と名付けられる。さしずめ日本なら「一郎の」というところか。出産できる性は貴重なはずなのに逆に社会のリソースとして管理される。徹底的に人間性を排除されて。

    中盤まではだらだらした締まりのない語りにイラつきながら読んでいた。出産のための「儀式」あたりからドラマとして盛り上がりを見せたように思う。この

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    2026年08月29日
  • AI崩壊

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    ネタバレ

    とても感動しました!

    AIの便利さと、アナログだからこその良さが、どちらも際立つ物語でした。展開もテンポが良く、最後まで一気に読み進められました。

    桜庭の「命の選別」という考えについては、言いたいこと自体は理解できます。しかし、そのために選んだ方法は、決して正しくなかったと思います。

    天才的な頭脳は、使い方次第で人を救う天使にも、人を傷つける悪にもなり得るのだと感じました。

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    2026年08月29日
  • i

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    ネタバレ

    「アイは自分の手を見た。じっと見た。罪に一度も手を染めたことのない、だからといって汚れていないわけではない自分の手を。」

    世界中で起きている事件や天災、自殺
    ニュースを見て悲しみを感じるけど、数時間後には楽しいことで笑っている時に、ふと、さっきの悲しみは偽物だったのではないかと、自己嫌悪に駆られるのを西さんの言葉で表現してもらったように感じた。

    サラバの時にも感じた心の震えをこの作品でも感じた。何度も読み返したい。

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    2026年08月29日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    大事なことを初めに語っているが、中を読み始めるとスッカリそのことは忘れ、没頭して読み進んだ。主張は最初と最後に詳しくは中に、まるで説明文かと思う流れだった。中の終わりに結論が見えるも作品が終わるとサクッとひっくり返される展開にただただ唸るしかなかった。作品のテンポ感も好きで、他のシリーズも読みたいと思った。

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    2026年08月29日
  • 涅槃の雪

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    天保の改革と遠山の金さんの話。なかなか良かった。天保の改革ってこんなんなの??

    雪の中、女が橋の上に立っている。ひと月前に十手を引き継いだばかりの一平は、隠し売女だとばかり駆けていくが、収まりがつかなくなった。遣手ばばあが飛んできて頭を下げる。

    3月、北町奉行に遠山左衛門尉景元がやってくる。門佑は奉行に呼ばれ、今日から片腕になれと言われる。奉行に呼ばれてあれこれ訊かれる。他の与力が調べた罪についても、覆してもいいんじゃないかなどと言われて門佑は困る。奉行に呼ばれれば呼ばれるだけ上役の機嫌も悪くなる。

    水野忠邦の肝煎りで隠し売女摘発が行われる。お白洲で遣手は奉行に金さんと呼びかける。一人の

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    2026年08月29日
  • 社喰い

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    M&A業界は体制が良くないのかなと思いました。

    M&Aにおいて悪意がある場合にはここまでメチャクチャなことができるのかと思ったのと、その危険性を孕んでいるにもかかわらず、それを防止するための制度がまだまだ整備されていないのかなと。

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    2026年08月29日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    三島屋変調百物語 再読フェア開催中!

    ★だんまり娘
    魔物を呼び寄せる声『もんも声』を持つ娘のお話。
    締めに富次郎が描いた、浜を見下ろす峠で休んでいる男の子、その絵が目に浮かんだ。
    自由になって世の中を楽しんでくれてると良いな。

    ★あやかし草紙
    個人的には瓢箪古堂の若旦那より青野様の方が心騒いだけれど、おちかはしっかりと前に進んで幸せを自分と手で掴んだ。末永くお幸せに!

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    2026年08月29日
  • 死んだら永遠に休めます

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    ネタバレ

    これはホラー小説ですか?
    めちゃくちゃ面白かったけど最悪すぎる、元気ない時に読んでたら確実に大BADはいってた
    自分で気づけないだけで私も青瀬みたいな人だったらどうしよう………

    捻くれているので仁菜除く総経部メンバーはもちろんのこと、佐伯はオツムが弱い子に取り入る支配欲エグいストーカーおじさんみたいでなんか怖かった、全員怖いよーᵕ̩̩_ᵕ
    ただただ良い人ならすみません

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    2026年08月29日
  • リリアン

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    「リリアン」(岸政彦)を読んだ。

    人生に二周目なんてものがあるとしたら
    きっと大阪の言葉を話して
    こんなふうな恋をしたい

    そう思わせる
    じんわりと沁み込んでくる傑作

    岸政彦さんの文章にはとてつもない浸透力があるのだよ。

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    2026年08月29日
  • 箱庭図書館

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    コンビニ日和とホワイトステップが特に面白かった。ホワイトステップでは、交わった世界がまたもとに戻って言ってしまう寂しさもあったが、それぞれの後悔であったり、無念が晴れてハッピーエンドで終わって良かった。この作者さんの作品はかなり感覚的に好きだなあとおもう

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    2026年08月29日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    とても興味深かった。皇族の方の書いたものを初めて読んだ。女王やプリンセスと呼ぶとは知らなかった。
    自分は理系しか知らないので、文系の博士号の取り方に驚いた。文系の研究の意義もわかった。
    皇族なら、色々と優遇されているのでは?と思って読み始めだが、本人の努力あっての結果なのだなと考えを改めさせられた。

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    2026年08月29日
  • 正欲(新潮文庫)

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    テーマは多様性だけど、正しさについて向き合うきっかけになった本。
    この本には多分、明確な答えがない。なので、読み進めているとかなりモヤモヤします。

    けれどもモヤモヤする分、ただ文字列を追うだけでなく、自分の中にある価値観について問い直すことができました。

    視点が移り変わりながら物語が進んでいくので、視野も広くしながら読めます。

    この本から得られるものはきっと多いです。おすすめです!

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    2026年08月29日
  • 空、はてしない青 下

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    『空、はてしない青』(メリッサ・ダ・コスタ)

    上下巻まとめての感想です!
    ※読み終えてから少し時間が空いてしまったので、細かな出来事よりも、今でも心に残っていることを中心に感想をまとめました。

    若年性アルツハイマー型認知症を患った青年エミルが、残された時間で「行きたい場所へ行く」という夢を叶えるため、キャンピングカーで旅に出る物語。

    ただ、一人で旅をするのは心細い。

    そこでインターネットで同行者を募集し、現れたのがジョアンヌという女性だった。

    ほとんどお互いのことを知らないまま始まった二人旅。いろいろな土地を訪れ、人と出会い、同じ時間を過ごすことで、少しずつお互いが抱えているものが見

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    2026年08月29日
  • 空、はてしない青 上

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    いつまでも後悔しないよう一気に読みました。自分の命が短いからといって、病気を治すためだけに病院や医療にかかるのが当たり前だと思っていたけれど、それが全てじゃないんだなと思いました。自分の延命と、自分がやりたかったこと、そして家族や友人、それぞれを天秤にかけてみて、どれをどう生きるのかというのがまた自分の考えなんだということがわかりました。その中で、人生は一度きりなんだから、自分がやりたいことを大切にするのが重要なのかなということも改めて思いました。そして、今自分がやりたいことは何なのかということも、改めて感じさせてくれる本でした。

    下巻にまとめて感想書きます!

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    2026年08月29日
  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

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    文体の間合いが美しく、読むと心が落ち着く薬のような本。最近で最も好きなエッセイ集。アルコール依存症を乗り越えた評論家が、自身の日々の些事や記憶を手がかりに、やさしさと弱さを前提としてものごとを見る眼差しと態度を一貫して提示してくれている。こんな文章が書けたら素晴らしい。タイトルがまたいい。

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    2026年08月29日
  • メソポタミアのボート三人男

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    温度、湿度、風、川の音、川の周りの景色、匂い
    詳細に、だけどしつこくないさらっとさで描写されていて旅した気分になれた。
    美味しい食べ物の話しも盛りだくさんで、
    飽きずに読めた。

    自分にとって大きな収穫はクルド人についてで、この本を読むとクルド人と言われる人々を取り巻く環境が概ね理解できた。
    日本でも問題になっているけど、島国日本人の立場からでは理解し得ないクルド人の成り立ち、歴史的な背景からくる問題がある。

    しかもこの本の良いところは、それを伝えようとして書かれているわけでなく、あくまで川旅の中でで会う人々を正確に描写するために必要な説明として書かれているからとてもフラット。
    中立の目線で

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    2026年08月29日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    100万回生きた猫。
    有名作で名前と何となくストーリーを知っている程度でした。
    ただ何度も生き返った猫が満足して生き返らなくなっただけでしょ、と思っていたのですが…

    この本を読んだのは独身だった時と子どもが産まれてからの2回です。
    そして今回は子供が産まれて読み聞かせをしてから感想を書いています。

    今まで家庭環境も悪く親なりにいろいろやってくれたけど大きな感謝もなく親がやってくれた事より自分で努力して今の地位を獲得したと思っていました。
    どこか冷めていて努力しない人を下に見ていた私が結婚し子供を産んでこれを読むと自分の人生と重なり何だか涙が出てきてしまいました。
    特に猫が100万回生きたと

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    2026年08月29日