小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレまぁ地獄。地獄しんど面白い。子供たちを取り巻く貧困や家庭内での問題がテーマで、未来を切り拓くために彼女達は残酷な選択をする。作者のあとがきにもあったように、こういったことは世界のどこかで起きているのではなく、すぐ自分の近くの現実でも起きてきて、今この瞬間にも苦しんでいる子どもがいるのかもしれない。そういったことを考えさせられる。未来の自分と名乗る者から手紙が来る…そんなワクワクするような導入からこんなに重いテーマになるとは流石です…。まだ湊かなえ作品の中でもかなり重い部類なのではないでしょうか。章子、ありさ、真珠(文乃)、篠宮先生今後のみんなに幸あれ…篠宮先生はハッピーエンドかな?「ママ」こと
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Posted by ブクログ
ネタバレアメフトと倫理と日本語ラップ。
ANNを聴いている人たちは時折出てくるエピソードが「あの話だ!」ってなる。
神に逆らった罰で山頂まで岩を運ばされるシーシュポスは、不条理な運命を与えられながらも運命に抗い続けた。神様にも運命に抗うことを止めることは出来ない。カミュはそのシーシュポスを幸せだ思わねばならぬとした。
結果や誰かに何をいわれたか、意味とか運命なんてものと関係なく自分がどうしたいか、どうせずにいられないか、もう一度強く生きたいとおもった。
この先人生で自らを奮い立たせるときに何度も読み返したい、血が沸るような物語。
カミュのシーシュポスの神話も読んでみたい。
「神様って人間に与えた -
Posted by ブクログ
後半は、東ヨーロッパへ入っていく。この時代の東ヨーロッパは共産主義の力が強く、裏寂しさを感じた。
なぜ共産主義が生まれたんだろう?人々の貧しさを救うための共産主義だったはずが、権力を持つ人だけを太らせ、人々から自由を奪って貧困の中に閉じ込めているようにしか思えない。
一方で、資本主義の罠によって大きな借金をして一度は死を決意した長瀬が、絹子の存在やシギィやピーターの助けもあって、再起を図っていくところは読み応えがある。特に、オーストリアでの未来の音楽家たちのモルダウの演奏は、長瀬の心に希望の光を灯したに違いない。私の頭の中でも想像の世界で鳴り響き、感動を覚えた。
そして、7ヶ月もかけたド -
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Posted by ブクログ
素晴らしい小説でした.......心をぐっと噛み締めながら読む小説でしたね。
平家物語が琵琶法師によって唄い継がれているものなら、最初に編纂した人が確実にいて、全ての戦いを見てきた誰か、なのだとしたら、それは女の人しか居ないのですよね。だって男は戦で死んでしまうんだもの。
茜唄は、知盛の家族、知章も知忠ももちろん希子も、みんなで繋いだ唄だったんだね。知盛の妹の友達のふくよかなお方もね。笑
もう、知盛のことが好きすぎて、清盛の名前をなかなか思い出せなくなってしまいました。
日に日に世界が悪くなっていく今の時代、戦うということの意味が武士の時代とは異なっていて、何が正解なのか私には分からな -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作「爆弾」が大変おもしろかった、続編「法廷占拠 爆弾2」
2もめちゃくちゃおもろいー!
これは絶対に前作を読んでから、読むべし!
そしてセットで並べておくべし!!
前作、爆弾魔で無差別に至るところを爆発させた、自称記憶喪失の霊能力者【スズキタゴサク】
なんとその爆弾での被害者は死者98名、重軽傷者は500名を超える…
そんなスズキの裁判が占拠される。
犯人は爆弾事件で父親を亡くした柴咲。しかしその親は毒親で苦労と絶望を与えてきた親。それでもがんばって努力をしてたのに報われなかった若者。そしてなぞの共犯者。
人質は約100名。
そして驚異の生配信………もちろん爆弾付き。さらには拳銃付き
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