あらすじ
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
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おもしろい!
初めてアプリで小説を購入!題名に惹かれて買いました。
パソコンで管理された孤島の研究所でおきる不可解な事件。
トリックや研究所のを理解するのに必要な、パソコンやネットワークの話も(少し前の作品だからか)細かく説明がされていて、分かりやすいと思います。
また今の感覚だと、小説に出てくるようなシステムの会社は実存するあたりも、
時を経て、この作品がより面白く感じる気がします。
キャラクターも魅力的だし、奇妙な事件を通して個々のキャラクターの内面、変化が感じられるのもとても良かったです。
とにかく、気づいたら読み終わってました。
アプリ初の小説がこの作品で良かったです。
Posted by ブクログ
コンピュータシステムについては現在でも遜色ない内容で、携帯電話が普及する前の作品とは思えなかった。デボラなどまさに今のAI!
犀川と萌絵のキャラが立っていて、面白かった。殺人事件なので重苦しくなりがちだけど、萌絵の明るい感じが救ってる気がする。この二人が活躍する作品をS&Mシリーズというんですね。続編も読んでみたい。
理系ミステリーということだけど、私は哲学的な印象も受けた。
Posted by ブクログ
良かったと思います。
自分の体調があまり良くないのもあって、重めのミステリーだなと感じる部分もありましたが、普段の自分ならもっと楽しく読めてた作品だろうと思いました。
各章を色で表現するなどの工夫もあって、そこの面では読者を楽しませてくれました。
Posted by ブクログ
再読。
まず、この世界観を1998年に書かれているということに驚愕。ワープロなんてワードが出てきている時代にも関わらず、天才によってプログラムされた、コンピュータを巧みに使ったトリックなんて、もはや今でも十分最先端に感じられる。そして、何より犀川先生の天才ゆえの偏りきった考え方や、四季博士のぶっとんだ天才思考がベースとして進むことで、この物語の独自性が確固たるものとして出来上がっている。
キャンプしに行った浜中くんたち以外、出てくる人みんな天才すぎて(笑)中々読み進まない箇所もあったけど、ここからまたシリーズを辿って読んでいきたい。
Posted by ブクログ
この小説は読み始めてからすぐに読み終わった。それ程引き込まれるというか、タイトルにヒントがあるとは思っていたが、最後まで殺人の謎を解くことはできなかった。プログラミングの知識も掛け合わせて書かれており、今まで読んだ小説の中でも飛び抜けて面白かったと感じた。やはり、ミステリーは面白い。
Posted by ブクログ
子どもの頃に読んだ、森博嗣『すべてがFになる』を再読。理系ミステリーの代表作ですね!
改めて読んでもやっぱり面白い。事件のインパクトに圧倒されます。
そして何より、登場人物たちの理系独特の思考や言い回しがクセになりますね。数学やコンピュータに詳しくなったからこそ、新たに頷ける箇所もありました。
Posted by ブクログ
大学生のとき以来とかの再読。やっぱり抜群だなあ。登場人物のセリフのパンチラインがすごい。森先生、引退撤回してあと100年くらい書いててくれないかな。。。
Posted by ブクログ
天才はどこまで行っても天才で、そして孤独で。
素晴らしいミステリー小説でした。
最新テクノロジーを導入した研究施設での密室殺人。
30年前に書かれた小説とは思えない舞台設定と科学的なアビリティで、最後まで飽きずに読めた。
時代錯誤的描写は、どこでもタバコを吸えることくらいかな笑
最後の章は特に引き込まれた。
読み終わって、タバコを吸いながら読後感に浸っている時は、凡人の私でも少しだけ犀川先生とシンクロ出来た気がしました笑
Posted by ブクログ
バイト先の上司の方のおすすめで読んだ。
最後の最後まで自力では解けなかった。予想できるところはあっても、手段や動機が全部予想外。
登場人物が個性的で、難しい話でも次々読みたくなる文章力がすごい。天才がちゃんと天才。
理系ミステリー初めて読んだけどかなり面白かった。
Posted by ブクログ
・最後の最後まで犯人が誰か分からなかった。
・犯人が分かった後もなお「動機」が何なのか、結局娘は存在するのか?妹は存在するのか?最初に会った博士は誰なのか?死体は誰なのか?まで最後の9割進むまで理解が追いつかなかった。
・「すべてがFになる」という意味は、理数系ならではのキーワードとの事だったが、文系の自分にとっては新しい世界を知れました。「天才」とはこういう方々の事を言うのですね。
・作品は違いますが、東野圭吾のガリレオの湯川教授が本作に登場していたら、湯川教授もさぞ楽しかっただろうと想像しました。
原点にして頂点
第一回メフィスト賞受賞作。
天才と密室、全てがFになる時。
上質な伏線と圧巻のトリックに頭をフルスイングで殴られるかのような衝撃作。
必見です。
匿名
面白かった。
とても面白かった。この作品、この作者に今まで出会わなかったことを後悔してる。
ずいぶん昔の作品だったのか。
森先生の作品を読んでいきたいと思った。
最終部分が実によくできている
途中まで半信半疑だった。
気になって先を読もうとするが
そんなに最初からどうしても
先に行きたいほどではなかった。
誰が謎を解き明かす人物かという
自分の読みも外れた。
そのことも終盤では
快かった。
最終部分を緻密に作って
いたからだったのだ。
半ば近くなって読む速度が上がった。
読後感が良かった。
人生に対する、常識を超えた
倫理的にはどうかと思うが
なるほどと思える考え方に
感心した。
終わり方にも
倫理的には正解でなくても
ある種の快哉を覚えた。
娘に勧められて
娘に勧められて、読んでみることに…
現代もののミステリーは久しぶりだったので、付いて行けるか不安でしたが、すぐに杞憂に。
文章も好みだし、登場人物も魅力的。一気に読めました。
20世紀の終わりごろって、まだ携帯電話もインターネットも一般人にはそれほど馴染みのあるものではなかったなとか、出どころの不明なフロッピーを無暗に共用のパソコンに突っ込むなとか、WSとか懐かしさを感じるものがいろいろと…
中華航空機墜落事故って、この小説が書かれた少し前だったな、とかも。
シリーズもののようで、楽しみです。
Posted by ブクログ
すごく面白い!随分前にドラマを観ようとしてハマれず、ようやく小説を手に取ったが、もっと早く読めばよかったと後悔するほど…シリーズのようなので、気分転換したいときに読み進めたい
Posted by ブクログ
「孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。」
ずっと気になっていた作品。
まずタイトルがかっこいいですよね。
理系ミステリと言われてる本作、ド文系の私でも理解できる範囲の理系要素なので、それが理由で避けていた人はぜひ読んでみてほしいです。
トリックについては良くあるトリック、ですが「すべてがFになる」というタイトルの回収は素晴らしいです。
ただ、これは作品の中でも言及されているのですが、犯人の動機は天才ゆえに読者には理解できないものとなっており、そこだけ少し現実離れ感があります。
そもそもこの作品の主人公である犀川も西野園も天才の分類なので、現実離れしているので、そこを許容できれば、理系SFミステリとしての完成度は高い作品だと思います。
Posted by ブクログ
後輩からのオススメ本として借りたこちらの作品。
最初は天才の考えることが天才すぎて、なかなか読み進められず。。。
そして本を返す時にプレゼントしたくて、講談社文庫55周年夏フェアのめじるしブックチャームでこの作品を狙って何冊も買ったのに、結局当たらず。。。笑
その代わり? 私の好きな『十角館の殺人』のチャームを2つゲットしたので、これを早く後輩にプレゼントしたい!という一心で、なんとか読み進める。
ところが最後は、
「えっ?!えっ?!つまり。。。えっ??!!」
となり、まんまとこのシリーズを読み進める門をくぐってしまいました♪笑
ミステリーでありながら、所々に哲学的な会話もあって、出てくるキャラクターたちのことをもっと知りたくなる。
今まで読んできたミステリーとはひと味違う魅力のある作品だったなぁ☆
Posted by ブクログ
時代設定(確か)は1994年、今から30年以上前。当時、森博嗣が描いたAIとの共生はやっと近年普通になっているのでは。そうすると30年以上先取りしたミステリーとなる。。?
久々に読み直し、単純なミステリーとしての楽しみに加え、こんな視点で読むのも面白かった。
Posted by ブクログ
濃いめのミステリーで読むのに時間がかかってしまった。
まず98年刊行の小説と分かりながら読むと、今でいう所謂AIであったりだとか、研究所内の最新テクノロジーが30年後の現在が見えているかのようなリアリティがあり面白すぎた。
ただ内容としては読者レベルが求められるだった。
受験の現代文みたいな文章ですんなり入りにくい部分が結構あったり、会話も一定の専門的な知識がないと100%理解できないとこがあったりで、自分がまだこのレベルに到達してないのを感じた。
殺人の動機やトリックは斜め上すぎるとは思ったが、まあ天才の考えることやし理解できんでいいかとぎり納得。
最後の推理パートの部分はVRの中で繰り広げられてるのがなんかワクワクした。
Posted by ブクログ
めっちゃ面白い。世界観も舞台となる研究所も楽しくて好き
製作者だからできるトリックと密室の作り方がたまらないね
プログラマじゃないと細かいところわからないんじゃないかなと気になる
タイトルもオシャレ
キャラの思考については天才が考えることはわからない!というところ
特に所長を殺した心情的な動機と所長が誤魔化すのに協力した理由がちょっと納得いかない。
先生が人格たくさんあるのは描写が丁寧でわかりやすくていいね!
ラストの描写の意図がちょっとわからなかった。
考察読むのが楽しみ!
Posted by ブクログ
読み始めると暇な時間を全て費やして読んでしまうくらい本作に引き込まれてしまった。
自分はプログラム系には全く詳しく無いのだが、そんな人にでも分かるように答に対する解答を作中に載せてくれているのは本当に有難かった。
残り9作品も読んでみたい…
Posted by ブクログ
1996年に書かれたとは思えない。未来を完全に見通していた天才的な一冊。
正直、理系の専門用語や独特なロジックが多くて、今まで読んできた小説に比べると最初は頭に入りにくく、少し苦戦しました。自分の理解力不足か文章のクセか……と思いながら読み進めていたのですが、途中でそんな戸惑いも吹き飛びました。
何より衝撃的だったのは、この本が1996年に書かれたという事実です。
今でいうスマートスピーカー(アレクサ)のような存在や自動配膳ロボット、そして「ボーイフレンドなんてそのうちコンピュータが作ってくれる」というAI恋人を予言したかのようなセリフまで出てきます。当時としては先進的すぎたVRの概念も含め、インターネットすら一般普及し始めたばかりの時代に、現代のテクノロジーをここまで正確に先読みしていたことに恐ろしさすら感じました。
そして、物語の真相にたどり着いたときの衝撃。
自分が頭の中で「こうだ」と勝手に思い込んでいた前提や認識が、見事に足元から覆される感覚がたまりませんでした。この手の「まんまと騙される快感」がある小説が好きな自分には、最高のごちそうです。
読む人を選ぶ難解さは少しあるものの、時代を超えた先見性と、見事なミステリとしての仕掛けを味わえる大傑作でした。
Posted by ブクログ
ミステリーそのものも読み応えがあるが、この本の登場人物の心理がなかなか読み応えがある。
普遍的な考えでは良くないのだろうが、そういう解釈もあるかぁ…と思う話。
真似するものでは決してないが、生き方には色んな解釈があるのだと。
Posted by ブクログ
一番印象に残ったのは、「人間らしさとは何なのか」ということについて。
人間社会で一般的とされる価値観や感情から大きく離れている人物がいること。その人物の考え方にはあまり人間味を感じず、むしろ人間という生き物を外側から観察しているような印象を受けた。
高度な知性を持ちながら、一般的な人間の感情や常識とは異なる価値観を持っている。そのギャップが、この作品の独特な不気味さや面白さにつながっていると感じた。
ミステリとしての謎解きだけでなく、「人間は何を基準に物事を判断しているのか」「論理と感情はどこまで切り離せるのか」といったことを考えさせられる作品だった。
匿名
後半からスピード感がグッと上がっていき驚きながら読む手が止まらなかった。凄く難易度の高いミステリでした。だんだんと人間性も見えてきて、当時人物も前半とはまた違った見方ができ先生に興味が湧きました。
1996年発行
普通、このようなテクノロジーを扱う小説や映画は、年が経つと滑稽に思えるものもあるが、これは違った。ノスタルジーを感じる小物はあるが、大枠の設定やトリックは違和感を覚えず、20年以上も前に発行されていたなんて信じられない。犯人のトリックは、誰かが言っていた「不可能を取り除き残ったものが、どんなに信じられなくてもそれが真実だ」という本格的なものであり、タイトルにもなっている謎の言葉の意味も、説明されれば、なるほどと思える。キャラクターたちにも大変、好感が持てる。おもしろかった。
Posted by 読むコレ
面白くないわけではないけど、まあまあかなぁ…という感想。
萌絵がお嬢様すぎて、けっきょく最後まであまり感情移入できなかった(°_°)
私自身が理系人間ということもあり、トリックの種明かしの場面では頭を回転させて「なるほど!」と、ワクワクしながら楽しく読めました。
Posted by ブクログ
まだ殺人のヒントにすら辿り着くことすらできてないのに、また次の殺人が起きて…と、スピーディーな展開に飽きが来なかったです。
天才がプログラムした「四重」の密室殺人には心惹かれるものがあります。
そして、タイトルにもなっている「すべてがFになる」が事件を紐解くヒントになっており、のちに主人公がしっかり解説してくれます。ですが、ド文系の私には一文字も理解できませんでした。
私が、私の予想通りの上振れない知能で悲しくなります。完璧に理解できる頭脳なら良かったのに…(悔)。この本自体は初版から28年経っている作品ですが、VRの描写が登場しています。数年前に読んでいたらもっと理解ができなかったと思います。今のタイミングで興味持てて良かった。
話は上記のように面白かったです。
ですが、登場する人物が全員アニメっぽいキャラクターなのが、どうしても受け付けませんでした。また、結局は本筋と関係なかったVRの場面の、細かすぎる情景描写などは、物語のノイズに感じました。
本筋と関係ない所でモヤモヤしてしまったので3にしましたが、本当は3.5。
Posted by ブクログ
孤島の研究所で発見された密室状態の死体を理系教授の犀川とお嬢様生徒の西之園コンビが解き明かしていく、哲学的要素と科学的発想が光る本格ミステリー。
1996年の作品だけあって、めっちゃタバコ吸うな!笑
コンピュータ系の話が少し難解な部分もあり、理解していたら、皮肉な部分とかも少し楽しめたのかもしれないが、文系には少し楽しみが少なかった。ただ、難しすぎて読めないわけではない。
人が中に入れない密室を、まさか、産まれるという点で解決してくるトリックは見事!
プラスして入れ替わりトリック、被害者も協力者というのもあり、だいぶこんがらがって、混乱をきたす仕上がりだった。頭疲れた。
ただまぁ納得感はあるし、そこまで変とも思わなかったので、よくできているなーと。
天才、真賀田四季というキャラクターにいろいろと翻弄された。多重人格に加えて娘、妹と入れ替わるんだから、そりゃ分かるわけねぇわな。
どちらかというと、ミステリーメインではなく、哲学的な話がメインなのかもしれない。
Posted by ブクログ
理系クローズドミステリーの金字塔。
30年前の作品とは思えない先端技術の描写に驚いた。
ただ、分からない専門用語などが多数出てくるため、読むのに少し手間取る。
ストーリーは面白いとは思うけど、自分にはあまり合わなかったかなm(_ _)m
Posted by ブクログ
自分はエンジニアなので、たくさんそういった用語が出てきて楽しかった。
ウェディングドレスを着て両手足を切断された遺体は、真賀田四季本人ではなく、彼女の娘(拡張された自己・遺伝子)でした。
四季は研究室のシステム「レッドマジック」を利用して周囲を欺き、生きて島から脱出しました。
プログラムのタイマーが最大値(16進数でFFF…など、限界値)に達したときのエラーや、すべてのデータが特定の値に収束する仕組みを示していました。
Posted by ブクログ
ちょっと天才すぎる話だったわ。まったく予想つかなかった。
でもどうやってあの環境で娘を育てたのかが引っかかりすぎた笑
ミルクは!?さすがに完母か。でもおむつは!?でも博士なら風呂場とかで毎回洗うとか、それ専用の機械とか作っちゃうんだろうな。天才だから。
スッと理解できる話ではなかったけど、今まで読んだことないようなジャンルでなかなか良かった!
Posted by ブクログ
オッケーGoogle的なAIがあったり、VRやショートメッセージみたいなシステムが登場するが、今から26年前にこれらのシステムの構想があったことに驚いた。ミステリ自体も予測がつかないし、電子空間と掛け合わせていて独特だった。
Posted by ブクログ
友達がくれた本
オシャレな装幀とタイトルで気になってたからうれぴ
結末は想像できなかったもので、天才の思想は私には理解できなかった
たぶん私のことも天才から見たら、鍵の開け閉めのみできるロボットのように無能な有機物に見られるんだろうな〜>⩊<
ゴリゴリ文系だから、何言ってんだべってなることもあるけど、ちゃんと読み飛ばさないで進んだらトリックは理解できた
自分の好きな人が、他の人に恋してるとかきつい
続編も沢山あるみたいだから読みたい
Posted by ブクログ
ある意味館系。外部連絡遮断もシステムをコンピュータ依存にさせると現代でも出来るもよう。
全てがFになるは、納得がいったので、息子が情報系勉強しだしたら薦めてみたい。
長く、会話にはちょっと冗長な部分もあるイメージなので★3。