【感想・ネタバレ】すべてがFになる THE PERFECT INSIDERのレビュー

あらすじ

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

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QM

ネタバレ 購入済み

施設の人を色々疑ったけど、なるほど、結局博士自身の仕業でしたか~~
最後までしっかりまんまと騙された感じ、だったが面白かった。

1
2025年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

密室とも呼べる孤島で起きた天才の殺人事件、しかも犯行現場も密室という、常識ではあり得ないような設定ながら、こちらの想像を超えた結末があり、期待を裏切らない面白さだった。新藤所長の殺害の場面は、最初の一撃で所長が死ななかったという偶然に無理やりかこつけている感じもしたが、それもあるいは計算かと思わせるくらいの、真賀田四季の天才ぶりだった。理系らしい、パズルを解いていくような論理展開も良かったので、ぜひシリーズを読み進めたい。

0
2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2026年に初めて読みました。AIやVRはもはや身近で、逆にどこでも煙草を吸う人間は珍しい現代においては、研究所も四季博士のような人間もこの世のどこかに存在するのではないかと思えます。
トリック自体は人間にしか不可能なもので、閉ざされた部屋にいたもう1人の存在に驚きましたが、それ以上に「誰かに好意を持って妊娠出産する」という博士の行動があまりにも人間らしいことに、この小説の面白さがあると感じました。
ウエディングドレスを着て死のうとしたところも、親に認められずこのまま世間にも知られずに終わる所長との関係を最後に示唆したかったのではと思いますし、最後に犀川先生に会いに来たことと会話の内容からも結局は人との関わりを持ちたいように感じられました。
悩んだ末に子供を殺してまで得た自由をどう過ごすか、四季博士の今後が気になります。

0
2026年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった〜〜〜!
この人が犯人?この人が犯人?って考えながら読むけど全然当たらず。犀川先生はカッコイイけど、ヘビースモーカーやし、コーヒーめっちゃ飲むから口臭そうってずっと思ってた。笑

以下、引用
日常、自分の身の回りで発生する些細な摩擦は、体温を保つために必要な運動なのかもしれない。嫌なことは相変わらず沢山あるが、我慢しきないことは歳とともに減少している。しかし、それとともに、嫌なものの対象は、他人から自分の内側へと向かっていた。周囲との摩擦を避け、ごまかしている自分が、どんどん嫌いになっていきそうだった。

↑私はあまりにも凡人すぎるけど、共通する感覚があって嬉しかった。

高校時代理系を選択していたから、理系のミステリーってどんなもんだ?と思って読み始めたものの、全然難しかった。今でこそVRとか身近にあるし、抵抗なく物語を読み進められたけど、30年前の時代だったら想像力がなく、読めてなかったかもしれない。

0
2026年03月12日

匿名

ネタバレ 購入済み

20年以上前の作品と知って驚きました。
VRとかAIとか、今読んでも違和感なく出てきて凄かった。
おもしろかったです。

0
2023年08月10日

ネタバレ 購入済み

娘に勧められて

娘に勧められて、読んでみることに…
現代もののミステリーは久しぶりだったので、付いて行けるか不安でしたが、すぐに杞憂に。
文章も好みだし、登場人物も魅力的。一気に読めました。
20世紀の終わりごろって、まだ携帯電話もインターネットも一般人にはそれほど馴染みのあるものではなかったなとか、出どころの不明なフロッピーを無暗に共用のパソコンに突っ込むなとか、WSとか懐かしさを感じるものがいろいろと…
中華航空機墜落事故って、この小説が書かれた少し前だったな、とかも。

シリーズもののようで、楽しみです。

0
2020年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 他人の手によって始められた生なのだから、他人の手によって終わらせてもらいたいと願うのは自然なことなのかもしれない。
 苦痛や喪失を伴う死を最終地とする生が苦痛であるから、他人の手によって、干渉されることで終わりを迎えることが救いになるのかも。

0
2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女史の行動原理は何度聞いても腑に落ちることがない。自分達とはあまりにも違いすぎて、3重もの密室を破って外に出てしまったのは何だかパンドラの箱が開けられてしまったような取り返しのつかない空恐ろしさを感じてしまう。
しかし本作が三十年近くも前に執筆されていたことにはやはり驚いてしまう。今でこそリモートワークも一般的になったが、それが根付いたのもコロナの流行ありきだ。こうして見ると技術的にはずっと前から可能だったのについ5年程前までそうはならなかったことを思うと、コロナが無ければ今もまだ出社が当たり前の企業が大多数でリモートワークなんて知らない人も多かったのだろうなと思う。こうした先見性のある物語を読むのは本筋以外にも楽しめるところがあって面白い。

0
2026年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真賀田四季のキャラクター性が面白くて、自分の創作に活かせそう。犀川や西ノ園のキャラクターの対比もいい。作者の研究者、学者としての専門的知識が使われており、わたしも道を極めとけばよかったと思った(笑)赤ちゃんを部屋の中で夫以外にバレずに育てるのはかなりむずいと思ったけどそういうことをいうのは野暮だ。トリックも面白かった。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読してやっと少し分かった!気がする 何も生産してないけど、百年二百年先を考えられるのは僕らだけってところ好きかも!

0
2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どこまでいっても博士が天才故なのか、自分の頭では博士の考えが理解できなかった
博士の考えを自分なりにまとめると、
1. 生きることはバグ=正常となる時に生命は終わりを迎える
2. 他人に干渉されることこそ愛されるということであり、それは人間の本能的欲求である
そして博士の言う他人の干渉というのが殺されることに値する。それはバグを修正する行為であり、自由へのイニシエーションであると考えている。
3. 正解であるかどうかというのは、その人がそうであると信ずるもの。つまり主観的なものであるとしている。

無情に見える博士でも、生を受けたからには愛されたいという欲求は確かにあった。
しかし、14の時に両親に理解されず、突き放された。
故に、どこかで愛を渇望するようになった。
愛を得るには自分が殺される他なかった。
といったところだろうか。

ここまでの論理構造は理解できても、やはりそもそもの価値観が理解できない。
まず、他人からの愛情を受け取る方法が殺しでしかないということ。これはそもそも生きてることが不自然であるという思想がないと生まれない考え。そうなると、この思想はどこから生まれたのかが不明。
この思想が正しいと仮定するなら、地球上に存在する生命をすべて否定することになる。
そう思うのは結構だが、ではなぜそれが不具合なのかの説明がない。確かに人類の発展に伴って、地球への被害は著しい。
しかし、それを博士が嘆いているようにも思えない。
博士の本質は不自然への嫌悪なのだろうか?
とは言いつつ、子供は身籠るんだとは思ったけど。
やはり彼女を変えたのは、両親が死んだときなんだろうと思う。
結局、正解は人によるって考えだから、この考察も意味を成さないというか、逃げられたなって感じがする。
凡人には天才の考えが理解できないというところに帰着してしまうのが考察を難しくしてるのかな。
逆にいろんな考察があるのも、こういった作品の良いところなのかなとは思う。

0
2026年03月24日

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