ブレイク

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2,035円 (税込)

10pt

3.5

震災や環境保護の影響で脱原発、脱炭素が叫ばれ、代替エネルギーの開発競争が熾烈を極める現代。地熱発電推進派の切り札として、宮城県で巨大な「蔵王復興地熱発電所」の開発が進められていた。人気の若手衆院議員・仁科良一の見守る中、ついに巨大な熱水層が掘り当てられる。仁科は、かつて日本最大の地熱発電所を手がけた開発業者のトップ安藤幸二と共に期待に胸を膨らませるが、熱水層はすぐに枯れ、蔵王の地熱発電は暗礁に乗り上げてしまう。実は開発前の調査データの改ざんがあったというのだ。誰が何の目的で改ざんを行ったのか? 巨大なエネルギー利権をめぐって政財界の謀略と駆け引きが過熱する中、不可能と言われる夢の発電方式「超臨界地熱発電」が実現に向けて動き出す。エネルギー問題が最も注目される今、「予言の書」と言われた名作『マグマ』の正統なる後継作がついに登場!

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ブレイク のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    前提条件や国際情勢がほぼ現実世界と同じ。ということはこんなことが実際にも起きているのか?むしろ起きていないと日本ヤバいんじゃないかと思うほどのリアリティ。

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    Posted by ブクログ 2024年02月03日

    地熱発電開発をめぐる関係者の奮闘を描いた作品。目指す先は高邁で共感出来る。しかし、政界の裏工作やSNSを使ったフェイクニュースの利用などなりふり構わない工作がすっきりせず、作品の価値を落としていると思う。それにしてもカーボン・ニュートラルに対する日本の動きが鈍すぎて未来が心配。『マグマ』の後継作らし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月02日

    これからのベースロード電源には、地熱発電だと思っていましたが、規制が強いのがよく分かりました。今後普及すれば良いのですが。

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    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    エネルギーも食料も。日本の安全保障は…。喉元過ぎれば熱さを忘れるで危機感なし。景気が持ち直してきている今こそ、何とかしないといけないのに浮かれてばかり。「日本人は、生きるために自ら闘おうとしない。『お上』にまかせておけば、どうにかなると思っている」でも地震国で地熱発電大丈夫なのか?

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    Posted by ブクログ 2024年01月29日

    脱原発で、風力発電や太陽光発電などは知っていたが、地熱発電は初耳に近かった。
    この本で知ることになったので、今後関心を持つことが出来る。

    ただ、小説としてはいつもの政治的な駆け引きから抜け出せず、あまり目新しいストーリーとはいかず。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年04月27日

    感想
    エネルギー関係はほぼほぼ政治問題だな。小説に書いてある通り、奇しくも中東危機の真っ只中で、中東からの石油が止まると日本のエネルギー確保が瓦解する。何十年も前からずーっと同じ問題を抱えているから政治家もやる気ないんだろうな。

    今やロシアからの資源確保も難しいから地熱とは言わないが、メタンハイド...続きを読む

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