あらすじ
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
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Posted by ブクログ
個人的にミステリーの中で警察小説・刑事小説は苦手な部類。
探偵小説に比べ、エンタメ要素が少なく、全体的に地味なイメージがある。
今作も、そのイメージのままではあり、序盤に発見された遺体の状態にインパクトがあるだけで、事件の真相が分かるまでの道のりは地味。
しかし、この地味さが醍醐味なんだなと気付かされた。
「正規ルートを一歩ずつ歩いていく」感覚が癖になる。
肝心の事件の真相は、個人的に結構ビックリしたし、ラストの数ページは読むのが少し辛かった。
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皆さんと同じように、相関図が欲しいと思いました。最初は誰がどうしたかを追うのに懸命でなかなか読み進めなかったですが、後半はあっという間に読めました。最後の方では人間関係の描写が上手くて涙が出ました。本屋大賞誰が取るんでしょうか。私はこの作品好きです。
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作品を読み進める中で、特にP34の「規則とそれを守る正しさだけでは社会は回らない」という一節が深く心に残りました。
現場で折り合いをつけようと努力した結果、逆に市民の不満を招いてしまう……。この展開は、単なる勧善懲悪ではなく、良かれと思って動いたことが裏目に出るという「大人の社会の皮肉」をリアルに描き出していて、読んでいて切なさを感じました。正しさが不満を招くという逆説的なバランスは、私にとっても仕事や人間関係で直面する永遠の課題になりそうです。
これからは、ただ正論をぶつけるのでも安易に妥協するのでもなく、伝え方やタイミングといった「文脈」を工夫する努力をしたい。周囲を俯瞰しつつ、納得できる「落としどころ」を探れるような柔軟さを持ちたい、と思わせてくれる一冊でした。
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さすが本屋大賞候補作。
最後まで引き込まれた。
複雑な伏線回収ではあるが、書き方が優しく、離脱することなく楽しむことができた。
正しさとか愛ってなんだろう。
結局他人は他人だしな…。
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失われた貌、タイトル通り貌が無くなっていた。貌がなくなるとは人生がなくなる。日野刑事たちの推理力、何気ない証言からのひらめき、ヒントを散りばめて最後犯人までの行き方が妙でした。感動も出来て最高でした
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全く別物と思われた事件が執拗な捜査で繋がっていく。
時系列を整理して読むとかなり優秀なミステリーでかつ優秀な警察小説だった。
伏線の回収、結末までの展開見事でした。
そせてハードボイルドなのがまた良い。
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丁寧な伏線回収が光る本格的な警察小説
無駄のない構成で一気読み
「刑事日野雪彦の1週間」
事件や新聞報道だけでなく、家族との日常生活にも描かれる伏線回収が微笑ましい。
登場人物が魅力的で、刑事日野雪彦が何を考えて行動に移しているのか、読者も一緒に考えながら読み進めて謎を楽しめる。
真相を暴く側と隠す側の攻防、葛藤も丁寧。
登場人物のマスターが良い。
/Lost Identity
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2026年このミステリーがすごい!第1位
2025年週刊文春ミステリーベスト1
2025年ミステリが読みたい!1位
第14回山中賞
普通におもしろかったけど、前評判と帯でハードルが上がりすぎていたのかあまり没入できなくて読むのに時間がかかってしまった。
無駄がなく、伏線として全部つながっていくのは好きだけど、逆にああこれも関わってくる話なんだとわかってしまい、特に血液型はあからさまだった。
顔が潰されたからには、人が入れ違うことも気づいてしまう。
うどんの詩は素敵だった。
3人って気づかなかったけど、3人だからってあれが羽幌だろうってことにはなんでなるの??
辻晴一がいきなり包丁を持って浮気現場に乗り込むことにはもう少し説得力のあるストーリーがあってほしかった。
正統派な感じでおもしろいけど、文章はわかりにくいなと感じる箇所がいくつかあった。
Posted by ブクログ
基本的に事前情報なしで読み始めるので、表紙とタイトルからてっきりホラーだと思い込んでた。
想像と違いすぎて入り込むのには時間がかかってしまったけど、最終的にはとても面白かった。やるせなかった。奥さん気の毒すぎる。ロクデナシの旦那のせいで全部めちゃくちゃにされて、それを隠す提案をしたせいで自分も罪になるなんて。一番守りたかった子どもも守れない。あの旦那は何回死んでも償いきれないロクデナシ。
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一気読み。面白かった。隼人くん登場シーンのたびにぐっときてたなかで、終盤、もしかしてそういうことか、、、と気づいて、すごくやりきれない気持ちになった。ただただ、まっすぐな隼人くんが、この先、小さくてもいいから、暖かい光の中で生きていけるといいなと思った。
初期段階で不自然に出てくる近隣での夫婦間の事件が何かしらの形で絡んでくるんだろうなとは予想がつくし、紹介文にあるほどの「本物の伏線回収とどんでん返し」ではないかなと思うけど、淡々とした中にも日野さん(と羽幌さん)の熱さを感じて、楽しく(と言っていいのかな?)読ませてもらった。
日野さん以外だと、バーのマスターと県警捜査一課の緒方さんが結構好きなキャラ。
Posted by ブクログ
久しぶりのミステリー
凄惨な現場と犯人像に若干疑問、、
ストーリーより
登場人物の日常や
ちょっとクセのあるバーのマスターとかが面白かったです
Posted by ブクログ
本屋大賞ノミネートされて購入したこちら!
私は好きでした!!
感想見てると酷評多めな気がしました...
確かに帯はちょっと期待高め過ぎかな??
最初は登場人物と時系列が掴みにくくて
整理するのが難しいという印象で
寝落ちしてしまう日々が続いたのですが笑
櫻田さんがXでも紹介されていた
フリーペーパーをみて人物と細かい情報を
理解してから格段に読みやすくなりました!
迷ってる方、脱落した方は見て欲しい!!!
(凄すぎて手元に欲しかったな
後半は展開が気になり一気読み!
ネタバレになるので書けないけれど
大人に振り回される子供たちが理不尽でならない。
読んだ後に改めてタイトルの意味を考えると
なるほどなーーと納得できるはずです
初読みの作家さんでしたが楽しめました!
本屋大賞ノミネート作品7作目です
Posted by ブクログ
登場人物や舞台設定はありふれた設定でしたが、それが逆に現実的で、サスペンスドラマ見ているようでした。
子供がいる人が読むと、思うところが分かれ、エンディング二人の刑事の決断に悩むのではないでしょうか。
「失われた貌」の遺体が無残でしたが、読み進めていくと、クズと分かってくるので、それはホッとできてよかったです(笑)
Posted by ブクログ
登場人物が多くて、何件かの事件が絡んでるので、整理しながら読まないとわからなくなりそうで、読むのに時間かかりましたが、後半はいろんなことがどんどん繋がって…登場人物の多さ、情報量の多さで広がった話が一つに収束したラスト。読み応えあって、面白かったです。
Posted by ブクログ
読む前から期待が高まりすぎてしまった。関係ないと思っていたことが全て繋がっていた。そんなに世の中狭いかな?でも面白かったことは確かです。
Posted by ブクログ
2026本屋大賞ノミネート
刑事が主人公のミステリー
伏線回収とどんでん返しは綺麗に決まっていて、ミステリーとして面白い
そのうえ、人物の描写が見事で登場人物がみなはっきりとした輪郭を持って描かれていた
文章の淀みやムダも少なく非常によく書かれた小説と感じた
Posted by ブクログ
本屋大賞ノミネート
「このミステリーがすごい! 2026年版」(宝島社)国内編1位!
「週刊文春ミステリーベスト10 2025」国内部門1位!
「ミステリが読みたい! 2026年版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇1位!
など多くのランキングで高評価を得ているので読んでみた。
『あの本読みました?』の中で、鈴木保奈美が「メモしながら読まないとわかりづらかった」みたいなことを言っていたので、最初から丹念にメモしながら読む。
そもそも、どの本を読んでも、人間関係などごっちゃになりがちな私なので。特に、推理小説は読み慣れてないし。
そのおかげか、すんなり頭に入ってくる。文章もとても読みやすい。
また、推理小説によくあるパターンだが、警察の同僚が、いろいろ個性豊かで、クスッと笑えるところもあった。
どんでん返しは面白かったが、これが他のミステリと比べて、怒涛の伏線回収で、大どんでん返しなのかは、あまりミステリを読まないのでよくわからなかった。
王道ミステリ
点と点が繋がっていく王道ミステリ!
圧巻のトリックで魅せるどんでん返し、感情が交差する切ないラスト。必読です!
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登場人物に人間味があって魅力的に感じました。
凄惨な殺人事件を追いながらも、日野とお嬢さんの会話は笑えるし、ほろりとさせるシーンもありました。
こういう伏線回収もあるのかと、最後は温かい気持ちになれました。
Posted by ブクログ
被害者や、加害者や、その家族や、家族になろうとした者が抱える悲しみや苦しみを、刑事が背負うことはできない。
その人々のかわりに傷つくこともない。
できるのは事実を調べ、突きつけ、事件に関わった人たちを、そこに向き合わせることだけだった。
そうして向き合った先にこそ小さな光があるのだと、信じることたけだった。
(本文より)
匿名
気になり続ける展開
ショッキングな事件からシュールな人間模様まで
一筋縄ではいかない内容でどんどん読み進めれます。分かりやすくもあり、複雑でもある話しです。
Posted by ブクログ
文章は読みやすかったです。
わたしだけかもしれませんが
途中で人物相関図が欲しくなるくらい混乱しました。
ちゃんと理解して読めたら、たぶんもっと面白い本なんだろうなと思いました。
Posted by ブクログ
王道の警察推理小説って感じです。
登場人物の個性が立ってて会話もコニカルな場面多数ありで面白い。
伏線回収は緩やかに。
でも綺麗につながっていく感じが気持ちよかったし、主人公日野係長と羽幌課長の違いが最後に描かれてて納得??できたというか腑に落ちる終わり方でした。
それでも、ラストの文章には余韻が残してあって日野さん自身がとった選択が正しいのかどうかに葛藤する表現がされてましたね。
Posted by ブクログ
評判が良かったので。
刑事が飄々としていて好感が持てるし、警察内の同僚や部下たちの人物の個性的な描き方、楽しく読めた。弁護士先生の口調が特に面白かったのでこの登場人物でまた!とさらなる期待してしまう。
ただ、事件の件、真相(過去へ遡っての)何だか早々と推測ついてしまって、どんでん返しの妙はワタクシ的には今ひとつ…。
Posted by ブクログ
山奥で発見された顔が潰された遺体。その事件を捜査するうちに過去がどんどん明らかになっていろんな人を巻き込んでいくミステリー。
いろんな出来事が繋がって最後きれいに伏線回収されてスッキリ楽しく読めた。
Posted by ブクログ
「リアル」読み進めていくうちに、常にこの言葉が頭をよぎる、勿論殺人事件はある意味非現実であるが、そこには過去のそれぞれの想いや・浅はかな考え色々な感情が入り混じって現在の物語に繋がる。
著書のどこがリアルを感じたか?というと追う者と追われる者の大きな駆け引きや、心理戦という様なスリリングな展開はなかったものの、謎は大きく立ちはだかる、推測ではあるが淡々と状況や仮説を組み立ていく刑事の日常の様な感覚にリアルを感じた。
事件も真相が解るにつれて、人間臭さという物語の深さを感じた。
Posted by ブクログ
山奥で身元不明の死体が見つかる場面から始まる物語。捜査で様々な真実が明らかになる。
一体どのような展開になるのかと思いながら、読み進めることができた。本の紹介にあった「伏線回収」は楽しむことができたと思う。過去の様々な出来事が事件に結びついており、後半の展開は好みでした。
感情移入しづらい部分や、展開が少し分かりづらい部分があり読み進めにくい部分がありました。
Posted by ブクログ
⭐️3.1
とっても読みやすかったけど
このミスにも選ばれたし
本屋大賞ノミネート作と期待値を上げ過ぎてた分
もう一捻り欲しかったなぁ、と
犯人も途中で分かってしまったし残念。
隼人が気がかり。最後もう少し見たかったなぁ。
平均的
主人公は家庭と部下に悩む中年刑事。
死体の顔が潰れたので当然入れ替わる。
色々あったけど最後は人情でふわっとした締め。
ごくごく平均的な警察小説。
しかし御大層な絶賛のせいで期待値が高くなってしまってがっかり感が強い。
知らない作家の小説なんてなにもなければ手に取らないので、まんまとやられた気分。
内容が地味なので余計にそう思う。