【感想・ネタバレ】失われた貌のレビュー

あらすじ

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

顔をつぶされ遺棄された死体。その背景にあるストーリーが徐々に明かされ…
緊張感あふれる導入、後半につぎつぎと回収される伏線。
今年も文春ミステリーベスト10、一位はすごかった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

一体の身元不明の遺体が発見される
顔は潰され、手先は切断、歯も抜かれ執拗に身元を隠したかった理由は?
点と点が線になり、たぐり寄せた先には意外な事実が…
男と女と家族と他人
毛玉の様に絡み合った思惑を解きほぐした先に真実が見えてくる

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

主要人物の日野刑事はどこか間抜けで飄々としてる
ミステリーなんだけど、ヒトの感情や業が垣間見える
旨いギネスを出す哲学者のようなマスターや
ちょっと突き抜けた弁護士など
魅力的なサブキャラもいて面白かった

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2025年12月16日

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バーのマスターがヤバい、あのマスターはマスターの中のマスター、周りのマスターなんか目じゃないキングマスターオブマスター

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2025年12月13日

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まさに伏線、伏線、伏線。文体は淡々としているが警察小説的な深さを感じる。よみながら、目を大きく見開くような驚き。その伏線に騙される快感があった。

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2025年12月11日

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ネタバレ

警察組織の警官の物語であるものの、まるで本格推理の探偵ものの構成で面白かった。ミステリ的な機微は家族関係にも及んでいる。初読みの作家さんだけど気に入ったので今後フォローしていきたい。血液型の予備知識がある人は引っ掛かりがあるので、気づきやすいかも。素直なストーリーで面白く読ませて高評価だけど、帯の煽りはちょっとやりすぎかなという感じ。最近、ハヤカワ新刊を中心に帯のあおりに騙されそうになる。今回もそんな注意が必要かも。

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2025年12月08日

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ボケーッと読んでると難しい。それぐらい絡み合う。
おそらく多くの人がそうだと思うのですが、バーのマスターの渋さがカッコいい…!

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2025年12月07日

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なかなか面白かった。
中盤までの五里霧中さから、終盤に至る二転三転はいい。

3088冊
今年316冊目

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめて読んだ作家さんだけど、すごく読みやすかった。顔を潰された遺体、身元不明の遺体が出ると父親か確認しにくる息子、様々な要因がだんだんつながっていく。お見事!

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2025年12月14日

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ネタバレします。

顔を潰され、手も切られた死体が発見される。
なぜこれほどまで証拠を隠そうとするのか?
手掛かりのない中で捜査が始まる。
失踪した人物、夫婦間の殺人、探偵の失踪、要素が複雑に絡まって、過去の不倫と妊娠、なり替わりが分かってくる。
面白い

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2025年12月14日

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全てのパーツが不可欠であった。
謎解きや伏線の為だけではなく、人間を描く為に。
無駄のない、端正で骨太な警察小説。
続編が期待されるのも頷ける良い作品。

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2025年12月12日

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目まぐるしく変容するストーリーに一気読みしました。無駄の一切無い密度の高い内容に感服、まさに読書を楽しませていただきました。

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2025年12月10日

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#失われた貌

「伏線回収」や「どんでん返し」という帯に惑わされずに、本格的警察もののミステリとして読みたい。
警察署間の主導権の綱引きや上下関係の描写はもちろん、主人公と当時人物との小気味よい会話が妙味。

#読書好きな人と繋がりたい
#このミステリーがすごい!
#ミステリの秋2025

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2025年12月09日

匿名

購入済み

気になり続ける展開

ショッキングな事件からシュールな人間模様まで
一筋縄ではいかない内容でどんどん読み進めれます。分かりやすくもあり、複雑でもある話しです。

#ドキドキハラハラ

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2025年11月26日

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「このミステリーがすごい! 2026年版」国内編1位。
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見されます。
事件報道後、生活安全課を訪れた小学生男子は、死体は自分のお父さんかもしれないと。
彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていたのです。
新たな殺人事件が発生したことを切っ掛けに、最初の死体の身元も判明。
男の子の父親ではありませんでした。
ストーリーが進むに向かい、無関係に見えた出来事が絡み合い、事件は思いがけない方向へ。
すべての伏線が回収され、見事としか言いようがありません。
素晴らしい作品です。

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2025年12月22日

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現代ミステリーにおいて探偵がズバッと軽やかに推理する小説がある中でこの作品には驚かされた。とにかく徹底した緻密な捜査や聞き込みで少しずつ真実が明らかになっていく。正直に言って派手さはない、しかしだからこそ得られる事件への信頼性のようなものは読んでいてひしひしと伝わってきた。驚いた部分はそれだけではなく、物語が進むにつれて細かな伏線も回収し、二転三転の真実を知ることになる。この作者の技術には素晴らしいとしか言いようがない。久々に巧みなミステリー小説を読んだ気がする。

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2025年12月21日

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事件はどこに進んでいくのか?
登場人物、会話、小さな行動が見事に繋がり伏線が回収される様は見事。そして、行為の裏にあることまで思いを馳せることのできない自分に深く反省してしまった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

煽りに「伏線回収」「どんでん返し」と書かれているけれども、それ自体はそんなに…といった感じ。
それよりも、古き良き足で稼ぐ地道な捜査とか、主人公をはじめとした登場人物達に魅力を感じたので、日野刑事を主人公としてシリーズ化してほしいなと思った。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

山奥で顔を潰され身元を辿る箇所も徹底的に消された死体が発見される。
「このミステリーがすごい! 2026年版」国内編1位の警察小説。

本筋の殺人事件の他にいろんな事柄が絡んできて、それが後半繋がって伏線回収していくのがすごい。
帯が煽り過ぎなんで、白熱のどんでん返しというよりは淡々と展開していくって感じ。
(以下ネタバレ注意)
警察学校での選択がこの事件にも尾を引いているんだけど、なんかモヤッとするなぁ。仕立屋探偵と共通したものを感じた。いつでも正論が正しいのかっていう。
子供のために両親とも隠そうとしてるんだから、それでもいいんじゃないのとも思う。
犯罪者の子供になったら世間の冷たさは容赦ないよ…ずっと父親を案じている子供にそれはないんじゃないのと思う。父親が全部悪いんだけど。

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2025年12月21日

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読みやすくて面白かったです。
ただハードルを上げすぎたのか、驚くようなどんでん返しはなかったです(ꕹ)
ただサクッと読めてちょうどよかった!

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

年末のミステリランキング3冠作品。
通好みー!という感じもする。

淡々とした書きぶりで、地味っちゃ地味なんだけど良質なミステリー。
地道な調査を続けていく中で、全ての出来事に無駄がなくて、全部ピタッとピースがハマって真実が明らかになって気持ちいい。

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2025年12月20日

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うーん、確かによく書かれたミステリーだと思いますが、「このミス」初め各種ミステリーランキングで1位というほどなのかな〜というのが正直か感想。
昨年の『地雷ドミノ』、一昨年の『可燃物』、その前の『爆弾』ほどのインパクトではないです、ごめんなさい。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

「2025年ナンバーワンのミステリー」と高く評価されていたため、かなり期待して読み始めた。確かによくできたミステリーではあったが、登場人物が途中で誰が誰だかわからなくなってしまう点が気になった。また、ラストもそこまで予想外というほどではなく、個人的には最高傑作とまでは言えない、というのが正直な感想である。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんか読みにくい
人物のキャラクターは立ち上がってこない
最初にしつこかったカフェイン中毒はなんだったんだろう
刑事課長はなぜずっと名前がないのだろう
なんかいろいろちょっとな読後感でした

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2025年12月16日

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本格的なミステリー小説

名探偵も特殊能力も出てこないが、
物語が進むにつれて、無関係と思っていた点が少しずつつながり線になり、伏線が回収されていくのは見事。

全体に漂う犯罪の動機に不貞が絡んでいるのは人間として避けられない事実なのかもしれないが、一人の人間として少し残念な気持ちになった。

残された子供たちがかわいそうで仕方ない。

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2025年12月15日

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伏線回収が綺麗なミステリー

王道のミステリーといった感じで、何気ない描写がパチパチとはまっていく。

オチやシナリオは奇をてらい過ぎたものでもなく、納得できるものとなっている。

ただ、刺激を求める人には少し物足りなく感じる内容かもしれない。

ドラマ化や映画化はしやすい作品かも

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

 うーん、なんだろ?帯にある錚々たるメンバーの言葉をうらぎらな伏線回収であったり、どんでん返しは素晴らしいものがあるとわかるのだが、なんとなく、最初から最後まで、読みづらかったというか、頭に入ってきづらかった。

 私の集中力が原因なのか、文章が原因なのかわからないが、とにかくどんでん返し以上に、頭に入ってこないなぁという印象の方が強かった。

 どんでん返しは想像できてしまったが、それなりに楽しめた。ただ、何か物足りないんだよなぁ。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

面白かったし一気に読んだ。
ただ、このミステリーがすごいで圧倒的な一位という期待値が高すぎて、ちょっと残念な印象も。
人間関係の理解がやや難しく、疲れてる時に読むと戻って読むことになるので、元気な時に一気読みをおすすめします。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

帯の推薦文がすごいのも逆効果になるかも?
ハードル上げて読んでしまうので、期待値が高すぎて、伏線回収も物足りなく感じてしまった。

伏線回収やどんでん返しを期待すると、最後まで耐えて読んでしまうことになるし。

推薦文書いてる人たちのミステリーの方が余程すごいんだけど…。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

面白かったです。初読み作家さんでした。伏線回収とどんでん返しがウリとされてましたが、その帯の高いハードルを越えるには至らなかった印象です。期待し過ぎてしまいました。ただ、無駄無く淡々と事件に向き合いテンポよく話しが進んでいくのでダレることなく読み進めることが出来ました。特に後半は事件解決の裏にある刑事の苦悩や葛藤、事件に関わる人間の様々な感情といった部分がしっかりと描かれていて、作品に厚みをもたらせておりこの辺りは良かったと思います。主人公や登場人物に特別な特徴や個性があるわけではないので、なんとなくテレ朝系のサスペンス2時間ドラマ感は少しあったかなと、決して悪い意味ではないのですが…。櫻田さん作品「蝉かえる」は読んでみたいと思います。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は10年前に失踪し、失踪宣告を受けていた…。

このミスや文春ミステリーなどで1位を取った作品。新聞広告で伊坂幸太郎や米澤穂信がべた褒めしていたので期待して読んだけれど、ちょっと残念だった。登場人物たちに魅力がなく感情移入できないし、タイトルから内容が予測できるからどんでん返しと言わても…。
(C)

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2025年12月13日

匿名

購入済み

期待をしすぎた

新しさや驚きは無く、全体的に凡庸で、これがなぜ高評価なのかと。
ハードボイルドによくあるバーのシーンが取ってつけたようで、むずむずしました。
他の部分がスカスカなのに、そこだけハードボイルドごっこをしてもなぁ。
別の海外作品(警察小説)と同時に読んだのですが、表現方法の豊かさ、
心情の掘り下げ、キャラクターの魅力、没入できる世界観において、
この作品はどれも足りない気がしました。

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2025年09月30日

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