あらすじ
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
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Posted by ブクログ
「そういうことだったのか」と、最後にスッキリ。
こういう小説をミステリーっていうんですよね。
ミステリー、面白いかも。
ようやく「2026年本屋大賞ノミネート作品」をコンプリートできて、感無量。
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王道。
ただビックリさせる為の奇抜なトリックも無いし、権力だけに目が眩んでしまっている面倒くさい警察も出てこない。
読者でも簡単に気が付くような繋がりにビックリする程気が付かないおとぼけ警部も出てこない。
本当に、丁度良い。
伏線も、全てこれは伏線だろうという感じで出てきて、スムーズに回収されていく。
驚かせる為だけのミステリーが多くなっている近年、久々に、普通に面白いミステリーだと思った。
Posted by ブクログ
やっぱりミステリーは好きです!面白かった♡
いろんなエピソードが次々と出てきて、それらが繋がっていく展開が読んでいて楽しすぎます。
最後まで一捻りがあり、とても満足でした。
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内容、構成とても面白かったです!
ただキザな表現が多いなぁと感じたのと、文体(?)で若干引っ掛かる部分があり、違和感を感じたため、没入し辛い部分がありました。主人公の上司の立ち位置も敵対なのか友好なのか、極端ではない感じでドキドキ感が削がれました。
あとは、主人公のキャラクターがバリバリできる二枚目なのか、かなり抜けているのかも判断が難しかったです。そこで前述のキザな表現が尚更引っ掛かったのかもしれません。もしも、著者がシリアスな笑いを狙ってそういう設定されているならば、この感想は大変申し訳ないものであります。
総括すると、「内容良し!ただちょっと違和感あったかなぁ」です!
Posted by ブクログ
帯など派手な宣伝文句から抱いていたイメージとはちょっと違った読後感。衝撃的などんでん返しや派手な展開があるというよりは、地道な捜査からじわじわと真相に近付いていくようなストーリー。変などんでん返しより好みではあったものの、期待は上回らなかったかな…。
色んな事柄が複雑に絡み合い、情報量が多いので人物相関を頭で追うのが大変だった。
個人的には、中山大哉くんのキャラクターと主人公との掛け合いがすごく好きだった。ちょっとしたシーンではあるけれどとてもほっこりしたし、なんだか著者の人柄が表れているような気がして良かった。
Posted by ブクログ
最初に主人公は、探偵役ではないのかと疑わせるような稚拙な推理(とも呼べないかも)を披露し、読者を戸惑わせてきます。
タイトルから想像するように入れ替わりがあります。
それは作中でも示唆されていて、血液型への言及も多く、パズルを組み合わせるように、あの人物か? この人物か?と疑いながら読み進めました。
しっかり伏線は張られているので、それに気づくことは難しいことではありません。
それよりも登場人物たちの様々な思い、経歴に圧倒されました。
トリック重視のミステリーも好きですが、登場人物の一人一人を現実味を持って描く作品も好きです。
Posted by ブクログ
主人公の刑事の推理展開が気持ちよかった!
本当に小さな点と点が繋がっていくのが楽しくて何度も読み返した。
犯人と動機は割と早い段階で感じるけど、細かな部分は分からなくて、読めば読むほど伏線回収されていくので爽快感すら感じた!
シリーズ化されるなら是非読みたい!
最後が可哀想で星4つに。
Posted by ブクログ
各種ミステリランキングのみならず本屋大賞にまでノミネート!
これは読まねば、とワクワクしていた一冊。
しっかり警察小説できちんとミステリなのに、すごく一人ひとりの人間らしさが感じられたのが良かった。
ストーリー展開や謎だけが面白いんじゃなくて、人物描写が丁寧というか。
まず主人公の刑事が人間らしくて好き。
ストーリーも面白かった。
複数の事件や出来事が複雑に絡み合っていて、序盤は謎だらけだし何がどう繋がっていくの?という感じなのだが、いかにも脇役っぽい人が重要な役割を果たしていたり、何気ない会話の中に手掛かりが隠されていたりして、後半になるにつれて「これって…あ!あの時の!」みたいに点と点が繋がっていく感覚。
読んでいて楽しかった。
その分、人間関係が複雑で少しこんがらがることも…。
まとまった時間が取れれば一気読みしたかったな。
辛い結末ではあるけども、日野のようにただ事件が解決すれば良いではなく、未来を見据えて寄り添ってくれる刑事って素敵だなと思った。
これから読む方には、山中ゆきさん(なかま新聞)の相関図が分かりやすくておすすめ。
読む前に見ちゃうとそれぞれのイメージに先入観ついてしまうかもしれないけど、途中でこんがらがってきたタイミングで参考にするのには良い。
Posted by ブクログ
正統派の推理小説。
推理しながら読んで、面白かった!
ピースが綺麗にはまり、破綻なく読めた。
行動もリアルで、想像しやすかった。
推理通りだったので、驚きはなかったが、とても面白かった。
Posted by ブクログ
「蝉かえる」から読むのは2作目。
各種賞を受賞したりノミネートされたりしていると聞き。
面白い。
警察ものは登場人物が多くなるし、過去の事件とと現在の事件を行き来していて、読みづらいと思う人もいるかもしれない。
ただ、読み終わった後、「失われた”貌 “」が誰の貌だったのか考えた時に、この本を読む価値を感じました。面白かった!!おすすめです!
王道ミステリ
点と点が繋がっていく王道ミステリ!
圧巻のトリックで魅せるどんでん返し、感情が交差する切ないラスト。必読です!
匿名
気になり続ける展開
ショッキングな事件からシュールな人間模様まで
一筋縄ではいかない内容でどんどん読み進めれます。分かりやすくもあり、複雑でもある話しです。
平均的
主人公は家庭と部下に悩む中年刑事。
死体の顔が潰れたので当然入れ替わる。
色々あったけど最後は人情でふわっとした締め。
ごくごく平均的な警察小説。
しかし御大層な絶賛のせいで期待値が高くなってしまってがっかり感が強い。
知らない作家の小説なんてなにもなければ手に取らないので、まんまとやられた気分。
内容が地味なので余計にそう思う。
匿名
期待をしすぎた
新しさや驚きは無く、全体的に凡庸で、これがなぜ高評価なのかと。
ハードボイルドによくあるバーのシーンが取ってつけたようで、むずむずしました。
他の部分がスカスカなのに、そこだけハードボイルドごっこをしてもなぁ。
別の海外作品(警察小説)と同時に読んだのですが、表現方法の豊かさ、
心情の掘り下げ、キャラクターの魅力、没入できる世界観において、
この作品はどれも足りない気がしました。
Posted by ブクログ
本屋さん大賞9位の作品、Audibleになったので読みました。
ちょうど読む時期が各章のタイトルの日付と近かったので、合わせて読み進めることに。
結果特に日付が季節と関わったり、よりミステリーを楽しめたりということはありませんでしたが、毎朝1時間の読書時間が良いものとなりました。
Audibleだったので、人物構成が分かりにくく(声も登場人物を区別しにくい)誰だっけ?ということもありましたが、後半の伏線回収が素晴らしかったです。ミステリーでありがちなモヤモヤもほとんど残らず、タイトルの「貌」が「顔」でない理由がハッキリしました。
2026年の本屋さん大賞ノミネート作品はこれで全部読んだことになりました。
どれも面白かった!普段読まない分野の小説もチャレンジしてみようと思えること、気軽に読めるAudible。ほんとうに便利でありがたいです。
Posted by ブクログ
正直、私はあまり面白いと思いませんでした。まず最後の謎解きに至るまでの下りが長すぎるし、あまり面白みがなかったかなと思います。決してミステリーをたくさん読んできてるわけではないので玄人の人はとても刺さったりとか感動したりとかするのかもしれませんが、ミステリー初心者からするとかなりそこは分かりづらい部分になってしまい、このような評価になってしまいました。
Posted by ブクログ
顔を潰したんなら、誰かが成り代わってるのでは?と思った。
驚きはなく、淡々と読めた。最近、短編集を読むことが多かったので、登場人物が多く感じたが、読み終わる頃にはしっかり頭に入っていた。
バーのマスターはかっこよかった。卵黄×ビールで月夜を表現するのはおしゃれすぎる。私もバーに行ってみたいと思った。
罪を犯したら、正直に告白すべきだと改めて思った。
Posted by ブクログ
読みやすかったので、一気読み
1つの貌を失った事件がある少年を軸として過去の事件に繋がっていくってのは読んでて楽しかった
複数の事件をそれぞれの事件の理由として繋げていってたので、その答え合わせのような感覚も読んでいて気持ちよかった
もう少ししっかり読めば結末を読む前に解けたんじゃないかなって少し悔しさが残るかも
あとは主人公と家族の話が所々出てくるが、関連は?、対比なの?とかか、なんて考えてるけどわからないから、まだまだ読みこめてないなって
Posted by ブクログ
ミステリーの定石を丹念に踏襲しつつ、広がっていく人間関係を丁寧な描写で細かく拾っていく。考え抜かれたプロットだと感じる。でも広がる人間関係にこちらの記憶が覚束なくなる。読み手が残念。もう一度読むともっと楽しめるのかも。
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日野の鋭さが刺さりました。羽幌の人間味あふれる所が好かった。でも後半部分の展開が早く、なんかよく分からいまま終わった感がありました。もう一度よんだらスッキリするのかなぁ。
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警察として真実を暴き、罪を償わせることは大事なことだが、母息子の今後のことを思うと今回は腑に落ちなかった。顔のない被害者と血液型、過去の失踪者など複雑な関係から事件の真相に迫る展開は素晴らしかったです。
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立て続けに起こる事件に、前半は頭の整理が追いつかない。起こった出来事と登場人物の名前を覚えるのに苦戦し、何度も読み返した。
昔は挑むような気持ちで推理小説を読んでいたのに、年齢とともに思考力が衰えたのか、今ではただストーリーを追っていくだけの読書になってしまった気がする(苦笑)。
そんな自分でも、本作は軽いタッチで読みやすく、本筋の殺人事件だけでなく、それ以外のエピソードも楽しめた。
後半は、それまで散りばめられていた点と点がつながり、一気に物語が動き出す。予想外の結末まで含めて楽しめた。テレビドラマ化したら、多い登場人物もわかりやすくなるし、会話のテンポのよさも映えそうな作品だと思った。
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淡々と捜査が進み、事件は解決へ向かう。けれど、一見何の関係もない出来事や人物が少しずつ繋がり、最後には複雑な人間関係が浮かび上がってくる。その伏線回収が見事だった。
日野捜査係長は終始冷静で、嫌味がなく頭の切れる人物。派手さはないけれど、その落ち着いた捜査ぶりがとても魅力的だった。
警察という仕事は、自分の感情だけでは動けない。そんな難しさも伝わってきた。
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魞沢泉シリーズが好きなのでかなり期待していたのですが、文章が読みにくくて話がなかなか頭に入らず。なぜだろう、会話のテンポが合わないのかなあ。特に入江が入ってくるたびに流れが悪くなります。
犯人も、理由が自分勝手だという意見も見ましたが気持ち分かるなーと思っちゃったり。
日野も含めて登場人物の誰視点で見て、誰に共感していいかあちこち彷徨いながら読み終えたので入り込めなかったのかもしれないです。
Posted by ブクログ
「顔を潰され手首を切られ歯を抜かれた身元不明の死体」と紹介されていたので、ホラー小説なのかと思っていたら、全くの見当外れだった。刑事が地道に捜査して事件の真相を追求するミステリー。遺体の身元は比較的早いうちに明らかになる。
地道な捜査でまずは第一発見者に拘泥。その後も満遍なく目配りされ、あまり目立った特徴もない人物が次々に現れる。人物関係が細かく入り組んでいるため、誰なのか分からなくなって、何度か読み直した。相関関係を把握するのが苦手なもので。
バラバラに出てくる伏線はほぼきっちり回収される。事件には関係のないこともちゃんと回収されている。
主人公はさほど刑事としての矜持のようなものに拘るタイプではなく、一般人というか、普通の人。え?それでいいの?と何度か思った。ありそうでないキャラかもしれない。相棒の入江(なかなかの切れ者)、弁護士の剣菱、バーのマスターは良かった。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴いた。
タイトルからしてミステリー?怖い系かな?と思ってたけど、読んでみたらこれってミステリーっていうんだっていうのが正直な感想。警察のヒューマンドラマかと思った。
聴いてるとユーモアのある文章なのに、オーディブルの読み方が重たく感じてあんまり入り込めなかった。登場人物も多くて、たぶん聞き飛ばしてるところもある。
でも最後まで読んだら、なるほどねぇ〜ってなった。全く気がつかなかった。血液型とかDNA検査とかめっちゃ言ってたのはこのことだったのかぁ。
タイトルも最初はなんで顔じゃなくて貌なんだろ?って思ってたけど、読み終わったら納得よ。
一番好きだったのは法律事務所の人。生き生きしてていいわぁ。
Posted by ブクログ
映画にしたら面白そう。
登場人物からして途中からなんとなく展開が読めてしまったが、逆に難しすぎると訳わからなくなってしまうので、本当にちょうどいいミステリーだった。
Posted by ブクログ
序盤の「罪は罪で隠せ」(P28)が地味に最後まで自分のなかに残っていた印象でした。
読み進める手が止まらず、一気読みしてしまいました。「向き合えば、傷といっしょに生きていくことはできる。」(P292)がジーンときました。
マスターの「満たされてばかりの人生はないし、ただ失うだけの人生もない」(P238)も良かったです。
面白かったです。素敵な出逢いに感謝です。ありがとうございます。
Posted by ブクログ
櫻田智也氏の『失われた貌』は、事件の真相を追うミステリーでありながら、人が抱える「心の傷」や「本当の自分とは何か」というテーマが裏に隠れている感じがした。
物語は、山奥で顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された事件がきっかけに展開されていく。登場人物たちの過去や秘密が少しずつ明らかになっていく。派手な展開はなく、主人公の日野雪彦が筋読みをして事件を紐解いていく。
登場人物の多さとその関係性が複雑なので情報を把握していくの少し混乱するが、一人ひとりの心理描写が丁寧で、読み進めるほど人物像に厚みが増していく。
特に心に残ったのは、誰もが他人には見せない弱さや後悔を抱えながら生きているということだった。善人と悪人を単純に分けられない人物描写には説得力があり、それぞれの行動の背景を知るたびに、簡単には責められない気持ちになった。
また、伏線の張り方と回収の巧みさは見事で、終盤に真実が明らかになるにつれて、それまで何気なく読んでいた場面の意味が次々と変わっていく構成には驚かされた。
Posted by ブクログ
本屋大賞ノミネート2026、私の中で9冊目の作品となるこちら。個人的には暫定最下位ですm(_ _)m
ありきたりな真実、はぁなるほどって感じです
年末とかの2時間やりきりドラマとかになりそうだなとは思いました