【感想・ネタバレ】失われた貌のレビュー

あらすじ

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ある山奥で不法投棄がなされた際に死体が発見された。
顔は潰され、歯は抜かれ、両手首はきり落とされ、髪の毛まで切られていた。
警察で被害者の身元を追う中、生活安全課に小学生の小沼 隼斗がやって来る。そして、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。父親である小沼 憲は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。
しかし、血液型の不一致から別人であることを告げる。
その後、新たな殺人事件の発生し、そこから死体の身元も判明する。

身元不明死体の事件を追う中で、多くの人や物事が関わってくる。それらが余すことなく、伏線となりどんでん返しの元となる。過去の何気ない会話の一片まで。
殺人を犯した者。子どもの幸せを守ろうとした者。
この過去から現在に繋がった犯罪は、相関図をえがくのもこんがらがりそうだ。
それでも、真相が明らかになった時の驚きと満足感は格別でした。

刑事たちも含めて、登場人物の全員が生活があり、悩みがあり、弱さがあり、すごく人間を感じた。
ラストに描かれたそれぞれの小さな希望の光。未来に少しでも笑顔がありますようにと思ってしまった

0
2026年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

入れ替わりがあるんだろうなーとは思いつつ、読み切れなかった。
終盤にかけて怒涛のてんかいになると思いきや、静かに進行。
盛り上がりにかける分、しみじみ沁みる感じはあり。
井坂刑事がミステリと言うなかれの風呂光さんを思い出させる。

0
2026年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全然入れ替わりに気づけず、とても面白かった。
血液型のところでゾワゾワした〜
文章も読みやすい!ただ主要な登場人物が多くて、たまにごちゃごちゃしちゃった。
こういうどんでん返しめちゃ好きだなあ)^o^(

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーは割と面白かった
一見関係なさそうな人が別の繋がりがあったり、登場人物全員疑いながら読んでたら途中から真犯人この人しかいないってなって、途中からは答え合わせ
表面上に見えてる人とは違う、なんか人って怖いな笑

0
2026年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

購入品がサイン本で気づかず驚いた!

1人の男の日常を纏いながら、
警察官としての狭間で物語は進んでいく。
犬猿のような羽幌との関係性が刺激となり、
また子供の存在も異質でこの様々な関係性が
どう解決していくのか気になって読み進めた。
淡々としていて、大きな波や続きが凄くに気なる飢餓感はあまり感じないが(時折取り出して読むような読み方をしていたのもある)読むたびに飽きず読める面白さでそのまま読み終わった。
犯人は途中から気づいたが、やはり今後の関係性や
親子の展開などが気になったので
しっかり最後まで読み終えた。

一つの事件が始まり、終わる。
ハッピーエンドというには少し複雑な気持ちだが、
ひとつの信念ややり方を主人公と周りを通して
見たような気持ちになったのであった!


0
2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじ
山奥で顔を潰され両手首を切り落とされた身元不明の死体が発見された。10年前の事件に新たな殺人事件、無関係に見えた出来事が絡み合う、綺麗な「伏線回収」「どんでん返し」が魅力の過去から現在へ繋がる警察ミステリー。

とても面白かった。日常の伏線回収も微笑ましくて好きだった。母の愛、刑事の葛藤、愛する人のための最善はー。久しぶりに続きが気になり一気読みした小説を再読。感想再投稿。

タイトルの「失われた貌」は、①遺体の身元を分からなくする物理的なもの、②真犯人が10年前に他人になり代わることで失った自分の人生・アイデンティティ(副題Lost Identity)、③遺された家族にとっての信じていた人物像、等いろいろ考えられて面白い。

読み始めは「顔を潰された死体の謎」という物理的なミステリーのタイトルに見えるが、読み終わると「人は過去や感情を隠す仮面としての『貌』を被って生きている」「真実を暴くことは、誰かにとって大切だった『貌』を壊すことでもある」という、自分が正しいと思って起こした人間の行動を考えさせられる点も面白かった。

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2026年07月20日

ari

ネタバレ 購入済み

平均的

主人公は家庭と部下に悩む中年刑事。
死体の顔が潰れたので当然入れ替わる。
色々あったけど最後は人情でふわっとした締め。

ごくごく平均的な警察小説。

しかし御大層な絶賛のせいで期待値が高くなってしまってがっかり感が強い。
知らない作家の小説なんてなにもなければ手に取らないので、まんまとやられた気分
内容が地味なので余計にそう思う。


1
2026年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

顔のない死体ってワクワクする(不謹慎)。なぜ正体を不明にしたかったのか、そこまでするならなぜ埋めなかったのかとか、いろいろ気になるけどそれ以前に猟奇的殺人感があるし。

関係のなさそうな死亡事件も起きて、登場人物も多くて...正直、誰が誰?とまではいかなかったものの、読んでいて疲労感が増した。読み終えた今も、そうだったのかという真相にたどり着いたときの達成感より疲労感の方が大きい。

地道な捜査や日野刑事とその周囲の人たちの人間模様を読むのは楽しかった。特に、堅物な羽幌生安課長がなぜ適当な仕事を是としたのか気になった。あとでその伏線も回収される訳だが。

顔のない死体はろくでもない奴だったし、犯人は込み入った事情があったようだが、関係のない人まで殺してしまうのはどうなのか...と微妙に不満が残った。

0
2026年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめての作家さんで賞を取っているということで読んでみた。
うん、「プロット、伏線回収などは本当によくがんばりました」という感想。
だけど、哀しいかな、読後の「これはこうだ」というはっきり満足させる感想が全く浮かばない残念な作品。

途中で脱落した人もちらほらいるようだけど、いちばんの問題は文章がスーっと頭に入ってこないところ。
架空の街を舞台にしていて、しょっぱなから遺体が見つかって現場の捜査状況シーンになる。その都市の名前やらなにやらの漢字が読めない。そんな引っ掛かりがあって、リーディングを邪魔する。架空の都市なんてものは海堂さんの「桜の宮」とかそのくらいでちょうどいいと思うんだ。

また致命的なのがとにかく登場人物が多くて、それぞれのキャラの書き分けがぜんぜんぱっとしないこと。だから誰が誰だか、誰が誰と関係していたのか掴みにくい。
それはもう主人公にもいえて、主人公の姿顔立ちがまったくわからない。ぼやけてしまっている。「失われた貌」というタイトルは主人公そのものじゃん、というのが私の感想。

ハードボイルドテイストがかっていて、ところどころ気の利いた台詞などが出てくるのはとてもいいし、そういうこところは私は買う。
「満たされてばかりの人生もないし、ただ失うだけの人生もない」なんてフィリップ・マーロウばりのセリフを口にするマスターの存在がいちばん光ってたかな。
またクラスでいじめをしていたことを自分の言葉できちんと口にできる男の子の存在も悪くない。

悪くないところだってあるのに、うーん、読後の評価は★3つでも多いかなという感じだ。
これ、数週間後には結局あの貌のない死体に始まる事件は何が発端だったの?ってことなど、すべて記憶からなくなっていると思うから。
もっと人間を描いてほしいと思う。そうじゃないと、ぜんぜん残らない。プロット的にはがんばったのは認めるけど、とにかく残念な作品になってしまっている。


===データベース===
2026年本屋大賞 ノミネート!

「このミステリーがすごい! 2026年版」(宝島社)国内編1位!
「週刊文春ミステリーベスト10 2025」(週刊文春2025年12月11日号)国内部門1位!
「ミステリが読みたい! 2026年版」(ハヤカワミステリマガジン2026年1月号) 国内篇1位!

周到に張られた伏線 閃きを導く手がかり
最後に裏返る真実 本を閉じた後に意味合いを変えるタイトル
ミステリに求めるすべてがここにある
これぞ、至高!

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。不審者の目撃情報があるにもかかわらず、警察の対応が不十分だという投書がなされた直後、上層部がピリピリしている最中の出来事だった。
事件報道後、生活安全課に一人の小学生男子が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。
間を置かず新たな殺人事件の発生が判明し、それを切っ掛けに最初の死体の身元も判明。それは、男の子の父親ではなかった。顔を潰された死体は前科のある探偵で、依頼人の弱みを握っては脅迫を繰り返し、恨みを買っていた男だった。

無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
『蝉かえる』で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞をW受賞した新鋭の書き下ろし最新刊は、初の長編にして、警察もの!

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2026年07月19日

匿名

ネタバレ 購入済み

期待し過ぎた

本のタイトルがネタバレになってませんか?誰かと誰かが入れ替わってるんだろうなと予測して読み進めてしまったせいで、どんでん返しにも驚きもなくなってしまい残念。
それと、個人的な好みの問題ですが、漢字変換されてない単語が気になって仕方なかったです。
「ほんとう」「ぜんぶ」とか、簡単な単語は平仮名ではなく漢字にして欲しかったです。逆に読みづらい。

主人公刑事と奥さんに何か起きるのかと途中ハラハラしてたので、最後はほっこりしました。

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2026年04月20日

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