あらすじ
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
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Posted by ブクログ
山奥で顔を潰され、歯を抜かれ、手首を切り落とされた死体が発見された。なんのために殺したのか、なぜそこまでする必要があったのか。
真実に近づくにつれ、それぞれの人物の思いが交錯していることに気付く。これは単純な殺人事件ではないと。真実に近づくことが正義なのかと。
真実が見えたとき、やり切れない…切ない気持ちに。「向き合えば、傷と一緒に生きていくことはできます。」
乗り越えた先の光を私も信じたいと思います。
Posted by ブクログ
警察が出てくるミステリーをあまり読まないので、警察ならではのやり取りが新鮮で面白かった。
日野さんはいい上司だと思ったし、課長も意外といい人だった。
私も晴一はO型だと思い込んで、違和感を抱きつつ読み進めていたので、入江が思い込みに言及してくれてスッキリした。
不倫した人たちが勝手なことを言って…という感じだったが、最後は家族を守るんだなあと思った。あっちがだめならこっちに寄り添うという姿勢が最後まであって、やはり自分勝手だなと思ったけど。
最後の日野さんと奥さんのやり取りはいいなと思った。
Posted by ブクログ
『このミステリーがすごい! 2026年版』国内篇、「ミステリが読みたい! 2026年版」国内篇、「週刊文春ミステリーベスト10 2025 国内部門」の三冠ミステリー。
地道な脇道調査から真実をあぶりだす刑事小説の王道だと思います
主人公のクールになり切れないセリフなどはハードボイルドというよりハーフボイルドだし、後輩女性刑事の鋭い突っ込みも面白い。
同期の生活安全課の課長もいい味を出していて、哀しい結末ではあるけれど人間ドラマとしてもよくできていると思います。
ミステリー的には自分が驚くほどのどんでん返しや伏線回収はなかったのですが、地道な調査と些細な気づきが丁寧に描かれていたためだと思います。
もっと社会的な問題も絡んでいたら松本清張の「砂の器」レベルにも行けたかもと思いました。
Posted by ブクログ
マスターとの会話がやたらキザなのが好きです。
思ったほど驚くような展開ではないけど、事実と正義の天秤という、正解のない問いについて考えさせられるのがよかった。
Posted by ブクログ
ハウスメイドと逆で、登場人物が多くてあんまり印象に残らない人が多いから情景が浮かびにくかった。
バーのマスターとの会話のシーンは不思議と印象に残った。
あと、やっぱり架空の土地はイメージが湧きにくいから苦手かも。
そしてまさかのリブートオチでした。道尾秀介のiもリブートオチだった気がしたけど最近流行ってるのかな?
平均的
主人公は家庭と部下に悩む中年刑事。
死体の顔が潰れたので当然入れ替わる。
色々あったけど最後は人情でふわっとした締め。
ごくごく平均的な警察小説。
しかし御大層な絶賛のせいで期待値が高くなってしまってがっかり感が強い。
知らない作家の小説なんてなにもなければ手に取らないので、まんまとやられた気分。
内容が地味なので余計にそう思う。