あらすじ
竜の騎手たちが魔法の力で守る国ナヴァール。書記官を目指していた二十歳のヴァイオレットは、軍の司令官である母親の命令で、バスギアス軍事大学で騎手を目指すことに。だがそこは、入学者の大半が過酷な訓練で命を落とす、死と隣り合わせの場所だった! 彼女は所属する第四騎竜団(フォース・ウィング)の冷酷で有能な団長ゼイデンにも命を狙われることに。ヴァイオレットを待ち受ける極限状態での恋、友情、そして命懸けの戦いの行方は――アメリカで400万部以上を売り上げ、書評サイトGoodreadsで130万人が★5.0と評価、この1冊でロマンス要素のあるファンタジー「ロマンタジー」の大ブームを巻き起こした話題のベストセラー〈フォース・ウィング〉シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
恋愛要素たっぷり且つR18表現なので
高校生、大学生くらいの女子におすすめ。
ハリーポッター好きだったら絶対好き、みたいな触込みあり、本屋大賞受賞ということでハードル上がりに上がった状態で読みました。
結果、ハリーポッターとは全然違いましたが
世界観に浸れるファンタジーという点は共通しているかと。
楽しんで読めました。
ただ、主人公が好きになれないのが残念すぎる。
ゆえに恋愛要素もややだるい。
ロマンス×ファンタジー=ロマンタジー
なので、ロマンスは必須だから仕方ない。
Posted by ブクログ
ここに書かれているのは、弱い者が持っている強さについてだ。
「第四騎竜団の戦姫」というタイトルにそぐわず、主人公のヴァイオレット・ソレンゲイルは小柄で脆弱な肉体しか持ち得ない少女である。しかも書記官になることを夢見て、竜の騎手になる訓練などまったくしていない。なのに、彼女の母(自分も騎手であり軍の司令官でもある)リリス・ソレンゲイルは娘の意向をまったく無視して竜の騎手になる軍事大学の騎手科に入学させたのだ。
騎手科は強い者しか生き残れない。それは、彼らの騎乗する竜が強い者しか認めないからである。竜は弱いと判断するや否や炎の息で焼いてしまう。竜が認めた者は竜との間に絆を結び、「験(しるし)」という異能を発現する。騎手科の人数より竜の数の方が少ないため、騎手候補生たちは常に仲間を蹴落として自分が竜に選ばれようとしていた。時には殺してでも。
ヴァイオレットの境遇が、思っていたより倍くらい過酷だった。自分の凶暴性をひけらかす候補生や親を殺された恨みを持つ者なんかが、絶えず命を狙ってくる。
筋肉の量が違うから、格闘技の授業では簡単に吹っ飛ばされるし、下手をするとあっけなく死ぬ。自分は弱い。そう思い知らされながら、生き延びる手段を探し続けるのは少し共感するところがあった。
弱いけれど、強さを持っているよ。生き延びるために戦うつもりでいるんだよ。
もともと強い人たちには理解できないかもしれないけれど。
ヴァイオレットは書記官になる勉強をしていたから、知恵がある。でも、すべてを知恵だけで回避することはできない。叩きのめされながら、知恵を使う。そこに共感した。
そして、そんな死と隣り合わせの境遇の中で繰り広げられるヴァイオレットの恋も、なかなか難物である。幼馴染で優しいデイン。親をヴァイオレットの母に殺されたゼイデン。
苛烈な日々の中で惹かれていくのはゼイデンの方なのだ。ますます波乱の予感である。
とにかく次から次へと運命が急展開して、読み始めたら本当に一気読みだった。常に「死ねばいいのに」と思う相手が存在していて、早くヴァイオレットの無敵展開が始まらないかとそわそわしながら読みました。下巻もたぶんそんな感じです。
Posted by ブクログ
久々に思い切りファンタジー小説読んだけどやっぱり良いな。好き過ぎ。
お互い憎み合ってるのに契約してる竜のせいで死なないように守り合わないといけなくて、なんならその竜のせいでお互いに発情するってそれなんてエ●ゲ?って感じ。だがそれが良い……!!!
しかし主人公は発情し過ぎだろう
Posted by ブクログ
誰だっけこの人、とかこんなこと言ってたっけ?って読み直しながら進めることになるけど、とにかく281ページ目まで読んでほしい。おもしろくなってまいりましたー!!!ってなるから。
以下ネタばれ
なんだこの少年ジャンプに恋愛漫画かけあわさったエンタメ小説は?!?!
最弱キャラから最強キャラへの逆転劇に憎しみ合う存在のはずなのに惹かれあってしまうロマンス、切磋琢磨し合う仲間に三角関係にっていう王道要素てんこもり
そしていいところで終わる前半!後半読まないわけにはいかない気になりすぎるどうなるのよこのあと2人!!!!
Posted by ブクログ
「フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫- 上 」(レベッカ・ヤロス : 原島文世 訳)を読んだ。
この超弩級エンタテインメント・ハイ・ファンタジー小説でかつ超濃密ロマンス小説を無批判に受け入れる。
あー面白いわ。
(こんなことしてる場合かよ!なんてことは考えない、無反省に)
〔下〕に突入する。
Posted by ブクログ
◎ハリポタのような学園生活のワクワク感、
◎ゲースロやハウス・オブ・ザ・ドラゴンのような龍が登場する弱肉強食の戦乱にまみれた残酷さ
の両方を兼ね備え、そして…
☆全てを焼き尽くすような恋が描かれる「ロマンタジー」
が描かれる新世代のファンタジー小説!
Posted by ブクログ
泥臭く努力しながら騎手候補生としてのし上がっていくヴァイオレット
かなりひどい目に遭いながら、ちゃんと試練を乗り越えて報われるので安心して読むことができる
翻訳なので少し読みにくい部分もあるけど、だからこそ文章も軽快で時間が空くと本を開いてしまう
まだ魔法や竜はそこまで登場してないけど、ハリーポッターなどのファンタジーは好きなので続きが楽しみ
Posted by ブクログ
実にアメリカ的。キャラクターも展開も、ど定番のステレオタイプなのに魅力的で、後頭部を鷲掴みにされて「早く次のページをめくれ!」と命令されているみたいに読んでしまった。
Posted by ブクログ
雰囲気を掴むまで時間がかかった。竜と絆を結んで魔法の力を得るための軍隊の学校の物語。ロミオとジュリエットのような、親兄弟の敵の子ども同士が惹かれ合う設定もあり、学園ものとしても、竜にかかわるファンタジーとしても、ベタだけど面白い。
Posted by ブクログ
久々に翻訳物のファンタジーを読んだのだけど、なんと言うかちょっと精神性の違いを感じた。
竜騎手になる訓練をする大学に入った、母親が司令官の娘の成長譚なのだけど、その学舎があまりにも殺伐すぎる。
規則に反しなければ簡単に人殺しが容認されているのを見ると、それでいいのか?と思ってしまう。
そのくせ反乱罪で親を殺された子供同士がそれを根に持って敵対して殺し合うのが当然みたいになってるのは、ちょっと訳がわからない。
それはそれとして、主人公と竜との交流はワクワクするものがあるね。その関係が異例な所も主人公っぽい。
そして敵対していたもの同士がある意味運命共同体になって近づいていく展開は王道的で分かりやすい。
下巻では卒業や実際に他国との戦いが描かれるのだろうか?
二人の関係はどうなるのか、楽しみ。
Posted by ブクログ
ロマンタジーを初めて読みました。
ファンタジー小説もハリーポッターくらいしか読んだことなかったですが、とても楽しく読めました。
続編も全て読みたいと思います。
Posted by ブクログ
なるほどこれが「ロマンタジー」
ロマンス+ファンタジー
ロマンス成分が、読み慣れてないので濃厚で最初戸惑ったけど、途中からは俄然のめり込む
下巻も楽しみ
幼馴染の彼が気持ち悪い
Posted by ブクログ
翻訳独特の言い回し、表現に慣れ始めたらサクサク読めるようになってきた。
デインもいいけどセイデンも惹かれるよねー。
全く違うタイプの男前から違う形で構われる、守られるのいいよねー。
沼の始まり。下巻に続く…
Posted by ブクログ
面白い。個性豊かなキャラクター、ドラゴン、魔法とファンタジー要素満載で、ノンストップで読破。
確かに恋愛要素は無理矢理感というか、現実離れしてる感は否めないので、人によるかも。下巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
SL 2025.7.19-2025.7.22
竜、魔法、学園、友情、家族、敵、恋愛。
王道ファンタジーというかんじ。ロマンス要素がやたら強いけど。
ヴァイオレットとタールンの漫才のようなかけ合いが好き。
Posted by ブクログ
ハリポタに続く、ファンタジー小説と思ったら、結構血みどろ、エロい描写もあるエロロマンス小説だった。 上巻はまだ人物紹介、余分な人物削除と盛り上がりはこれからです♪下巻へ!
Posted by ブクログ
これはハリーポッターをより過酷にした世界。
平気で授業中に人が死ぬ。そして大学生か高校生くらいの子どもを平気で戦場に送り出して、バタバタ死んでいく世界。まずそれを前提において、読むことが重要。
たぶん中世、戦国のような世界を舞台に、今の若者のような恋愛しながら、日々を生きている。1週間後どうなるかわからないからこそ、今を強く生きている。
疑問も残る。
竜が人間と絆を結ぶのは、竜にとって何のメリットがあるんだろう?
ハリーポッターでも思うけど魔法が発展していると科学技術はあまり進まないのかな。
今回は描写がないけど、バスギアス大学以外の世界はどうなっているのかな?
進撃の巨人みたいに、竜のことよく思ってない奴も多いだろうな。戦う以外に平和のための方策はないのだろうか?
ヴィーの成長。仲間の死、困難を乗り越えていく姿、ジャンプ的で面白い。
まさか竜二匹従えるとは…さすが主人公。生まれがかなりいいからな。
世界観を想像すること、そしてそこに没頭できるギリギリのリアリティが心地よい。さらなる盛り上がりに期待!
Posted by ブクログ
内容は面白くてすごく良かった。
海外のファンタジーの王道っていう感じがする。
ただ翻訳小説部門の本屋大賞というから読んでみたら意外と文体が読みにくいし日本人にはわかりにくい表現が多い。
ニヤッとしたって表現本当に合ってるのかな?
あまり小説で何回か出てくる表現じゃないような気がする。
つい表現として合ってるのか?直接的な会話では?前後の内容があっていないのでは?というツッコミをしてしまい少々集中力を削がれてしまったが話は面白い。
Posted by ブクログ
ハリポタ的な。結構好き!下巻読んだらまとめて感想書くよ!
本屋大賞翻訳部門大賞、とのことだけど、これは原作で読めたら良かったなー。翻訳のクセが、あまり好みじゃなくて残念。
Posted by ブクログ
本屋でやたら推してたので、気になり購入。
うん、面白い。
ハリポタとバトルロワイヤルが合わさった感じというのもみたけどバトルロワイヤル要素はないかな。
本当にファンタジーとロマンスの話で、上手いこと作るなーと思った。
竜のタールンが可愛い。
自分の命を狙ってると思ってる相手に恋してしまうのはキツイだろうなぁ。
Posted by ブクログ
ロマンタジーというジャンルは初めて聞いたけど、上下巻読んだ結果、若干ハーレクインのファンタジーものでも過去大量にあるジャンルなのでは?と思ってしまった笑
個人的には訳が若干読みにくかったが、竜が絡んできてからは面白くなったように思う。2も読む予定。
Posted by ブクログ
①帯の煽りにある「血湧き肉躍る」が文字通りの意味。
②ハリーポッターじゃあ血と力が、物足りない人へ。
③ドラゴンが嫌いな男の子とかいるわけないっすよ!
ってのが刺さりポイント
女性視点のロマンス作品としてホットな人間関係を楽しめるし、男子視点では軍学校×ドラゴンという設定が刺さる。
Posted by ブクログ
実際は3.5ぐらい。
下巻も読まないと全体的な評価はできないかな。
アメリカのファンタジーにもタイプがあって、ガンガン人を殺す方のファンタジーかな…と思った。
その人死にも"ここは戦場(と同等)なので仕方がない"というやつ。
アメリカ的な思考かもしれない…。
私はゲームオブスローンズの原作が大好きなのですがあっちも推しがドコドコ死ぬけどあれは戦争と王権と宮廷の争いの中での陰謀があっての人死にで、こちらは軍事大学で竜の騎手のなり手の座を巡って学生同士がお互いにストレートに邪魔なので殺すみたいな…これがアメリカのいわゆるラノベなのかも〜!?敵と戦うときに我らこそ正義と敵をガンガン殺していくエレニア記を思い出しちゃった。あれはあれでストーリーはとても面白いんですが。
ちなみにこの小説の主人公は出来るだけ人を死なせたくない子です。誤解なきよう。ただし気はめちゃくちゃ強い。びっくりする程強い。
そのお陰か、元々文書生になりたかった知識のお陰もあり軍事大学の苛烈な試練も乗り越えて竜の旗手を目指していく。
あと恋愛も主軸に置かれていてヒーローに当たる男子ゼイデンのストレートな超絶イケメン描写が何度も出てきて読むたび笑ってしまった。ヴァイオレットと親族の仇同士なのでお互いに反目し合うが口調もキツくて厳しいゼイデンの動作や態度に(恐らく生来の)優しさが滲み出てて読んでいくにつれギャップ萌えする。鉛筆拾ってくれたところに萌えました笑(正確にはゼイデン自身じゃないけど)なるほどロマンタジー!
Posted by ブクログ
・ロマンス7割、ファンタジー3割くらいという印象。ヴァイオレットがゼイデンを見るたびに欲情するのが個人的にはちょっとくどかった。
・ちょっと翻訳が読みにくかった。普通に意味が取れない文章もいくつかあったけど第3章くらいから慣れてきてスルスル読み進められた。
・ヒロアカのデクを思わせる主人公像。身体のデメリットを頭脳といただいた個性(と人脈)で頑張る感じ。不殺系。毒は盛るけど。
・基本1人称語りで進むので実際にこのヒロインが周りから見てどういう人なのかまだ掴みきれない。家族からも書記官科を勧められていたのは優しすぎて殺せない性格だから?実際の格闘の腕前は?スピードはあるということだけど、でも手合わせでも勝てるようになってるしなーという感じ。リアンノンとイムジェンと筋トレ&稽古してそんなに勝てるようになるかな…?入学前にも少しは鍛錬を積んでたよなーとか思い返したり。手合わせには勝てないけど…みたいな主人公だとさすがに物語が成り立たないのか。
・デインはなんなんだ。
・物語の出来事が恐らくすべて大学敷地内で収まっているのがすごい。ハリポタで言えば一度もホグワーツからでていない。これから外に出たり隣国の情報も強化されて厚みが出てくるのかなと楽しみにしている。
・世界観が素敵。ドラゴンはやっぱりかっこいい。本棚にこういう本が一つあれば思い立った時にパッと読み返せていいなーという感じ。そこまで重苦しくないので下巻も空いた時間に細々読み進めていこうと思う。
Posted by ブクログ
ストーリーはとても面白く引き込まれました。
ただ私にはロマンス要素が多すぎて、ここまで必要かな?と思ってしまうところがありました。
続きは気になるので、続編が出たら全て読むつもりではあります。
Posted by ブクログ
読者の感想にハリポタの名前がよく出るのと、本屋大賞をとったファンタジーだったので、電子版で安く購入できたタイミングで積んでいたもの。
上巻まるまる読者が設定を理解するための長い序章みたいなものと思えば、内容はまずまずではある。
でも、翻訳があまり…正直読み進めるのが慣れるまでかなりしんどく、つまらなくはないけれど今一乗り切れなかった。訳され方次第で、きっと面白さが全く変わってくるのだろうと思うと残念。よく翻訳部門大賞とれたなって感じ。
とりあえず、出ている刊については読み進めようと思う。
Posted by ブクログ
話題のロマンタジー。
竜が騎士を選ぶ世界で、主人公は騎士科に進学し学生生活を送る。そこで出会った仲間や先輩、宿敵とともに成長していくストーリー。
竜が主人公を選ぶシーンは上巻で一番の面白さ。でも個人的にはそこがピークだったなぁ。
洋物ロマンス系を読みなれていないせいか、恋愛展開がなんとも唐突。海外の、とりあえずビビッときて唇を交わして求め合って恋や愛になるのが好きな人は楽しめる。しかし、主人公や相手の繊細な心の機微に対する描写があってこそと感じる私的には突然の海外ドラマでそういうシーンに出くわしたような気まずさを感じて冷めた。
竜が選ぶシーンの良さが星4。
その他あまり突出した魅力を感じず、星3