旅をする木

旅をする木

660円 (税込)

3pt

広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカで暮すエスキモーや白人たちの生活を独特の味わい深い文章で描くエッセイ集。
解説・池澤夏樹。

※この電子書籍は1995年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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旅をする木 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こんなにも豊かで、あらゆる人と繋がり自ら幸福感を生み出した人生を送った星野さんが羨ましいとさえ感じてしまった。
    かつての星野さんがそう思っていたように、遠い異国の地であるまだ見ぬアラスカという場所が星野さんの文章によってくっきりと鮮明に思い浮かべることができた。
    私の人生にとって大切で宝物のような一

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    33の物語全てが優しく、読み手の心にゆとりと癒しを与えてくれます。
    今、自分の周りに流れる風もやがてアラスカに届くのだろうか…

    毎日、一遍に読みたい。いつも手元に置きたい。
    そんな気持ちの処方箋のような一冊です

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    静かで力強い文章がアラスカの自然と絡まって、滲み出るような壮大さを感じさせる。
    動物写真家であるものの、本からは人間が連綿と続く歴史の中で自然と共存共栄する過酷さを感じた。インディアンの老人の物語、セスナの運転士の生き様、亡くなった友人たち、それぞれがここに書かれている以上の背景があり、奥行きがある

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    「人生で最も好きな本は?」と聞かれたら。
    私は真っ先に、「星野道夫さんの『旅をする木』です」と答えます。

    アラスカの写真家だった彼が、現地で綴った文章の断片に、
    この世界で生きるために本当に大切なこと、を教えてくれるような気がします。

    お出かけ先には、必ずバッグに入れておく。
    そんなお守り的な1

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    静かで綺麗な文章から本当に自分もそこにいるかのような気にさせてくれる本だった。アラスカの大自然と人々の暮らしを通じてもうひとつの時間の存在を教えてくれた。同時に自然と人の距離感を考えさせられ自然を搾取するのではなく、共存し、学び合い、お互いに敬意を払う姿勢が感じられた。自分の生活のスピード感を緩めも

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    著者は、著名な写真家。カムチャッカ半島での取材中にヒグマに襲われて亡くなっている。
    20代でアラスカに渡り、亡くなる前にはアラスカを永住の地と定めて生活を開始していた。

    この本は、ある写真家の方からお勧めの本として紹介され、手にとったものだ。
    写真を趣味としてはじめた今日この頃だったので、何か撮影

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    読み終わるのが惜しい本に久々に出会えた。
    ページをめくる楽しみと、終わりに向かう寂しさの葛藤。忘れていた何かを思い出させてくれる、優しさに溢れた本。
    言葉の優しさから、詩を味わう感覚に似ている。そのためか、読み終わるために内容を追うのではなく、言葉を噛み締めて読みたくなる。
    水のように一語一語が染み

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    旅本としてずっと気になっていた一冊。

    著者は16歳の時にアルバイトをしながらお金を貯め、ヒッチハイクでアメリカを旅する。
    また、アラスカ大学に入学する際には合格点に至らなかったにも関わらず、学長にここで学びたいという熱い情熱を伝え入学することが出来る。そして、アラスカをはじめ様々な国へ冒険の旅に出

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    じんわりと、疲れた体に染みました。
    文を読んでいるだけなのに、自分もアラスカの風を感じて山並みを眺めているのような、焚き火にあたりながらエスキモーの人の昔話を聞いているような…星野さんの経験を追体験しながら豊かな時間が過ごせる本でした。とても素敵でした。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    時々、不意にどこかへ旅に出たいという衝動に駆られることがある。
    日々の生活のいろいろなしがらみから解放され、誰一人として自分を知らない場所で、のんびりと過ごしてみたい…。若い頃は思いたったが吉日とばかりに、ふらっと旅に出たものだったけど、最近めっきりなくなった。

    本書を読んで、著者が歩んだ旅の道の

    0
    2025年07月12日

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