【感想・ネタバレ】丸の内魔法少女ミラクリーナのレビュー

あらすじ

36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり…ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。

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Posted by ブクログ

4つの中編集で構成されているが、「丸の内魔法少女ミラクリーナ 」は特に楽しく読むことができた。最後のレイコと正志の戦いは声がでそうになるほど面白かった。典型的な話だと思いきややはり着地点がまったく見えないのが村田ワールドのとても良いところ。また、「秘密の花園」も印象的で自分の理想彼を現実にいる同じ彼で破壊するという予想外の展開には驚いたが、私も美化されている人間は沢山いるので実際に会ってその理想を壊したらまた新たな発見があるのかと思いながら読んでいた。村田ワールド作品はいい意味で気持ち悪くなる作品が多いなかで、この作品はライトに読めるので村田作品初心者には是非オススメしたい1冊である。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった〜〜〜!
パワフルでコミカルでテンポがいい。
これまで読んできた村田作品の中では一番ライトで、たびたび声出して笑いながら読んだ。

表題作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』そして『秘密の花園』『無性教室』『変容』の4篇を収録。

ダントツで面白かったのは表題作。
ストレス社会を"キュートな妄想"でやり過ごしている、自認・ベテラン魔法少女の茅ヶ崎リナ(36)が可笑しくも愛おしいキャラクター。
世間的にはいい大人とされる年齢の人間(たち)が、子供の頃の無垢をそのまま大事に胸に抱いて、真剣に再現し続けているちぐはぐさが絶妙で面白い。
漫才とかコントとかで演ってもきっと真っ直ぐに面白いと思う。そういうコミカルさがある。

『変容』も好き。
ファッションのように「人間の性格」にも時代によって流行りがある、なんていう着眼点がもう面白い。
村田沙耶香の造語は力が強い。
つい最近もポーポー様とかポピ原人とかポハピピンポボピア星とか読んだばかりだけど、今作に至っては、エクスタシー五十川に、なもむに、パブスピホムパに、まみまぬんでら……。
独特さと違和感とダサさと皮肉っぽさが上手〜くマリアージュしてる言語感覚だなあ、とか思って読んでた。

『無性教室』も良かった。
色彩としてはトーンが落ち着いていて、これもまた十代の私に読ませたかった、少年少女の性自認と、身体との向き合い方の話。
「性別が厳格に禁止」されている校則の学校、という発想が斬新。思考実験みたいで面白い。青春の香りもする。

『秘密の花園』は少し冗長だな〜と思いつつ、新しい恋をするために、過去に思い続けてきた初恋の人の"リアル"を直視することで自ら幻滅して次に進む、その方法が強引かつ暴力的で、読ませる引力があった。

村田作品の中では比較的推薦しやすいかも?

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2026年04月23日

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村田沙耶香さんの本を初めて読みました。
評判に違わぬ圧倒的面白さ!
日常にぶっ飛んだ設定を加えているからこそのこの淡々とした文章表現。
旨味の強いものは、沢山食べるより、ちょっとずつを美味しく頂きたい。
そんな満足度の高い短編集でした。

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2026年04月18日

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とにかくコンビニ人間から地球星人を読み、世界99を読み終えた私は自分の中の村田沙耶香不足を補うためにこちらを読破しました。ミラクリーナは久々に声を上げて笑い読みました。その他3編は村田先生らしい不思議な言葉が並ぶ物語でしたがどれも好きでした。
やっぱりこの不思議でありえないけど、どこかこの世界と形がハマる物語が大好きで読み終えると寂しさがあります。

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2026年04月16日

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毎度毎度設定の発想がすごい
ポップとグロテスクを行き来する村田沙耶香先生節が炸裂していたが比較的読みやすかった

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2026年04月13日

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ネタバレ

丸の内魔法少女ミラクリーナ
笑いと、村田沙耶香の「奪われたくない正義」のエッセンスが噛み合っていい一篇だった。

秘密の花園
グロテスクってこういうことを言うんだろうな…と思った。しかし、爽快感。気分のいい読後感が、妙で、楽しい。

無性教室
青春だなあ……。ちょっと切なさもあり。でもハッピーエンドにしちゃうのは、村田沙耶香のいいところ。この人はハッピーエンドしか書かない。

変容
村田沙耶香は本当に、架空の「変容」を描くのがうまい…と書こうとしていたのだけど、それすらパブスピホムパの手のひらの上だったらどうしよう?と今思っている。正直、めちゃくちゃ笑ったし、この作品がこの本の中で一番好きだ。そして「変容」できない五十川さんに美しさすら感じている、今。

全体的に村田節の刺さる、なもむ一冊でした。

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2026年04月03日

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1編目:ポップなかんじで面白かった。読みながらにやにやしてしまうところがあるので注意です。
2編目:世にも奇妙なムラサヤワールド
3編目:純愛なのか、
4編目:魂のステージかぁ、なもむ、人格の流行、まみまぬんでら、、
このお話はずっと忘れずにいたい。
解説もよかったです。またひとつ「ありがとう」と言いたい本に出会えました。

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2026年03月17日

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ネタバレ

村田沙耶香の作品に共通するテーマは、セクシャル及びジェンダーの常識や定説に対する忌避感であると思う。女性が被る男性性からの抑圧や差別、性行為で直面する男性優位。著者はそのような状態からの脱却を試みる。
 
しかも、完全にないものにするのではなく、無味無臭で高尚な営みへと変換するのだ。登場人物や設定が提示する身体性からの脱却と再結合に読者は不信感を抱く。その不信感を持つこと自体、常識やイデオロギーに覆われているということを読者は自ずと認識し立場を危うくする。

そういった観点から「無性教室」をおすすめする。
舞台となる学校は「性別」が禁止される。真っ白な校舎はその中性的な空間の象徴であろう。
性別を意識しない環境の中で、主人公ユートはある同級生へ恋をする。それは純粋無垢な精神的な恋ではなく、身体的な生々しさを伴う性愛も含むものである。ユートは自身の性による身体的特徴に戸惑い、一方性が隠蔽されている環境に不安を覚える。
突拍子もない舞台設定で繰り広げられる衝動的な愛と性の形。社会構造や周囲の環境で形成されているかもしれない「普通」の恋愛模様とは違う、身体を伴う関係性を疑う契機を読者に与えてくれる。

その中でたどり着く答えは、ぜひ本作品を読んでほしい。クライマックスの描写は筆者の神髄である。完全に私的であるはずの体験を徹底的に抽象化、無個性化するこの場面は、著者の執念を感じる。

村田沙耶香の最新作「世界99」が2025年話題になって久しい。遂にキノベス!2026も受賞した。著者の現時点の最高到達点であるであろう、ぜひとも読んでみよう。

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2026年02月05日

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ネタバレ

全部で4本の短編を収録している短編集。

全部の作品がってわけではないけど、
わりとシリアスな状況なのに傍から見ているこっちとしては笑ってしまう荒唐無稽さがたまらない。

それで、これまた全部の作品ではないけど、
我々人間の中に存在するものを1つ制限するだけで、
これほどのディストピア感を出すことができるなんて、
驚きとともに今の人間社会がたったそれだけのことで
大きく変わってしまうのではないかという恐怖も感じた。
しかも読んでいて段々とそれが正しい形だったかのように思えてくるんですよ。
まさに4本目のタイトル通り、私たち読者はこの本を読んでいる間に『変容』してしまっているという……

全体を通して私が感じたのは、
この短編集は自分の中のなにかを壊す話だったということだ。
それは過去の思い出なのか、初恋の幻想なのか、性別の壁なのか、怒りという感情なのか……。
壊すというと聞こえは悪いかもしれないが、
創造的破壊であることは共通している気がする。
新たな一歩を歩むためには内にあるなにかを壊さなければならない、そのことを実感させてくれる、作品群だったように思います。

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2025年12月29日

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ネタバレ

すきー!特に
ミラクリーナはかなり笑えるし、元気が出る。小学生の時のごっこ遊びを心の中でずっと続けているっていう設定、ちょっと気持ちわかるし、キュート。魔法少女(30代)はいくつになってもみんな可愛い!スカッとした。
無性教室は、すごい話。村田沙耶香の「性」をテーマにしたお話はエグくてあんまり好みじゃないけど、この話はすごく良かったなあ。ユキ、かっこいい!自身の性と性的指向、主張に悩みながら正解を求めて葛藤していく「僕」たちがとても魅力的で、みんな愛しい。最後、耽美でドキドキした…。

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2025年11月29日

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どうしてこうも魅力的な世界を創り出してくれるのだろう。
「コンパクトで変身する魔法少女(36)」
「”性的行為に対する生理的嫌悪”の排除のため初恋の相手を監禁する」
「”性別”が禁止されている教室」
「若者を中心に”怒り“が無くなった世界」
村田沙耶香さんは、いつも自分が見えていない世界の謎を、見えるようにしてくれる。
そんな感覚がとても好き。

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2025年11月28日

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ずっと前からタイトルが気になっとった作品!

ミラクリーナ、本当面白い!笑
数十年ぶりの初代マジカルレイミーがミントスプラッシュを発動したところは思わず吹き出してしまった笑
みんな心に魔法少女を宿して、社会を生き抜こうね...!

あと個人的にぐさっときたのが、変容。自分では時代に合わせて価値観のアプデをしとるつもりやけど、関わる人が限られてきたり、新しいものを拒絶したりすると、僕も五十川さんや真琴みたいになってしまうなと思った。ただ、なんでもかんでも周りに合わせるんじゃなく、自分を持つことも大切だというのは、最後の五十川さんの姿(たった一人染まらず、怒るのをやめないまま、私たちの中央で凛と咲いているのだった(p.222)を見て感じた。

てか、「まみまぬんでらだ」ってどうやって思いついたんやろ。キーボード適当にガチャガチャっと打ってできたんかな?笑

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2026年03月19日

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村田沙耶香らしい短編集だが、エグすぎないので他人に勧めやすいと思った。私は表題作が1番すきだった。現代社会を生き抜くにはこんな方法もあるのか、という…可笑しさの中に切実さがあった。他3編もよい。

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2026年03月15日

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ネタバレ

私たちが当然のように受け入れている社会の仕組みや価値観を、ほんのわずかに傾けることで、その足場の脆さと滑稽さを浮かび上がらせる。

表題作では、丸の内で働く一人の女性が「魔法少女」という装置を内面に抱え込みながら、過酷で均質化されたビジネス社会を生き抜いていく。だがそれは単なる現実逃避ではない。むしろ彼女にとっての“変身”は、自らを守り、世界に抗うための知的で静かな抵抗である。組織の論理や「普通」の規範に飲み込まれそうになりながらも、彼女は内なる物語を武器に、日常を戦場へと変えていく。その姿は滑稽でありながら、同時に崇高ですらある。

本書に通底するのは、「適応」と「変容」という主題だ。社会に合わせることは、本当に成熟なのか。異物であることをやめた瞬間、人は何を失うのか。物語の登場人物たちは、周囲との摩擦の中で、時に歪み、時に変形しながらも、生き延びるための形を探し続ける。その姿は決して声高ではないが、読者の胸の奥に重く、確かな余韻を残す。

村田作品の魅力は、冷徹な観察眼と同時に、対象への深いまなざしを失わない点にある。本作でも、社会の残酷さや空虚さを暴きながら、そこに生きる人間の孤独や願望を丁寧にすくい取っている。奇抜な設定の裏側には、誰もが抱える「居場所」への希求があり、それが読後、静かな共感へと変わっていく。

読み終えたとき、私たちはふと考える。自分の中にもまた、誰にも知られない“ミラクリーナ”がいるのではないか、と。世界に適応するために纏った仮面、あるいは傷つかないために編み出した小さな魔法。それらを否定するのではなく、むしろ尊い営みとして照らし出す本書は、現代を生きる私たちへの静かな賛歌である。

軽やかなタイトルとは裏腹に、その内実はきわめて重厚だ。だがだからこそ、本作は読む者の内面に長く留まり続ける。日常の景色が、ほんの少しだけ違って見える――その確かな変化こそが、この物語がもたらす“魔法”なのである。

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

冒頭からもう好き!
今から村田沙耶香ワールドが始まるぞー!って感じ!
村田沙耶香の作品は本当にぐんぐん読める!
どういうこと?どうなるの?の連続。
特に最後の「変容」が好きだった。
まるで未来を予知しているような話。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表題作のインパクトが凄すぎて、このお話がトップバッターで大丈夫?他のお話が霞んでしまうのでは?と思いながら読み進めたら、杞憂杞憂。
どのお話もぶっ飛んでる(褒め言葉)

中でも『変容』が自分には身近なテーマだった。○○世代と名付けて、乱暴に一括りにしてレッテル貼りするあの流れがどうしても頭に浮かぶ。
表題作や『無性教室』では、世間という見えない強制力に対してそんなんしらねー‼︎と最終的に自分の感情に正直に行動している。
ところが『変容』では、実は誰かに共感したり同化したかっただけで、「怒り」自体を大切にしていた訳ではなく、まわりに流されるオチになっている。怖くもあるし、理解もできるしで、収録作で一番感情を掻き乱された。

村田さんの作品、いつも劇薬すぎる。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ミラクリーナのお話が可愛らしく、微笑ましさもあって特に面白かったです。
友達っていいなぁと思えるお話でした。

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2025年12月20日

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読みやすい短編4つ。
どれも面白いテーマを扱っているが、短編なのでピーク前に終わってしまう。その後を想像させる余韻がいいけど、書き切ってほしかったな。
ラストの変容は世界99にも通じるところがあって好き。流行と集団催眠の違いを考えてしまう。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

☆3.5 現代日本の奇想
 村田沙耶香は恐ろしい。短篇が四作入ってゐるが、どれもこれも発想が奇抜で、展開がまったく読めない。通俗風の文体にとんでもないことがサラッと書かれてゐる。そのギャップが尋常ではない。

 最初の短篇「丸の内魔法少女ミラクリーナ」の主人公は、子供のころから魔法少女を続けてゐるテイの社会人女性。もう良い年なのは自分でも分かってゐるのに、だんだん奇異な目で見てゐた親友やその彼氏のほうが魔法少女ごっこに乗ってくる本末顚倒。最後にきちんとオチがつけられる。

 つづいての「秘密の花園」。主人公は、実家で小学校からのあこがれの男の子を社会人になって家で飼ふ。これも先ほどに勝るとも劣らない衝撃度だ。フェラのシーンが気色悪く書かれてゐるのがよい。

「無性教室」。ある時期まで学校で性別を隠蔽して過ごすことになる思春期盛りの主人公。性別を隠すことで起きる思考実験が最終的にいきつく先とは…… エロ注意。

 最後「変容」。これも最後のたたみかけがすごい。怒りパワーMAXのセリフがむちゃくちゃだ。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

おっかねえ、と思った。何がおっかねえのか言語化しきれないのも、おっかねえ。
最後の章の主人公のグラデーションが綺麗で、読んでて楽しかった。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

コンビニ人間に続けて2作目の村田沙耶香さん作品。
この作家さんの作品の傾向が掴めてきた。

丸の内魔法少女ミラクリーナ ★★★★⭐︎
ただ主人公に共感。頭の中で〇〇劇場みたいなのを繰り広げるのって、自分のテンションを上げるために必要なことだと思う。逃げ恥でみくりちゃんもやってたし、自分もたまにやる笑

秘密の花園 ★★★⭐︎⭐︎
なるほど、そういう初恋の終わらせ方もあるのかーと。主人公がこれでようやく新しい一歩が踏み出せるのならハッピーエンドかな。

無性教室 ★★★★⭐︎
すごく透明感があってガラス細工みたいに繊細で好きな世界観だった。中性的な人が癖に刺さるので、セナは文章だけでも魅力的に感じられた。一人称を無性にすると「僕」になるんだな。
これが刺さった人は、ちょっと条件が違うけど「性別『モナリザ』の君へ。」という漫画も読んでみてほしい。

変容 ★★★★★
その発想はなかった!!という衝撃で一番面白かった。世にも奇妙な物語に出てきそう。世界との繋がりの考え方がコンビニ人間にちょっと通じてたから、これは作家さんのベースにある考え方なのかもしれない。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

表紙とタイトルに惹かれて購入。
キラキラファンタジーかと思うと、この考え方って今を生き抜くには大事だよなって思わされる部分と、考えを間違えると悪にもなり得るということですし。

4作品の短編が入っていたのですが、どれも世界観がしっかりしてて読み進みが早かったです。

初恋って綺麗な思い出のままで綺麗な偶像でありたいですよね。

性別のない学校、性別とは関係なくその人の魅力に惹かれてしまうその気持ちも分かります。

変容は軽く私からしたらホラーでした笑
もし今の自分が誰かによって形成された流行りの性格なのだったのなら…とか、その時代時代に乗って行かなければ…とはならない性格なので、置いてきぼりですね笑

この方の世界観とても面白かったです!

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

これはちょっとたいへんなものみたな 村田さんの作品は気になって手に取るけど読んでなかった なんかこれはスッと買っちゃったんだよね 物語が四つ 表題作、「秘密の花園」「無性教室」「変容」とありまして…
「変容」
ここ数年ずっと感じているのが、気を使い過ぎて疲れる 疲れる疲れる疲れる疲れる疲れる疲れる!!!なにかと、あーその言い方に傷ついたーだの、それ、〇ハラですよーだの新しいハラも生まれすぎ もう、なんなんだ!言ったもん勝ちか?  って心の中では思いつつ 「あなたのその行動をみて、私は悲しいです」とか、「残念に思います」だの言ってるんだよねー。メール送るのに、言葉を選び過ぎてどれだけ時間使ってんだ!という毎日。五十川さん頑張れーと、わたしの気持ちもヒートアーップ 読み終わって、怒りの気持ちを抑え過ぎて生きるのっていいことなのか?もうわからんという感情でぐったり。

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2025年11月01日

匿名

購入済み

面白かったです!
特に魔法少女は声に出して笑ってしまいました。
どれもユーモア溢れるお話でした。

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

この本で一番面白く感じたのは 変容 だった。世界99の原型みたいなものを感じた。
この話の題材でもある怒りという感情を改めて認識した時に、怒りはネガティブな感情というよりは怒りを共有することで人と人との絆をより深めるものでもあると改めて思った。SNSを見ていると怒りで繋がってる人も多いなと。怒りという感情は思っていた以上に大きな存在だと思った。将来怒りの感情が薄まった世界で私は怒り続けるのか、それとも周りの価値観に影響されて変容し怒らなくなるのか。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

村田紗耶香作品は『コンビニ人間』に続いて2作目。やはり独特の文体が印象的で、不気味さと薄気味悪さがじわじわと染み込んでくるような読後感だった。読み終えたあとも、言葉にしづらい感情がじっとりと残る。

表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」では、魔法少女ごっこという一見無邪気な設定を通して、現実の理不尽さと向き合う姿が描かれている。現実のままでは立ち向かえないものに対して、別人格をまとった“設定”の力を借りることでようやく対峙できる——その感覚には妙なリアリティがあった。

どこか滑稽でありながら切実でもあり、「こうでもしないとやっていけない」という現代的な防衛手段のようにも感じられる。軽やかなはずの“ごっこ”が、次第に現実と地続きになっていく感覚が不穏で、読み進めるほどに居心地の悪さが増していく作品だった。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

4編の短編から構成された小説で、内容は全体的に可愛らしい表紙とはギャップのある、奇妙で少しおかしな世界観のお話が多い印象でした。
前情報もあまり入れずに読んだので思ったより性的表現が多かったのも驚きでした。
非現実的な設定もあるけど、ほとんどが現代社会でも話題に上がっている問題について触れられているように感じて色々考えさせられる小説でした。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

全体的にいつもの感じの村田作品よりはグロさはなくて読みやすかった。自分を貫くことや人は人から影響されやすいことなど、別次元で書かれているけど実世界でも,起きてることだなっておもう。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

短編、一番好きだったのはやはり魔法少女だった。この歳でも皆小さい頃から憧れていたものでずっと居たっていいよねって感じられた作品。他の短編は未来を暗示しているようで少しブルッとした。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

現代の普通になりつつある価値観や、ものの見方を極限まで煮詰めたような話さった。

別世界と思いつつも現実がベースになっているんだと思うと、いろんな方面において、バランス感覚というものを無くさないでいたいと思わせられる話だった。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

すぐに読み終えた。

個人的に表現がウッとなってしまうところがあるのですが、本当にこんな世界があるのかもしれない、これからなるのかもしれないと感じるようなリアルさに驚かされます。
1作目のミラクリーナは3人全員が魔法少女に熱中してしまうの面白かった。
最後のは、怒りが無くなって悲しみになる、クレーマーに文句言われても何も感じない世界線、怖いよ。自分は怒りの感情あまりないタイプだけど大事にしようと思った。

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2025年11月05日

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