小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり重松さんの代表作と言っても良いでしょう!!
今まで読んだ本で1番ぐらい良かったです♡
重松清の本を読む方は、まずこれを読んだほうがいいでしょう…。
[主な登場人物]
マコト(くちぶえ番長!!)
ツヨシ(どんどん強くなっていく!!)
オツボネさま(ツンツンしている)
ガムガム団(6年生のいたずらっ子)
[あらすじ]
いつもガムガム団にいじめられている4年生。
そんなツヨシの前に現れたのは頭にチョンマゲを
しているくちぶえが上手なマコト。
転校してきた時には「この学校の番長になる!」と宣言した。
マコトの父はすでに亡くなっている。
そんな嫌な思い出があるものの、ツヨシと一緒に
どんどん -
Posted by ブクログ
『とにかく恋は罪悪ですよ。よござんすか。そして神聖なものですよ』
先生が「私」に語ったこの言葉は、恋心が人の心を狂わせる一方で、どんな手を使ってでも誰にも譲りたくないという人間の強い気持ちが、愚かしくも、どこか尊いものであるということを暗示しているように感じた。
物語の終盤で、人間は決して完全な存在ではなく、常に利己的な本能に振り回される哀しい生き物なんだと突きつけられ、息苦しさを覚えた。だけど、どこかで救われるような、ほっとする感情も覚えた。人間とはそういうものだ、と誰かにそっと肩を叩かれたような感覚に近い。
生々しい人間のリアルな葛藤が、これでもかと描かれる本書。先生が私に伝えた心情 -
Posted by ブクログ
トリックと犯人自体は上巻の段階で推理した通りで、そこまで難解なものではなかった。と言うよりも、「ここが重要な暗示ですよ」という主張があまりに堂々としており、むしろ作者に意図して気付かされたかのようでもある。
しかし、だからといって底が浅いわけでは決してない。物語の大枠を掴まされた上でモヤモヤ感が残る。張り巡らされた伏線のすべてが、答え合わせの中で綺麗に回収され、モヤモヤ感が押し流されていく。その回収の美しさに感動すると同時に、明かされる悲しい真相には切なさも残った。
どこで推理させ、どこでモヤモヤさせ、新たな情報に何を感じさせ、答え合わせでどう思わせるか。そのすべてが綾辻行人の完全な支配下 -
Posted by ブクログ
『春はあけぼの』って、実は1000年前の“推し活”だった。これを知っていたら、学生時代の古文の授業はもっと楽しかった気がします。
冲方丁さんの『はなとゆめ』は、『枕草子』をまったく新しい視点で見せてくれる歴史小説です。
主人公は清少納言。彼女が仕えた中宮・定子は、一条天皇に深く愛されながらも、藤原道長による熾烈な権力争いの中で次第に追い詰められていきます。宮中では血縁や権力を巡る争いが続き、誰もが生き残るために戦っていました。
そんな中で、清少納言が選んだ武器は剣でも政治でもありませんでした。
「好きなもの」を書くこと。
『枕草子』は、定子という一人の女性の美しさや知性、宮中で過ごし -
Posted by ブクログ
まっっったく初めての作家さん。
棚刺しで目があって、裏表紙のあらすじを読んで、なるほど、子どもも孫もひと段落ついた高齢の女性が婚活をするっちゅう、人生やりなおしコメディかな、と、思ったら
全然違うかった。
全然違うかった。(大事なことなので二度言う)
文章はめちゃくちゃ読みやすいので、さくさく読めるけど、いかんせんちょっと読んだところで
「し、しんどお」
ってなって、読むのやめようかなあ…、と、思いながら一気読みですわ。おまえはいつもそうだ。笑
結論というネタバレを言うと、この状態からよくここまでのハッピーエンドに持って行ったな!? と、著者に対してめちゃくちゃ好感度があがったし( -
Posted by ブクログ
ええ……待って……凄い……というのが正直な感想。
ストーリーはともかく、日本画のようであり、読む人の頭の中から山の景色を引っ張り出す、あまりに美しい情景描写。
視線の動きを追うので、まるで一緒に旅をしているようだった。肌に当たる熱や、寒さ、田舎の景色や湿度、山の匂いを感じるようだ。そして、文字というものは、言語というものは、こんなにも美しく天の河を描けるのかと、他人の脳裏に映し出せるのかと、純粋に驚いた。
それと、久しぶりに田舎に帰ったような気にもなった。
杉林の前の蜻蛉の群れや、淡い翅を持つ蛾たち。冬に向かうにつれて居間にやってきては力尽きる虫たち、部屋に迷い込んでよろめく蜂。私も掘り炬燵に