ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    散りばめられたエピソードが繋がりに繋がり爽快です。いいミステリーです。登場人物の掛け合いも粋で面白いです。

    0
    2026年09月28日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    身勝手な母親たちから逃げて独立した18歳の姉・山下理佐と8歳の妹・律。山間の蕎麦屋の水車小屋で石臼の管理をしているネネを始め、周囲の人々に助けられ、姉妹は新しい生活をスタートする。2024年本屋大賞第2位。

    ネネにかかるとなんでもシンプルに。
    聞いたまま見たままを返してくる含みのないネネの言葉は、自分を俯瞰して見るのに良いようで、理佐や律だけでなく、水車小屋を訪れた多くの人を助けてきた。余計な気使いなく、かっこつけずに話せる相手がほしい時ってある。

    ごたごたを深堀りしないスタイルが良かった。
    律をいじめた母の婚約者のあれこれや、守の死など、どーんと落ち込んでしまうシーンは具に描かれない。ほどよく消化された段階まで時間を進めて提供されるので、一貫して柔らかくて優しい作品の雰囲気が味わえる。
    守さんの死を乗り越えた浪子さんだけでなく、他の登場人物たちも苦悩や不安を抱えていただろう。カットされているとご都合主義に映るかも知れないが、これは引き算の美学って感じでよかった。

    この世界観が沁みる。
    このシーンがめちゃくちゃ感動した!っていうのではなく、段々とこの作品の空気と自分の周囲の空気が馴染んできて、じわじわと心の中に台詞が効いてくる感じ。ふとした所でじんときたりした。人の優しさやあったかさがじんわり心を解してくる。それがとても良かった。

    0
    2026年09月28日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

    Posted by ブクログ

    シリーズ物になってきたなという感じがした。
    本が読めない主人公にすることで本の解説を挟むことができる、という構成はうまいなと思った(

    0
    2026年09月28日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とっても魅力的な小説だった。
    ベストセラーになるだけの理由はある。
    短編で読みやすく、だけどすべての話しがつながっていく面白さ。

    元気をくれる小説。
    すぐに続編も読みたくなる。

    解説が森見登美彦さんなのもよかった。

    0
    2026年09月28日
  • 准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき

    Posted by ブクログ

    ドラマより読みました。
    文章から伝わる高槻先生の抜け感というか余裕のある男性像に加えた可愛らしさと人柄がいいですね。

    0
    2026年09月28日
  • やさしさを忘れぬうちに

    Posted by ブクログ

    とにかく切ない。あと少しで掴めそうなのに掴めないもどかしさが辛い。それでも残された者は後悔を胸に未来を歩むしかない。どの話も涙が止まらない。

    0
    2026年09月28日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    どの話も最初の入りの文が惹き込まれてミステリーでもないのにどんどん話の世界に入り込んでしまった。これがデビュー作なんて驚き。どうしてこの方はここまで切なくて暖かい人の話を書けるのだろう、、、。(褒)

    0
    2026年09月28日
  • 神様の暇つぶし

    Posted by ブクログ

    登場人物みんなが複雑な感情を抱いているようで、純粋に自分の人生を生きているように見えた。
    目の前の欲望に素直に、いつまでも若く繊細に。

    みんな自分の恋愛だけが綺麗
    別にいい人間でいようとしなくてもいい

    里見は藤子にとってどれだけ心強い存在だったか。

    0
    2026年09月28日
  • 凍りのくじら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初、なぜ人名にふりがなが振られていないのか、また、なぜ別所の好きな人がどこか理帆子と似ているのか、最後にその理由がわかって感服した。初めての辻村深月さんの作品だったが、皆が口を揃えて絶賛する意味がよくわかった。辻村ワールドをこれからも楽しみたい。

    0
    2026年09月28日
  • 踊りつかれて

    Posted by ブクログ

    最初は、ネットでの誹謗中傷に制裁を加える話だと思いながら読み進めると、なぜそこへ至ったのかを知ることとなる。
    制裁を加えた瀬尾を弁護する久代は、瀬尾や誹謗中傷の被害者である芸人、歌手を知る人たちに話を聞く。
    この物語は彼らの人生をたどる追憶の物語でもある。
    作中に度々登場する「The Way We were」はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード主演の日本では「追憶」というタイトルの映画主題歌である。


    0
    2026年09月28日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

    Posted by ブクログ

    戦争物の作品はなんとなく避けてしまっていてこの本も避けていたけれど薦められたため読みました
    戦争物が苦手な私も読めました。
    主人公の女の子の現代を適当に生きる感じの子の心情の変化が全て書き刻まれていて私自身とても感情が乗りました
    感動

    0
    2026年09月28日
  • 涅槃 下

    Posted by ブクログ

    武門の棟梁たるものはかくも孤独なのだろうか?
    考えの麾下に伝わる部分のみを伝え、また伝え方も相手からそれとなく引き出すことを心がける。

    自分には到底できそうもない…。

    0
    2026年09月28日
  • 独断と偏見

    Posted by ブクログ

    あれだけの華やかな世界でキラキラと輝いている人なのに『自分に興味がない』と言い切っているところがとても意外であり、かっこいいなと思いました。同時にそれだけ、内側(自分)でなく外(相手や観衆、自分の置かれている状況)をみて、自分に求められているものに応えようとしたり、人の幸せをまっすぐに喜ぶことができる人だから、最高のエンタテイナーとして長く第一線で活躍されているんだなと納得がいきました。

    “「とりあえず」で仕事はせず、「とにかく」仕事をする。“

    “人のことを喜べる人間であれば、間違いなく自分のことを喜んでくれる人がまわりに集まってくる。“

    “僕は疲れれば疲れるほど、働けば働くほど、忙しければ忙しいほど、新しい何かを生み出すことができる。“

    “感動は理解度の極み“

    一冊を通して、見習いたいと思う考え方、哲学が随所にあって、読んで良かったです。これからもメディア等、ニノが発信する言葉をもっと聴きたいなと思いました。

    0
    2026年09月28日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    Posted by ブクログ

    久しぶりに最初から面白いと思えるものがたりでした。映画のように状況が目に浮かぶし、ストーリーも面白いし、伏線回収も見事です。

    映画化もされているのも納得。テツさんは小日向文世さんのイメージだけど。

    0
    2026年09月28日
  • 夏への扉〔新版〕

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    バリバリSFなのに、猫がいつも探している夏への扉をタイトルにするセンスも好きだ。

    ダニーみたいな、圧倒的に優秀だけど経営もビジネスも人間関係も契約も苦手な人っているよね。
    序盤は胸糞悪くなるけど、全力SF以降はまた違った読み応え。

    ダンは結局、恐れ知らずの行動派なんだよねー

    リッキー登場以降は特に好き。
    こんな感動的に終わるとは思わなかった。
    大好きな作品です。

    0
    2026年09月28日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    十二国記・第二弾、陽子と同じ還り人ですが、今度は男の子?が主役になります。

    エピソード0・『魔性の子』の狭間を埋める物語の一つでしょうか、
    高里が"神隠し"にあっていたとされる時期の前半部になるのかな。

    で、この物語を経て、シリーズ通しての麒麟に対する設定が、
    なんとな~く見えてきたようにも思えました、、ふむ。

    日本では漠然としたままに浮いた存在であった高里ですが、
    ある時、隙間の"手"に誘われて、蓬山に還ってくることになります。

    そんな高里の本性は"人間"ではなく"麒麟"、
    そう、王を選び国造りの象徴となる役割を担う、麒麟です。

    であってもどこか浮いた存在であるのは、変わらずに。
    還り人であるが故に普通の麒麟とは違っている点も、それを手伝っているのでしょうか。

    それが故にか、終盤の王を選ぶくだりはここでも、心地よいカタルシスでした。

    "離れたくない"、その思いを具現化するに全ての壁を取り払って、
    王と麒麟のつながりはそこまで純粋になれるのかと。

    個人的には陽子と同年代であるかどうかも、気になるところ。
    時系列的には、陽子が帰ってきた時よりも前のハズですが、、さて。

    なお、再び還ってからの物語は未だ語られずに、新作に期待中だったりします。

    0
    2026年09月28日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ


    私が本書を最初に読み始めたのは、実は四年ほど前のこと。冒頭の部分があまりにも壮絶すぎて、当時の私には受け付けられなかった。思わず断念、以降なかなか勇気が出ず、本棚にしまいこんでいた。けれども、どうしてもその先が読みたくて本棚の背表紙を見てはあの冒頭の壮絶さを思い出して断念、の繰り返し。四年経った今、あそこを乗り越えれば何とかなるはずと思い、冒頭部分を読み越えた。そうすると、あとはもう止まらなかった。
    年賀状が送られた本当の意味も、目頭が熱くなるほどだった。

    登場人物がみんな心優しい人たちで辛い時には、彼らの言葉を思い出したい。
    文庫本の帯に「おにぎりが食べたくなる本」とあったが、冒頭の人生の生い立ちから引きこもりの心情からは想像できなかった。やがて舞台が変わり、物語は八ヶ岳の自然豊かな田園へ。そこでの出会いや体験が「おにぎりが食べたくなる本」という言葉に納得させられる。
    人の手で握ったおにぎりは確かにコンビニとは違う温かさを感じる。
    マハさんの本は私はとにかく大好きで、自分の好みの作風あっているのか、とても読みやすい。いつもスルスルと時間を忘れて読み進めてしまう。
    マハさんの他の作品からもいつも元気を貰っている。なんだか言葉に神が宿っている感覚。

    物語の舞台となった八ヶ岳にも行ってみたい。
    八ヶ岳の峰々や田園の風景も、文章でしか表現されていないにもかかわらず、ありありと頭に浮かんでくる。ぜひともこの目で見てみたいと思った。

    0
    2026年09月28日
  • ミステリー列車が消えた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    毎回凝っててすごいなーと、おもしろく読んだ。
    乗客400名のミステリー列車が消えるのも驚きだけど、国鉄時代ってこんなにゆるゆるだったの!?っていうことのほうが驚いた。
    今どの列車がどこを通っているか、予定通りの列車が到着したかしないか、していないならなぜか全然気にしないとか本当??
    勝手に列車を走らせて、不測の事態でダイヤが乱れて立ち往生とかならなかったのかな。

    最後のスパイ容疑で無事逮捕っていう終わり方もいいね。

    0
    2026年09月28日
  • 白魔の檻

    Posted by ブクログ

    北海道の過疎地にある病院で繰り広げられる事件に、医療支援で派遣された主人公たちがどう立ち向かっていくのか、読んでいてゾクゾクしました。
    時系列としては前作『禁忌の子』より後で続編の立ち位置だけど、『白魔の檻』から読み始めても問題ない。

    0
    2026年09月28日
  • 高校入試

    Posted by ブクログ

    登場人物が多くて読みごたえがある作品。色んな人の視点があるから読み手の好みが分かれるけど、何度も読み返せば内容はかなり理解できる。

    0
    2026年09月28日