ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI支援医は、姓の在り方について悩んでいる人をサポートする医者だ。私は、この本を読むまで言葉さえ知らなかった。
    この本では、セクシュアルマイノリティーに様々な形で関わる患者が登場する。自身がそうである場合も、親しい人がそうである場合もある。患者も医師も看護師も、それぞれの悩みや人生を抱えて、辛いことがありながらも懸命に日々を生きていることが描かれる。私たちは誰一人として全く同じではない。程度は違えどみんなマイノリティーだと思った。お互い寄り添いあうことのあたたかさを感じられる話だ。

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    2026年04月04日
  • 村上海賊の娘(一)

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    圧倒的な出会ってしまった感。なぜ今まで手を出さなかったのか…
    織田信長がブイブイ言わせてた頃、ピンチになった大阪本願寺が頼ったのは海賊だった!というお話。
    もうね、主人公の景が良いんですよ。男勝りで簡単に人を殺してしまうような猛々しい性格をしているのに、乙女な部分もある。まだ一巻しか読んでいないですが、これから景はどう成長していくのか?本願寺はどうなるのか?楽しみです。

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    2026年04月04日
  • 心はどこへ消えた?

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    東畑開人さんの著書。居るのはつらいよを読んで衝撃をうけた。なので他の本も読んでみたいと思い購入。短編集で読みやすい。トイレ侍とウンコ男のところはかなり保育っぽい関わりをしてて参考になったし、肩書きを見てかなりエリートっぽいイメージをしていたので実はそうでない時代もあったとのことでびっくり。でもそこからどうやって今やっていけてるのかまでは書いていないので、なんかそこが気になってしまった。

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    2026年04月04日
  • 空より高く

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    ネタバレ

    ジン先生の暑苦しくも憎めない性格に影響され、行動していく高校生たち。先生に憧れた先生をする人間をどこか冷笑している自分がいた。でも、結局は自分も教員になったのは、何かの先生に憧れたからだ。それはクールでもなんでもなく、ただひたすらに教育に熱い先生だったはずだ。
    その初心に立ち返らせてもらった。
    びっくりするくらい真っ直ぐな青春を浴び、読み終えた今は懐かしさと寂しさがやってきている。

    そして最後の校長先生の言葉は、何よりも心に来た。
    社会は主人公ばかりではない。「ダシ」があるから、回るのだということ。
    そこにもドラマがある。
    主役と脇役なんて配役はどうでもいい。一生懸命に生きる人間が重なって作

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    2026年04月04日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    心理戦が面白かった。映画がある事を知って読んでたので、映画のCMで流れるキャストが思い浮かんだが、違和感がなかった。映画も観たくなったし、他の作品も読みたくなった。

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    2026年04月04日
  • 働く私と彼女の同棲

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    「大人」と「子供」の境界の物語

    本作は、基本的には甘々な恋愛百合だと思ってもらってよい。甘々な恋愛ものは大好物ですありがとうございます。
    当初は押し付けられた親戚の「子守り」なのだが、徐々に「同棲」へのパラダイムシフトが起きる。

    しかし、本作の根幹にあるテーマは「大人」だろう。主人公・茉莉は、何かにつけて大人という言葉を口にする。本作は、そんな茉莉の成長物語でもある。
    やってきた澄玲の世話を焼いているうちに、実は世話を焼いていた茉莉の方が救われていく。
    仕事や人間関係に徹底的にドライな茉莉は、澄玲との生活を経て、自分の内面やアイデンティティと向き合うことになる。
    甘々な恋愛百合としての多幸

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    2026年04月04日
  • お絵かき禁止の国

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    悩める同性愛の中学生の物語

    主人公・ハルは、自分の性的指向がレズビアンであることに気が付き、大いに悩んでいます。悪いことをしているわけではないのに、親への後ろめたさを感じ、友達にも打ち明けることができません。
    ところが、ハルは第三者によるカミングアウト、つまりアウティングを受けてしまいます。これによって、ハルは家族や友人との関係が大きく変化してしまいます。友人からは理解が得られなかったり、逆に思いがけない人物が味方になったり。

    本作では重いテーマを扱っているものの、ハルに味方してくれる人物がいることで、児童書として読みやすい作風になっていると思います。
    また、同性愛に対して理解のない人たち

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    2026年04月04日
  • 水底フェスタ

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    終盤の展開がまるで読めなかった。一つの村に潜む悪を暴く、と書けばハードボイルド的な作風を彷彿とさせるが、どこかきな臭い。その悪を暴く側が十二分に怪しすぎるからだ。
    痛々しい経験、特に思い込みに関しては男女ともに青春時代に経験するのではないだろうか。それがこうも展開されてしまうとは。この結末には天を仰ぎたくなった。
    イヤミス、と言われればそうなのだろうが、一口にイヤミスとはくくれない。単に読み終えて、ズンと嫌な気持ちになって沈む、そういった形式だけのお話から本作は頭二つ分抜き出ている。

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    2026年04月04日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    ネタバレ


    大切なのは、他者の文脈をシャットアウトしないことだ。仕事のノイズになるような知識を、あえて受け入れること。

    この社会の働き方を、全身でなく、「半身」に変えることができたら、

    半身で「仕事の文脈」を持ち、もう半身は「別の文脈」を取り入れる余裕ができる。それこそが健全な社会だと私は思う。

    育児、介護、勉強で忙しくなるとき、私たちは新しい文脈を知ろうとする余裕がなくなる。疲れているとき、私たちは、新しい「文脈という名のノイズ」を身体に受け入れられない。

    「働いていても本が読める」社会をつくるために、
    半身で働こう。

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    2026年04月04日
  • 能面検事の死闘

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    ゆっくり読もうと思ってたけど、やっぱり、一気読みです。中山七里さんの本は、先が気になって気になって。
    能面検事、感情を外に出さない、検事。
    とても徹底してる。お付きの司書が、一般論で話すけど、だからこそ、能面検事の個性がひきたつのかも?
    関西弁は知らないので、あまり、気になりませんでした。ストーリー、プロットがやはり、素晴らしいです。
    読書を楽しめます。

    どうして感情を外に出さないのか、それは、若く未熟な時に、感情敵になり失敗した過去がありました。それから、戒めとして能面検事となり、淡々と事実に近づいていきます。

    社会的な問題も、考えさせられますね。だからと言って、犯罪行為は、良くないし、

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    2026年04月04日
  • 笑う森

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    真人が行方不明の間にたくさんの人に出会い生きるために本能で受け入れたものや学んだことそれらが解放された瞬間を見れて最後は涙が止まらなかった
    またお母さんもとても強くてかっこいい
    最高の小説だった

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    2026年04月04日
  • 容疑者Xの献身

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    東野圭吾作品のなかでも、ベスト3に入る。
    まっすぐだけど不器用すぎる。切ない。
    まっすぐさを、もっと違うカタチで現せる人であれば良かったのに。(それでは、この作品は完成しないけど)

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    2026年04月04日
  • イクサガミ 地

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    ネタバレ

    前半は謎の男である仏生寺。次に京八流と幻刀斎の話。後半は蠱毒を揺るがす展開となり、2巻目にして混沌としてきた。
    個人的には会津出身の秋津楓を推す。

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    2026年04月04日
  • 蛇神

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    「これ以上併読本増やすべきじゃないよなあ」と思いながら今朝ついつい手が伸びた今邑彩、文章の軽さもあり400ページ超ながらさっくり読めた。この頃気忙しくて読書が停滞気味だったので、いいリハビリになったな。

    四部作である蛇神シリーズの一作目。今邑先生らしいミステリ寄りのホラー。主人公が訪れるいわゆる因習村に終始漂う不穏な空気感がたまらない。この手の民俗学ホラーって、解決パートの不自然な解像度の高さに鼻白むことが多いんだけど(「誰がなんの目的で地方のいち部落の習慣をそこまでクソ丁寧に記録しとるねん」というツッコミ)、本作は構成の工夫でうまく抑えられていて、このタイプの小説としてはお手本みたいな出来

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    2026年04月04日
  • モモ

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    ネタバレ

    とにかく面白い。読んでいてワクワクした。
    トピックとしては子供向けとは言い難いと思う。ただ、それでも子供向けになっているのは「ことばが熟しきる」までの時間が「それくらい長い時が必要なんだ」からだと思う。要するに子供の時に読んだ人は大人になってからの味わい方が変わると思う。
    ちなみに自分が大人だと思っている私は、今回が初見だったが、今からこの物語をどう自分の中で熟していくのか、とても楽しみだ。

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    2026年04月04日
  • レモンと殺人鬼

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    緊張感が持続する私好みの筆致で、メリハリが効いており中だるみすることなく一気読みできました♫

    男性の失恋や片思いは、時の経過を止めてしまう出来事と言われて久しいですが、その描写がなんとも生々しい…

    日常的に刃物を携帯していると思しき人物
    普段からぶっ飛んだ思想に固執し続けている人物
    その他、裏があると含みを持たせた筆致で描かれた怪しい人物がテンポよく、そして違和感なく登場し、こいつ(こいつたち)が私たち一家の人生をめちゃくちゃにした犯人ではないかと繰り返し勘繰ることになり、2部構成の後半では怒涛の伏線回収により、終始ハラハラ感がたまりませんでしたー

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    2026年04月04日
  • 何者

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    ネタバレ

    正直ゾッとした。300ページ以降は特に。
    何者かになりたい。この気持ちは理解できる。そのために自分らしくあれるかは非常に大事なのだと思う。自己理解。理想とのギャップ。素直さ。
    非常におもしろい作品でした。

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    2026年04月04日
  • 君の膵臓をたべたい

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    ネタバレ

    人生を変えてくれたほど自分にとって大切な作品です。
    電車の中で泣くのを耐えきれず、それでも読むことをやめられなかったです。
    この本をきっかけによる先生を好きになったし、loundraw先生も好きになりました。
    原作以外に、実写映画、アニメ映画も見ましたが、やっぱり原作が一番です。

    僕は報われない話が好きです。
    悲しみを抱えながらも、前に進んでいくということを改めて考えさせてくれました。
    いつか終わる命、それは本当にいつ終わりが来るかわかりません。
    もしも終わりの日がわかっていたとしたら、生き方は変わるのだろうか。
    自堕落な人生でも、かけがえのない人やものに出会えたら変わるのだろうか。

    そん

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    2026年04月04日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    苦しい。
    思えばエリンの周りには敵が多かった。祖父から始まり、闘蛇衆や、霧の民、そして王獣規範など。全ての事の始まりは、彼女の芯から溢れ出る知識欲とそれに伴う行動力だった。「私も母のようになりたい」「蜂の生態について知りたい」「野生の王獣のように、リランを育てたい」その結果彼女はかつてない偉業を成し遂げてみせた。しかし、その術は禁忌であり、歴史上に留めておかねばならなかった。
    人は武力を求め続ける。地位のため、名誉のため、誇りのため。自らとはかけ離れた生態を持つ王獣。その力を我がものとするために、獣としての本能をも縛ってみせた。エリンはそれが許せなかっただけ。人は知識を探求するものを淘汰し、今

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    2026年04月04日
  • ポンコツ一家

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    コロナ禍、久しぶりに帰った実家はゴミ屋敷化。
    実家暮らしすることにした筆者のエッセイ。

    流石にお笑い芸人の切り口。
    的確なツッコミで家族のズレを笑いに変える技がさすが。

    しかも、家族に対する揺るがない愛が底にあるので、辛辣なツッコミも辛くならない。

    笑って、ちょっとしっとりしみじみ哀しさもあり、最後はほっこりできる作品。

    普通の生活のなかに垣間見れる、人間的な場面が味わえて良かった。

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    2026年04月04日