ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • オペラ座の怪人

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    2時間21分を続けて5回観るくらい面白かった最高の映画だったが、横恋慕男の大癇癪がこんなに耽美でこんなに面白いのかと衝撃を受けた。

    「美しい芸術を永遠に追求する孤独」と「愛する人の家族として生きる団欒」のどちらを選ぶか?を描いている。
    主人公のクリスティーヌは私達であり、私達はクリスティーヌであった。

    仕事と出産、趣味と恋人。
    クリスティーヌが迫られている選択は私達が日頃常に迫られている選択であり、クリスティーヌの迷いは私達の迷いであった。
    クリスティーヌが 芸術を選ぶか/愛を選ぶか? 才能を選ぶか/凡庸を選ぶか? を見ることを通して、私達はもう一度自分自身のその思い出を通っていく。
    「芸

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    2026年02月03日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    まだこんなに読書に夢中になれたんだって驚くくらい夢中になって読んだ。もともと刑事モノは好きなので、死体が発見される場面もミステリーが始まる興奮をもっていつも興味深く見ているが、死体の名前を読んだ瞬間に嗚咽と混乱が止まらなくなったのは初めてだった。

    人が悲しみを覚えるのは死体そのものの描写ではない。
    たった一言、ただその死体の名前を添えた短い一文で、こんなにも感情がめちゃくちゃにされるなんて思ってなかったし、ここまで物語に振り回されたのが久しぶりだったから、感激に打ち震えてもいた。

    胸糞悪い結末に心底やりきれない気持ちになったが、主人公と同じように、渡瀬の言葉が憤って罅割れた心を埋めてくれた

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    2026年02月03日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    表題作「ぼっけぇ、きょうてえ」が一番怖い。

    女郎の一人語りで始終する構成で、とにかく短い文章の中に、人の不幸がこれでもかと注入されていた。

    人の不幸は蜜の味?
    いやいや、当事者から聞いたら地獄にござります。

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    2026年02月03日
  • 自閉症の僕が、今も跳びはねる理由

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    この本は、重度の自閉症の当事者である東田さんが苦労に苦労を重ねて取得した文字で一生懸命に執筆し、本にまとめたものです。


    彼は重度の自閉症者で、言葉の理解と表出が難しく、分かっていても言葉が出ない。

    他の人にはない特有の感性があり、目を見て話せないし、意識があちこちに飛んでしまう。

    記憶に制御される身体で、思いがけない行動をし、それが自分の意思では制御出来ない。
    こだわりやパニックを抑える事が無理。
    突然大声を出したりもしてしまう。

    繊細な気持ちと生きづらさを抱えている。
    感情があるのにそれを上手く表せないし、失敗しても「ごめんなさい」と言葉に表せないせいで落ち込む。
    などなどなど…

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    2026年02月03日
  • 科学の扉をノックする

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    7人の科学者に、彼らの研究についてインタビューをする小川洋子さん。改めて、サイエンスの果てしなさを思い知ることになった。

    小川洋子さんの作品の原石を見ているような思いだった。『最果てアーケード』『琥珀のまたたき』『博士の愛した数式』など、それらの登場人物がみな魅力的なのは、彼らが収集したり、探求したり、愛を捧げていたりと、科学の美しさを一身に纏っていたからだったのだ。
    サイエンスの美しさが含まれていることを意識しながら、彼女の作品をもう一度読み直してみたくなる。
    小川洋子さんが科学者とお会いする前に、想像されていた科学者像が、小川ワールド全開でくすりと笑えてしまう。
    続編も出してほしい。

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    2026年02月03日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    表紙がボロボロになるぐらい読みました。
    2021年発行の本です。25年前の統計がもとになっています。現在はどうなっているかと考える必要があります。

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    2026年02月03日
  • ある奴隷少女に起こった出来事(新潮文庫)

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    読みやすい訳。個人的に「あとがき」を先に読めばよかったな。
    学校の社会科ではサラッとしかやらない奴隷制度について、知らないことがこんなにあるんだな。決して明るい本ではなく、読んでいて辛くなるところも。でも人類の必読書だと思う。
    Xで話題になってて読みました。
    出会えてよかった

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    2026年02月03日
  • 時をかけるゆとり

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    めちゃくちゃ笑った。
    ある種、お笑いのネタを見ているような感覚で笑えた。
    おとぼけ感も最高だし、自己肯定感低めだからこそできる発想とか最高だった。
    軽い文章でサラッと読めるし、他の人にも薦めたいと思った。
    著者の他の小説では、独特な感性を持ってるしオリジナルな文章を書くなぁとは思っていたが、エッセイがここまで笑えるとは思ってもいなかった。
    他のエッセイも早速読みたいと思う。

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    2026年02月03日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    これまたおもろいなあ窮地を自信満々の嘘で乗り越えていく主人公しかも女ってのがいいし落語が少し出てくるのもいい

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    2026年02月03日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    十角館の殺人のことも書かれてあって
    面白かったし
    全然推理外れててまさかの展開で
    楽しかった
    部屋の構造と登場人物が書かれてあるの
    助かる〜

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    2026年02月03日
  • 旅猫リポート

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    気ままに過ごしていた野良猫。いつものように道路を渡ったら大怪我を負い、今までにないような声を上げて助けを呼んだ。その時に救ってくれたのがサトル。
    家で過ごすうちに家猫になった「ナナ」はサトルと新しい飼い主を探す旅に出る。

    猫目線で進む物語が印象的だった。漢字も知らないから人の名前が全部カタカナで、勝手に名前を変えちゃう私にはありがたかった!

    なんの前触れもなく旅に出かけるからなんでかなと思っていたけれど、話が進むにつれて真相が明らかになりサトルの過去の出来事が今につながって色んな感情が混ざっていました。
    私もサトルみたいになりたい。周りの人にあんなふうに思われたい。尊敬できる人柄で色々なこ

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    2026年02月03日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    思い出はいつも俺の後ろにある。影法師みたいに一緒にある。だから俺は1人じゃないし思い出の中にいるみんなも1人じゃない。

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    2026年02月03日
  • エピクロスの処方箋

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    やっぱり今回も期待に応えてくれた心地の良い作品だった。

    前回はスピノザの哲学だったけど、今回は快楽主義の提唱者のエピクロス。

    希望というものは急にでてきて消えるものではなく、私たちが気付けるかどうか。
    特に視野が狭まりがちな時に再度思い出したいフレーズが増えた。

    それから夏川さんのすごいところは、きちんと医療シーンもあるけど読みづらいなと読者に思わせないところだと思う。
    また新作が出るのを楽しみに頑張ろうと思う。

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    2026年02月03日
  • 世界99 下

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    読み終わった直後に残ったのは、スッキリでも感動でもなく、静かなモヤモヤだった。けれどその感覚こそが、この作品の本質なのだと思う。

    印象に強く残ったのは、異様な世界観とそこに生きる人々の思考だ。最初は「どこかおかしい世界」の物語として読んでいたはずなのに、物語が進むにつれて自分の感覚のほうが少しずつ揺さぶられていく。気づけば「普通」とは何かを考えさせられている自分がいた。

    読んでいる間に感じた怖さは、派手な恐怖ではない。
    それは、世界の前提が静かに書き換えられていくような不安や、人間の感覚そのものがずれていくような気味の悪さに近いものだった。極端な世界を描いているはずなのに、どこか現実と地続

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    2026年02月03日
  • シャイニング(上)

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    ネタバレ

    これ読んだ後にホテルに泊まらないといけない用事があり、お風呂にお婆さんの腐った死体があるかも、カーテンを開けたら全裸のガリガリの女がいるかもとビビりすぎて全然休めず、爆速で帰った

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    2026年02月03日
  • おにのやくそく

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    家のチャイムが鳴って出た僕の目の間に、頭に一本ツノがついた鬼が現れた。
    「遊びに来たぞ」と言う鬼と一緒にトランプをしたら僕が負けた。負けた僕に鬼は「ツノを磨いてくれ」と言って、ツノを頭から取って置いていった。
    その後何度も遊びに来て色々な遊びを一緒にやったけど、僕は負けっぱなしで毎日ツノを磨くことになった。

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    2026年02月03日
  • 民王

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    総理大臣の泰山とバカ息子の翔が突然入れ替わってしまう。
    このまさかの話の展開になってから、急におもしろくなってきた。
    最終的に、初心に帰った総理大臣の泰山と困っている人を助けたいとの意志をもつ息子の翔は二人ともかっこいい。

    日々、自分を見つめ直し、初心に帰り意志を貫き、自分をしっかりもつ、かっこいい大人になりたい。

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    2026年02月03日
  • いちばんすきな花 シナリオブック 完全版〈上〉

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    昔から2人組をつくるのが苦手だった、ゆくえ
    昔から2人組にさせてもらえなかった、椿
    昔から1対1で人と向き合うのが怖かった、夜々
    昔から1対1で向き合ってくれる人がいなった、紅葉
    そんな4人が出会い、つくりだされる雰囲気が好き
    人の気持ちに寄り添いたくなるし、寄り添ってほしい友達が欲しくなる
    『1人で大丈夫って思ったときは、1人じゃないってわかった時なんだなって』とか、共感できるセリフが満載

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    2026年02月03日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    スピノザの診察室の続編ついに!!
    待ってました~♡ 「マチ先生」再来。
    10ページくらい読み進めた段階で、★5確定でしたw←早すぎ
    京都の雰囲気+医学+人+京都和菓子
    京都が美しい。お菓子が美味しそう。マチ先生の医療に対する哲学。
    龍之介(甥っ子)の健気な思いやり、賢さ。
    周囲の先生たちの、マチ先生に対する信頼や愛情。
    もちろん、マチ先生の患者さんに対する、深い深い思いやり。
    どれをとっても、ぐっと来ますねぇ。。
    続編絶対にあるよね・・南先生との今後も気になるところ。

    --------------------個人的トピック
    2月になりましたね。そろそろピアノ・レッスンを本格的に考えないといけ

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    2026年02月03日
  • セカイの空がみえるまち

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    国籍や環境が違い、貧富の差もある様々な人たちが描かれており、知らない世界を知ることができる一冊。

    子供達の心情も丁寧に描かれていて、青春に惹き込まれた◎

    すごく面白かった!

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    2026年02月03日